みなみの香草屋 Blog

自然と共に共存し、植物の持つすばらしい力を借り、心身共に健康で過ごせるための、植物療法(フィトテラピー)について

感染

2022年02月08日  ローズマリーに含まれるカルノシン酸の細胞障害抑制とコロナ感染・重症化の抑制作用
2010年12月14日  幼少期の感染とアレルギーの関係

ローズマリーに含まれるカルノシン酸の細胞障害抑制とコロナ感染・重症化の抑制作用

■ 関連1 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 /
■ 関連2 : 福田安保理論 / 千島学説 / その他

○ 履歴 : 2009「2009.02.08 特殊な構造のトリートメント容器.注意を- 0.6 / 3.9
○ 履歴 : 2010「2010.02.08 フランス旅行の土産話
- 3.3 / 2.8
○ 履歴 : 2011「2011.02.08 会津からの便り 今日は初午 2011
- 3.2 / 2.3
○ 履歴 : 2012「2012.02.08 近未来のハードウェアとソフトウェア
- 5.3 / 0.3
○ 履歴 : 2013「2013.02.08 断続的な吹雪模様で後退した四温
- 3.7 / 0.9
○ 履歴 : 2014「2014.02.08 23時現在積雪深秋田市13cm<東京27cm
-6.7 / -0.9
○ 履歴 : 2015「2015.02.08 雪どけが一気に加速した秋田市ですが
0.2 / 7.1
○ 履歴 : 2016「2016.02.08 立春の頃久しぶりの大雪で朝晩が交通渋滞
- 1.1 / 2.0
○ 履歴 : 2017「2017.02.08 久しぶりに二日連続の雪寄せ作業
- 2.5 / 2.2
○ 履歴 : 2018「2018.02.08 雲の切れ間.光.ウットリするような美しさ
- 4.1 / 2.5
○ 履歴 : 2019「2019.02.08 平均気温が氷点下4.6度を記録した秋田市
-5.9 / -1.5
○ 履歴 : 2020「2020.02.08 朝は湿った雪夜は凍って洗濯板.道路
- 4.4 / 2.6
○ 履歴 : 2021「2021.02.08 雪どけ.一転し再び猛吹雪.真冬並の寒さ.
- 5.0 / - 1.7

☆ 昨日: 最低 - 3.4(00:23)最高 1.8(12:30)平均 - 0.5
・ 昨日: 最大瞬風 18.0m/s(11:55)降水 1.0mm 日照 0.9h 最深雪 47cm
・ 昨日: 天気 昼 雪時々曇 / 夜 曇時々雪
→ 平年: 最低 - 2.4 最高 3.2 平均 0.3 降水 3.6 日照 1.7 最深雪 19 1991〜2020
→ 平年: 最低 - 2.7 最高 2.9 平均 0.1 降水 3.2 日照 1.8 最深雪 19 1981〜2010

★ 今日: 最低 - 1.4(06:28)最高 1.8(13:48)平均 0.4
・ 今日: 最大瞬風 11.3m/s(00:20)降水 0.0mm 日照 0.0h 最深雪 46cm
・ 今日: 天気 昼 曇時々雪 / 夜 曇後一時晴
→ 平年: 最低 - 2.4 最高 3.3 平均 0.3 降水 3.6 日照 1.7 最深雪 19 1991〜2020
→ 平年: 最低 - 2.6 最高 3.0 平均 0.1 降水 3.2 日照 1.9 最深雪 19 1981〜2010

202202082400Temperature

上のグラフは 2022.02.08(火)秋田の気象観測データです(お天気モニタ)
・「秋田県 秋田の気象情報(外部リンク : お天気モニタ)

朝から、雪雲の広がる空模様で、気温の方は、- 1度台 から - 0度台 を示していました。

昼前になっても、同じような空模様が続いていましたが、お昼が近づくにつれ、一部の方角には、雲の切れ間から青空がのぞくこともありました。

09:00 まで「
氷点下」が続いていましたが、10:00 からは、プラスの 1度台を示すようになっていました。

昼過ぎには、再びドンヨリとした鉛色の空が広がり、気温の方も、相変わらず 1度台で推移していました。

夕方になっても、同じような空模様が続き、16:00 からは、0度台の気温となっていました。

夜のはじめ頃には、雪雲が白くかかっていましたが、雪が降り出すこともなく、0度台から 1度台、そして、夜遅くには、1度台から 0度台の間で変動する不安定な天気となっていました。

今日の積雪深は、一日を通して、45cm(02:00のみ46cm)から 44cm(14:00から)を示していました。

下の写真は、今日一日の天気の移り変わりの様子です(07:28頃、11:37頃、14:07頃、16:40頃)。

20220208外の様子朝 20220208外の様子昼前 20220208外の様子昼過ぎ 20220208外の様子夕方

昨夜、夜のはじめ頃には、一部の空には、青空が広がっていましたが、その反面、雪雲が空を覆う天気が続いていました。

それでも、雪が降ることはなく、20:00 からは、45cm の積雪深となり、19:00 まで
氷点下 だった気温も、その後は、プラスの 0度台が続いていました。

今日未明から明け方には、
- 1度台 から、プラスの 0度台の間で気温が変動していましたが、朝には - 1度台 から - 0度台 を示していました。

そんな天気の中、今日もインターバル速歩を楽しみに、近くの公園へ向かいました(986)。

下の写真、左は、速歩へ向かう途中の広い歩道と西の空の様子です(06:55頃)。

中央は、速歩へ向かった公園外周路と公園、それに、南西の空の様子です(06:58頃)。

空には、雪雲が広がっていました。

20220208速歩へ向かう途中の広い歩道と西の空 20220208速歩へ向かった公園と公園外周路と南西の空 20220208速歩途中で見かけた公園南側と東側外周路角のツララが1

上の写真、右は、速歩途中で見かけた公園南側と東側外周路角の建物の様子ですが、昨日までは、その屋根から大きなツララがぶら下がっていました(07:02頃)。

少しずつ、そのツララが大きく育っていたのですが、昨日の間でしょうか、下の写真、左のように、そのツララが落ちていました(07:02頃)。

自然に落ちたのか、落としたのかはわかりませんが、これで、安心です。

下の写真、中央は、そこから左へ入った公園東側外周路と北の空の様子です(07:02頃)。

そして、右は、その外周路脇の駐車場の様子ですが、とにかく、雪が厚く圧雪状態で、この雪がとけだしても、おそらく、下の方は凍りついているのではと思います。

20220208速歩途中で見かけた公園南側と東側外周路角のツララが2 20220208速歩途中の公園東側外周路と北の空 20220208速歩途中で見かけた公園東側外周路脇の駐車場

下の写真は、速歩途中の公園高台から、東西南北を望んだときの様子です(07:20頃)。

周りを見回しても、雪雲が空を覆っており、少し前から、小雪も舞っていました。

20220208速歩途中の公園高台から望んだ西の空 20220208速歩途中の公園高台から望んだ南の空 20220208速歩途中の公園高台から望んだ東の空 20220208速歩途中の公園高台から望んだ北の空

下の写真、左と中央は、速歩からの帰り道で望んだ広い歩道と東の空の様子ですが、お店向かいの駐車場に近づくにつれ、どんどん両脇の雪山が高く、そして、迫って来るのがわかります(07:27頃)。

下の写真、右は、定番の朝ご飯です。

20220208速歩からの帰り道で望んだ広い道路と東の空1 20220208速歩からの帰り道で望んだ広い道路と東の空2 20220208朝ご飯

下の写真は、今日のお昼ご飯です。

今日は、レタスを中心としたサラダ、ほうれん草、それに、ニンジンのシリシリ、それに、ハクサイとスパムを中心とした野菜スープでした。

20220208お昼ご飯1

下の写真も、今日のお昼ご飯で、焼き立てのグラタンでした。

20220208お昼ご飯2

今日は、ご飯ではなく、自家製のレーズンパンとシチューを中心としたお昼ご飯となりました。

下の写真、左と中央の左は、そのレーズンパンです。

昼過ぎになっても雪雲が空を覆っていましたが、プラスの気温となり、歩道の雪が緩んでいました。

下の写真、中央の右と、右は、その歩道の雪寄せ前(14:34頃)と、雪寄せ後(14:49頃)の様子です。

20220208お昼ご飯レーズンパン1 20220208お昼ご飯レーズンパン2 20220208外の様子昼過ぎ歩道の雪寄せ前 20220208外の様子昼過ぎ歩道の雪寄せ後

下の写真は、夕方 16:40 頃の歩道と東大通りの様子です。

相変わらず雪雲が空を覆っていました。

20220208外の様子夕方歩道と東大通り1 20220208外の様子夕方歩道と東大通り2 20220208外の様子夕方歩道と東大通り3

この頃、下記の記事へのアクセスが増えていました。古い記事でしたが、何と、いいね!が「
48(2022.02.08現在)」もあり、びっくりしました。

2007.10.23 カルノシン酸とローズマリーの関係

調べてみたら、下記の記事にそのヒントがありました。

ローズマリーとカルノシン酸そしてコロナ感染症(外部リンク:東京工科大学)

要点としては、

● ローズマリー由来の「カルノシン酸
◯ 新型コロナを抑制する可能性
・感染の抑制
→ 新型コロナウイルスの感染
 1. 気管上皮細胞への侵入
 2. その細胞にある膜タンパク質「
ACE2」に結合して
 3. 感染を引き起こす
→ 「カルノシン酸」の働き
 1. 「カルノシン酸」が「ACE2」に結合して
 2. 新型コロナウイルスが「
ACE2」に結合できない
→ 結果、感染を抑制する可能性を見い出す
 1. この抑制効果は遺伝子変異の影響を受けない
 2. ウイルスの株の種類に関係なく抑制

◯ 感染による重症化を抑制する可能性
・感染による重症化
→ 新型コロナウイルスに感染した気管上皮細胞などは
 1. 活性酸素を大量に産生
 2, マクロファーにある「
NLRP3」というタンパク質を活性化
 3. サイトカインストームを引き起こし
 4. 感染による重症化が始まる
→ 「カルノシン酸」の働き
 1. 「NLRP3」の活性化を抑制
 2. 重症化を防ぐ可能性

つまり、「カルノシン酸」は、

・新型コロナウイルス感染の仕組みに働いて、感染そのものを抑制し、感染を気管支上皮にとどめれば軽症
・肺上皮細胞にまで拡大すれば重症化する症状の抑制に働く

という、「感染と重症化」の両方を抑制することへの可能性を見い出したというものでした。

また、上記「
東京工科大学」の研究では、以前より、「カルノシン酸」が、

・リウマチなどの炎症性の慢性疾患に対して、強い抑制作用
・アルツハイマー型痴呆症の抑制など

のさまざまな生理機能を有する事を明らかにして来たそうです。

かなり前の記事となりますが、下記の通り、2007.01.17 に投稿した記事では、複合体を破壊して、「
Nrf2」転写因子が働けるようにするのが「スルフォラファン」の役目でした。

そして、「
ロスマノール」や「カルノシン酸」が「Nrf2」転写因子の活性に関与している内容を明らかにしました。

Nrf2」転写因子の活性は、発ガン性物質の代謝に働く SODや、カタラーゼ、グルタチオン合成酵素の活性が期待できました。

2007.01.17 キャベツとイソチオシアネート

20070117スルフォラファングルコシノレートの代謝

また、下記の記事では、「
カルノシン酸」が「ロスマノール」と同じように「Nrf2」転写因子の活性を促進させるように働くだけではなく、「NEPP(ネップ)11」と「Keap(キープ)1」が結合する事で誘発された酵素である「ヘムオキシゲナーゼ - 1」の活性にも関与していることも見て来ました。

この事で、「
脳細胞死を抑制する遺伝子を活性化」させ、その酵素の働きによって、活性酸素が除去され、脳の神経細胞の保護が行われる内容を投稿しました。

2007.10.23 カルノシン酸とローズマリーの関係

20071023ローズマリーとロスマノール、カルノシン酸

それらの点も踏まえ、再度、下記のようなマインドマップを作ってみました。

コロナウイルス」の「感染と重症化」の両方を抑制し、脳神経細胞の細胞死や認知症などの予防に有効性が見い出されたローズマリー Rosmarinus officinalis に含まれている「カルノシン酸」などの働きを、全体像を通して現したものです。

なお、この「
カルノシン酸」は、ハーブ(精油ではなく)のローズマリー Rosmarinus officinalis だけではなく、セージ Salvia officinalis にも含まれていました。

2007.01.18 キャベツとローズマリー

20220208CarnosicAcid

2008.03.15 関連情報目次 精油の化学
2020.02.24 ケモタイプアロマテラピーにおける感染症対策
2020.02.22 アロマで感染症対策
2020.01.12 医薬品と精油の薬理作用は似て非なるもの
2019.12.04 肺炎予防にアロマケアの追加を
2018.12.06 精油のマトリクスデータシートの3D化
2018.11.16 目的達成のための戦略と精油のマトリクスデータシートの活用(呼吸器系の疾患を考えた場合)
2013.03.09 植物工場とレアプラントそしてつつましやかな植物たち
2011.11.07 つつましやかな植物がレアプラントへ
2010.08.17 ベルギーでの細菌感染で思う事
2010.04.14 消化を助ける菌や超多剤耐性菌と精油の関係
2008.08.24 くすりをつくる微生物たち 県立大学公開講座
2008.07.10 感染症対策と精油の力
2007.10.01 精油の欠品情報から

下の写真は、今日の晩ご飯です。

トンブリ納豆、食用ギクミニトマト添え、ニンジンのシリシリ、それに、厚揚げ豆富のホルモン鍋でした。

20220208晩ご飯

下の写真、左と中央も、今日の晩ご飯です。

こちらは、いぶりがっこ、「
花梨生姜柚子茶」入りのあったかい飲み物、それに、トンブリ納豆ご飯でした。

下の写真、右は、夜のはじめ頃 21:20 頃の様子ですが、雪雲が空を覆っているのがわかります。

20220208晩ご飯がっこと花梨生姜柚子茶 20220208晩ご飯納トンブリ豆ご飯 20220208外の様子夜のはじめ頃

明日 2022.02.09(水)の秋田の最低気温は
- 4度、最高気温は 3度、そして、天気は「曇りのち晴れ」が予想されていました(YAHOO!JAPAN 秋田の天気予報 2022.02.08 22:00 発表)。

幼少期の感染とアレルギーの関係

○ 履歴 : 2008「2008.12.14 続ローズマリーの冬支度そして机の整理 - 0.5 / 5.0
○ 履歴 : 2009「2009.12.14 福島百の風景 水のある風景
- 2.3 / 8.1 〜 会津
○ 気温 : 今日の最低 3.5 最高 8.2(12:18)/ 昨日 :
- 2.8 / 2.9

昨日は、とても寒い一日でしたが、夕方から徐々に気温が上がり始め、雨が降ってきました。その雨の影響で、昨日まで真っ白だった外は、雨に濡れた風景に早変わり。

日中も、小雨が降ったり止んだりと、なかなか道路が乾いてくれません。それでも、ときどき雲の間からは、お日さまも顔を出していました。

午後三時過ぎには、とてもきれいな青空が広がり、夕焼け空を望む事ができましたが、夜には、再び雨が降ってきました。そして、昨晩とは全く逆で、どんどん気温が下がって来ました。23:00 現在の気温は、0.4度まで下がっていました。

20101214一変した山の風景1 20101214一変した山の風景2 20101214ラベンダーの畑1

今日も、お昼頃に山へ行ってきました。昨日とまるで違う風景です。体感温度も違います。一転して春先のような風景となりました。

上の写真、左は、杉や松の木です。昨日までは、真っ白な雪でデコレートされていました。ラベンダーの畑も一転しました。

20101214ラベンダーの畑2 20101214ラベンダーの畑3

下の写真は、左から、ラベンダーナナ成沢、ラベンダー早咲き3号、そして、ラベンダーおかむらさきの株です。

20101214ラベンダーナナ成沢 20101214ラベンダー早咲き3号 20101214ラベンダーおかむらさき

今日は、氷や雪がとけだし、水たまりが出来ていました。ダマスクローズのきれいな緑色の葉っぱがまだ残っています。先ほどまで小雨が降っていましたが、雲の間からは、お日さまが顔を出してきました。

葉っぱを落とした木の枝に残っていた水滴が、キラキラ輝いていました。

20101214一変した山の風景3 20101214一変した山の風景4 20101214一変した山の風景5

下の写真は、今日のお昼ご飯です。もち米で炊くご飯で、ユーファンというのだそうです。中央は、鶏モツのみそ煮、そして、ドライにしたササギのスープでした。

20101214ユーファン 20101214鶏モツのみそ煮 20101214ドライササギのスープ

下の写真も、今日のお昼ご飯です。サツマイモの天ぷら、アップルケーキ、そして、ハクサイがっこでした。ダイコンもありましたよ。

20101214サツマイモの天ぷら 20101214アップルケーキ 20101214ハクサイがっこ

さっきまで降っていた雨がやみ、晴れてきました。今日の晩から、気温が低くなり再び荒れた天気になるようでした。まだ、履き替えていなかった軽トラックのタイヤを冬用へと交換しました。

作業を終了した 15:40 頃には、西の空にお日さまがしずみかけていました。その頃は、以外と青空が広がっていました。

20101214夕日 20101214トラックのタイヤ交換 20101214お好み焼き1

上の写真、右と、下の写真は、今日の晩ご飯です。今日は、鍋ではなく、ホットプレートです。その上で、お好み焼きをしました。最後は、タマゴを混ぜて焼きうどんでした。

夜は、お米を全く食べなかった事になりますね。中央は、糸カボチャとパイナップルの酢のものです。

20101214お好み焼き2 20101214糸カボチャとパイナップルの酢のもの 20101214タマゴ入り焼きうどん

今日の新聞(2010.12.14 秋田魁新報)の「科学 かがく 科学」というトピックスに、アインシュタインが存在予言した「重力波」の記事が載っていました。

何でも、「
アインシュタインが 90年以上も前に一般相対性理論で存在を予言し、いまだに直接観測されていない「重力波」の観測に、世界中が競っているのだそうです。

重力波」は、いまだに直接観測されてはおらず、少しずつ感度を上げながらの観測が続いているようですが、同じ新聞の別の記事には、「衛生仮説」が、マウスの実験によって実証されたという内容が載っていました。

衛生仮説」というのは、幼少期における環境があまりにも清潔過ぎると、アレルギー性疾患が多くなるという仮説のようです。

先ほどのアインシュタインのお話ではありませんが、新聞のサブタイトルとして掲げられていた「
幼少期にインフルやピロリ菌」に感染したりすると、アレルギー疾患を抑制する効果が、マウスの実験で確認された事で、その仮説が実証されたとの事でした。

タイトルは「
感染、免疫が記憶」というものでした。そのマウスの実験がどのように行われたのかというと、

● 生後2週のマウス
○ インフルエンザウイルスに感染
○ ピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)が作る「ChAcG」という物質注射
・リンパ球の一種増殖
○ 成長した5〜6週間後
・気管支喘息を起こすアレルゲン投与
→ 気道での「
炎症は抑制

● 生後8週のマウス
○ 初めてインフルエンザウイルスに感染
○ 初めてピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)が作る「ChAcG」という物質注射
・気管支喘息を起こすアレルゲン投与
→ 気道での「
炎症を抑制できず

という結果が確認できたそうです。どうもポイントになるのは、「生後2週のマウス」と「生後8週のマウス」の違いにあるようです。

この「
生後2週のマウス」というのが、「幼少期」にあたるのではないでしょうか。

アレルギー性疾患は、一般には、免疫が過剰に働くことで引き起こされるものでしたが、この実験から「
免疫を整える幼少期に病原体にさらされると免疫に何らかの記憶が残り、成長後バランスを保てるようになる」という事が導き出され、逆説的ではあるかと思いますが、「衛生状態が改善されると、幼少期に病原体にさらされる機会が減少し、かえってアレルギー性疾患になりやすくなる」という事で、結果的に「衛生仮説」を実証する事になったようです。

この記事を読んで、福田安保理論の事を思いだしました。以前、このブログでは、

2008.10.09 幼児期の免疫システムとアロマテラピー

という記事を投稿しましたが、ここでは、「
リンパ球」と「顆粒球」の比率が、出生から、幼児期、子供時代、成人と年を重ねていくうちに、どのようにその比率が変化していくのかを表した図を元に、幼児期における免疫システムとアロマテラピーとの関係を見てみました。

下記の図は、そのときに示した図です(体温免疫力 安保徹著、ナツメ社 p95 参照)。

20081009白血球比率の加齢による変化(ナツメ社より)

また、

2005.10.28 ウイルス撃退マスクと免疫力

では、「
免疫を獲得して、その後の免疫力を身につけるのに必要な時期」が、幼児期 〜 子供時代であり、

・出生数日後から15〜20歳の時期に、白血球のパターンが、顆粒球よりもリンパ球の比率が多い
・リンパ球は、外来からの異物でも非常に微細なウイルスや異種タンパク質などの抗原に対して働く
・したがって、リンパ球が優位になりすぎると、抗原に過剰に反応してアレルギー疾患のリスクが高くなる
・ただし、子供の成長期におけるリンパ球優位は、生体エネルギー同化作用を優先することで、バランスが保たれている
・そのバランスが崩れて、エネルギー同化作用が過剰になると、リンパ球が過剰に働き過ぎてアレルギー疾患の誘発を招く

というような観点から、ほとんど「無菌状態」を再現している状態(99.9%のウイルスをとらえる)に身を置くことに等しい「ウイルス撃退マスク」のもとでは、免疫力を備えることができず、免疫システムが正しく働くためには、「ほどよい刺激」が必要となるのでは、というお話を投稿しました。

このように見てみると、今回の実験による「
衛生仮説」の実証は、生体の合目的性を持った免疫システムから概観してみると、見事に一致している事がわかります。

アレルギー性疾患についての、非常に興味のある内容でしたが、福田安保理論では、自律神経と免疫の法則を基本としていました。

先ほども、お話しましたが、アレルギー性疾患は、一般には、免疫が過剰に働くことで引き起こされるものでした。その免疫システムは、自律神経の副交感神経が関係していました。

ですから、「
衛生仮説」だけではなく、自律神経の支配を受けている免疫システムの事も常に頭に入れて考えなくてはならない重要なポイントともいえるかと思います。

先ほどから、雨の音が聞こえなくなりました。外を見てみると、少し湿り気を含んだような大きな雪が猛烈に降っていました。

20101215雪は降る1 20101215雪は降る2 20101215雪は降る3

上の写真は、その時(24:40 頃)に撮した風景です。思わず、車のワイパーを上げてきました。明日になれば、どれほど積もっているのか恐ろしいです。

● 関連記事
福田安保理論関連の目次
2008.10.09 幼児期の免疫システムとアロマテラピー
2006.06.09 生体防御ってすごいなぁ
2005.12.12 免疫システムと感染症対策
2005.12.10 抗感染症と福田安保理論
2005.10.28 ウイルス撃退マスクと免疫力
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プロフィール

ひまわり

○ 佐藤 喜仁(さとうよしひと)
・1955年(昭和30)年
 12月生まれ
・福島県会津高田町出身
○ 1974年(昭和49年)3月
・福島県立大沼高等学校
・普通科卒業
○ 1978年(昭和53年)3月
・京都産業大学
・経営学部 経営学科
(会計学専攻) 卒業
○ 1980年(昭和55年)3月
・京都産業大学
・大学院 経済学研究科修了
○ 1981年(昭和56年)〜
  1987年(昭和62年)
・税理士事務所勤務
○ 1987年(昭和62年)12月
・ハーブ専門店
 みなみの香草屋開業
・自社農場でハーブの生産、
 出荷
・ショップでハーブやアロマ
 関連商品の販売
・サロンでのトリートメント
・ショップやサロンへ商品供給
 とアドバイス
○ 1997年(平成9年)6月
・秋田アロマテラピースクール
 開講
○ 現在、秋田市で
・アロマテラピーと
 フィトテラピー(植物療法)
 を学びながら、ショップや
 サロンを営み、スクールも
 開講しています

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・ツヤノール-4
・trans-ツヤノール-4
・α-テルピネオール
・β-テルピネオール
・γ-テルピネオール
・テルピネン-4-ol
・ネロール
・ボルネオール
・メントール
・d-リナロール
・l-リナロール
セスキテルペンアルコール類
・キャトロール
・α-サンタロール
・β-サンタロール
・セドロール
・ネロリドール
・パチュロール
・バレリアノール
・α-ビサボロール
・ビリディフロロール
ジテルペンアルコール類
・アセトキシ-15-ラブダノール-8
・スクラレオール
・ラバダアン-8-α-15-ディノール
エステル類
・アンスラニル酸ジメチル
・蟻酸シトロネリル
・酢酸ネリル
・酢酸ベンジル
・サリチル酸メチル
ケトン類
・l-カルボン
・d-カルボン
・カンファー
・クリプトン
・β-ジオン
・α-ツヨン
・β-ツヨン
・ピペリトン
・ベルベノン
・メントン
フェノール類
・オイゲノール
・チモール
フェノールメチルエーテル類
・trans-アネトール
・チャビコールメチルエーテル
テルペン系アルデヒド類
・シトラール
・シトロネラール
芳香族アルデヒド類
・クミンアルデヒド
・ケイ皮アルデヒド
酸化物類
・アスカリドール
・1,8シネオール
・ビサボロールオキサイドA
・trans-リナロールオキサイド
ラクトン類
・クマリン

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