みなみの香草屋 Blog

自然と共に共存し、植物の持つすばらしい力を借り、心身共に健康で過ごせるための、植物療法(フィトテラピー)について

p53

2010年12月16日  乳がん再発とがん抑制タンパク質
2009年05月13日  p53がん抑制遺伝子と愛の力
2008年01月03日  ピロリ菌と胃潰瘍
2007年04月07日  ピロリ菌とガン抑制遺伝子の変異
2005年10月04日  次期ノーベル賞に期待を

乳がん再発とがん抑制タンパク質

○ 履歴 : 2008「2008.12.16 今年初めての忘年会 - 1.7 / 7.8
○ 履歴 : 2009「2009.12.16 表参道のイルミネーション 2009
4.8 / 8.7 〜 東京
○ 気温 : 今日の最低
- 3.9(01:09)最高 1.3(14:47)/ 昨日 : - 1.7 / 0.7

昨日は、真冬並の冷え込みと、寒さや雪の影響によるニュースが、頻繁に放送されていました。今日の朝も、断続的に雪が降っていましたが、お昼には、素晴らしい青空が戻ってきました。

ただ、その天気もつかの間、徐々に曇りだし、気温も下がってきました。これから、低気圧の接近で、再び雪の降る予報が出ていたようです。

下の写真、左は、昨晩の 25:15 頃の外の様子です。結構雪が降っていました。一夜明けて、中央のように雪の量が増えていました。ただ、観測された積雪深は、昨晩の方が多かったようですね。

20101216昨夜の外の様子 20101216今朝の外の様子1 20101216今朝の外の様子2

今日も、お昼頃に山へ行ってきました。お昼前から、青空が広がりだし、お日さまがとてもまぶしくうつりました。下の写真は、山の入り口付近の道路から、田んぼのパノラマ写真を撮りました。

20101216山の入り口パノラマ1 20101216山の入り口パノラマ2 20101216山の入り口パノラマ3

下の写真は、道路から右側の方を撮しました。上の写真から下の写真へと目を向けると、大体 270度ほどグルリと見渡した事になります。

20101216山の入り口パノラマ4 20101216山の入り口パノラマ5 20101216山の入り口パノラマ6

下の写真、左は、ラベンダーの畑へと向かう急な坂道の風景です。昨日通った車のタイヤの跡が雪で見えなくなっていました。

一時湿気を帯びたため、杉の木などの枝が、見事なまでに反り返っていました。これでは、クリスマスツリーにはなっていませんね。

20101216山の風景1 20101216山の風景2 20101216山の風景3

下の写真は、今日のラベンダー畑の様子です。積雪深の観測データは減っていますが、この地区は、やはり増えて多くなっていました。

201012116ラベンダーの畑1 20101216ラベンダーの畑2

積もった雪が、お日さまに照らされ、キラキラ輝いて見えました。雪焼けには注意が必要ですが、本当に素晴らしい風景が広がっています。

下の写真、中央と右も、ラベンダー畑の様子です。光が多く入りすぎたせいなのか、純白の雪の色を写し出す事ができませんでした。

20101216山の風景4 20101216ラベンダーの畑3 20101216ラベンダーの畑4

下の写真、左は、山からの帰り道の風景です。峠を上りきってすぐのところでは、雪の重みで、木の枝が道路に垂れ下がっていました。

20101216山からの帰り道の峠 20101216特製オムライス 20101216カボチャのサラダ

上の写真、中央と右、そして、下の写真は、今日のお昼ご飯です。岐阜の友人のお父さん作の特製オムライスが送られてきました。そして、カボチャをペースト状にしたサラダ、ハクサイとネギの野菜スープ、デザートは、柿とりんごでした。

20101216ハクサイとネギの野菜スープ1 20101216アップルケーキ 20101216柿とりんご

下の写真、左は、夕方届いたぽんかんです。中央は、16:16 頃の外の風景です。チラチラ雪が降ってきました。日中とけだした雪が、再び凍りついていました。

右の写真は、夕方届いた実家の前のクリスマスイルミネーションです。イルミネーションを少し増やした様ですね。

20101216ぽんかん 20101216夕方の外の様子 20101216実家のクリスマスイルミネーション

ご飯を食べようとしていたら、テレビから、秋田市内の住宅地で飾り付けされているクリスマスイルミネーションの話題が放送されていました。

下の写真、右と中央が、その様子です。建物や、庭木などに飾りつけをされている様子ですが、とても大がかりですね。

20101216秋田市のクリスマスイルミネーション1 20101216秋田市のクリスマスイルミネーション2 20101216カツ丼

上の写真、右と、下の写真は、今日の晩ご飯です。カツ丼、切り干しダイコンとヒジキの煮つけ、糸カボチャとパイナップルの酢のもの、そして、ハクサイとネギの野菜スープでした。

20101216切り干しダイコンとヒジキの煮つけ 20101216糸カボチャとパイナップルの酢のもの 20101216ハクサイとネギの野菜スープ2

もう八日ほどで、クリスマスイブですね。

昨日の新聞(
2010.12.15 秋田魁新報)に、「「乳がん再発のリスクを予測」というタイトルの記事が載っていました。

サブタイトルは「
指標となるタンパク質発見」というものでした。そして、記事の内容を読んでいると、聞いた事のあるタンパク質の名前が書かれていました。

それは「
p53」というがん抑制タンパク質でした。このブログでも、いろいろな記事に登場してきたタンパク質です。

がん抑制タンパク質という意味では、

2009.08.11 iPS細胞とp53遺伝子

の記事では、「
iPS細胞の作製効率」の問題との関係で、細胞をアポトーシス(プログラムされた細胞死)や増殖停止に導く「がん抑制遺伝子の p53」が活発に活動するため、それを人工的に働かなくすることで、作製効率が大幅に改善された事をお伝えしました。

また、

2008.08.25 動物細胞が増殖する世界 県立大学公開講座

でも、「
細胞分裂のコントロール」に大切な役割を演じている遺伝子として、

・細胞分裂のブレーキとして働いている p53 遺伝子
・細胞分裂のアクセルとして働いている ラス 遺伝子

の研究が進められていました。

これらの遺伝子は、

2010.03.21 がん細胞の謎を考える

でも登場してきました。さらに、

2009.05.13 p53がん抑制遺伝子と愛の力

では、左乳腺を全摘された女性の方のお話を投稿しました。手術は成功したのですが、間もなく体調に思わしくない変化が現れ、血液検査をしたら、「
p53遺伝子」の機能が大きく低下している事が分かりました。

そして、その「
p53遺伝子」は、「愛を巡って変化」するという、とても興味のある内容でした。

前置きが長くなりましたが、今回の記事のポイントは、「
がん抑制タンパク質」として働く

・RB1CC1
・p53
・RB1

の、三つのうち、いずれかの機能不全が細胞内にある場合に、五年以上の死亡リスクが高いことがわかったという事でした。「五年以上の死亡リスク」というのは、

○ 一般的ながん治療の場合
・がん治療後五年の生存が完治の一指針

であるのに対して、

○ 乳がんの治療の場合
・八年〜十年後に再発し死亡するケースがある

ため、いつまでがんの治療を施したらよいのかが、とても難しい問題だったそうです。

つまり、先ほど掲げた三つの「
がん抑制タンパク質」のいずれにも機能不全が認められない場合は、一般的ながん治療の場合と同じように、「完治の一指針」として考えても大丈夫であることが、乳がん患者さんの病理組織を調べた結果わかったのだそうです。

何でも「
RB1CC1」は、「RB1」を増やす働きがあるそうです。記事には、もう一つとても興味のある内容が載っていました。それは「完治の目安を示すことで患者に安心感を与えられる」というものでした。

患者さんを安心させ、がんの恐怖から開放してあげることは、当然、様々な「
ストレス」を解除してあげる事と同じ事だと思います。また、「p53遺伝子」は、「愛を巡って変化」する事がわかりました。

ストレスは、福田安保理論では、過度な交感神経の緊張を招き、様々な病気を引き起こす事がいわれています。その究極が「がんや自己免疫疾患」などでした。

ですから、ストレスを開放するという事は、がんにならないようにする事だけではなく、がんになってしまった方々の再発のリスクを軽減することにもつながっていきます。

乳がんを含むがんの患者さんの、がんの恐怖から生ずるいろいろなストレスを取り去り、愛を持って包み込んであげる事が、今回の記事の「
指標となるタンパク質発見」と同じように、とても大切な事なのではと思いました。

アロマテラピーは、そのような条件下において、もっとも有用に働いてくれる一つの方法だと思います。なお、婦人科がんについては、以前、

2009.12.25 婦人科がんとエストロゲンと精油の関係

でも取り上げました。「
部位別のリスク要因」の共通する因子が「未婚、未経産」という区分により、この事から、「エストロゲン依存症」という一つのキーワードが明らかにされました。

● 関連記事
医療関連の目次
千島学説関連の目次
2010.10.25 遺伝子検査と特定の病気発症リスク
2010.03.21 がん細胞の謎を考える
2009.12.25 婦人科がんとエストロゲンと精油の関係
2009.08.11 iPS細胞とp53遺伝子
2009.05.13 p53がん抑制遺伝子と愛の力
2008.02.22 ピロリ菌と胃がんの関係

p53がん抑制遺伝子と愛の力

● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧の目次です
● 年度 : 年度別目次 / 2009年 / 2008年 / 2007年 / 2006年 / 2005年
○ 関連 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他
・ 履歴 :2008.05.13 好天続きの毎日2007.05.13 トリプトファンとセロトニンの行方

昨晩は、風が吹き荒れ雨が降っていたようです。ただ、今日の朝は、その雨もあがり曇り空の天気でした。最低気温はプラス 12.4度(05:05)、最高気温はプラス 15.7度(15.8度(15:55))でした。

午前中は、曇りがちでしたが、午後からは、どんどんその雲がなくなってほぼ快晴の天気となりました。ただ、日差しが強かったわりには、爽やかというか少々寒く感じる一日でした。

20090513豆太郎 20090513ボリジの花 20090513月桂樹の花

今日は、午前中に山へ行ってきました。豆太郎の写真は、午後一時過ぎに撮ったものです。お日さまが照りだし、まぶしいくらいです。

昨日、ボリジの花が畑から見えました。それで撮したのが、上の写真、中央です。近くに月桂樹があるのですが、全体がクリーム色の花で埋め尽くされていました。秋田でも、丈夫に育っています。もう樹高が 4メートルを超えています。

今日は、ラベンダー畑の周りの草刈りをしました。下の写真は、午前中からお昼にかけて草を刈り取ったところです。まだ、曇り空でした。

20090513ラベンダーの畑1 20090513ラベンダーの畑2 20090513ラベンダーの畑3

下の写真は、午後一時頃の風景です。どんどん雲がなくなっていきました。畑の周りもさっぱりして、風通しがよくなりました。

20090513ラベンダーの畑4 20090513ラベンダーの畑5 20090513ラベンダーの畑6

下の写真、中央と右は、山からの帰り道にあるツツジの咲く丘の風景です。昨日とは違って、青空がとてもきれいです。手前の田んぼは、まだ田植えがすんでいないようです。

20090513ラベンダーの畑7 20090513ツツジの咲く丘1 20090513ツツジの咲く丘2

下の写真、左は、朝、ばっぱが作っていたお料理です。昨日届いたタケノコを料理していました。中央と右は、今日のお昼ご飯です。タマゴそばと寒麹漬けのキュウリがっこでした。

20090513タケノコの煮つけ 20090513タマゴそば 20090513キュウリがっこ

夕方、ボリジやコリアンダーの苗の土の入れ替えをしました。お店の横にあった白い花、すっかり雑草と見間違えていたようです。緑色の八枚の小さな葉がすがすがしいスィートウッドラフの白い花です。

下の写真、右は、午後七時過ぎの西の空の様子です。今日は、小雨が降っている藍色の空なのではなく、とてもきれいな藍色の空でした。

20090513ところてん 20090513スィートウッドラフ 20090513夕焼け空

下の写真は、今日の晩ご飯です。朝、ばっぱが作っていたタケノコの煮つけです。タケノコの他に、鳥肉、ニンジン、シイタケ、こんにゃくなどが入っていました。そして、白身魚の煮つけでした。

そして、塩漬けナスの炒めものとシイタケに玉子をつけて軽く油で揚げたものです。みそ汁は、タマネギと豆腐が入っています。そうそう、またまた昼も晩もところてんのデザートでした。

20090513タケノコの煮つけと白身魚の煮つけ 20090513塩漬けナスの炒めものとシイタケ 20090513タマネギと豆富のみそ汁

昨年、畑にボリジの苗を何株か植え込みました。ディルやコリアンダーも一緒でしたが、ボリジが一番多くこぼれ種で増えていました。ディルやコリアンダーも結構こぼれ種で増えています。

下の写真は、まだ曇っていた頃に撮ったボリジの花です。

20090513ボリジ526

すぐ近くには、月桂樹の木がありますが、クリーム色の小さな花がビッシリついていました。そして、その花は、すでに咲きだしていました。

20090513月桂樹535

昨日もご紹介しましたが、今日の山の帰りは、お日さまがとてもきれいにツツジの咲く丘を照らしていました。思わず立ち止まり、デジカメで撮った風景です。

20090513ツツジの咲く丘545

先日、テレビでとても興味を引く番組が放送されていました。タイトルは忘れましたが、大きな概念で表現するとすれば、「愛の力でがんを抑制することができる」という事になるでしょうか。

この番組は、複数項目で構成されていましたが、一番最後に放送された番組にとても興味を持ちました。がんの進行と抑制には、がん遺伝子が関わっていることがわかっており、その遺伝子は、「
愛を巡って変化」するということが明らかになった、というのです。

がん遺伝子には、いろいろなタイプがあるそうですが、その中でも「
p53遺伝子」に着目して、臨床データを検討した結果、

・がん抑制遺伝子が、がん細胞そのものの細胞死や発生抑制に関係
・がん患者には、この抑制遺伝子が作用しない
・愛を実感すると正確に機能する

ということがわかったそうです。

p53遺伝子」といえば、ひまわりブログにも何度か登場していますね。2007.04.23 細胞死導く酵素 DYRK2では、このがん抑制遺伝子が「p53タンパク質」を作りだすための遺伝子で、細胞内の DNA の損傷などを監視して、DNA損傷を検出するシステムとして働く事を投稿しました。

細胞が損傷を受けた場合

● DNAを修復すべきか
○ 修復する場合
・修復されている間細胞分裂を停止させる
○ 修復不可能である場合
・アポトーシスを引き起こすべきか

このように、細胞ががん化するのを防ぐために、とても大切な役割をしていました。

また、
2008.08.25 動物細胞が増殖する世界 県立大学公開講座でも、「細胞分裂のコントロール」に大切な役割を演じている遺伝子に着目して、

○ 細胞分裂のコントロールに大切な遺伝子
・細胞分裂のブレーキとして働いている p53 遺伝子
・細胞分裂のアクセルとして働いている ラス 遺伝子

が、変異することで、がん細胞が無限に分裂し続けているため、「細胞分裂のコントロールの仕組みを知ることが重要」である、という考え方で研究が進められていました。

いずれも、先ほどお話したように、がん細胞そのものの細胞死や発生抑制に関係する遺伝子でした。それが、「
愛を巡って変化」するというのですから、とても興味が湧いてきますよね。

テレビでは、四年前に、左乳腺を全摘された女性の方のお話が放送されていました。手術は成功したのですが、間もなく体調に思わしくない変化が現れ、血液検査をしたら、「
p53遺伝子」の機能が大きく低下している事が分かりました。

術後の体調や、これらの検査の結果から、精神的にとても落ち込まれたそうで、彼女を担当された医師は、日々の悩みや不安をたどって行くことで、いったいどのような原因が隠れているのかを「
精神療法」という手法によって明らかにされようと試みたそうです。

その結果、彼女は、辛くても夫や子供たちの前では、元気に振る舞って再発の不安を隠していた事がわかりました。もともと、自分の事は自分でするという性格だったようで、その事を表には出さず、誰にも相談しなかったのだそうです。

そのような態度や振る舞いをしている彼女の様子を慮ってか、旦那さんの方は、その事に対しての話題を避けていたそうです。結果的には、すれ違いが起こり、体調の悪化や精神的にも落ち込んでいったようです。

夫婦の微妙な隙間を埋めるためには、彼女の「
そのような性格」をさらに探るため、閉ざされた記憶のフタを開ける必要がある、という事で「退行催眠」という手法を使い、幼い頃に逆戻りさせ、記憶を呼び起こす試みがなされました。

彼女は、少女時代、「
両親の都合により祖母に預かられていた」という重要なキーワードから、両親に会えるのは限られた時間だけで、それまでの間、全てを一人で、人に頼らないでいたことがそのような性格を作っている、という事がわかりました。

そのために、担当の医師が次に行ったことは「
イメージ療法」でした。切ないポジティブなイメージを、家族だんらんのイメージへと導いてあげる事でした。

この療法を行う事で、彼女の心の中には、「
両親に愛されてたんだ」という安らぎや安心感が芽生え、その事が、ご主人へも伝わっていったようです。

そこで、彼女は、ご主人に手紙を書かれたそうです。今の思いや、自分が抱えている不安を分かって欲しい事や、自分を支えて欲しい事、そして、それらを丸ごと受け止めて力になってもらいたい事、自分と一緒になって考えてもらいたい、そんな気持ちを精魂を傾けて書かれたそうです。

それを読まれたご主人は、今までの対応を謝り、病気になっても何も分かってなかった事、これからは何でもするからいってもらいたい事を彼女にお話したそうです。

それからです。この日を境に、劇的に変化が現れたそうです。「
p53遺伝子」の機能が大きく高まり、時系列的なデータとして、その変化が観察されました。

これらの事柄から、夫が支えてくれているという「
愛の実感」が、「p53遺伝子」のスイッチを「ON」にした事で、がんの進行が抑制され、四年間の経過後にも再発はない、という事でした。

下の図は、今お話した事を、例によって簡単な図に表してみました。

20090513がん進行抑制と愛の力

以前、2009.02.18 遺伝子のオンオフと笑いの関係では、遺伝子の働きが解明された部分と、働きは解明されていないが、それが、解明された遺伝子のスイッチを「on、off」するために働いているのではないか、という観点に着目して、「笑い」がどの遺伝子を「on、off」しているのか、特定する事ができ、「笑いと遺伝子の関係」を科学的に説明できる研究段階にまできた、というお話でした。

愛の力」や「笑いの力」が、遺伝子のスイッチを「on、off」して、健康や長生きにとても関係していることが、科学的に証明される時代になってきました。

心の状態が、どのような状態なのかがとても影響しているようです。NHK のラジオ深夜便では、二日前から、脳のお話を四回にわたって放送しています。

今日が三回目でしたが、とても面白い内容のお話です。「
勝負脳の使い方鍛え方」というタイトルでした。このお話も、今回の記事と連動しているように思いましたので、機会があれば投稿したいと考えています。

● 関連記事
医療関連の目次
脳・神経関連の目次
薬と身体関連の目次
福田安保理論関連の目次
2009.04.08 がん抑制と細胞老化の関係 1
2009.02.18 遺伝子のオンオフと笑いの関係
2008.08.25 動物細胞が増殖する世界 県立大学公開講座
2008.02.22 ピロリ菌と胃がんの関係
2007.04.23 細胞死導く酵素 DYRK2
2007.04.07 ピロリ菌とガン抑制遺伝子の変異
2007.05.28 Rho-キナーゼとROCK阻害剤

ピロリ菌と胃潰瘍

● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧の目次です
● 年度別目次 年度別目次 / 2007年度分目次 / 2006年度分目次 / 2005年度分目次
○ 関 連 情 報 精油の化学 / 植物油の化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬と身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他

朝から寒気が緩んでいました。そのためか、道路のいたるところでは、ぬかるみができています。屋根に積もっていた雪が、滑り落ちているところもあります。

今日の会津の最低気温は マイナス 1.0度、最高気温は 2.6度でしたが、最新積雪は 46cm(会津若松市の記録)と、だいぶ積雪量が減ってきました。雪が解け、圧縮されたような形になったからでしょうね。

20080103みそ汁 20080103ゴボウ 20080103長芋

上の写真は、今日の朝昼兼用のご飯です。右の写真、会津では、正月三日の山芋で「三日トロロ」と呼ぶのだそうですよ。中央に写っているのはゴボウです。

下の写真、左と中央は、午後一時前の外の様子です。雪は、降ってはいるものの、だいぶ少なくなってきています。右は、今日の晩ご飯の野菜サラダです。

20080103雪が緩む1 20080103雪が緩む2 20080103野菜サラダ

下の写真は、今日の晩ご飯です。きゅうりがっこ、豚汁、それに、サヤエンドウとエビタマあんかけです。元日から今日まで、テレビに釘付けになってしまいました。「チュモン」という韓国の歴史ドラマを、第35話まで見てしまいました。

まわりからは、「何しに帰ってきたの」というひんしゅくをかわれたひまわりです。

20080103キュウリがっこ 20080103豚汁 20080103サヤエンドウとエビタマあんかけ

昨年になりますが、12月08日、テレビで「ピロリ菌」の話を放送していました。しかも、この「ピロリ菌」の研究で、2005年にノーベル賞を受賞したバリーマーシャル教授が出演しての放送でした。

ピロリ菌」は、「ヘリコバクター・ピロリ」という細菌のことで、この発見と胃炎や胃潰瘍との関係における役割を研究した事に対してノーベル賞を受賞したのだそうです。

とても興味を持ったのが、次の三点でした。

・日本人は、世界でも有数のピロリ菌保有国
・胃潰瘍の 95%がピロリ菌によるもので、ストレスはあまり関係ない
・幼少期における子供のピロリ菌感染が影響

そのために、最終的には「胃がん」を引き起こす「ピロリ菌」を除菌するか、幼少期に、大人が口に入れた食べ物を口移しで与えない事が「胃炎や胃潰瘍、胃がん」を防ぐ事になる、という事でした。

ピロリ菌」は、らせん状の形をしていて、先端のしっぽで回転して胃の中を動くのだそうです。通常、胃は、胃液に含まれている塩酸の影響で、強酸性を示します。

ところが、この「
ピロリ菌」は、アンモニアを出して、その強塩酸という環境を中和させて、自分の住み家を作るのだそうです。その仕組みは、「ウレアーゼ」という酵素によって、胃の粘膜にある尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解するとの事でした。

自分の住み家を得た「
ピロリ菌」は、白い穴を作り、胃にダメージを与えます。その状態が「胃炎」との事で、「ピロリ菌」が胃に住み着くと、100% 胃炎を引き起こすのだそうです。

そこに、白血球が集まり赤くなって悪化し、粘膜が薄くなり、「
胃潰瘍」となり、最終的に「胃がん」を引き起こすのだそうです。「ピロリ菌」が、胃に存在すると、胃がんになる確率が「5倍」に増えるそうです。

こういった「
ピロリ菌」と「胃炎、胃潰瘍、胃がん」との関係を理解し、そのための対策として、

・ピロリ菌を完全にたたきつぶすため、抗生物質を使う

のが、もっとも有効な手段との事でした。また、その他の手段として、

・米や梅、ココア、ブロッコリーなどの食品

を摂取する事で、「ピロリ菌」の働きを抑えることができるのだそうです。また、同じ「」という考え方で「LG21」という乳酸菌を利用する事もあるそうです。ただし、これらの方法は、現段階では、完全とまではいかないそうで、一時的な手法のようでした。

お話は、日本人が、世界で有数の「
ピロリ菌」保有国で、50歳を越すと 70%が感染している事と、その菌が胃がんを引き起こしているため、逆説的に「ピロリ菌」を持っていないと、胃がんにならない、という事で、「ピロリ菌」の除菌と幼少期における感染を防ぐ事が重要である事を力説されていました。

ここで、とても興味を持った事がありました。先ほども述べた「
ストレスはあまり関係ない」という事と、「胃炎の次に白血球が集まり胃潰瘍を引き起こす」という事です。

ストレスが、胃潰瘍を引き起こすのは「
5%」で、あまり関係ない、という事で、あくまでも「ピロリ菌」が主役。ここで、このブログに何度となく登場する「福田安保理論」を思い起こしてみて下さい。

交感神経の過度な緊張により、交感神経の末端から「
アドレナリン」が放出され、それを引き金に「顆粒球」である白血球が活性化し、活性酸素を武器に、組織に炎症や障害を引き起こし、ひいては、がんを招いてしまう、という考え方でした。

一方では、顆粒球は、病原菌のうち、ある程度大きい、外部から入ってきた菌に対抗するために働く白血球でもありました。ところが、交感神経の過度な緊張による顆粒球の活性化は、通常の外部から侵入してきた病原菌だけではなく、常在菌に対しても、その攻撃の手をのばしていきます。

その結果の一つが、ピロリ菌への攻撃です。ですから、「
ピロリ菌と顆粒球」は、ある意味、胃潰瘍が引き起こされる原因を考える上では、とても重要である事を「福田安保理論」は教えています。何度も繰り返すようですが、その顆粒球を活性化させるのが「交感神経の過度な緊張」でした。

その緊張の主な要因として、現代では「
ストレス」があげられるかと思います。その場合、「福田安保理論」では「ストレスはあまり関係ない」のではなく、「ストレスはとても関係がある」というような考え方もできるかと思います。

● 関連記事
医療関連の目次
薬と身体関連の目次
福田安保理論関連の目次
2008.02.22 ピロリ菌と胃がんの関係
・「2008.01.03 ピロリ菌と胃潰瘍」

2007.04.07 ピロリ菌とガン抑制遺伝子の変異
2005.10.04 次期ノーベル賞に期待を

ピロリ菌とガン抑制遺伝子の変異

昨日から、秋田は本格的な春に入ったような、そんな感じを受ける天気が続きます。特に、今日は、天気と温度がいままでにないくらい暖かで陽の光がまぶしかったようです。

朝の最低気温が 2.9度、最高気温も 14.5度と、ちょっと歩くだけでも汗ばむ陽気でした。その暖かさは、梅の花を開花させました。

下の写真は、今日の山の様子。左は、普通の梅の花です。一輪だけ咲き出しました。中央は、高田梅の花芽、もうすぐ咲きだしそう。右は、斜面に青々と芽を伸ばしたひろっこ。奥に栗の木が見えます。この木の右側には、下の花梅がとてもきれいな花を咲かせていました。

20070404お寿司 20070405のり巻き 20070405ハーブのハチミツ

まっすぐに上へ伸びるタイプのようで、花の咲いている所が、とても上の先端の枝です。幹の付け根付近にでている枝に咲いたとてもきれいな花を写しました。

20070404お寿司< 20070405のり巻き 20070405ハーブのハチミツ

今日のお昼は、タマゴ、かつお節、トンブリ入りの長芋でした。この暖かさで、今まで気がつかなかったハーブ達も顔を出してきたようです。下の写真、中央は、ラベンダーの株の周りに、昨年こぼれ落ちた種が芽吹いてきたのでしょうね。

カモマイル ジャーマンです。右は、アスファルトのすき間から芽を出したレモンバームです。

20070404お寿司 20070405のり巻き 20070405ハーブのハチミツ

下の写真、左は何かわかりますか?二つのハーブが葉っぱを出していました。中央は、クマツヅラです。右は、ひまわりの下着です。汚れているようですが、これ、オレンジ スィート が入っているブレンドオイルを垂らしたことによる「シミ」でした。大丈夫だろうな、と思っていたのですが、やはりちょっと黄ばみのシミになってしまっていました。

20070404お寿司 20070405のり巻き 20070405ハーブのハチミツ

上の写真、左のハーブは、西洋ノコギリ草と野イチゴでした。下の写真は、山に咲いている花梅の花。画像をクリックすると大きな画像が楽しめますよ。

20070407花梅の花1

下の写真、同じ山に咲いている花梅の花。この花梅の木は、全く頭にありませんでした。暖かさに誘われ、斜面を登っていくうちに、見つけました。画像をクリックすると大きな画像が楽しめますよ。

20070407花梅の花2

先日(4月2日の秋田魁新報朝刊) 「胃がんの発症 ピロリ菌感染で関係遺伝子変異」の記事が載っていました。

時間があるときに、ちょっと調べてみたい事がありましたので、少し時間が経ってしまいました。それは、以前
2007.02.15 ホップと花粉症からの連想ゲームで投稿したホップフラボノールとヒスタミンとの関係の記事と、一部重複する部分があるのかなぁと思ったからでした。

二つ目は、ピロリ菌の感染と福田安保理論の事。自律神経と免疫の法則では、交感神経の過度な緊張は、消化器系の働きを抑制し、胃酸分泌が抑制され、ピロリ菌との共存関係に不具合が起こり、また、顆粒球による胃壁への炎症や組織破壊により、胃潰瘍からがんへ進んで行くことを説明しています。

今回の新聞の記事は、実際にピロリ菌に感染した胃の細胞と、その事が特定の遺伝子の働きを活性化し、それが最終的には、がんを抑制している遺伝子に変異を引き起こしている「
胃がんのメカニズム」を解明したことが載っていました。

この部分の理解だけでも、とても難しく難解なメカニズムが働いているらしいのですが、ヒスタミンや福田安保理論を加えた「胃の変調」の相関図を書き表そうと思ったら、さらに複雑で、矢印がクモの巣のように張り巡らされた図になってしまいました。その図が下記の図です。

20070407胃がんの発症とピロリ菌

まず、新聞に掲載された記事である「ピロリ菌感染」と「関係遺伝子」、その事と「胃がんの発症」の過程だけに的を絞って見たいと思います。

● きっかけ
○ ピロリ菌に感染した胃がんの患者さん
・患者さんの胃の粘膜を調べる
・通常は働いていない免疫に関係する遺伝子が活性化しているのを発見

● 実験
○ 培養したヒトの胃の細胞で実験
・胃の細胞にピロリ菌を感染 〜 上の図では(1)ピロリ菌感染
・免疫に関係する遺伝子が働く 〜 上の図では(2)AID(酵素)
・結果的にがんを抑制する遺伝子などが変異 〜 上の図では (3)p53を変異 胃がんへ

● 検証
○ 免疫に関係する遺伝子を働かせない
・がんを抑制する遺伝子の変異が少なかった
・C型肝炎ウイルスにより肝炎から肝がんになる場合にも免疫に関係する遺伝子が関係している

ということでした。

まず「
ピロリ菌の感染」が、胃がんへと進む一番のスタートライン。感染が進んだ胃の細胞では、

・ピロリ菌が、本来免疫細胞である「B細胞」でしか働かないはずの「AIDという酵素」を利用して
・がん抑制遺伝子といわれている「p53遺伝子」に変異を起こさせ
・結果的に胃のがん細胞の増殖を止める事ができず、あるいは
・修復不能な細胞として、アポトーシス(細胞死)へ導くことができなくなり
・胃がんの発症を許してしまう

というものでした。「AIDという酵素」は、異物である「抗原」に対応するための「抗体」の「遺伝子配列」を書き換え「多種多様の抗体」を作るのに関係している「抗体遺伝子」すべてに関係している酵素だそうです。免疫細胞である「B細胞」でしか働かないとのこと。

下記の図は、その「B細胞」が作り出す「抗体」の構造を示したものです。とてもややこしい図なんですが、何でも抗体の構造は、

・抗体を構成しているアミノ酸の結合の長さ(重鎖、軽鎖)
・多様な抗原に対応するため、アミノ酸配列に多彩な変化がみられるか、比較的変化が少ないか(可変領域、定常領域)
・抗原と結合する部位か、結合した後の免疫反応を引き起こす部位(Fab領域、Fc領域)か

によって、いろいろな名称で呼ばれ、分類区分されている様です。

20070407抗体の仕組み

一般的には、二番目の定常領域の構造上による違いにより、免疫グロブリン(抗体)の「IgM、IgG、IgA、IgE、IgD」の5種類が分類されているのだそうです。

抗原に対抗するために「特異的」に働く特性を維持したまま、上記抗体へと変化する現象や、多種多様な抗原に対応するために、アミノ酸配列を変化させる現象は、いろいろな領域の遺伝子が関係し、その反応すべてに「
AID」という酵素が関係しているのだそうです。

また、「
p53遺伝子」は、がん抑制遺伝子といわれ、p53タンパク質を作りだすための遺伝子です。この遺伝子から作り出された「p53タンパク質」は、細胞内の DNA の損傷などを監視して、DNA損傷を検出するシステムを作りだしているそうです。

細胞が損傷を受けた場合

・DNAを修復すべきか
・修復する場合、修復されている間細胞分裂を停止させる
・修復不可能である場合、アポトーシスを引き起こすべきか

という、とても重要な働きをしているそうです。アポトーシスは、個体をよりよい状態へ保つために積極的に死へ導くために引き起こされる細胞死の事をいいます。そして、この遺伝子は、人間のがんの半数以上に関係していると考えられているとの事ですから、まさに「がん抑制遺伝子」ですね。

このように、ピロリ菌に感染された「胃の細胞」は、多種多様な抗原に対応するために、本来「B細胞」にのみ働く「抗体遺伝子」すべてに関与する「
酵素 AID」を利用し、がん抑制遺伝子として働く、細胞内の DNAの損傷などを監視する働きをする遺伝子を変異させ、胃がんへと導くというのが、今回新聞に投稿された記事の内容かと思います。

今回の記事の内容が理解できたところで、次の二点との関連も明らかにしたいと思います。長い文章だったために、図が、とても上の方へ配置されてしまっていますけど、もう一度戻ってみて下さい。

● ホップフラボノールとヒスタミンとの関係
○ ヒスタミンを受け取る受容体の違い
・ホップフラボノール HF31はヒスタミンの遊離を抑制
・ヒスタミンは、毛細血管を拡張させ、花粉症などのアレルギー症状を引き起こす
・さらに、血管壁の透過性を大きくして、じん麻疹などの症状までも引き起こす
・同じように胃液の分泌を促進させる
○ 受容体の違いにより薬を使い分ける
・前者の症状には抗ヒスタミン剤
・後者の症状には H2ブロッカー

● ピロリ菌の感染と福田安保裡輪
○ 胃潰瘍の原因
・胃酸過多が胃潰瘍の一般的な要因
・そのために、H2ブロッカーを利用 〜 胃液の抑制もさる事ながら、顆粒球の働きを抑制
・福田安保裡輪では、交感神経の緊張が顆粒球の働きを促進させ常在菌に反応
・ピロリ菌も常在菌
・ピロリ菌は、制酸剤や、交感神経の緊張による胃酸の分泌抑制は、胃の内部環境を乱し菌の定着を促す
・交感神経緊張により、マクロファージなどが産生する種々のサイトカインがさらに顆粒球を刺激
・ピロリ菌が産生するアンモニアとサイトカインが発ガン性の高い物質へ
・顆粒球による活性酸素の攻撃で組織破壊を引き起こす
・胃潰瘍、がん細胞へ

ということがいわれています。

長引くストレスは、交感神経をさらに緊張させ、消化器系を抑制してしまいます。その結果、上記に示したように、胃潰瘍、さらにはがん細胞へと導いてしまうことになります。しかも、それだけではなく、生体が飢餓状態へと陥ってしまう事になります。

そういった状態のとき、おもしろいことに、生体は、一過性の「
副交感反応」を引き起こし、胃の蠕動運動や胃酸、消化酵素分泌反応を促進するのだそうです。

ところが、薬剤を利用することは、このような生体の合目的性を保つような「
副交感反応」を困難な方向へと導き、さらなる「交感神経の緊張」の悪循環へと導く事になるのだそうです(2005.12.31 体調とプロスタグランジン)。

このように見てくると、福田安保理論では、胃がんの発症の直接の原因は、交感神経の過度の緊張による「顆粒球の働き」に求められるようで、「ピロリ菌」は結果的(二次的)に、胃の内部環境を乱すことで悪影響を及ぼす要因として捉えられているようです。

今回、新聞に掲載されていた記事では、「ピロリ菌」が明らかに、がん抑制遺伝子に変異を与え、胃がんへと発症することを解明したものでした。ひまわりは、安保氏の下記のような「遺伝子」に対しての考え方を思い出しました(
免疫革命、安保徹、講談社インターナショナル p84)。

「ガン遺伝子というものは、そもそも正常な細胞が分裂、増殖するときの増殖関連物質の遺伝子だったということです。だから、再生上皮の細胞分裂が交感神経緊張状態の刺激によって増殖をあまりにも強いられると、顆粒球がおしかけて、活性酸素でダメージを与え、その増殖遺伝子に DNAの変化が起こって、ガン細胞をつくる指示をだす遺伝子に変貌し発ガンします。これが、発ガンのメカニズムで、べつに最初から悪性の遺伝子というものはないのです」

ピロリ菌感染により、遺伝子が変異したのか、顆粒球のせいなのか、とても難しい事ですが、大元の原因は、「過度な交感神経の緊張」である、という事は否定できない問題だと思います。

ひまわりも過度な交感神経の緊張が起こっているようです。この辺で適当に副交感神経へ切り替える事にしましょう。

● 関連記事
医療関連の目次
薬と身体関連の目次
福田安保理論関連の目次
2008.02.22 ピロリ菌と胃がんの関係
2008.01.27 交感神経緊張と関節リウマチとCKI
2008.01.03 ピロリ菌と胃潰瘍
・「2007.04.07 ピロリ菌とガン抑制遺伝子の変異」

2007.02.15 ホップと花粉症からの連想ゲーム
2005.12.31 体調とプロスタグランジン
2005.10.04 次期ノーベル賞に期待を

次期ノーベル賞に期待を

● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧の目次です
● 年度別目次 年度別目次 / 2007年度分目次 / 2006年度分目次 / 2005年度分目次
○ 関 連 情 報 精油の化学 / 植物油の化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬と身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他

今日の秋田は、朝から雨降りでとても寒くて、室内でも暖房を入れたいほど。朝窓越しに幼稚園児がいろとりどりの傘をさして、横断歩道で待ってました。あまりにカラフルでかわいくってそのままパチリ。

20051004あめあめふれふれ 20051004近くのキンモクセイ あめあめふれふれ。キンモクセイが満開

寒く暗い気分が、窓越しの子供とカラフルな傘をみて思わずニコニコに。10月に入り衣替えの季節なんでしょうが、季節を一つ飛び越えたくらい寒くてぶるぶる。考えてみれば長袖にはしたものの、まだ下着が夏用でした。近所のキンモクセイ思った通り満開でした。

今日の新聞に、2005年ノーベル医学生理学賞のみだしで、「ピロリ菌を発見」した方々(お二人)に授与される発表が載っておりました。

1982 年に胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病変部分にヘリコバクター ピロリ菌が存在することをつきとめ、その病原性を証明したことが評価されたそうです。

このことが突き止められたことで、抗生物質を用いた除菌治療と、胃酸の分泌を抑える(胃酸が胃壁を溶かしてしまうと考えられているため)薬を組み合わせることで、消化器系に発症する胃・十二指腸潰瘍などの再発がきわめて少なくなることがわかりました。

今までは、これらの疾患は、ストレスや生活習慣の乱れが主な原因と考えられていたそうです。そのため、このピロリ菌の除菌によって、再発を防ぐことが臨床的に証明されたことによって、ストレス説が主な原因ではなくなったようです。でも、なぜ、潰瘍を発生するのかという機序はまだ解明されていないそうです。

今日のタイトル「次期ノーベル賞に期待を」は、ここからのお話です。
続きを読む
最新コメント
精油名

イランイラン
ウィンターグリーン
オレンジ スィート
オレンジ ビター

カモマイル ジャーマン
カモマイル ローマン
クラリセージ
グレープフルーツ
クローブ
コリアンダー

サイプレス
サンダルウッド
シダー
シトロネラ ジャワ
シナモン カッシア
ジャスミン
ジュニパー
ジンジャー
セージ
ゼラニウム エジプト

タイム ツヤノール
タナセタム
タラゴン
ティートゥリー

ニアウリ CT1
ネロリ

バジル
パチュリー
パルマローザ
プチグレン
フランキンセンス
ペパーミント
ヘリクリサム
ベルガモット
ベンゾイン

マジョラム
マンダリン
ミルラ

ユーカリ グロブルス
ユーカリ ディベス
ユーカリ ラディアタ
ユーカリ レモン

ラベンサラ
ラベンダー アングスティフォリア
ラベンダー スーパー
ラベンダー ストエカス
ラベンダー スピカ
リトセア
レモン
レモングラス
ローズ
ローズウッド
ローズマリー カンファー
ローズマリー シネオール
ローレル
プロフィール

ひまわり

○ 佐藤 喜仁(さとうよしひと)
・1955年(昭和30)年
 12月生まれ
・福島県会津高田町出身
○ 1974年(昭和49年)3月
・福島県立大沼高等学校
・普通科卒業
○ 1978年(昭和53年)3月
・京都産業大学
・経営学部 経営学科
(会計学専攻) 卒業
○ 1980年(昭和55年)3月
・京都産業大学
・大学院 経済学研究科修了
○ 1981年(昭和56年)〜
  1987年(昭和62年)
・税理士事務所勤務
○ 1987年(昭和62年)12月
・ハーブ専門店
 みなみの香草屋開業
・自社農場でハーブの生産、
 出荷
・ショップでハーブやアロマ
 関連商品の販売
・サロンでのトリートメント
・ショップやサロンへ商品供給
 とアドバイス
○ 1997年(平成9年)6月
・秋田アロマテラピースクール
 開講
○ 現在、秋田市で
・アロマテラピーと
 フィトテラピー(植物療法)
 を学びながら、ショップや
 サロンを営み、スクールも
 開講しています

以前に投稿した記事
テンプレート
このブログのスキン元
藍と空とBlueの果てまでも
こちらの画像もどうぞ
ブルードーンさん壁紙写真
芳香成分類と芳香分子
モノテルペン炭化水素類
・δ-3-カレン
・α-テルピネン
・γ-テルピネン
・パラシメン
・α-ピネン
・β-ピネン
・α-フェランドレン
・β-フェランドレン
・ミルセン
・リモネン
・d-リモネン
セスキテルペン炭化水素類 -
・β-エレメン
・δ-エレメン
・カマズレン
・ジンジベレン
・β-セスキフェランドレン
・デハイドロアズレン
・デハイドロカマズレン
セスキテルペン炭化水素類 +
β-カリオフィレン
・α-コパエン
・α-セドレン
・β-セドレン
・α-ヒマカレン
・β-ヒマカレン
・γ-ヒマカレン
・α-ブルネッセン
・β-ブルネッセン
モノテルペンアルコール類
・ゲラニオール
・シトロネロール
・ツヤノール-4
・trans-ツヤノール-4
・α-テルピネオール
・β-テルピネオール
・γ-テルピネオール
・テルピネン-4-ol
・ネロール
・ボルネオール
・メントール
・d-リナロール
・l-リナロール
セスキテルペンアルコール類
・キャトロール
・α-サンタロール
・β-サンタロール
・セドロール
・ネロリドール
・パチュロール
・バレリアノール
・α-ビサボロール
・ビリディフロロール
ジテルペンアルコール類
・アセトキシ-15-ラブダノール-8
・スクラレオール
・ラバダアン-8-α-15-ディノール
エステル類
・アンスラニル酸ジメチル
・蟻酸シトロネリル
・酢酸ネリル
・酢酸ベンジル
・サリチル酸メチル
ケトン類
・l-カルボン
・d-カルボン
・カンファー
・クリプトン
・β-ジオン
・α-ツヨン
・β-ツヨン
・ピペリトン
・ベルベノン
・メントン
フェノール類
・オイゲノール
・チモール
フェノールメチルエーテル類
・trans-アネトール
・チャビコールメチルエーテル
テルペン系アルデヒド類
・シトラール
・シトロネラール
芳香族アルデヒド類
・クミンアルデヒド
・ケイ皮アルデヒド
酸化物類
・アスカリドール
・1,8シネオール
・ビサボロールオキサイドA
・trans-リナロールオキサイド
ラクトン類
・クマリン

  • ライブドアブログ