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自然と共に共存し、植物の持つすばらしい力を借り、心身共に健康で過ごせるための、植物療法(フィトテラピー)について

自己免疫疾患

2018年10月07日  アロマテラピーセミナー 2018(アレルギー及び自己免疫疾患)
2014年12月15日  今季一番の冷え込みを更新し朝から一日雪との戦い 2014
2013年03月17日  がんに備えるNK細胞の増加と活性は自律神経の相反する働きと連動
2009年07月21日  自己免疫疾患とピロリ菌の関係

アロマテラピーセミナー 2018(アレルギー及び自己免疫疾患)

○ 関連 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他
○ 履歴 : 2009「2009.10.07 台風18号の接近に備える11.5 / 22.0
○ 履歴 : 2010「2010.10.07 青空の広がる素晴らしい天気のもと草刈り作業
13.3 / 24.1
○ 履歴 : 2011「2011.10.07 あいづじげん
12.2 / 19.1 23時現在
○ 履歴 : 2012「2012.10.07 会津美里町じげんフェア・にぎわい祭り 2012
12.6 / 22.0
○ 履歴 : 2013「2013.10.07 恩師の傘寿祝賀会の案内届く 2013
20.1 / 28.2.4
○ 履歴 : 2014「2014.10.07 台風一過のもと岩根が落ち始める 2014
9.7 / 19.8
○ 履歴 : 2015「2015.10.07 霜注意報が出される頃カボチャの収穫 2015
7.7 / 21.2
○ 履歴 : 2016「2016.10.07 秋晴れの中幼稚園の栗拾い 2016
10.5 / 18.1
○ 履歴 : 2017「2017.10.07 雨降りの中一年ぶりの東京 2017
15.2 / 19.6 秋田 14.1 / 25.0 東京
○ 気温 : 昨日の最低 17.8(05:58)最高 30.1(14:54)24時 秋田
○ 気温 : 昨日の最低 18.4(05:07)最高 29.3(13:39)24時 東京
○ 気温 : 平年の最低 11.9 最高 20.6 平均気温 16.1 降水量 5.2mm 日照時間 4.9h 秋田
○ 気温 : 今日の最低 25.1(05:54)最高 32.3(13:52)19時現在 東京
○ 気温 : 今日の最低 23.9(23:56)最高 32.3(13:52)24時 東京
○ 気温 : 平年の最低 11.7 最高 20.5 平均気温 15.9 降水量 5.2mm 日照時間 4.9h 秋田

201810072400TemperatureTokyo

上の画像は、2017.10.07(日)東京の気象観測データです(24時)。
・「お天気モニタ 東京都 東京の気象情報より(外部リンク)

昨日は、東京よりも秋田の方が気温が高かったようですが(秋田 14:54 30.1度、東京 13:39 29.3度)、今日の東京は、青空が広がり、13:52 には、今日の最高気温 32.3度を記録していました。

秋田では、今日明け方から未明、そして、朝から昼前にかけて、台風 25号の影響があり、明け方の 04:40 には、今日の最大瞬間風速 31.8 m/s を記録していたようですが、降水量の記録はないようで、前回の 24号(2018.10.02(00:50)25.8m/s)のとき以上の暴風が吹き荒れたようでした。

それでも、何事もなかったようでホッとしています。

今日は、年に一度開催されるアロマテラピーセミナーが東京で行われる日でした。前日、東京入りし、今日は、余裕を持って会場へ向かいました。

下の写真は、会場までの様子です。宿泊先に近い浅草橋の橋の上から望んだ風景(08:25頃)、そして、御茶ノ水のニコライ堂(08:38頃)、それに、駿河台に咲いていたキンモクセイの花の様子です(08:41頃)。

20181007外の様子朝浅草橋 20181007外の様子朝御茶ノ水ニコライ堂 20181007外の様子朝駿河台キンモクセイ

受付は 09:30 少し前から始まっていました。いつもの場所に席を取り、まだアロマテラピーセミナーが始まる前に撮した会場の様子が、下の写真、左です(09:35頃)。

今日のアロマテラピーセミナーのタイトルは「
アレルギーおよび自己免疫疾患のためのアロマテラピー」でした。いつもの通り、内容の濃い、盛りだくさんの処方が紹介されました。

下の写真、中央は、お昼ご飯に食べたカレーです。毎回、会場近くのカレー屋さんで食べています。

午後も、16:30 まで、セミナーが行われました。下の写真、右は、今日一日のセミナーを終え、会場を後にしたときの駿河台付近の様子です(17:00頃)。

20181007アロマテラピーセミナー2018 20181007お昼ご飯カレー 20181007外の様子夕方セミナーが終わった頃

今年は、いつも一年に一回お会いしている方が、足を痛め、お会いする事ができませんでした。また、いつも、同席されている皆さんも、それぞれの用事があるようで、今年は、懇親会を開く事はできませんでした。

下の写真は、今日の晩ご飯です。そして、晩ご飯を食べ終え、目の前にそびえ立つ「文京シビックホール」を望んだときの風景です(18:17頃)。

20181007晩ご飯鶏肉とナッツの炒めもの 20181007晩ご飯ギョウザ 20181007外の様子夕方文京シビックホール

今日は、先ほどもご紹介したように、「
アレルギーおよび自己免疫疾患のためのアロマテラピー」というタイトルで、セミナーが行われました。

皆様ご参加ありがとうございました。今日一日は重い内容ですが、一緒に学習していきたいと思います。内容は化学的、医学的なアロマテラピーです。

何十年も前は、自己免疫疾患という言葉はありませんでした。まず、何故この新しい疾患が現れたのかという疑問が現れます。

理由を考えると、合成化学的なもの、自然に反する物、食べ物、医薬、大気にあるものだと考えられます。

現在の医学では、これらに対する薬の対処はありませんので、医学界は大変混乱しています。

患者が医者の所にいくつもの症状を持って現れたときに、医者は、その対処法がありません。それで、自己免疫疾患と名づけました。

免疫を必要としている身体のいろいろな器官が病む症状であり、現在の薬はないということです。今日の話題に入る前に、少し要点をお話ししたいと思います


という、お話しから入られました。要点とは、今回のテーマにそくした「用語」そして、それらの内容をわかりやすく要点としてまとめられたお話しでした。

その要点となる用語をリストアップしてみると

○ 免疫機構
○ 直接破壊 = 細胞性免疫
○ 間接破壊 = 体液性免疫
○ 抗体
○ 自己
○ 非自己
○ 免疫学的記憶

から始まり、今回のテーマである「自己免疫疾患」へと、その要点のお話しが続きました。

免疫機構の乱れには、三つの大きなタイプがありますが、まずアレルギーです。免疫機構が危険のない非自己に対して過剰に反応します。

もう一つは、免疫不全で、免疫機構に欠陥があります。敵に対して、非自己に反応しない。ほとんどが遺伝性ですが、エイズのように後天性なものもあります。

三つめの乱れが、今日のテーマの自己免疫です。免疫機構が自己に反応します


という事で、その免疫機構が自己に反応する「
主流となる考え方」を次に説明されていました。

免疫に関連したアロマテラピーセミナーは、過去に、

2010.10.10 アロマテラピーセミナー 2010 その1

で、「
免疫とアロマテラピー」というタイトルのセミナーが開催されていました。そのときの第一声は、

「今日の免疫というテーマですが、こんなに大勢の方々に集まっていただき心から感謝します。これは、精油の進歩を現すそのものであると考えられます。

治療家、科学研究家がますます求めている精油ですが、その効果、そして、その素晴らしさを皆様が、体験していらっしゃるという証拠にもなります。

今日は、精油が免疫に対してどういう効果をもたらすかということを勉強してまいりたいと思います。」

というお話から始まりました。

このときのセミナーの構成は、免疫そのものの詳しい説明というよりは、生まれたときから、最後の息を引き取るまでの外界からのいろいろな病原菌などから体を守り続けるという、とても分かりやすい説明と、免疫と関わりあいのある精油の主に芳香成分類や芳香分子の詳細な説明、そして、それらを踏まえて、免疫系に対する実際の処方を例にあげられ、何故それらの処方が必要なのかを、生化学的な側面から勉強する、そのような内容構成となっていました。

ただ、お話にも出てきましたが、単に、食べ物や飲み物、細菌、ウィルスなど、体を脅かすたくさんのものが進入してきますが、「
感情、心理的、精神的なもの」も私たちの健康を脅かす要因として、掲げていました。

いつも、このブログで登場する「福田安保理論
」を理解されれば、その意味がおわかりいただけるかと思います。そのため、精油の処方例には、それら神経系に対する作用を持つ精油も処方の中にブレンドされていました。

福田安保理論関連の目次

それらの事柄を踏まえて、

○ 生命の基本である自然の防御力を達成するためのアロマテラピーのパワー
・精油の持つグロブリンを刺激したり減らしたり調整する作用
・精神的な悩みや酸化を伴うストレスに対する免疫力の低下
・抗生物質を代表とする医薬品と腸内フローラや皮膚の役割
・過剰なワクチン投与による自然の防衛力の低下と自己免疫疾患との関係
・感染と抗生物質の投与に伴う免疫力低下の悪循環

という個々の内容を明らかにした上で、

「これから一世紀の間に、このまま抗生物質が存在し続けるかどうかということには、かなり私は懸念を感じます。合成医薬に変わるものを、早急に考える必要があります。

精油は、自然の防衛力を高める力を持っており、同時にいろんな細菌と戦う力があります。もう一つは、ウイルス性疾患に対する医薬はそう沢山ありません。ウィルス性疾患に強いのが精油です。

状況の説明が終わりました。今度は、精油、特に芳香性化学をきちんともう一度おさらいしながら整理したいと思います。

信じることが精油の効き目ではありません。分子の力を一つずつ分類して確かめていく事が必要です。生化学分析は精油を確かに使って行く上で、しかも、正しい効果を得る上で、一番確かな精油の見方です。

どんな研究者であれ、精油を研究するためには、まずその分子の勉強が大切です。この分子類からみて、それを含んでいる精油で一番効果のあるものを処方の中に選んで行くわけです。」

とお話され、芳香成分類や芳香分子の働きについての大切さが強調されていました。

今回のセミナーの内容から離れますが、上記にある「
いろんな細菌と戦う力のある精油」について、この記事を書いている途中で、思いだしたことがあります。

それは、今回のセミナーが終了し、質問のところで、とても興味のある内容を回答されていました。「
腸内フローラ」の質問の中で、

精油の抗感染作用と抗生物質の抗感染作用は全く違います。

抗生物質、生に抗うと書きます。通り過ぎたら全部殺していく殺人者ですが、全く違った作用が精油です。

悪い細菌を殺して、よい細菌を守るのが精油の特徴です。その証拠は、抗生物質を服用したら、免疫の力になっている細菌も全部死んでしまうので、免疫系が弱まります。

すべての器官の免疫系を弱めるのが抗生物質です。

よく考えていみると、オレガノもシナモンもクローブも抗感染作用が強いですが、同時に免疫力の強化作用を持っています。

ですから、精油によって自然の抵抗力を殺さないだけでなく、自然の腸内フローラも殺しません。

抗生物質も精油も強い抗感染作用を示しますが、まったく違う作用です


と回答されていたのが、とても印象的なお話しとして頭に残っていました。

お話しが脱線しましたが、このブログでも、自己免疫疾患については、福田安保理論の考え方に即した内容の記事を多数投稿していました。

それらは、下記の関連項目から探し出す事が可能でした。

2008.03.15 関連情報目次 福田安保理論関連

その中でも、

2009.07.21 自己免疫疾患とピロリ菌の関係

や、

2011.04.03 病気の成り立ちを知る

で投稿させていただいた内容、すなわち、福田安保理論では「自律神経と免疫の法則」として、生体の一連の変化が、外部からの異物攻撃のための免疫系から、内部に発生した異物の処理へと働く免疫系への合目的性を持った変化として「自己免疫疾患」が受け止められていました。

内部処理に働く免疫系は、がん細胞などを攻撃する免疫系ではありましたが、そのシステムが過剰に働くと、自己免疫疾患としてさまざまな病気を生み出してしまうことにもなりました。

具体的には、生体は、本来「細菌やウイルス、腫瘍」など、自分の細胞や組織である「自己」とは区別して、「非自己」の異物を認識し、それを攻撃・排除する役割を担っていました。このシステムは免疫と呼ばれています。

逆の事をいえば、「自己」の細胞や組織を標的にした攻撃はしないシステムを持っているという事もいえます。ところが、この「自己免疫疾患」という病気は、本来「非自己」を標的に働く免疫機能が、自己を標的として攻撃してしまう事で引き起こされる疾患といわれています。

このときに、自分の細胞や組織などの「自己」の構成成分を「非自己」と認識し、異物としての「抗原」に対応する「抗体」が産生される場合があります。このように、自分自身の細胞や組織を抗原としてしまう抗体は「自己抗体」と呼ばれています。

この自己抗体は、全身の組織や、特定の臓器や器官に対して作用するようで、それによっていろいろな自己免疫疾患が起こるようですが、自己抗体が検出されなくとも、その疾患を否定する根拠にはならない、として、自己抗体だけでは説明のできない場合もあるようです。

この点についても、福田安保理論では、とても明確な概念を展開していました。下記の図は、免疫系に起こる自己免疫疾患についての一般的な考え方と、福田安保理論での考え方の違いについて表しています。

20090720自己免疫疾患

自己免疫疾患が、過剰な免疫反応による組織障害を引き起こすことは同じですが、その時に働く主役の免疫細胞の違いに大きな特徴があるようです。

一般的な考え方では、その主役はT細胞とB細胞のリンパ球です。当然、こちらは「非自己」の外来抗原向けに自己応答性が排除されているリンパ球です。ところが、そのリンパ球が、自己応答性の排除のシステムが働かなくなることで、過剰な免疫反応による組織障害を引き起こしていると理解されているようです。

一方、福田安保理論では、「非自己」の外来抗原向けのリンパ球は、自己免疫疾患が起こっている場合でも、自己応答性の排除のシステムは正常で、しかも、胸腺が萎縮して、末梢血のリンパ球が減少し「免疫抑制」が起こっている、という事がいわれています。

そうなってくると、「非自己」の外抗原向けのリンパ球が、過剰な免疫反応を引き起こしているとされている事に矛盾を生じてしまうことになります。

非常に重要な点なのですが、福田安保理論では、「非自己」の外来抗原向けのリンパ球にかわり、「自己応答性を示す胸腺外T細胞」と「自己抗体産生のB細胞(B1細胞)」が働くことで過剰な免疫反応を引き起こしているという考え方に立っていました。

これら「自己応答性を示す胸腺外T細胞」と「自己抗体産生のB細胞」は、交感神経の緊張状態が続くことで「新しい免疫システム」から「古い免疫システム」へとスイッチされた事で、その活動が亢進する免疫システムでした。

実際の疾患でも、その事が確認されているようですが、これらの点を踏まえて、再度、自己免疫疾患を概観したのが下の図でした。

20090720自己免疫疾患と福田安保理論

話しが、脱線してしまいましたが、今回のテーマである「自己免疫疾患」、場合によっては「アレルギー」という疾患に対しての考え方を、福田安保理論に即した形で理解し、今回のセミナーの内容と照らし合わせながら、お話しに集中させていただきました。

その後のセミナーは、

○ 教育と進歩

というテーマで、自己免疫疾患を促進させる要因に関連して

・はっきりわかっている要因
・非常に可能性の高い要因

ということで、様々な要因の説明がありました。また、自己免疫疾患の症状が、どのようなメカニズムにより発症するのか、という点から三つの明確なメカニズムの説明がありました。

・自己抗体産生
・免疫を乱す炎症誘発性サイトカインの産生
・自己反応性Tリンパ球の非排除

が掲げられていましたが、それらのメカニズムは、前述の福田安保理論と照合することで、非常に明確にイメージすることができました。

そして、「
今日の話題に入る前に、少し要点をお話ししたいと思います」という要点のお話しが終わり、ようやく、様々な自己免疫疾患のアロマテラピー実践のための処方と、その処方にいたる具体的な「目的達成のための戦略」のお話しが始まりました。

今回のセミナーで特に興味を持ったのは、上記「
目的達成のための戦略」でした。

一つの例として、先ほど示した三つの明確なメカニズムを紐解きながら、クローン病に対しての精油のブレンドの処方の仕方のお話しを引用したいと思います。

三つのメカニズムを一つづつ当てはめて自己免疫疾患を見てみたいと思います。まず、抗感染作用が必要です。しかも、広範囲にわたる効果が必要です。抗炎症作用も必要です。三つめが、ドレナージュの作用も必要です。

これからみていくどの処方にも、この三つの作用が組み込まれています。クローン病ですが、消化器系、腸の疾患です。

消化器系の慢性炎症疾患です。・・・・ここでは、抗感染作用を求めます。

・・・・ドレナージュの作用は消化器の粘膜、そして、消化管全体に効く必要があります。腸粘膜の下行性の作用が必要です。

さらには、痙れんを鎮め、痛みを鎮める作用を求めます。常に、そして、炎症を抑える作用が必要です。

・・・・こういった疾患には、特に心理感情面での働きを必要とします。ときには、心理療法士などの助けを求める事も必要となります。社会生活、家族の中での問題ゆえ、自己免疫疾患にかかることがあります


と、クローン病の症状と、その症状をどのようにして「
目的達成のための戦略」として考えるのか、という概念をお話しされていました。

この考え方が、精油をブレンドする処方に生きてきました。

まず、寛解期には、・・・・カプセルを使用します。・・・・これプラス皮膚塗布を併用します。カモマイル ローマン Chamaemelum nobile は必ず必要とする抗炎症作用を持っています。

同時に痙れんを抑え、同時に痛みを抑える力を持っています。同時に鎮静作用、リラックス作用を持つのが、このカモマイル ローマン Chamaemelum nobile です。

これは、・・・・。次が、・・・・です。・・・・という分子を含み、これが、抗炎症作用をもたらします。

同じくケトンの分子も入っています。このケトンにより消化器系に働き、肝臓、胆嚢に働きます。

同時に消化器の粘膜に働きドレナージュを行います。ケトンは筋肉を弛緩させ、痛みを取り除き、痙れんを鎮めます。

・・・・は、ほとんどの場合、自己免疫疾患に登場します。これは、消化器の精油といわれます。

自己免疫疾患には必ず消化器系が関係してきます。

自己免疫疾患の半分50%は、腸内フローラが悪化したときです。よいバランスがとれていなければ、よい健康は保たれません。

生きている身体というのは、細胞の中によいバクテリアが生きていることで、人間の身体も生きているという事です。

この・・・・は、腸内フローラのよいバランスを保ちます。非常に広い幅の菌の感染症に戦う事ができます。カンジダ菌のようなカビにも有効です。

腸の中の腐敗と戦うのもこの・・・・です。同時に抗ウィルス、抗菌作用に優れています。

抗感染症がありますが、かなり強い鎮痛作用があるのも、この・・・・です。自己免疫疾患に使われる三大精油といったら、・・・・です。

・・・・ですが、テルペン系アルデヒド類という分子になります。必ず抗炎症作用という作用を持ちます。同時に鎮痛作用です。これは、経口でも皮膚塗布でも同じ効果を得ることができます。

ここにあるすべてが鎮痛作用を持っています。しかし、この作用を受け持つ分子はそれぞれ違い、違ったメカニズムで、一緒になって相乗効果をもたらします。これで、このクローン病に求めている効果が得られます。炎症、痙れん、痛み、免疫低下、すべてによい働きをします


という考え方で、精油のブレンドを処方されており、毎回そうですが、今回も非常に勉強になりました。

同じような考え方で、

・乾癬
・多発性硬化症
・慢性進行性多発性関節炎
・播種状エリテマトーデス = 全身エリテマトーデス
・サルコイドーシス = 類肉腫症
・セリアック病(グルテン不耐性)
・アレルギー
・子宮内膜症
・橋本甲状腺炎
・線維筋痛症
・強直性脊椎関節炎
・強皮症
・ヴェルヌイウ病 = 汗腺炎

などの「目的達成のための戦略」と、寛解期や発作期における精油の経口投与や皮膚塗布の処方について、学ばさせていただきました。

なお、「・・・ 」内 は、当日、セミナー会場で、パソコンに直接入力した文章を、いただいた資料をもとに、改めて編集しなおした「ひまわり個人の資料」です。

したがって、タイプミス、解釈の間違い等があるかもしれません。個人の勉強にご利用いただくのは大変結構な事なのですが、その範囲を超えてのご使用は「
著作権法上の問題に抵触する場合があります」ので、くれぐれもご注意をお願い致します。

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2009.10.11 アロマテラピーセミナー 2009 その1
2008.10.13 アロマテラピーセミナー 2008 その1
2007.10.09 アロマテラピーセミナー2007 その1
2006.11.04 アロマテラピーセミナー2006 その1
2005.10.11 第一日目のアロマセミナー

明日の東京の最低気温は 21度、最高気温は 25度、そして、天気は「曇り時々晴れ」が予想されていました(
YAHOO!JAPAN 東京の天気予報 2018.10.07 17:00発表)。

今季一番の冷え込みを更新し朝から一日雪との戦い 2014

○ 履歴 : 2012「2012.12.15 本来はリフォーム後引き渡しの日なのですが1.7 / 7.1 24時
○ 履歴 : 2013「2013.12.15 冬至を間近にし会津も大変な雪のようです 2013
- 2.6 / 1.9 24時
○ 気温 : 昨日の最低 - 3.7(06:44)最高 - 0.3(00:01)24時現在
○ 気温 : 今日の最低 - 4.2(06:31)最高 0.9(12:05)24時現在

201412152400Temperature

上の画像は、2014.12.15(月)秋田の気象観測データです(24時現在)。
・「お天気モニタ 秋田県秋田の気象情報より(外部リンク)

昨日は、今季一番の冷え込みで、初めての「真冬日」を記録しました。今日は「真冬日」とはならなかったものの、昨日の最低気温を更新する冷え込みを記録していました。

No1 本日(2014.12.15)- 4.2度、No2 2014.12.14 - 3.7度、No3 2014.12.07 - 2.0度、No4 2014.12.06 - 2.0度、No5 2014.12.05 - 1.6度、No6 2014.12.13 - 1.8度、No7 2014.12.08 - 0.7度、No8 2014.12.10 - 0.1度

未明から明け方にかけて「
氷点下」でしたが、徐々に気温が下がり、- 1度台 から - 2度台 、そして、- 3度台 を示していました。

昨夜から降っていた雪が、朝には 11cmを記録していましたが、未明から明け方にかけては、それほど降ってはいなかったようで、むしろ、記録上は 1cm減っていました。

それでも、気温の方は、相変わらず厳しい寒さで、
- 3度台 から - 2度台 で推移し、今季一番の冷え込みを更新したのは、朝の 06:31 に記録した - 4.2度 でした。

ところが、昼前になると徐々に雲の切れ間から青空が見え始め、暖かな光を真っ白な雪に放っていました。その影響で、粉雪の状態から湿った重たい雪へと変わっていきました。

気温の方も
- 1度台度 から - 0度台度 を示し、12時にはプラスの 0.6度まで上がっていました。

その少し後の 12:05 には、今日の最高気温となる 0.9度を記録していました。あれだけ青空が広がり、暖かになってきた天気が、昼過ぎには急変していました。

猛吹雪となって、真っ白な雪をどんどん積もらせていきました。12時には 10cmまで減っていた積雪深は、15時には 16cmに達していました。

気温の方も再び
氷点下 となり、- 1度台度 を示していました。

ただ、夕方になるとあれほど降っていた雪がやんで、気温の方も、急激に下がる事なく
- 1度台 で推移していました。

夜のはじめ頃になると、雪は降っていないものの、
- 2度台 - 3度台 、そして、- 2度台 を示していました。

夜遅くなると、
- 3度台 までは下がらなかったものの、- 2度台 で推移していました(24時 - 2.1度 89% 15cm)。

下の写真は、朝の様子です(07:57頃)。昨夜から降っていた雪が、結構積もっていました。記録では、11cm(08時)でした。

20141215外の様子朝1 20141215外の様子朝2 20141215外の様子朝3

少なくとも、放っておくと後が大変になると思い、雪寄せする事にしました。歩道や道路向かいの駐車場から始めました。駐車場の雪が結構大変で、途中から気温が上がってきたのか、雪質が重たく湿った雪となっていました。。

駐車場の雪かきを終える頃には、青空が広がり始め、お日さまがとても眩しく感じました(08:38頃)。

20141215雪寄せ朝1 20141215雪寄せ朝2 20141215雪寄せ朝3

下の写真、左は、雪寄せの済んだ歩道と道路向かいの駐車場の様子ですが、雪寄せをしてから一時間二十分ほど経った頃の様子です(09:57頃)。

雲はあるものの、先ほどとは全く違った風景になっていました。その影響で、氷点下ではあったのですが、雪がとけ始めていました。

今日は、昼前から昼過ぎにかけて、アロマのセミナーでした。下の写真、中央と右は、そのときに学んでいただいた内容の一部です。

20141215雪寄せ朝4 20141215アロマのセミナー1 20141215アロマのセミナー2

たまたま今日は、免疫系のお話しからでしたが、先ほど、アロマテラピーの協会から会報誌が届いていました。

会報誌の特集の中に「免疫力を高めるアロマテラピー」というタイトルがありました。読んでみると、その構図、どこかで見覚えがありました。

2014.12.06 吹雪の中イキイキ長寿健康法 免疫力を高める生活の講演会 2014

そう、先日、秋田で行われた「藤田紘一郎氏」の講演会でした。

○ イキイキ長寿健康法 - 免疫力を高める生活
・アトピーからがんまで

その中にも登場していた「免疫細胞」でした。

○ 免疫細胞
・マクロファージ
・Th1
・Th2

会報誌では、ヘルパーT細胞の分類を、Th1 と Th2 に分類し、前者が「細胞性免疫(NK細胞/キラーT細胞)」、そして、後者を「液性免疫(B細胞)」という形で紹介していました。

ヘルパーT細胞といえば、胸腺由来のT細胞で、リンパ球と呼ばれていますが、会報誌では、

健康と体調の維持には、この免疫システム系のバランスが重要ですが、その調整を担っているのがヘルパーT細胞と呼ばれる胸腺由来の細胞で、Th1 と Th2 の二種類が細胞性免疫系と液性免疫系に作用しています。

と説明されていました(
ケモタイプ・アロマテラピー 2014.12月 vol.113 p4)。

先ほども書きましたが、この構図は、藤田氏の講演会でも同じ事が説明されていました。

そこでは、主にアレルギーに焦点が当てられ、寄生虫とアレルギーの関係を明らかにし、寄生虫からアレルギーを抑制する物質を発見し、そこから作り出した「薬」でアレルギーを治そうという試みでした。

ところが、「あちらを立てればこちらが立たず」で、その薬によって、

○ Th2細胞をブロックして B細胞に IgE抗体を作らせない
・その事でアレルギーを治そうとしましたが
○ Th2細胞をブロックすると結果的に Th1細胞が小さくなる
・がん細胞に対抗するためのキラーT細胞が弱まり
・免疫システムのバランスを失う

というものでした。

会報誌でも、一般には、

○ Th1過剰(Th1 > Th2)
・リウマチなどの膠原病や糖尿病など
○ Th2過剰(Th1 < Th2)
・アトピーや花粉症などのアレルギー疾患

という疾患の原因となることが説明されていました。そのため、医薬品の分野では、一般に、

○ Th1細胞(NK細胞/キラーT細胞)の働きを賦活させる薬
・免疫増強薬
→ がんの予防や治療、感染症に
○ Th1細胞(NK細胞/キラーT細胞)の働きを弱める薬
・免疫抑制薬
→ 膠原病や臓器移植後の拒絶反応抑制

など、それぞれの目的に合わせた薬による治療が行われているようです。

いずれにしても、これら「免疫系のバランス」という観点から健康や体調の維持が図られている事になり、藤田氏の考え方とも一致していました。

とても興味を持ったのは、自己免疫疾患と呼ばれている「膠原病」などに、「 Th1細胞(NK細胞/キラーT細胞)の働きを弱める薬として「免疫抑制薬」が使われている事でした。

これらの点については、以前、下記の記事でも詳しく取り上げていました。

2009.07.21 自己免疫疾患とピロリ菌の関係

ここでは、福田安保理論の考え方で「自己免疫疾患」を考えてみました。同理論では、自己免疫疾患は「自己応答性を示す胸腺外T細胞」と「自己抗体産生のB細胞」が主役でした。

そして、これらが「異常自己の排除過剰(免疫抑制の状態)」な状態で働き過ぎたときに自己免疫疾患が引き起こされる事が述べられていました。

これら「自己応答性を示す胸腺外T細胞」と「自己抗体産生のB細胞」は、交感神経の緊張状態が続くことで「新しい免疫システム」から「古い免疫システム」へとスイッチされた事で、その活動が亢進する免疫システムでした。

詳しく投稿するには時間が限られていました。詳しくは、下記のブログ記事を参照いただければ幸いです。

福田安保理論関連の目次
2014.02.24 生体の恒常性と二つのエネルギー生成系とがんの関係
2013.03.17 がんに備えるNK細胞の増加と活性は自律神経の相反する働きと連動
2009.07.21 自己免疫疾患とピロリ菌の関係
2008.02.22 ピロリ菌と胃がんの関係
2006.06.09 生体防御ってすごいなぁ
2005.08.01 新・古の免疫システム

そのため、薬による治療の方針や、精油を利用するアロマテラピーにおいても、免疫調整作用のみならず、心身の状態をリラックスさせ、自律神経系を副交感神経へと導くような適用方法を忘れてはいけないと思います。

会報誌の最後にも、

・・・・これら以外にも、クライアントの状態に応じて、各種の精油を選択し、心身のバランス調整を行うことが、広い意味での免疫力向上につながると考えられます。

と結んでおられました(
ケモタイプ・アロマテラピー 2014.12月 vol.113 p5)。

精油には、様々なアプローチが可能です。このような観点から、精油を用いるアロマテラピーには、限りない可能性が秘められていると思います。

2014.10.24 主要な芳香分子をピースに見立てパズルを組み立てる楽しみ

下の写真、左は、アロマのセミナーが終わった頃の外の様子です。あれだけ素晴らしい青空が広がっていた天気が、吹雪模様に一変していました。

中央と右は、今日のお昼ご飯です。豆富カツとカリフラワー、そして、サツマイモの天ぷらでした。

20141215外の様子昼過ぎ1 20141215豆富カツとカリフラワー 20141215サツマイモの天ぷら

下の写真、左は、今日会津から届いた干しいもです。下の写真、中央と右は、荷物だけでなく、夕方に会津の妹から届いた写真です。

今日の会津の様子が写っていました。会津磐梯山と只見線の踏切のようですが、会津も青空が広がっていたようです(13:31頃、13:39頃)。

20141215干し芋 20141215会津の様子1 20141215会津の様子2

下の写真は、吹雪が落ち着き始めた頃の様子です(14:38頃)。山に行く予定でしたが、まず、こちらの方をきれいにしなくては・・・・。

20141215外の様子昼過ぎ2 20141215外の様子昼過ぎ3 20141215外の様子昼過ぎ4

ということで、今日二回目の雪寄せが始まりました。湿っていてとても重い雪でした。最初は、雪をかき集めるブルドーザーの先端のような形をした除雪用具で、雪を一カ所にかき集めました。

今度は、それをスノーカートで広い集めて雪寄せしました。下の写真は、その方法できれいになったお店横の駐車場と歩道の様子です(15:15頃)。

20141215雪寄せ昼過ぎ1 20141215雪寄せ昼過ぎ2 20141215雪寄せ昼過ぎ3

お店横と歩道の方がきれいになったら、今度は、向かいの駐車場でした。下の写真、右は、駐車場も同じような方法できれいに雪寄せしたときの様子です(15:51頃)。

20141215雪寄せ昼過ぎ4 20141215雪寄せ昼過ぎ5 20141215雪寄せ昼過ぎ6

下の写真も、すっかり雪寄せの終わった駐車場と歩道の様子です。駐車場の方は、きれいにし過ぎてしまいました。お陰で、雪寄せした場所には、雪の山ができあがっていました。

20141215雪寄せ昼過ぎ7 20141215雪寄せ昼過ぎ8 20141215雪寄せ昼過ぎ9

もう、薄暗くなってしまいました。それに、先ほどから、下の写真のように、交通渋滞が続いていました。そのため、山へ行くのをあきらめました。

明田地下道近くの交差点まで、ずっと車が続いていました。でも、そのさらにずっと手前にも車が並んでおり、大渋滞でした(17:23頃)。

20141215外の様子夕方1 20141215外の様子夕方2 20141215外の様子夕方3

下の写真は、今日の晩ご飯の麻婆豆腐です。麻婆豆富の後ろには、下の写真、右のようなカリフラワーとかまぼこが一緒でした。

20141215晩ご飯

下の写真も、今日の晩ご飯です。モヤシとサトイモのみそ汁、わらび、そして、カリフラワーとかまぼこでした。

20141215サトイモとモヤシのみそ汁 20141215わらび 20141215カリフラワーとかまぼこ

明日の最低気温は
- 3度 、最高気温は 5度、そして、天気は「曇りのち雨」が予想されていました。

明日は大変な事になりそうです。気温が緩んで、雪が一斉にとけ出し、そこに雨が降るのですから。

がんに備えるNK細胞の増加と活性は自律神経の相反する働きと連動

○ 履歴 : 2011「2011.03.17 巨大地震から一週間 - 3.7 / + 2.9
○ 履歴 : 2012「2012.03.17 何十年ぶりかの図工
2.8 / 9.6 24時
○ 気温 : 今日の最低 0.2(00:14)最高 8.9(14:18)24時 / 昨日 :
- 0.2 / 8.4 24時現在

今日の朝は、雲がやや多く寒かったのですが、青空が広がっていました。氷点下 とはなりませんでしたが、午前七時には 2.3度(今日の最低気温は 0.2度 00:14)でした。

ただ、その後はスカイブルーの青空が広がり始め、気温も徐々に上昇し、お昼には 7.1度まで上がっていました。午前中は、吹く風も冷たかったのですが、暖かくなってきました。

午後は、青空の広がる天気に恵まれ、春らしい穏やかな一日となりました。そういえば、今日は彼岸の入りでした。最高気温は、14:18 に記録した 8.9度でしたが、16時まで 8度台、そして、18時までは 7度台と暖かでした。

暑さ寒さも彼岸まで」といわれているように、これからは、今までの寒さが嘘のように暖かな日が続く事でしょう。

下の写真は、朝の様子(08:37頃)です。やや白い雲が多かったようですが、青い空も広がっていました。中央と右は、山へ出発する前の様子です。

雪の重みでつぶれていた歩道のラベンダーは、暖かさに誘われ枝が上を向いて株全体にボリュームがでてきました。お店横の雪の量も、北側にもかかわらず少なくなってきました。道路も、一部舗装路面が見えています。

20130317外の様子朝 20130317歩道のラベンダー 20130317山へ出発前の様子

下の写真は、山へむかう途中の様子です。日赤病院前の交差点、そこから、上北手小学校へ向かう道路、そして、小学校前から望んだ風景です。

20130317山へ向かう途中の様子1 20130317山へ向かう途中の様子2 20130317山へ向かう途中の様子3

以前、同じ場所から太平山を望んだ写真を投稿した事がありました。そろそろ除雪で積み上げられていた雪がとけてなくなりそうだったので、残雪の上に上がり再び太平山を望みました。下の写真は、iPhone 5 で撮した太平山の風景です。

20130317太平山

下の写真、左と右は、山の入り口にある堰の様子です。ちょと肌寒かったのですが、雪どけは間違いなく進んでいました。堰を流れる川を見ていたら、「春の小川」の童謡を想い出しました。

20130317山の様子1 20130317山の様子2 20130317山の様子3

上の写真、右は、ラベンダーの畑へと続く急な坂道の様子です。すでに、地面の見えている部分もありました。

下の写真は、今日のラベンダー畑の様子です。青空が広がりお日さまの放つ光が白い雪にキラキラ輝いていました。

20130317ラベンダーの畑1 20130317ラベンダーの畑2 20130317ラベンダーの畑3

スカイブルーの空を見上げると、一筋の飛行機雲がありました。どんどん北へ向かっていました。下の写真、中央は、花梅の木へ向かっているときの風景です。右は、その花梅の木です。

20130317スカイブルー 20130317山の様子4 20130317山の様子5

下の写真、左は、あまり大きさの変わらない花梅のつぼみです。これで二回目ですが、ほとんど変わっていませんでした。

中央は、行きとは反対の復路の急な坂道の様子です。下り坂から田んぼの方角を望んだ風景です。今日は、日曜日で作業はおやすみでしたが、大きな工事の看板が取り外されていました。これで、作業は完了したのでしょうか。

20130317花梅のつぼみ 20130317山の様子6 20130317山からの帰り道の様子1

下の写真は、山からの帰り道の様子です。左は、峠道の上りから下りへと向かっている場所の様子です。両側の急斜面に残っていた雪がもうとけていました。

中央と右は、田んぼ道の様子です。ガラス窓を開けるまではいきませんでしたが、暖房を入れていると暑いくらいでした。

20130317山からの帰り道の様子2 20130317山からの帰り道の様子3 20130317山からの帰り道の様子4

帰りに買い物に立ち寄りましたが、下の写真、左のようなものがありました。初めて見ました。何と「牛脂」と書いてある小袋です。

一瞬目を疑いました。で、その次にすぐに思ったのは「バラの花びらの蒸留」でした。アンフルラージュ法という方法でバラの花びらから精油を抽出する方法ですが、そのときにも、牛脂や豚脂などを使っていました。

そう、この牛脂を敷き詰め、その上にバラの花びらを置いて・・・という方法を繰り返して採れるのかなぁなどと思ったからです。でも、こんな商品を初めて知りました。

中央と右は、今日のお昼ご飯です。三色ご飯と、インスタントカップラーメン天ぷら入りでした。

20130317牛脂 20130317三色弁当 20130317インスタントカップラーメン

お昼前に、妹の旦那さんからメールをもらいました。今日は、お彼岸の入り。会津の実家の方でもお墓参りを済ませていたようです。妹の旦那さんが、その様子をメールに添付して送ってくれました。

本当にありがたい事です。いつも送ってもらった写真に、手を合わせています。メールには、追伸がありました。手打ちのそばを送るという事と、お昼にそのそばを食べている写真も送られてきました。

明日は、おいしい会津の生そばを食べることができそうです。

下の写真、左は、夕方の様子です。南西の方角にお月さまが姿を現していました。何だか久しぶりのようです。天空は青空でしたが、西の空には薄い雲がかかっていました。

中央と右は、今日の晩ご飯です。軟骨の唐揚げと野菜サラダ、そして、牛スジ肉とダイコンの煮込みでした。この煮込み、実は、朝からストーブの上で煮込んでいたものです。

お店の方にまで、ダイコンの匂いが漂っていました。でも、食べるとおいしですね。

20130317外の様子夕方 2013031軟骨の唐揚げと野菜サラダ 2013031牛スジ肉とダイコンの煮込み

下の写真も、今日の晩ご飯です。ホウレン草のおひたし、そして、ジャガイモタップリの豚汁でした。今日は、数日前から思い浮かんだアイディアをメモの段階から、表組みにして、要因と結果、そして、時系列的な要素などまとめていました。

名刺まで貼り付けてありますが、後日、まとまったら、このブログでもご紹介したいと思っています。

20130317ホウレン草のおひたし 20130317豚汁 20130317アイディアのメモ

下の画像は、最近アクセス数の多いブログ記事です。これは、以前このブログで投稿した

「2006.11.21 コーヒーとNK細胞の活性

の記事へのアクセスでした。この記事へアクセスが多いのは、下記の検索キーワードからもおわかりいただけるように、「
NK細胞を増やす」ためには、どのようにしたらよいのだろうか、という事での検索の結果だと思います。

20130317コーヒーとNK細胞の活性

キーワードを分解すると、「NK細胞」とその細胞を「増やす」事に絞り込まれるかと思います。

20130317NK細胞を増やすのキーワード検索数

前述の投稿記事は、

2006.11.15 コーヒーとがんの関係

で投稿した記事のフォローということで書いたものでした。もともとは、2006.11.06 の「がん攻撃の NK細胞 コーヒーで働き活発に」という新聞記事から興味を持って投稿した記事でした。それは、

・コーヒーは中枢神経系を興奮させ、心臓の心拍出量を増大させ、脈拍を増大させるものなので、「交感神経緊張」
・NK細胞は、顆粒球とともに「交感神経」の支配を受けている
・ところが、NK細胞は、副交感神経支配下でその活性をしめす

という、とても不思議な関係に興味を持ったからでした。

詳しい内容については、上記の記事を、そして、コーヒーについては、下記の記事を参照いただければ幸いです。

2006.11.19 プリン骨格とカフェインとアデノシン
2006.11.20 カフェインはアデノシンのアンタゴニスト


NK細胞は「進化の過程から考察」すると、マクロファージから進化したものであるという事がいわれています。この事については、「絵でわかる免疫(安保徹著、講談社サイエンティフィック)」の p29 では、「進化の過程」という前提で、NK/T細胞系列の進化の事を書かれていました。

引用させていただきますと、

T細胞は突然、進化の頂点に達したわけではなく、「NK細胞→胸腺外分化T細胞→通常の胸腺由来T細胞」という順序で進化してきたものと思われます。NK細胞よりもっと前はマクロファージです・・・

という事が表現されていました。なぜ、このような事を引用させていただいたのかというと、現代の医学書などでは、「血液細胞はすべて多能性幹細胞から分化
」して、

● 多能性幹細胞を出発点として
○ マクロファージは
・血球系前駆細胞、顆粒球単球前駆細胞、単球芽細胞、単球、そして、マクロファージという分化の過程が示されている
○ 一方、NK細胞は
・リンパ球系前駆細胞、NK/T前駆細胞、NK細胞として分化の過程が示されている

通り「分化の過程」の最終形として「マクロファージ」と「NK細胞」が捉えられていました。

今日のブログテーマである「がんに備えるNK細胞の増加と活性は自律神経の相反する働きと連動」は、「進化の過程」という前提で、NK/T細胞系列(「NK細胞→胸腺外分化T細胞→通常の胸腺由来T細胞」)を理解する事なくしては、なかなか説明が困難だったからです。

それらを進化の過程の中で、「古い免疫システム」と「新しい免疫システム」という概念に区別した場合には、

● 生体防御細胞の基本はマクロファージ
○ 古い免疫システム(内在抗原向けの免疫システム)
・自己応答性
→ NK細胞、胸腺外T細胞
・自己抗原産生
→ B1細胞
○ 新しい免疫システム(外来抗原向けの免疫システム)
・主要組織適合抗原
→ 胸腺由来T細胞
・外来抗原産生
→ B2細胞

という概観を見いだす事ができます。詳細な内容については、下記の記事を参照いただければ幸いです。

2005.08.01 新・古の免疫システム

また、免疫系については、下記の記事をご覧いただければ幸いです。

2006.06.09 生体防御ってすごいなぁ

また「生体防御」の仕組みをおおざっぱに表しているのが下記の図です。

20060609生体防御

ここで、再び NK細胞のお話しへ戻りますが、がんの患者さんの免疫系を調べて見ると、

○ 免疫抑制の状態

となっている事が、ほとんど例外なく臨床では観察出来るという事です。免疫抑制の状態とは、

○ 自己応答性の排除のシステムは正常
・胸腺が萎縮して、末梢血のリンパ球が減少

している状態でした。

これは、新しい免疫システムである外来抗原向けの免疫システムが抑制されて機能を十分に発揮できない状態を意味していました。

別の角度から見てみると、「福田安保理論」では、新しい免疫システムから古い免疫システムへの切り替えが起こっていることを述べています。

切り替えによって、自己応答性の高い「NK細胞や胸腺外T細胞」が増加してきます。何故このようなことが起こるのかというと、その大きな要因は、自律神経の交感神経が過度に緊張しているからでした。

交感神経の緊張は、恒常性を維持するために、心臓血管系などにその状態を「自律神経 - 副腎髄質系」を使って伝達します。

もちろん、視床下部 - 下垂体系による内分泌系の情報伝達経路もありました。

交感神経の緊張で、その支配下にある顆粒球が増加、活性化する事で、化膿性の炎症が引き起こされたり、活性酸素の影響による組織破壊や炎症なども引き起こされます。

その事は、上皮再生のための増殖関連遺伝子であるがん遺伝子が働く機会を与えてしまいます。その結果、がん細胞へと導かれる確率を高くしてしまいます。

そのために、生体は、新しい免疫システムを抑制し、古い免疫システムへ切り替える事で、内在抗原向け(生体内にできた異物)の免疫システムの中心として働く MK細胞や胸腺外T細胞に、その役割を果たしてもらおうとします。

前述の「絵でわかる免疫」p116 では、がんの患者さんだけではなく、早期のがん患者さんですら、

・免疫抑制の状態(がんの進行とともにこの傾向が強くなる)
・顆粒球の増加
・NK細胞の増加
・胸腺外T細胞も増加

して、自己応答性を持ち、異常自己細胞を速やかに処理するのに適した状態へと導き、「がん誘発に備える」ように免疫システムの切り替えが行われているのだそうです。

非常に興味のある事なのですが、そのような状態下では、

・NK細胞の細胞殺傷タンパク質放出の活性が低下
・顆粒球は、粘膜や組織の破壊へと活性増強
・胸腺外T細胞は、自己の増殖中の細胞に対する障害活性の増強

という不思議な状態になるそうです。がん細胞を攻撃する働きを「活性」というのだそうですが、NK細胞の活性は、副交感神経の支配下で起こるのだそうです。

これもまた生体の合目的性にかなうように働いていました。自律神経 - 副腎髄質系や視床下部 - 下垂体系、免疫系などの影響を受けて、身体はダメージを受けていました。

当然苦痛を伴いますが、通常、そういった苦痛を伴う症状を呈している場合は、休息するのが普通です。その事によって、身体は、ダメージを受けた部分の修復を行う事ができました。

この状態は、副交感神経の緊張によって引き起こされますが、そのときに、「がん誘発に備えて」増加していた NK細胞の「活性」が高まり、がん細胞を攻撃する事が可能となりました。

しかしながら、NK細胞や胸腺外T細胞の数が高い状態というのは「がん誘発」に備えるための免疫システムでしたので、このことは、生体にとっては、あまりよい状態とはいえないことになります。

当然のことながら、この状態は、自律神経の交感神経が過度に緊張する事で引き起こされていました。

ですから、がん細胞を攻撃して、大事に至らぬようにするためには、十分な休息を取り、副交感神経への切り替えを促し、身体に受けたダメージを回復させて、NK細胞の活性を促し、生体の合目的性を達成できるようにする事だと思います。

2009.05.13 p53がん抑制遺伝子と愛の力
2005.12.31 体調とプロスタグランジン

NK細胞を増やす」ためにはどうすればよいのか、という考え方ではなく、

・NK細胞を増やす事になる過度な交感神経の緊張を解放し
・解放によって副交感神経が刺激され NK細胞の活性を促し
・がんを未然に防御できるようつとめる

ことが一番のポイントになるのではないでしょうか。当然のことながら、NK細胞や胸腺外T細胞は、外来抗原に対する免疫を抑制する反面、自己反応性や自己抗原産生への過敏な状況を作り出してしまいます。

その事は、自己免疫疾患とも関係がありました。これらについては、下記の記事を参照いただければ幸いです。

2009.07.21 自己免疫疾患とピロリ菌の関係

下記の図は、免疫系に起こる自己免疫疾患についての一般的な考え方と、福田安保理論での考え方の違いについて表していました。

20090720自己免疫疾患

また、福田安保理論では、「非自己」の外来抗原向けのリンパ球にかわり、「自己応答性を示す胸腺外T細胞」と「自己抗体産生のB細胞(B1細胞)」が働くことで過剰な免疫反応を引き起こしているという考え方に立っていました。

これらの点を踏まえて、前述の記事で考察された自己免疫疾患を概観したのが下の図です。

20090720自己免疫疾患と福田安保理論

また、がんについては、昨日(2013.03.16)も投稿しましたが、下記の記事も参考にしていただければ幸いです。

2012.04.23 穀雨の頃健康で生きるための免疫生活 2
2012.04.22 桜の開花の頃健康で生きるための免疫生活 1
2011.04.03 病気の成り立ちを知る
2010.03.21 がん細胞の謎を考える
2010.03.20 二つの生き物の合体とがんの謎
2010.03.12 病気にならない生き方

最後になりましたが、「自律神経と免疫の法則(安保徹著、三和書店発行)」p99 では、

研究者達は、癌の治療のため NK細胞をふやす工夫をしている。しかし、不思議な事に NK細胞が最も多いのは癌患者であり、健康な人でも、また動物でも、ストレスが加わると NK細胞は激しく数が増加する。また、癌患者が安心や笑いのあるリラックスした生活をすると NK細胞の活性が上昇し、癌が自然退縮を始めることも知られている

と表しています。

明日の天気は今日とは一転し「曇りのち雨」の予報がでていました。24:00 現在の気温は、4.7度でしたが、これから明け方にかけれはそれほど下がらないようです。

朝の気温は 4度と暖かで、日中の最高気温は 11度と、雨は降りますが二桁の暖かな日になるようです。

自己免疫疾患とピロリ菌の関係

○ 履歴 : 2007「2007.07.21 中越沖地震に見る需要と供給最低 21.1 最高 23.3
○ 履歴 : 2008「2008.07.21 暑中お見舞い申し上げます 2008最低 20.3 最高 31.8
○ 気温 : 今日の 最低 19.6度 最高 22.9度(09:46)

朝起きると、青空が見えていましたがお日さまはそれほど出ていませんでした。それもつかの間、ちょっとの間に曇りだし、霧雨から小雨へと天気が急変しました。

その雨は、お昼前にはやんだようですが、一日中湿っぽい天気が続きました。ただ、気温の方は低いようで、半袖では肌寒い一日でした。

今日も、午前中に山へ行ってきました。出発するときに小雨が降り出しました。ラベンダーの畑には、その雨滴が集められ先日の爪跡をさらに深くしているようでした。

20090721ラベンダーの畑1 20090721ラベンダーの畑2 20090721ラベンダーの畑3

ある程度乾燥が進むまで、そのままにしておこうかと思います。水滴を集めているのがもう一つありました。クモの巣の糸です。ちょうど、NHK ラジオからは、夏休み子ども科学電話相談のお話が流れていました。

アリさんの家は、雨が降ったらどうなるのかとか、ゴーヤが苦くて嫌いなのにお母さんとお父さんがいっぱい植えているのでどうしたらいいのかなど、とても難しい質問があったようです。

このクモの巣、雨をはじくための工夫が施されているから、濡れても大丈夫みたいですね。はじくといったら、ダマスクローズの葉っぱは、水滴をまるで撥水加工した自動車のようにはじいています。

ゴーヤがブツブツしてるのは、水滴が溜まって腐ってしまうのを防ぐためだとか。苦みは完熟してくると甘くなるお話もされていましたよ(
2007.08.23 今日は処暑ですが秋田は昨晩から)。

スイカは随分水を嫌うようですが、表面がツルツルしてますよね。秋田県の県南に位置する羽後町でのスイカの収穫と出荷のお話が、先日テレビで放送されていましたが、雨の管理がとても大変だったようです。

真っ赤な赤いスモモが実っていました。こちらの表面はツルツルです。このスモモもすぐに傷んでしまいます。そうそう、ハイブリッド日食の質問なんかも登場していました。そんな現象初めて聞きました。月の地球を回る起動が楕円形である事が関係していました。明日は、皆既日食の日でしたね。

20090721クモの巣 20090721スモモ 20090721早咲きラベンダーの花穂が

上の写真、右は、ラベンダー早咲き3号ですが、花穂を早めに刈り取った苗です。それほど暑くなく、十分な雨のせいなのか、花穂を伸ばしてきました。

秋田では、早咲きのラベンダーの花芽の管理をうまくやれば、六月から七月にかけて二ヶ月間、きれいな花を楽しむ事ができるかもしれません。

初冬の頃にも咲き出しますので、かなりの期間、ラベンダーの花を楽しめそうですね。以前、北海道でも、試験栽培されている現場を見たことがあります。左は、ちょっと雨に濡れかわいそうな豆太郎。

20090721豆太郎 20090721野菜炒め 20090721ニンジンのスリスリ

上の写真、中央と右、そして、下の写真は、今日のお昼ご飯です。モヤシやピーマン、キャベツなどの野菜炒め、ニンジンをすりつぶし玉子とスパムを混ぜて炒めたニンジンのスリスリ、小松菜と油揚げの煮びたし、そして、スパム入り野菜スープ、アボガドとトマトのサラダです。

20090721小松菜と油揚げの煮びたし 20090721スパム入り野菜スープ 20090721アボガドとトマトのサラダ

下の写真は、今日の晩ご飯です。ニンジンの味噌炒め、野菜炒め、赤魚と豆富の煮つけでした。その他、モヤシのタマゴ炒めをご飯にのっけて食べました。

右は、夜妹から届いた「スナックひまわり」の写真です。会津若松市内で偶然見つけたという事で送ってくれました。いつも、山形県の川西町にある「ひまわりラーメン」を帰省の途中に撮したりしますが、今回はスナックでした。

20090721アボガドとトマトのサラダ 20090720ラベンダーのドライフラワー 20090720東の空

先日の新聞(2009.07.18 秋田魁新報)に、「ピロリ菌除去で病気治療に成功」というタイトルの記事が載っていました。

サブタイトルは「
B型インスリン抵抗症」となっていました。

非常に興味のある内容だったので、いろいろ調べてみると、とても面白いつながりが見えてきました。いつもこのブログで登場する「福田安保理論」を基本に「自己免疫疾患」を眺めてみると、ピロリ菌との関係が見えてきそうです。

記事では、「B型インスリン抵抗症」という病気の方が、ピロリ菌の除菌治療を施したところ、血糖値が正常に戻ったという内容でした。

興味を持ったのは、患者さんが、この病気以外にも「血小板減少症」を併発しており、この「血小板減少症」の治療に効果があるピロリ菌の除菌治療を行ったことで、「B型インスリン抵抗症」の治療にもつながり「血糖値が正常に戻った」という事でした。

これら二つの病気を調べてみると、どうも「自己免疫疾患」という大きな概念で捉える事ができそうです。B型インスリン抵抗症という病気は、

○ インスリン受容体に対する自己抗体が原因
・インスリンがインスリン受容体に結合することで血糖値が減少
・そのインスリン受容体に抗体ができインスリンの働きを阻害
・その結果血糖値が高くなる
・場合によっては抗体が外れ、結果急激な低血糖症状を引き起こす
・高血糖と低血糖を繰り返す

ことで、急激な低血糖による発作を引き起こす病気のようで、一般的に分類される「1型、2型の糖尿病」とは違い、「その他の特定の機序、疾患によるもの」-「免疫機序によるまれな病態」という分類がされているようです。

また、血小板減少症では、

○ 血小板に対する自己抗体が原因
・血小板は血液凝固に関係
・それが自己抗体によって破壊
・結果血小板の減少を招き出血症状

を引き起こす病気のようです。どちらの病気にも「自己抗体」という難しい言葉が登場していますね。これは、「自己免疫疾患」という概念と密接に関係しています。

生体は、本来「細菌やウイルス、腫瘍」など、自分の細胞や組織である「自己」とは区別して、「非自己」の異物を認識し、それを攻撃・排除する役割を担っています。このシステムは免疫と呼ばれています。

逆の事をいえば、「自己」の細胞や組織を標的にした攻撃はしないシステムを持っているという事もいえます。ところが、この「自己免疫疾患」という病気は、本来「非自己」を標的に働く免疫機能が、自己を標的として攻撃してしまう事で引き起こされる疾患といわれています。

このときに、自分の細胞や組織などの「自己」の構成成分を「非自己」と認識し、異物としての「抗原」に対応する「抗体」が産生される場合があります。このように、自分自身の細胞や組織を抗原としてしまう抗体は「自己抗体」と呼ばれています。

この自己抗体は、全身の組織や、特定の臓器や器官に対して作用するようで、それによっていろいろな自己免疫疾患が起こるようですが、自己抗体が検出されなくとも、その疾患を否定する根拠にはならない、として、自己抗体だけでは説明のできない場合もあるようです。

この点については、いつもこのブログに登場する福田安保理論では、とても明確な概念を展開しています。下記の図は、免疫系に起こる自己免疫疾患についての一般的な考え方と、福田安保理論での考え方の違いについて表しています。

20090720自己免疫疾患

自己免疫疾患が、過剰な免疫反応による組織障害を引き起こすことは同じですが、その時に働く主役の免疫細胞の違いに大きな特徴があるようです。

一般的な考え方では、その主役はT細胞とB細胞のリンパ球です。当然、こちらは「非自己」の外来抗原向けに自己応答性が排除されているリンパ球です。ところが、そのリンパ球が、自己応答性の排除のシステムが働かなくなることで、過剰な免疫反応による組織障害を引き起こしていると理解されているようです。

一方、福田安保理論では、「非自己」の外来抗原向けのリンパ球は、自己免疫疾患が起こっている場合でも、自己応答性の排除のシステムは正常で、しかも、胸腺が萎縮して、末梢血のリンパ球が減少し「免疫抑制」が起こっている、という事がいわれています。

そうなってくると、「非自己」の外抗原向けのリンパ球が、過剰な免疫反応を引き起こしているとされている事に矛盾を生じてしまうことになります。

非常に重要な点なのですが、福田安保理論では、「非自己」の外来抗原向けのリンパ球にかわり、「自己応答性を示す胸腺外T細胞」と「自己抗体産生のB細胞(B1細胞)」が働くことで過剰な免疫反応を引き起こしているという考え方に立っています。

実際の疾患でも、その事が確認されています。これらの点を踏まえて、再度、自己免疫疾患を概観したのが下の図です。

20090720自己免疫疾患と福田安保理論

福田安保理論のユニークなところは、自律神経系と内分泌系によって「免疫の調整」が行われているとする点です。詳しくは、

2006.06.09 生体防御ってすごいなぁ
2005.12.25 プロスタグランジンと福田安保理論

を参照いただければ幸いです。

上の図では、生体が感染やストレスに遭遇した場合に起こる過程を、自律神経系や内分泌系と連動して働いている免疫系を中心に表現しています。なお、この図は「絵でわかる免疫 安保徹著、講談社」の p105〜120 を参照にさせていただきました。

一つは、ウイルス感染です。リンパ球や種々の炎症性のサイトカインなどにより炎症が引き起こされ、組織にダメージが起こりますが、通常は治癒に向かいます(サイトカインについては
2007.03.22 脳内リセットに喜哀楽と深い眠りを参照)。

非常に大切な事は、自己免疫疾患を考えた場合です。炎症によって引き起こされた組織破壊が非常に激しくなった場合、生体は、その時点で異常自己の速やかな排除に備えるための「合目的な反応」を示す場合があります。その時に胸腺の萎縮が起こり「免疫抑制」が誘発されて、「非自己」の外来抗原向けのリンパ球が減少します。

もちろん、この過程の中でその合目的な反応が収束を迎える場合もありますが、問題は、そのまま過剰に反応し過ぎると、「合目的な反応」が一転して、異常自己の排除過剰の反応を起こし、生体に不利な影響を引き起こしてしまいます。

同じ様な「合目的な反応」は、ストレスによって、交感神経の緊張が続いたときにも起こります。こちらの過程では、顆粒球が炎症や組織破壊の主役となります。そして、ホルモンの影響も見逃すことができません。これらもまた、胸腺の萎縮を引き起こし「免疫抑制」の状態へと導くことになるからです。

上記図には、生体の「合目的な反応」を収束に向かわせるのではなく、さらなる免疫抑制へと導く要因が掲げられています。それが、

1. 感染時のさらなるストレス
2. ストレスの持続
3. 間違った治療

の三つでした。3. の「間違った治療」に関しては、

2005.12.31 体調とプロスタグランジン

を参照いただければ幸いです。

このような段階を経て、免疫抑制が続くと「異常自己の排除過剰」が続くことになります。そのときの主役の免疫細胞は、「非自己」の外来抗原向けのリンパ球(これを福田安保理論では「新しい免疫システム」と表現しています)ではなく「自己応答性を示す胸腺外T細胞」と「自己抗体産生のB細胞(B1細胞)」でした。

これらの免疫系(これを福田安保理論では「古い免疫システム」と表現しています)は、

○ 特定の分子、細胞、組織が標的
・自己応答性が拡大した場合に「全身性の自己免疫疾患」
・1型糖尿病〜膵臓ランゲルハンス島β細胞
・今回の記事で取り上げた「B型インスリン抵抗症」〜インスリン受容体
○ 血球細胞が標的
・今回の記事で取り上げた「血小板減少症」など

として働くこととなり、これが自己免疫疾患として捉えられるようです。新しい免疫システム、古い免疫システムにつていは、

2005.08.01 新・古の免疫システム

を参照いただければ幸いです。

とても長いブログになってしまいました。ここで、本題のピロリ菌との関係です。前述の「絵でわかる免疫 安保徹著、講談社」の p113〜114 には、「
胸腺外分化T細胞や自己抗体産生B細胞の活性化のときに、必ず顆粒球の活性化が伴う・・・自己免疫疾患の炎症に顆粒球がかかわり、非特異的な炎症を同時に引き起こす・・」と書かれています。

顆粒球は、本来生体防御のために、体内に入ってくる比較的大きな細菌類を処理する白血球でした。食細胞であると同時に活性酸素によって異物を処理します。

自己免疫疾患を引き起こすような状態では、当然、交感神経の緊張が過度に持続していることを意味していますから、顆粒球が増加して、体内に入ってくる細菌だけでなく「体内の有益な常在菌」までをも攻撃の対象としてしまうことが福田安保理論ではいわれています。

それはまた、化膿性の炎症や組織破壊につながり、最終的には、かん化につながっていく可能性を示唆していますが、今回の大切なポイントは「ピロリ菌」でした。

ピロリ菌もまた常在菌として考えられています。福田安保理論では、ピロリ菌ががんを誘発する因子として考えられており、ピロリ菌そのものががんの原因とは捉えられてはいないようです。この点については、

2008.02.22 ピロリ菌と胃がんの関係

を参照していただければ幸いです。

交感神経の過度な緊張による顆粒球の活性酸素によって、常在菌であるピロリ菌が攻撃を受け、組織の炎症や組織破壊などが引き起こされ、その事が、先ほど示した「
自己免疫疾患の炎症に顆粒球がかかわり、非特異的な炎症を同時に引き起こす・・」事で、自己免疫疾患の病態を悪化させている要因があるのではないでしょうか。

そのように考えると、「
患者さんが、この病気以外にも「血小板減少症」を併発しており、この「血小板減少症」の治療に効果があるピロリ菌の除菌治療を行ったことで、「B型インスリン抵抗症」の治療にもつながり「血糖値が正常に戻った」」という事が、福田安保理論である程度説明可能なのではないでしょうか。

今回投稿した記事は、一つの考え方で、今回示した事が正しいという事ではありませんが、とても興味を持って投稿する事ができました。

いつもお話する事ですが、ひまわりも、かなり交感神経の緊張が続きました。この辺でリラックスモードへと導いてあげないと大変です。

そうそう、これらの仕組みを理解することで、精油やハーブを有効に活用できそうです。ストレスやウイルス感染に対しては、特に、精油を利用したアロマテラピーが有効でした。

● 関連記事
福田安保理論関連の目次
2008.02.22 ピロリ菌と胃がんの関係
2007.03.22 脳内リセットに喜哀楽と深い眠り
2006.06.09 生体防御ってすごいなぁ
2005.12.31 体調とプロスタグランジン
2005.12.25 プロスタグランジンと福田安保理論
2005.08.01 新・古の免疫システム
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プロフィール

ひまわり

○ 佐藤 喜仁(さとうよしひと)
・1955年(昭和30)年
 12月生まれ
・福島県会津高田町出身
○ 1974年(昭和49年)3月
・福島県立大沼高等学校
・普通科卒業
○ 1978年(昭和53年)3月
・京都産業大学
・経営学部 経営学科
(会計学専攻) 卒業
○ 1980年(昭和55年)3月
・京都産業大学
・大学院 経済学研究科修了
○ 1981年(昭和56年)〜
  1987年(昭和62年)
・税理士事務所勤務
○ 1987年(昭和62年)12月
・ハーブ専門店
 みなみの香草屋開業
・自社農場でハーブの生産、
 出荷
・ショップでハーブやアロマ
 関連商品の販売
・サロンでのトリートメント
・ショップやサロンへ商品供給
 とアドバイス
○ 1997年(平成9年)6月
・秋田アロマテラピースクール
 開講
○ 現在、秋田市で
・アロマテラピーと
 フィトテラピー(植物療法)
 を学びながら、ショップや
 サロンを営み、スクールも
 開講しています

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