みなみの香草屋 Blog

自然と共に共存し、植物の持つすばらしい力を借り、心身共に健康で過ごせるための、植物療法(フィトテラピー)について

免疫

2012年04月23日  穀雨の頃健康で生きるための免疫生活 2
2012年04月22日  桜の開花の頃健康で生きるための免疫生活 1
2010年10月10日  アロマテラピーセミナー 2010 その1
2008年10月09日  幼児期の免疫システムとアロマテラピー
2006年06月14日  アルツハイマーと免役

穀雨の頃健康で生きるための免疫生活 2

○ 履歴 : 2010「2010.04.23 郵便屋さん専用の足湯+ 4.9 / + 7.9
○ 履歴 : 2011「2011.04.23 一日かけて作った資料はたった一枚
+ 8.8 / + 17.1
○ 気温 : 今日の最低 + 10.9(04:05)最高 + 15.1(12:24)24時|昨日 + 8.5 / + 14.7 23時

昨夜からシトシト雨が降り続いています。今日の朝になっても、雨足は強くはないのですが、優しく、静かに降り続いていました。

時々降りやむ事もありましたが、一日中、静かな雨模様の天気でした。今日の朝の気温は + 10.9度と、とても暖かで、最高気温こそ + 15.1度でしたが、毎正時の気温は、すべて十度台で推移し、穀雨の頃にふさわしい雨となりました。

昨夜、会津の妹から、生そばと野菜を送ったというメールが届いていましたが、その荷物は、午前九時前に到着しました。下の写真、左と中央が、その生そばと野菜です。

下の写真、右は、今日の朝の様子です。傘を差すほどではないのですが、細かい雨が降っていました。

20120423会津のそば 20120423会津の野菜 20120423朝の様子

今日は、午前中からアロマのセミナーがありました。神経系やリラックスのためのアロマです。そういえば、受講生の方も昨日の安保先生の講演会を受講されましたので、まさに、昨日の内容と連動させてのお話しでした。

アロマテラピーで利用するケモタイプ精油の多面的な働きは、神経系のみならず、原因や体調の成り立ちに戻った適用も可能です。

当然のことながら、それらの原因により引き起こされる様々な体調そのものにも直接的に働きかけますから、福田安保理論を取り入れたアロマの授業は、どのような条件のときにどのような精油を使うのか、その理由を生化学的な成分に基づいて考えることのできる理論体系を身につける事が可能となります。

もちろん、精油には、それ以外の「間接的な作用や嗅覚作用」という優れた特性も持ち合わせていますから、なおさらの事です。

20120423アロマのセミナー1 20120423アロマのセミナー2 20120423アロマのセミナー3

下の写真は、今日のお昼ご飯です。今日届いたばかりの会津の生そばを、大きなザルにそのままのっけての食事でした。あ〜おいしかった。

20120423会津のそば2 20120423会津のそば2 20120423ラベンダーの鉢植え

今日は、午後から山へ向かいました。シトシト雨が降っていましたが、傘を差す必要のない場合もありました。上の写真、右と、下の写真は、ラベンダーの鉢植えや畑の様子です。

二日前に土の入れ替えを行ったラベンダーの鉢植えは、今日の雨が恵みの雨となったようです。畑のラベンダーも、姿を見せ始めた新芽が輝いて見えました。

20120423ラベンダーの畑1 20120423ラベンダーの畑2 20120423ラベンダーの畑3

この雨は、ラベンダーだけではなく、ひろっこにも恵みの雨だったようです。一段と茎が伸びていました。穀雨の頃とは、今日のような日の事をいうのでしょうね。

下の写真、中央と右は、花梅の花です。ようやく開花しました。今までは、赤い色の花梅だけが咲いていましたが、白やピンク色の花梅の花も開花していました。

20120423ひろっこ 20120423花梅の花1 20120423花梅の花2

下の写真、左は、真っ赤な花をつけた花梅です。右は、すももの花芽です。放射状に花芽がふくらんで、その先端に白い花を咲かせます。雨でレンズが濡れてしまいましたが、とてもよい雰囲気で撮れていました。

20120423花梅の花3 20120423花梅の花4 20120423スモモの花芽

昨夜からの暖かい雨で、桜の花芽だけではなく、木々の花芽が一斉にふくらみ始めています。下の写真、左は、栗の芽です。中央と右は、お隣さんの花梅の花です。

先日の爆弾台風で、木全体が傾いてしまいましたが、こちらも、今日の開花でした。この花を楽しんだ後は、倒れた部分の木や枝を切りとるそうです。残念ですね。

20120423芽吹き 2012042023花梅の花5 20120423花梅の花6

昨日は、強風の中、農家の方々は忙しそうにハウスで農作業をしていました。山へ向かう途中にある田んぼも、昨日、土起こし作業が行われたようです。

下の写真、中央は、スーパーに立ち寄ったときに目にした「熊本産のすいか」です。一箱 1,580円のようですが、すいかは、やはり旬のときがおいしいですよね。

20120423田んぼの土起こし 2012042023熊本産すいか 20120423つぼみ菜のおひたしと生玉子

上の写真、右と、下の写真は、今日の晩ご飯です。つぼみ菜のおひたしと生玉子、ポテトサラダ、かき揚げ、そして、会津の生そばです。

20120423ポテトサラダ 2012042023会津の生そば1 20120423かき揚げ

特製のタレにかき揚げを一緒にして食べました。今日は、お昼と晩ご飯共に、会津の生そば三昧でした。デザートは、ミカンとパイナップルのミルク寒天でした。

20120423会津の生そば2 2012042023会津の生そば3 20120423フルーツのミルク寒天

昨日は、ノースアジア大学で、安保徹氏の「健康で生きるための免疫生活」という内容の講演会がありました。

今年で三年連続の特別講演となりますが、今年の内容は、過去二年間にお話しされた内容のまとめと、人生におけるそのときどきの段階での中で「健康で生きるための免疫生活」のお話しが中心となりました。

過去二年間にお話しされた内容については、繰り返しとなりますが、下記の通り再度リストアップさせていただきました。

○ 一昨年(2010.03.12)の講演
まず第一に「
無理や辛い目」を強いる事が、交感神経の緊張を促し、その事がきっかで病気の 70 〜 80%を理解でき、「健康で生きる」ためには、病気の本質をまず見極めることが大切

○ 特別講演の内容
2010.03.12 病気にならない生き方

また、「がんの成り立ち」のお話についてもお話がありました。「
過度な交感神経の緊張」によって、過酷な内部環境から生き延びようとして、「遺伝子を変異」させ、およそ 20億年前の分裂専門の細胞へと先祖返りを起こしている

○ 特別講演の内容
2010.03.20 二つの生き物の合体とがんの謎
○ 関連する記事
2010.03.21 がん細胞の謎を考える

○ 昨年(2011.04.03)の講演
病気にならない生き方」と同様、「生き方」そのものが、そのときどきに自動的に働く自律神経を通して、また、「自律神経とエネルギー生成」という点で、どのような事が身体の中で起こっているのかを考える事で、さまざまな「病気の成り立ちを知る」事が出来る

○ 特別講演の内容
2011.04.03 病気の成り立ちを知る

という内容のお話しでした。

昨日(2012.04.22)は、それらを復習する意味で、最初は、大体次のような内容構成のお話しから始められました。

2012.04.22 桜の開花の頃健康で生きるための免疫生活 1

● ご自身の提唱している医学のキーワード
○ 多くの病気は自分で治せる医学の提唱
1. 自律神経の働きを知る事
・交感神経と副交感神経の支配下による身体の状態
2. 自律神経と白血球の働き
・顆粒球とリンパ球の働き
3. 自律神経の働きや白血球の働きを支えている体温
・体温を維持するエネルギー生成系
● エネルギー生成系とがんの成り立ち
○ 二種類のエネルギー生成系
1. 無酸素と有酸素でエネルギーを作る方法
・古い先祖の作り上げた無酸素でエネルギーを作る方法
・新しい祖先が作り上げた有酸素でエネルギーを作る方法
・二つの違ったエネルギー生成系をそれぞれ全く違った使い道で使って生きている

今日は、昨日の内容に引き続き、

「今日は、子どもの病気の問題、大人、お年寄りの順序で話してみます。今の日本は豊かで、自律神経の偏り、生き方の問題で病気になるのは、大人の場合は、まじめさ、忙しさが絶対に危険な原因になっています。

子どもは、副交感に偏った穏やか過ぎる生き方です。50年前と比べると、外で遊ぶ時間が少なくなっています。ひもじさもストレスです。お腹すくと怒りっぽくなります。」

というお話しから始まった、次のような内容に沿って進められた内容をご紹介していきたいと思います。

● 子供の病気の問題
○ 元気で外で遊び適度な手洗いとうがい
1. 副交感神経に偏った穏やか過ぎる生き方
・骨格筋肉の丈夫さと集中力の問題
・食べ物と血糖値安定化の問題
2. 紫外線や放射線とエネルギー生成系との関係
・有酸素でエネルギーを作るときに利用される放射線
3. 幼児期における獲得免疫
・ウィルスに刺激されクローンが拡大し免疫ができる
● 大人の病気の問題
○ 過度な交感神経への偏りに注意する
1. 交感神経側に偏る危険性
・心臓血管系への負担
・糖尿病の問題
・膠原病の問題
2. 修復反応とエネルギー生成系の関係
・修復反応とプロスタグランジン
・ステロイドとエネルギー生成の関係
● お年寄りの病気の問題
○ 生きる力をどうやって維持するか
1. エネルギー生成系とミトコンドリアの関係
・ミトコンドリアの持続力を有効に活用
・骨格筋の赤筋や心筋、脳を鍛える
・血圧と薬の問題
● がんの問題
○ 解糖系生命体とミトコンドリア生命体が合体してできた生命体
1. エネルギー生成系の働き
・無酸素と有酸素でエネルギーを作る生命体
2. 低体温と低酸素と高血糖
・過酷な生き方のその先は

子供の時代には、どのような事を考えて過ごさせたらよいのでしょうか。それは、その時代における自律神経と免疫の関係、さらには、それらを支えるエネルギー生成系との関連性をよく理解し、日常の生活をどのように考えたらよいのかが大切でした。

2008.10.09 幼児期の免疫システムとアロマテラピー

でも、幼児期の免疫システムがどのような状態で経過していくのかを理解する事が大切な事を投稿しました。

下記の図は、白血球比率の加齢による変化を表した図です(体温免疫力 安保徹著、ナツメ社 p95 参照)。

20081009白血球比率の加齢による変化(ナツメ社より)

自律神経の支配を受けている免疫系、特に「リンパ球」と「顆粒球」の比率が、出生から、幼児期、子供時代、成人と年を重ねていくうちに、どのようにその比率が変化していくのかが、とてもわかりやすく表されています。したがって、

○ 幼児期
・自律神経系は副交感神経優位で、リンパ球優位となり、生体エネルギーの同化作用のために働く
・母乳の免疫から、自分自身の力で外部のいろいろな異物を認識して、免疫を獲得していかないといけない

という生体の合目的性を考えると、その中にヒントが隠されている事がわかります。そう、先ほど、後半の内容がリスト形式で示された「元気で外で遊び適度な手洗いとうがい」が、その全てを表していると思います。

今回のお話しでは、リラックス過剰の副交感神経緊張状態の弱点を、

「今は、遊ぶ時間が少なく、食べるものが多くて好きなモノを口にいれますから、リラックス過剰で副交感神経過剰です。リラックスだからあまり病気と関係ないと思いますが、リラックスの弱点は身体が鍛えられなくなります。

遊ぶ事で、筋肉骨格の丈夫さが維持され、敏捷さが養われて、生きる力が養われます。そうでないとひ弱で、骨格が丈夫でないと姿勢が悪くなり、あごの骨が細くて頼りないです。

背中が丸くなるような頼りない姿になります。そういう人たちは、機敏さがなくなります。キビキビ立ち上がれないです。お手伝いさせると疲れます。授業を聞いても集中が続きません。」

とお話しされていました。また、その弱点が、様々なコミュニケーションを取ることを必要としている社会生活にまで影響を及ぼす結果となる事もお話しされていました。

「副交感神経に偏ると集中力なくて、もう一つは、困難に出会ったときに立ち向かうのが交感神経側です。副交感神経に偏った子ども達は敗北です。なかなか学校に行けない。若い人たちが職場で怒られ行けなくなるという独特の弱点が起こります。」

として、現代社会が抱えている様々な問題を解決する糸口とも思えるような事柄までをも含んだ内容でした。また、食生活の面についても触れ、甘い物を摂取する場合の注意点についても言及されました。

それは、摂取する甘い物の違いによって低血糖を招き、その事が結果的に自律神経の不安定にもつながる事も指摘されていました。

「甘いものを摂っている人は、すぐ満足しますが、すぐ低血糖がきて、イライラ、すぐ切れます。精神の安定は甘い物では維持出来ません。

穀物でも、未精白の穀物です。すごく血糖が安定します。途中で間食したいという気持ちがでません。それほど血糖が安定します。食物で血糖を安定させます。

学校で生徒達が荒れます。それは、朝ご飯をちゃんと食べなかったり、甘い物で朝食を済ませた人は、低血糖がお昼前に来ますから、そわそわして安定した精神が保てません。

穀物とか給食にするとあっという間に、例えば一週間ほどで、イライラしたり暴れたりしなくなります。そのように、自律神経の安定は、食生活と関係してきます。」

また、エネルギー生成系と紫外線や放射線との関係では、昨年の 2011.03.11 に起こった原発問題ともからみ、とても興味深い内容のお話しがありました。

何でも、有酸素でエネルギーを作り出すミトコンドリア系では、途中の経路で紫外線が必要なのだそうです。その代表が太陽の光でした。この光によって活性化され、エネルギーが作り出されるのですが、さらに強い「波長の短い放射線」も使われているのだそうです。

本来、放射線は有害なものとされれていまが、そのデメリットを逆に活性化のためのエネルギーに使っていたとは驚きでした。放射線にもいろいろあるようですが、宇宙線やラジウム・ラドン、そして、食べ物からのカリウム40などの放射線を利用することでエネルギーを作りだしているのだそうです。

そして、今もっとも注目されているセシウムの問題を、カリウム40との関係から「
そういう形で私たちは生きています。カリウムと福島で問題となっているセシウム 147は、同じような入り方をして、同じように排泄されています」とお話しされていました。

それらの事柄に関連して、次のようなことをお話しされていました。

「子どもたちは、お日さまに浴びる事で丈夫さが維持されるという面もありますから、あまり許容範囲の放射線を心配して外で遊ばない生き方をすると、別の害になります。それがミトコンドリアとつながっています」

また、獲得免疫についても、独特の話術で、会場を笑いの渦に巻き込みました。なお、この点については、以前、

2005.10.28 ウイルス撃退マスクと免疫力

で、「
免疫を獲得して、その後の免疫力を身につけるのに必要な時期」が、幼児期 〜 子供時代であることを投稿した事がありました。

「白血球の免疫は、いろいろなウイルスに刺激されてクローンが拡大して、免疫ができます。おたふく風邪に対する抵抗力、はしかのウィルスに対する抵抗力、これらは後からついてきます。

インフルエンザ、いろいろな種類がありますが、それぞれにかかたっときにそれぞれの抵抗性がでますので、早く大人の免疫をつけるには、かぜが流行ったときには、手洗いうがいは控えめにするという事です。そういう事が大切になります。

学生が、インフルエンザにかかって講義を受けに来ます。そういう時には、多めに近寄って質問して下さいといいます。そういうふうにして免疫が高まってきます。

学校の先生が、熱心に手洗いうがいをしなさいといったら、うがいはしていいと思います。後は飲み込んでおけばいいです。

こういうふうにして我々は子ども時代を健康で過ごす工夫をします。

と、子供の病気の問題を、リンパ球優位である時期と副交感神経への偏りの問題、さらには、その事に関連して獲得免疫の問題、食生活の問題、エネルギー生成系と紫外線・放射線との関連性など、幅広い観点から概観する事ができました。

お話しの内容は、次の大人の病気の問題へと進みました。ここでの問題は、すでに、昨年、一昨年で開催された講演会でも詳しく述べられていました。

大切なのは、「
過度な交感神経への偏りに注意する」ことに尽きるかと思います。大人は、子供とは全く正反対の免疫システムに偏りやすい生活環境があるようです。

交感神経への過度な偏りは、心臓血管系に大きな負荷を与え、内分泌系との連動で免疫システムを顆粒球優位の状態へと導き、さらにその状態が続くことで、新しい免疫システムから古い免疫システムへとそのスイッチを切り替える事になりました。

2006.06.09 生体防御ってすごいなぁ

これらの仕組みを理解する事により、様々な病気の成り立ちを知ることができました。今回は特に、

・心臓血管系への負担
・糖尿病の問題
・膠原病の問題

が取り上げられていました。

これらの病気のほとんどは、先ほどの「過度な交感神経への偏り」に起因して、病気の成り立ちを考える事ができました。

「大人は、子供とは違う危険があります。それは感神経側に偏る危険です。仕事が忙しい、職場の人間関係がこじれた、身体の負担や心の悩みが起こります。

大人は、すごい能力が発揮できるときですので、ある程度の無理は許せますが、限界を超えたときに病気になります。交感神経の緊張は、血圧が高く、脈拍が増える、血糖が高くなります。

自律神経の交感神経が働いたときには、アドレナリンが分泌され、それらの症状があらわれます。

交感神経の働きで困難を乗り切ろうとしますが、行き過ぎたときには、心臓血管系の負担が起こりますので、狭心症、不整脈などの心臓の病気、もっと無理すると、心筋梗塞、くも膜下出血、脳卒中のような病気が起こります。これが、私の限界だ、というところで立ち止まらないといけません。」

というお話しから始まり、「過度な交感神経への偏り」が、心臓血管系への負担となることを明らかにされていました。そう、病気にならないために、立ち止まる勇気が必要です。

糖尿病の問題についても、ストレスと食事との関連性を明らかにし、ご自身の経験を交えて、ユニークではありますが、ちょっと厳しいお話しもされていました。

「すぐダイエットしてもなかなかできません。それは、忙しさとか悩みとのバランスで食べてますので、食べる事だけを制限するとストレスへつながります。

男女でも、食べる事からスタートするのではなく、悩みを解決したり、忙しさから少しでも脱却する事と同時に行う事が必要です。そうしないとかえって破綻をきたします。」

とお話しされ、ストレスの原因となっているストレッサーをいかに解消し、食べる事を考える事が大切であると指摘されていました。

また、糖尿病と人工透析の患者さんの関係を、

「今、透析に入る人がいます。私は、15年ぐらい前までは、透析の患者は、日本で10万人、1年に1万人増えると調べて記憶していました。

今年に入り、最近は、どのくらいいるのか。透析受けている人は、30万人を突破、新規の透析患者が 3万人一年で増えています。たった15年でこれだけ増えているのは、いろんな忙しさ、無理で頑張った人々です。」

として、自律神経の交感神経が働いたときに分泌されるアドレナリンとの関係から、高血糖の状態を招き、その結果糖尿病の患者さんが増えている状況を、独自の観点から説明されていました。

2010.01.31 交感神経における伝達物質と受容体 2

また、強制的に尿を排出させる利尿剤の使用が、結果的に脱水を引き起こし、それが血液濃縮によって腎臓の血流低下をきたしていることもお話しされていました。

さらに膠原病についての問題にもお話しが及びました。様々な種類の病態やその成り立ちは、このブログでも何度か投稿しています。

2009.07.21 自己免疫疾患とピロリ菌の関係
2008.01.28 交感神経緊張と関節リウマチとCKI

甲状腺の病気に対しては、進化の過程の中からその原因を捉え、再発防止のための対策なども話されていました。

「甲状腺病と橋本氏病は、エラに付随した分泌線として進化していきましたが、エラは呼吸臓器ですから、呼吸を荒くするような忙しさが甲状腺の病気の原因です。

膠原病の再発を防ぐためには、同じストレスをもう一度繰り返さない事です。立ち仕事をやめる、避ける事です。立つ時間を半分にするなどの工夫をして再発を防ぎます。」

と話されていました。また、そのような病気に多用されるステロイドホルモンの使用についても、組織修復のために働いてはいるものの、その事が血管拡張による腫れや発熱、痛みなどを引き起こすプロスタグランジンとの関係から言及されました。

この事は、とても大切な内容だと思いました。修復の機会を与えるのか、あるいは、修復のときに発症する苦痛を軽減するためにステロイドを使うのか、とても難しい問題を含んではいますが、それらの事を理解した上で利用する事がとても大切である事を教えられました。

「大けが、火傷でもしもやけでも、組織が壊れたら、必ずプロスタグランジンを出して、組織ホルモンを出して、血管を拡張して血流を増やします。腫れます。発熱もします。代謝を亢進するために熱を出します。痛みを作ります。プロスタグランジンは一つの物質で、血管拡張による腫れ、発熱、痛みを発症します。

それを阻害するのが、バファリン、インドメタシン、バンテリンなどの湿布薬のたぐいが全部血流を止めます。腫れが止まる、熱が下がる、痛みがとれる、一見、患者さんには嬉しいですが、熱心に薬を使うと、修復反応のための血流が阻害されますので治る機会が遅れます。

もっと血流を止めるのが、ステロイドです。ステロイドは、ミトコンドリアに働き、エネルギーを止めますから、身体が冷えると腫れが引きます。

本来は、お医者さんは患者さんのためをもってよかれと思う対処療法を熱心に使います。急性時の症状が取れたとき、まだ使うと、ストレスが薬に置き換わって、病気が治る機会を失う事なります。

病気になる原因と、治るときに出す症状がありますから、それを正しく理解しないと、すごく間違いを起こしてしまいます。」

なお、プロスタグランジンに関しては、下記のような記事を投稿していますので、参照いただければ幸いです。

2005.12.31 体調とプロスタグランジン

さあ、最後になりました。大人の次にお年寄りの方々は、どのようにして健康維持を図ればよいのかという内容に進んで行きました。

今まで見てきたように、お年寄りの方々と免疫システムの関係、そして、エネルギー生成系との関係を理解するところから始めないといけません。

ずっと上の方に、「白血球比率の加齢による変化」を表すグラフをのせましたが、リンパ球優位から顆粒球優位の状態へ変化していきました。これは、

・外来抗原向けの免疫システムから、内部異常を監視して排除する免疫システムへの移行
・顆粒球の増加も見られるが、老年期における顆粒球の活性は、食細胞やサイトカインの産生能に対して働くが、活性酸素の産生能は低下

という、生体の合目的性を保った仕組みとして、変化していることが理解できます。また、エネルギー生成系では、下記のようなお話しがありました。

「特に、瞬発力の解糖系が縮小して、ミトコンドリアの持続力で生きていきます。ミトコンドリアの多いところは、持続力です。分裂もしない。骨格筋の内の赤筋、それに、心筋です。

三番目にミトコンドリアが多いのは、脳のニューロンにミトコンドリアが多いです。お年寄りになってもタップリのエネルギーを作って生きるためには、運動してミトコンドリアの能力を維持するか、そして、ミトコンドリアは運動することで鍛えられます。」

ですから、身体を使い頭を使うことで、健康で長生きする事が出来ることをお話しされていました。そして、血圧と薬の問題についてもお話しされていました。

「血圧が高い、低いが健康ではないのです。死にそうな人は、悪にして、活発なお年寄りがばつにされています。血圧が高い、低いとかで一喜一憂しないで、成り行き任せです。

血圧の高い人が健康を維持するためには、高くて長生きしている人は、睡眠時間をたくさんとって、バランスとって健康を維持しています。

38億年もかけて進化を遂げてきた生命体です。人間の賢さで、血圧の調整に失敗した、コレステロールの調整に失敗したというのは浅はかです。

やたらに心配事を抱えていれば血圧が高いです。血圧の薬を飲むと、普段興奮しなかったときにやたらに下がり過ぎ、脳障害を起こして認知症を起こしたり、寝たきりの世界です。

やっぱり、心配して血圧が上がったときには、身構えるときには、これぐらいの血圧が必要だという身体の反応だと考えないといけません。」

というように、血圧の問題を捉えておられました。

最後になりました。「
がんの問題」です。この点については、一昨年のお話しの中でも登場しましたし、下記の記事でも投稿しました。

2010.03.20 二つの生き物の合体とがんの謎
2010.03.21 がん細胞の謎を考える

キーワードになったのは、私たちの身体は、20億年前に、無酸素で生きていた解糖系の生命体に、ミトコンドリア生命体が合体してできあがった生命体であるという事でした。

解糖系の生命体では、分裂や成長、機敏な動作や瞬発力の世界なのだそうです。逆に、ミトコンドリア生命体は、エネルギー効率のよい持続力の世界なのだそうです。

ミトコンドリアのエネルギーは、持続的に使われるだけではなく、細胞分裂の抑制にも使われているそうですから、とても不思議な関係にありますね。

これら二つの生命体の合体ではあるのですが、それぞれの生命体は、年齢とともにその比率を変えて生きているのだそうですが、

「この解糖系とミトコンドリア系を出し入れして生きていますが、子供から大人へと人生が進むにつれて、解糖系とミトコンドリア系はシフトします。子どもは解糖系優位で、大人は 1:1の調和、お年寄りになると、ミトコンドリアが増えます。

子供は、瞬発力で忙しく遊び乳酸ができてすぐ疲れます。分裂が盛んなので、成長します。解糖系はブドウ糖を乳酸にするという形の反応で終わりますので、エネルギー効率が悪いので、成長期には、たくさん食べます。

大人は三食、お年寄りは小食の方がむしろプラスです。お年寄りになると、解糖系の機敏な動作、成長とか分裂は遅くなりますが、エネルギー効率のいいミトコンドリアの世界で生きますので、持続力は衰えません。特に、身体を鍛えたお年寄りは衰えません。」

とお話しされていました。そこで、がんとの関係なのですが、過度な交感神経への偏りは、頑張る世界ですので、解糖系という事になります。

今まで見てきたように、当然のことながら、視床下部 - 交感神経 - 副腎髄質 → アドレナリン、視床下部 - 下垂体 - 副腎皮質 → ステロイドホルモンという恒常性維持機能が働きました。

この一連の機能によって「
低体温、低酸素、高血糖」という身体の状態を作り出しました。この条件は、瞬発力を発揮する解糖系にとって、好都合な条件を与えてしまうことになりました。

これらの点について、

「忙しいとか、不安にさらされると、血の気が失せますが、低体温、低酸素、高血糖です。これは、瞬発の解糖系には最高の条件です。

この忙しさ、この困難を乗り切るためには解糖系ですが、それを引きずったときには、ミトコンドリアと暖かい37度以上の世界は不利になりますので、ミトコンドリアの持ち込んだ分裂抑制遺伝子などが、なかなか働けなくなります。」

として、発がんの絶好な機会を与えてしまう事になってしまいます。この点については、

「そうでなくても、ミトコンドリアの少ない細胞は皮膚の上皮、消化管の上皮、そこに不随した分泌線ですので、これがミトコンドリアが少なくて、いつも分裂抑制遺伝子から解放されて、分裂している細胞です。

ここにさらに、低体温、低酸素の期間が続くと、もっとミトコンドリアを減らす遺伝子適応が起こります。大体五段階の分裂抑制遺伝子を解除します。

分裂促進遺伝子を上げるという五つぐらいの段階が起こります。さらにミトコンドリアを削って、分裂盛んな細胞にもっていきます。それが発がんです。」

と、発がんのメカニズムを明快にお話しされていました。そして、このような仕組みを解明するきっかけとなったある疑問点についても、

「私のミトコンドリア系と解糖系の研究が出るまでは、それまでは、がんの成り立ちは、発がん物質が長い間、身体に侵入して来たり遭遇したりして、遺伝子の失敗を引き起こすのががんと考えられていました。

だけど、物事の失敗にしては、がんという目的が必ず起こるのは変です。失敗とはそういうもんではないです。目標が定まらない世界が失敗です。

ところが、がんは、一番負荷がかかった場所が、ミトコンドリアを削って分裂細胞になりますから、それが失敗と考えるのはおかしいと思います。

たどり着いたのは、本来、瞬発力を得て、危機を乗り越えるための条件が長く続いたときに、遺伝子の変異を起こして、ミトコンドリアを削って、過酷な内部環境に適応す反応が発がんであると気がつきました。これで謎が解けました。」

とお話しされていました。当然のことながら、発がんの状態へと導いてしまった「生き方」が、一番最初のスタートラインでした。

そして、自律神経と免疫、エネルギー生成系という概念を理解し、白血球比率の加齢による変化を考慮する事で、様々な病気の成り立ちを理解する事ができました。

ようやくここまでたどり着くことができました。昨日から続いた講演内容をご理解いただければ、がんにどのように立ち向かっていけばよいのかが見えてくるかと思います。

そこで、昨日と同様に、安保先生の最後のお話しを添えておきたいと思います。

「根本的な病気の成り立ちを本当に理解したときに、立ち向かう正しい根本的な治療が見えてきます。」

アロマテラピーは、とても有用な一つの手段となりそうです。ひまわりもそろそろ、精油を使い、身体を温め、深呼吸をし、休息の世界へと向かう事にします。

なお、
「・・・ 」内 は、当日、講演会場で、パソコンに直接入力した文章を、改めて整理しなおした「ひまわり個人の資料」です。

したがって、タイプミス、解釈の間違い等があるかもしれません。個人の勉強にご利用いただくのは大変結構な事なのですが、その範囲を超えてのご使用は「
著作権法上の問題に抵触する場合があります」ので、くれぐれもご注意をお願い致します。

● 関連記事
福田安保理論関連の目次
2012.04.22 桜の開花の頃健康で生きるための免疫生活 1
2012.04.01 特別講演 健康で生きるための免疫生活
2011.04.03 病気の成り立ちを知る
2011.03.21 特別講演 病気の成り立ちを知る
2010.03.21 がん細胞の謎を考える
2010.03.20 二つの生き物の合体とがんの謎
2010.03.12 病気にならない生き方
2010.03.02 特別講演 健康で生きるための条件
2010.01.31 交感神経における伝達物質と受容体 2
2009.07.21 自己免疫疾患とピロリ菌の関係
2008.10.09 幼児期の免疫システムとアロマテラピー
2008.01.28 交感神経緊張と関節リウマチとCKI
2006.06.09 生体防御ってすごいなぁ
2005.12.31 体調とプロスタグランジン
2005.10.28 ウイルス撃退マスクと免疫力

桜の開花の頃健康で生きるための免疫生活 1

○ 履歴 : 2010「2010.04.22 Muse(ミューズ)細胞と多能性を保つ酵素 1+ 5.0 / + 10.0
○ 履歴 : 2011「2011.04.22 かぼちゃの種をまきました 2011
+ 6.6 / +18.3
○ 気温 : 今日の最低 + 8.5(04:11)最高 + 14.7(11:09)23時|昨日 + 5.3 / + 19.1 24時

しばらく続いた青空は、今日の朝には、ドンヨリとした曇り空となっていました。昨夜は、とても風が強く吹き荒れていました。先日の爆弾低気圧を想い出し、不安な気持ちになりました。

昨夜ほど強くはないのですが、朝になっても、風は続いていました。午後から、一時雨が降り出しそうな気配を感じたのですが、何とか夜まで持ちこたえたようです。

風の方は、夕方まで続きました。そんな中、いつも標準木とさせていただいている中学校前の桜の花が咲いていました。強風にあおられながらきれいに花びらを広げていました。

昨日開花したかもしれませんね。下の写真、中央と右が、そのときに撮った桜の花です。左は、今日の朝の様子です。

20120422朝の様子 20120422桜の開花1 20120422桜の開花2

今日は、午後から、安保先生の講演会がノースアジア大学で予定されていましたので、午前中に山へ向かいました。下の写真、左も、開花した桜の花びらです。

中央と右は、今日のラベンダー畑の様子です。右の写真ですが、遠くに赤い花をつける花梅のつぼみが淡く赤い色に染まっていました。

20120422桜の開花3 20120422ラベンダーの畑1 20120422ラベンダーの畑2

下の写真も、今日のラベンダーの畑です。左は、ラベンダーナナ成沢、中央は、ラベンダー早咲き3号、そして、右は、ラベンダーおかむらさきです。

20120422ラベンダーナナ成沢 20120422ラベンダー早咲き3号 20120422ラベンダーおかむらさき

山に咲いている桜は、全体の花が開いてきました。山へ行くと、一段と風が強いのがわかりました。それでも、先日吹き飛ばされ補修したビニールシートは大丈夫でした。

右は、強風の中、まったく動じないでいつものペッタン毛布に寝そべっていた豆太郎です。

20120422山桜 20120422八ねの状態 20120422豆太郎

下の写真、左と中央は、山の帰りの風景です。上北手大戸の交差点で信号待ちをしていました。近くの警察署から来たと思われるパトカーが道路とは違う敷地内で待機していました。

この交差点は、横山金足線と交差していますので、その道路の信号無視に目を光らせているのでしょう。この先の警察署前では、ときどきスピード違反の取締も行われています。

中央は、太平川を横切って泳いでいる鯉のぼりと、今にも開花しそうなくらいにふくらんでいる見事な桜の木の風景です。

20120422パトカー 20120422鯉のぼりと桜のつぼみ 20120422タイ風麺フォー

上の写真、右と、下の写真は、今日のお昼ご飯です。タイ風麺のフォー、おにぎり、そして、つぼみ菜のごま和えでした。

20120422おにぎり 2012042022つぼみ菜のごま和え 20120422入場整理券No5

今日は、午後 01時30分から、ノースアジア大学で、安保徹氏の講演会がありました。上の写真、右は、講演会の受付番号を示したハガキです。

お昼ご飯を食べ、開演の12:45 ちょっと過ぎに会場へ到着しました。下の写真が、そのときに撮った会場の様子です。

20120422ノースアジア大学1 2012042022ノースアジア大学2 20120422ノースアジア大学3

上の写真、右は、12:55 頃、下の写真、左は、13:22 頃の会場内の様子ですが、最初は、丸い石油ストーブが用意されていました。受付では、カイロも支給されていました。

その後、そのストーブは撤去されたようです。今年で三回目を迎えますが、今年は、少し参加者が少なかったようです。農作業を始めた方が多かったからかもしれません。

中央は、講演が終わり会場を後にするときに望んだ太平山の様子です。時間は、15:15 頃でした。道路が混雑していたので、山道へ抜ける道路を通って帰って来ました。

昨年は、会場の横を通る道路に車があふれていましたが、今年は、それほどでもありませんでした。右の写真は、農作業が始まっていた田んぼの様子です。

20120422ノースアジア大学4 2012042022太平山 20120422農作業始まる

下の写真、左と中央は、講演会の帰りに見つけたレンギョウと梅の花の風景です。いつの間にか、春を代表する花々が咲き乱れていました。

20120422レンギョウの花 20120422梅の花 2012042022鶏肉とひろっこの玉子とじ

上の写真、右と、下の写真は、今日の晩ご飯です。鶏肉とひろっこの玉子とじ、青菜の古漬けの炒め煮、生ハムとタマネギやピーマンを添えたアボガドサラダ、そして、エノキダケのみそ汁でした。

20120422青菜の古漬けの炒め煮 20120422生ハムとタマネギピーマンアボガドのサラダ 2012042022エノキダケのみそ汁

先日、このブログでも投稿しましたが、

2012.04.01 特別講演 健康で生きるための免疫生活

今日は、ノースアジア大学で、安保徹氏の「
健康で生きるための免疫生活」という内容の講演会がありました。

今年で三年連続の特別講演となります。先日の案内の投稿記事でも書きましたが、

一昨年(2010.03.12)の講演では、まず第一に「
無理や辛い目」を強いる事が、交感神経の緊張を促し、その事がきっかで病気の 70 〜 80%を理解でき、「健康で生きる」ためには、病気の本質をまず見極めることが大切な事である事をお話されていました。

○ 特別講演の案内
2010.03.02 特別講演 健康で生きるための条件
○ 特別講演の内容
2010.03.12 病気にならない生き方

その中心となるのが自律神経の働きでした。いろいろな「
生き方」が、その自律神経を通して病気を引き起こす方向へと導き、結果としていろいろな体調のトラブルを引き起こす事になりました。

また、「がんの成り立ち」のお話についてもお話がありました。「
過度な交感神経の緊張」によって、過酷な内部環境から生き延びようとして、「遺伝子を変異」させ、およそ 20億年前の分裂専門の細胞へと先祖返りを起こしている、という内容でした。

○ 特別講演の内容
2010.03.20 二つの生き物の合体とがんの謎
○ 関連する記事
2010.03.21 がん細胞の謎を考える

昨年(2011.04.03)の講演では「
病気にならない生き方」と同様、「生き方」そのものが、そのときどきに自動的に働く自律神経を通して、また、「自律神経とエネルギー生成」という点で、どのような事が身体の中で起こっているのかを考える事で、さまざまな「病気の成り立ちを知る」事が出来る事を教えてくれました。

○ 特別講演の案内
2011.03.21 特別講演 病気の成り立ちを知る
○ 特別講演の内容
2011.04.03 病気の成り立ちを知る

二年間の特別講演では、主に、病気の成り立ちと交感神経の緊張状態(もちろん副交感神経の緊張状態でも病気になることがいわれています)との関連性を明らかにすると同時に、がんに対しての考え方にも言及されていました。

今回は、それらを復習する意味で、最初は、大体次のような内容構成のお話しから始められました。

● ご自身の提唱している医学のキーワード
○ 多くの病気は自分で治せる医学の提唱
1. 自律神経の働きを知る事
・交感神経と副交感神経の支配下による身体の状態
2. 自律神経と白血球の働き
・顆粒球とリンパ球の働き
3. 自律神経の働きや白血球の働きを支えている体温
・体温を維持するエネルギー生成系
● エネルギー生成系とがんの成り立ち
○ 二種類のエネルギー生成系
1. 無酸素と有酸素でエネルギーを作る方法
・古い先祖の作り上げた無酸素でエネルギーを作る方法
・新しい祖先が作り上げた有酸素でエネルギーを作る方法
・二つの違ったエネルギー生成系をそれぞれ全く違った使い道で使って生きている

という、とても興味深い内容からお話しが始まりました。昨年と一昨年の二回の講演会での復習となる訳ですが、これらの全ては、私たち自身の生き方そのものと密接に関係していることであり、その事が、「多くの病気は自分で治せる医学の提唱」としての基本的な考え方でした。

いつもであれば、すぐに本題へ入るのですが、今回の講演では、「
皆さん、よろしくお願いします」というあいさつから入られましたので、ビックリしました。

今日は、大阪から秋田へ入られたそうです。最初のお話は、上記内容構成で示されている通り、交感神経が働き、血圧を上げたり脈を早めたりする一方で、副交感神経は、血圧を下げ脈を下げて、休息や睡眠の状態へと導いてくれるという自律神経の働きを知ることが大切である事を話されていました。

「あの、私が提唱している医学は、多くの病気は自分で治せる医学です。その医学で使われるキーワードは、一つは、自律神経の働きを知る事です。私たちは、日中活動して、夜は休んで、眠って生きていますが、この活動する体調を作っているのが自律神経の働きです。」

何気ないお話ですが、このような自律神経の働きによって、そのときどきに対応するための体調が作られている事を理解することは、それぞれの活動が度を超したときに、大変な状態となってしまう事も理解できるようになります。

そして、自律神経の働きと連動した白血球の働きを理解することで、さらに、さまざまな身体の状態を把握する事が可能となりました。

「具体的には、白血球です。これががん化した病気が白血病です。これが、外からの異物、身体の内部で生じた老廃物の処理、がんの異常細胞をいってに引き受けています。

脊椎動物に進化した頃に、細菌を処理して化膿性の炎症を起こして、治癒に持って行く顆粒球の働きと、免疫の力で小さな異物を処理するリンパ球の働きです。

その二つが、自律神経の働きと連動しています。顆粒球は交感神経です。忙しくしていると顆粒球が増えてきます。ゆっくり生きていると、リンパ球が増えています。これが副交感神経の支配にあるからです。」

として、「自律神経と免疫の法則」の基本的な考え方をお話し下さいました。次に明らかにされたのは、体温の事でした。考えてみれば、出版された書籍の発行順に書かれた内容が、今までお話しされていた内容の順番と一致しています。

次のキーワードは体温でした。この点については、「
これら自律神経の働き、白血球の働きを支えているのが体温です。健康な人は、顔色がいいです。これは、だいたい 36.0度、腋窩温度ですが37.0度の体温に収まっています。」として、その体温を維持するためのエネルギー生成系へとつながっている事を述べておられました。

この考え方は、

「危険な酸素は、古い先祖には酸化の害で危険でしたが、この危険な酸素をうまくつくって大量のエネルギーを作るミトコンドリアが生まれて、これが微量源(??聞き取れませんでした)として食べ物として、古い先祖の使い残した乳酸を求めて寄生を繰り返しました。

寄生したために、新しい先祖が生まれて、無酸素で生きていた先祖に、酸素を使うミトコンドリアが寄生して、二つの違ったエネルギーを作りだして、それぞれを全く違った使い道で使って生きています。」

として、「このエネルギーの謎を、大体 3年前に、私の医学に取り入れました。そうすると、がんの成り立ちがわかりました。」と、エネルギー生成系の謎を解き明かすことが、がんの成り立ちを理解するとても大切な考え方である事をお話しされていました。

これらのお話しは、昨年までの講演会でも述べられていましたが、今回は、昨年の 2011.03.11 で発生した放射線の問題と、がんの成り立ちに関係するエネルギー生成系との関連を明らかにされていました。

こちらの方は、今回の本題である「
健康で生きるための免疫生活」でも、子供の病気とも絡めてのお話しでした。

「今日は、子どもの病気の問題、大人、お年寄りの順序で話してみます。今の日本は豊かで、自律神経の偏り、生き方の問題で病気になるのは、大人の場合は、まじめさ、忙しさが絶対に危険な原因になっています。

子どもは、副交感に偏った穏やか過ぎる生き方です。50年前と比べると、外で遊ぶ時間が少なくなっています。ひもじさもストレスです。お腹すくと怒りっぽくなります。」

というお話しから始まり、次のような内容に沿って進められていきました。

● 子供の病気の問題
○ 元気で外で遊び適度な手洗いとうがい
1. 副交感神経に偏った穏やか過ぎる生き方
・骨格筋肉の丈夫さと集中力の問題
・食べ物と血糖値安定化の問題
2. 紫外線や放射線とエネルギー生成系との関係
・有酸素でエネルギーを作るときに利用される放射線
3. 幼児期における獲得免疫
・ウィルスに刺激されクローンが拡大し免疫ができる
● 大人の病気の問題
○ 過度な交感神経への偏りに注意する
1. 交感神経側に偏る危険性
・心臓血管系への負担
・糖尿病の問題
・膠原病の問題
2. 修復反応とエネルギー生成系の関係
・修復反応とプロスタグランジン
・ステロイドとエネルギー生成の関係
● お年寄りの病気の問題
○ 生きる力をどうやって維持するか
1. エネルギー生成系とミトコンドリアの関係
・ミトコンドリアの持続力を有効に活用
・骨格筋の赤筋や心筋、脳を鍛える
・血圧と薬の問題
● がんの問題
○ 解糖系生命体とミトコンドリア生命体が合体してできた生命体
1. エネルギー生成系の働き
・無酸素と有酸素でエネルギーを作る生命体
2. 低体温と低酸素と高血糖
・過酷な生き方のその先は

という内容構成でした。本当は、今日の講演内容を全て網羅して、今日のブログ記事として投稿する予定でしたが、あまり頑張りすぎて過度な交感神経側へ偏っている危険性が高くなりました。

講演内容は全てまとめたのですが、今日は時間がなくなってしまいました。明日以降にでも、再度、今日の続きを投稿したいと考えています。

2012.04.23 穀雨の頃健康で生きるための免疫生活 2

なお、講演会の最後に、

「根本的な病気の成り立ちを本当に理解したときに、立ち向かう正しい根本的な治療が見えてきます。」

というお話しがとても印象に残っています。いつもお話しされている事ですが、今日の講演をお聴きして、改めて感じました。そして、その方法の一つに、アロマテラピーの果たす役割も見えてきました。

なお、
「・・・ 」内 は、当日、講演会場で、パソコンに直接入力した文章を、改めて整理しなおした「ひまわり個人の資料」です。

したがって、タイプミス、解釈の間違い等があるかもしれません。個人の勉強にご利用いただくのは大変結構な事なのですが、その範囲を超えてのご使用は「
著作権法上の問題に抵触する場合があります」ので、くれぐれもご注意をお願い致します。

● 関連記事
福田安保理論関連の目次
2012.04.23 穀雨の頃健康で生きるための免疫生活 2
2012.04.01 特別講演 健康で生きるための免疫生活
2011.04.03 病気の成り立ちを知る
2011.03.21 特別講演 病気の成り立ちを知る
2010.03.21 がん細胞の謎を考える
2010.03.20 二つの生き物の合体とがんの謎
2010.03.12 病気にならない生き方
2010.03.02 特別講演 健康で生きるための条件

アロマテラピーセミナー 2010 その1

○ 履歴 : 2008「2008.10.10 保育園の栗拾い 200816.2 / 23.2
○ 履歴 : 2009「2009.10.10 病気を引き起こす振動とそれを癒してくれる振動
8.4 / 18.7
○ 気温 : 今日の最低 16.8(04:38)最高 23.6(14:38)〜 東京 / 昨日 : 17.6 / 20.1(秋田)

昨晩は、2010年アロマテラピーセミナーのため、秋田から東京へ寝台特急あけぼのを利用しました。この列車は、秋田から羽越、信越の各本線、上越線などを経由して上野まで連絡しているようです。一度、トイレへ行ったときに GPS で確認したら、上越線を走っていました。

下の写真、左は、上野駅へ到着したあけぼのです。確か、06:57 着だったかと思います。ちょっと早めではありますが、朝食の食べられるお店を探したのですが、結局会場近くの喫茶店まで来てしまいました。

中央は、会場前の通りです。東京は、小雨がシトシト降っていました。ただ、暖かです。街路樹も、まだ真っ青な色を保っていました。

朝食を食べて、会場には、八時半に到着しました。右は、まだセミナーが始まる前の会場内の様子です。ちょっとだけ、イスや机を運ぶ作業を手伝いました。

20101010あけぼの上野到着 20101010会場前の通り 20101010セミナー会場

アロマテラピーセミナーは、予定通り開催され、午前中の部が終了しました。スクールでお世話になった方々と一緒に近くのうどん屋さんで昼食です。釜玉うどんと天ぷら、そして、コロッケでした。そうそう、焼きおにぎりも一個。ちょっとお腹一杯になりました。

中央は、午後のセミナーが開始される前の外の様子です。徐々に天気が回復しているようです。午後の部が始まり、質疑応答が終わりました。右は、午後の部のセミナーが終わったときの外の様子です。お日さまが顔をだしていました。

20101010釜玉うどん天ぷらコロッケ添え 20101010セミナー午後の部開始前の風景 20101010セミナー終了前の風景

第一日目のアロマテラピーセミナーが終了し、同じメンバーで、近くのカフェで、お茶をしました。ひまわりは、お茶でなくパフェです。黒胡麻わらび餅パフェでした。

昨晩は、寝台でうたた寝のような状態だったこともあり、今日は、かなり疲れてしまいました。近くの宿へ直行し、気がつくともう八時を回っていました。そうそう、今日は、龍馬伝がありました。

結局、晩ご飯を食べたのは、午後九時近くでした。下の写真、中央は、宿近くの地下鉄の駅を出てすぐに写した風景です。青空が広がっていました。右は、晩ご飯の野菜炒め定食です。

20101010黒胡麻わらび餅パフェ 20101010快晴の夜 20101010野菜炒め定食

今日の 2010年アロマテラピーセミナーのプログラムは「免疫とアロマテラピー」というタイトルでした。今年の第一声は、

「今日の免疫というテーマですが、こんなに大勢の方々に集まっていただき心から感謝します。これは、精油の進歩を現すそのものであると考えられます。

治療家、科学研究家がますます求めている精油ですが、その効果、そして、その素晴らしさを皆様が、体験していらっしゃるという証拠にもなります。

今日は、精油が免疫に対してどういう効果をもたらすかということを勉強してまいりたいと思います。」

というお話から始まりました。

今回のセミナーの構成は、免疫そのものの詳しい説明というよりは、生まれたときから、最後の息を引き取るまでの外界からのいろいろな病原菌などから体を守り続けるという、とても分かりやすい説明と、免疫と関わりあいのある精油の主に芳香成分類や芳香分子の詳細な説明、そして、それらを踏まえて、免疫系に対する実際の処方を例にあげられ、何故それらの処方が必要なのかを、生化学的な側面から勉強する、そのような内容構成となっていました。

ただ、お話にも出てきましたが、単に、食べ物や飲み物、細菌、ウィルスなど、体を脅かすたくさんのものが進入してきますが、「
感情、心理的、精神的なもの」も私たちの健康を脅かす要因として、掲げていました。

いつも、このブログで登場する「福田安保理論
」を理解されれば、その意味がおわかりいただけるかと思います。そのため、精油の処方例には、それら神経系に対する作用を持つ精油も処方の中にブレンドされていました。

福田安保理論関連の目次

それらの事柄を踏まえて、

○ 生命の基本である自然の防御力を達成するためのアロマテラピーのパワー
・精油の持つグロブリンを刺激したり減らしたり調整する作用
・精神的な悩みや酸化を伴うストレスに対する免疫力の低下
・抗生物質を代表とする医薬品と腸内フローラや皮膚の役割
・過剰なワクチン投与による自然の防衛力の低下と自己免疫疾患との関係
・感染と抗生物質の投与に伴う免疫力低下の悪循環

という個々の内容を明らかにした上で、

「これから一世紀の間に、このまま抗生物質が存在し続けるかどうかということには、かなり私は懸念を感じます。合成医薬に変わるものを、早急に考える必要があります。

精油は、自然の防衛力を高める力を持っており、同時にいろんな細菌と戦う力があります。もう一つは、ウイルス性疾患に対する医薬はそう沢山ありません。ウィルス性疾患に強いのが精油です。

状況の説明が終わりました。今度は、精油、特に芳香性化学をきちんともう一度おさらいしながら整理したいと思います。

信じることが精油の効き目ではありません。分子の力を一つずつ分類して確かめていく事が必要です。生化学分析は精油を確かに使って行く上で、しかも、正しい効果を得る上で、一番確かな精油の見方です。

どんな研究者であれ、精油を研究するためには、まずその分子の勉強が大切です。この分子類からみて、それを含んでいる精油で一番効果のあるものを処方の中に選んで行くわけです。」

とお話され、芳香成分類や芳香分子の働きについての大切さを強調されていました。

2010.08.17 ベルギーでの細菌感染で思う事

そして、次のテーマである精油の中に含まれている芳香成分類や芳香分子、そして、それらを含んでいる精油の説明に入られました。

○ 芳香成分類と芳香分子、それらを含む精油
・フェノール類
・テルペンアルコール類
・酸化物類
・エーテル類

の各項目が説明されました。

興味の持てるお話に、精油を条件によって適用する場合の「精油の量」の違いがありました。それは、体質改善に向けて治療するものと、対処療法で治療する場合の量の違いでした。

体質改善の精油の量は比較的少ない処方となっていましたが、治療のための対処療法は、体質改善の量の三倍くらいと、とても多い量でした。

当然ながら、長期間に及ぶ治療という点が勘案されないといけないからなのでしょうね。さらに、それぞれの条件で、よく利用される精油についても説明がありました。

長期間に及ぶ治療に使われる精油には、リナロールやツヤノール、テルピネン-4-ol などの芳香分子であるモノテルペンアルコール類が上げられていたようです。

酸化物類では、ローレル Laurus nobilis の素晴らし特性が掲げられていました。

「抗ウイルス性と免疫に働く力は、1,8シネオールとアルコール類が同時に存在しているからです。それに、強力な鎮痛作用があります。ローレルには複雑に絡み合って働く鎮痛作用があります。」

ということで、生化学的に見ると、非常に芳香分子の種類が多く複雑で、それぞれに、治療特性が発揮されるようです。そして、この精油こそアロマテラピーの家庭の薬箱に常備する第一番の精油である事もお話されていました。

エーテル類というとピントこないかもしれませんが、フェノールメチルエーテル類が取り上げられていました。この芳香成分類であれば、バジル Ocimum basilicum やタラゴン Artemisia dracunculus などがすぐに頭へ浮かんでくるかと思います。

次は、実際の処方例として、

・低下した免疫に活力を与える
・過剰な免疫を正常化・調整する

のに役に立つブレンドと濃度、適用方法などが説明されました。

○ 処方
・インフルエンザ流行の際の予防
・ウイルス性感染症によくかかる身体の弱い子供の免疫力の強化
・抗がん剤集中治療中の患者の免疫力の強化
・HIV、EBV、CMV 等で著しく衰弱している患者の免疫刺激作用
・線維筋痛症、慢性疲労症候群、多発性硬化症の患者に対する免疫補助
・クローン病 - 出血性直腸結腸炎
・乾癬
・エリテマトーデス(紅斑性狼瘡)
・橋本甲状腺炎
・結節性紅斑

といったいろいろな免疫系と関連する病気や予防に対しての処方の説明がなされました。

そうそう、感染症に対する処方の所では、適用する場合の適用方法についても興味のあるお話がありました。感染に対してリスクが低いか高いかによって、その適用方法にも違いが出てきました。

通常であれば、皮膚塗布だけでよかったようですが、リスクが高くなれば、皮膚塗布と経口の両方の適用が、抗感染作用、そして、免疫力を上げるブレンドの利用の仕方である事が説明されていました。

また、シナモスマ フラグランス Cinnamosma fragrans の説明では、以前

2007.10.13 アロマテラピーセミナー2007 その3

でお伝えしましたが、

● 14:45 〜 世界のドキュメント 世界の薬草最前線「緑の宝の贈り物」

でのお話が登場していました。シナモスマ フラグランス Cinnamosma fragrans は、ラヴィンツァラ Cinnamomum camphora (Ex. Ravensara aromatica)で十分に代用できるのだそうですが、とても需要が多くなってきたために、マダガスカルに広大な土地を購入したそうです。

この土地は、伐採によって砂漠になるような土地だったそうです。そこに確か、このラヴィンツァラ Cinnamomum camphora (Ex. Ravensara aromatica)を、15,000本植え込んだそうです。

その事によって、砂漠化になる問題も解決し、植林による農夫さんたちの雇用、そして、農薬なし肥料なしの有機栽培による植物の育成、蒸留所建設による精油の蒸留と、幅広い活動によって、現地の経済にも貢献されているそうです。

さらに将来は、建物の半分を職人たちと子どもたちの学校にし、もう半分は、診療所にして、しかも、その治療を精油のみのアロマテラピーだけで行う予定があるのだそうです。

そうする事で、看護師、医者、学生などが一体となってアロマテラピーを進める事になり、それが、モデルとして、マダガスカルのその他の地方や、その他の国に広めて行く事ができればという事でした。

前回ご紹介した図を、再度、載っけてみました。

20071013緑の宝

また、このような事もお話されていました。

「我々の役目の一つに、精油の効果を知らしめる事です。来年より、ベルギーの大学の薬科で、芳香療法の講義をすることになっています。医療界の人々に少しでもアロマテラピーの知識を、少しでも知っていただくのが我々の役割です。少しずつですが、進歩は確かです。

として、アロマテラピーの医学界での普及に力を注いでいる事が伺えました。

自己免疫疾患の所では、医学的な治療の方法とは別の、精油の持つ多面的な働きに着目したブレンドがなされていました。しかも、これらの疾患では「心理的な療法を平行すること」をお話されていました。

すべての患者さんに当てはまるわけではない、という事をでしたが、感情面でのいくつかの辛い思いがトラウマとなっている場合が多く、患者さんの「神経、心理、精神状態を理解する」という事が大切である事を述べておられました。

自己免疫疾患については、このブログでも「福田安保理論」を通して、投稿した事がありました。この場合も、感情がとても大きな原因要素でした。

2009.11.19 川崎病と細菌感染と福田安保理論の関係
2009.07.21 自己免疫疾患とピロリ菌の関係

下記の図は、免疫系に起こる自己免疫疾患についての一般的な考え方と、福田安保理論での考え方の違いについて表したものでした。

20090720自己免疫疾患

そして、再度、自己免疫疾患を概観したのが下の図でした。

20090720自己免疫疾患と福田安保理論

精油は、これらの様々な症状や、それらの症状を引き起こしている心理面や精神面へと多面的に働いてくれます。

毎回そうなのですが、今回のテーマでも「免疫」に関連した芳香成分類や芳香分子の働きだけでなく、同時に、それらが持ち合わせている他の主な作用や固有作用なども勘案されながら、それらを含む精油の一つ一つのプロフィールに時間が費やされました。

日常使っている芳香成分類や芳香分子の主な作用、固有作用を、別な意味での特性を与えて説明されていたことに、とても興味を持って、一日楽しくセミナーを受講する事ができました。

最後になりますが、今回は、新しい精油の紹介がありました。カタフレイという植物でした。これはマダカスカルに生育し、特に免疫を調整する力に優れているそうです。同時に炎症を抑えて、うっ滞を除去する作用に優れているのだそうです。

長くなりました。明日もアロマテラピーセミナーが開催されます。この辺で切り上げないと、免疫力に影響を及ぼしそうです。

機会を見つけて、再度、このテーマについてもう少し詳しくブログで取り上げたいと思います。さて、ぼちぼちやすむことにしましょうね。

なお、
「・・・ 」内 は、当日、セミナー会場で、パソコンに直接入力した文章を、いただいた資料をもとに、改めて編集しなおした「ひまわり個人の資料」です。

したがって、タイプミス、解釈の間違い等があるかもしれません。個人の勉強にご利用いただくのは大変結構な事なのですが、その範囲を超えてのご使用は「
著作権法上の問題に抵触する場合があります」ので、くれぐれもご注意をお願い致します。

● 関連記事
2010.10.11 アロマテラピーセミナー 2010 その2
2009.10.13 アロマテラピーセミナー 2009 その3
2009.10.12 アロマテラピーセミナー 2009 その2
2009.10.11 アロマテラピーセミナー 2009 その1
2008.10.13 アロマテラピーセミナー 2008 その1
2007.10.09 アロマテラピーセミナー2007 その1
2006.11.04 アロマテラピーセミナー2006 その1
2005.10.11 第一日目のアロマセミナー

幼児期の免疫システムとアロマテラピー

● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧の目次です
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今日は、朝から生暖かな曇り空の天気でした。一頃の寒さが、全く嘘のようです。昨日は、二十四節気の寒路だったようですが、季節は、なかなか暦の通りにはいかないようです。

今日の秋田は、最低気温が 18.1度、最高気温は 24.0度(13:05)と、最低気温がかなり高めで、午後五時頃には、小雨が降り出してきました。

今日は、午前、夜と、アロマのセミナーでした。午前のセミナー終了後、外へ出ましたが、下の写真、左のように、きんもくせいが、最盛を迎えているようです。

20081009きんもくせい 20081009チャーハン 20081009しいたけのみそ汁

上の写真、中央と右は、今日のお昼ご飯です。チャーハンとしいたけのみそ汁でした。

今日のアロマのセミナーで、とても興味深い質問を受けました。免疫系のお話をしていたときでした。福田安保理論では、自律神経と免疫の法則を基本としています。

自律神経の支配を受けている免疫系、特に「
リンパ球」と「顆粒球」の比率が、出生から、幼児期、子供時代、成人と年を重ねていくうちに、どのようにその比率が変化していくのかをお話していました。

以前、
2005.12.12 免疫システムと感染症対策では、

○ 幼児期
・自律神経系は副交感神経優位で、リンパ球優位となり、生体エネルギーの同化作用のために働く。
・母乳の免疫から、自分自身の力で外部のいろいろな異物を認識して、免疫を獲得していかないといけない。

○ 老年期
・外来抗原向けの免疫システムから、内部異常を監視して排除する免疫システムへの移行。
・顆粒球の増加も見られるが、老年期における顆粒球の活性は、食細胞やサイトカインの産生能に対して働くが、活性酸素の産生能は低下。

という記事を投稿しました。

また、
2005.10.28 ウイルス撃退マスクと免疫力では、「免疫を獲得して、その後の免疫力を身につけるのに必要な時期」が、幼児期 〜 子供時代であり、

・出生数日後から15〜20歳の時期に、白血球のパターンが、顆粒球よりもリンパ球の比率が多い
・リンパ球は、外来からの異物でも非常に微細なウイルスや異種タンパク質などの抗原に対して働く
・したがって、リンパ球が優位になりすぎると、抗原に過剰に反応してアレルギー疾患のリスクが高くなる
・ただし、子供の成長期におけるリンパ球優位は、生体エネルギー同化作用を優先することで、バランスが保たれている
・そのバランスが崩れて、エネルギー同化作用が過剰になると、リンパ球が過剰に働き過ぎてアレルギー疾患の誘発を招く

というような観点から、ほとんど「無菌状態」を再現している状態(99.9%のウイルスをとらえる)に身を置くことに等しい「ウイルス撃退マスク」のもとでは、免疫力を備えることができず、免疫システムが正しく働くためには、「ほどよい刺激」が必要となるのでは、というお話を投稿しました。

下記の図は、白血球比率の加齢による変化を表した図です(体温免疫力 安保徹著、ナツメ社 p95 参照)。

20081009白血球比率の加齢による変化(ナツメ社より)

そこで、質問の内容です。

そのような免疫システム下において、精油を適用する場合、精油の持っている「免疫刺激、免疫調整」や、「抗感染症」などの作用は、自分自身の力で外部のいろいろな異物を認識して、免疫を獲得していかないといけない時期に、むしろデメリットになるのでは?」というものでした。

そうですよね、免疫を獲得するのに大切な時期に、精油が生体防御能の代わりをしてくれていることになるのですから、どのように考えればよいのでしょうか。

でも、すぐに、このような事も頭に浮かんできました。精油は、完全には、外部のいろいろな異物をすぐには死滅させずに、その力を弱めてくれます。

そして、それらの異物をやっつけるための生体防御能の力をさずけてくれるように働いているため、免疫獲得の障害にはならず、むしろメリットになるのでは? と考えることができるのではないでしょうか。

とても考えさせられる質問でした。セミナーでの質問のやりとりは、他の興味のあるお話へと発展していきました。

セミナーは、別の受講生の方でしたが、夜にも続きました。下記の写真は、今日の晩ご飯です。はくさいとはるさめのスープ丼、そして、タイ風焼き鳥ガイヤーン、そして、鳥のモツと卵でした。

20081009はくさいとはるさめのスープ丼 20081009タイ風焼き鳥ガイヤーン 20081009鳥のモツと卵

今日は、昼と夜にアロマのセミナーがあり、山へは出かけることができませんでした。明日は、再び保育園の栗拾いです。保育園児の免疫系、健やかに成長してるかなぁ。雨止んでくれるかなぁ。

● 関連記事
福田安保理論関連の目次
2006.06.09 生体防御ってすごいなぁ
2005.12.12 免疫システムと感染症対策
2005.12.10 抗感染症と福田安保理論
2005.10.28 ウイルス撃退マスクと免疫力

アルツハイマーと免役

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今日の秋田は朝からとてもいい天気となり、気持ちのよい一日でした。日の当たる場所に移動すれば、多少暑く感じる程度で、風も爽やか。ラベンダーも元気に育っています。

20060613混ぜごはんと牛肉 20060614ジンギスカン野菜炒め 20060614カツオのたたき

上の写真左は、昨日ばっぱが、ご飯に「タクアン、梅、青ジソ、ミョウガ」などを一緒に入れた混ぜご飯の上に、タレをつけて焼いた牛肉がのっかたもの。上写真中央は、ジンギスカン野菜炒め。この料理は学生時代を思い出します。右はカツオのたたきです。

昨日、ラベンダーの花と一緒に撮ったのがバラの花。先日もご紹介しましたが、「スィートブライアー」というバラです。香りはそれほどでもありませんでしたが、ピンク色のとてもきれいな花びらでした。

20060613ローズ スィートブライアー

昨日の新聞に「アルツハイマー 新ワクチン開発」のニュースが載っていました。アルツハイマー病は、脳の知的神経機能の低下が起こる病気である痴呆症の一つ。その原因に、脳に「ベータアミロイド」と呼ばれるタンパク質が蓄積して起こる、ということでした。

今回は、このベータアミロイドを作る DNA を含んだワクチンが、生体の持っている「免疫(この場合は獲得免疫)」機能を使って抗体を作り、異物であるベータアミロイドの蓄積を抑えるのに働くことをマウスの実験で確認したそうです。

これは、先日もこのブログで投稿した新しい免疫システムの獲得免疫を利用しているわけです(
2006.06.09 生体防御ってすごいなぁ )。

アルツハイマー病は、活性酸素との関係でその原因が研究されてきましたが、ベータアミロイドと活性酸素の発生の関係、結果として神経系へのダメージなど、「ストレス」、「活性酸素」、「ベータアミロイド」という相関関係もあるようです。

また、記憶にとても関係する「海馬」には、顆粒細胞や錐体細胞などいろいろありますが、アルツハイマー病では「錐体細胞」にダメージが起こるそうです。海馬は、ストレスによる生体防御の一つ、下垂体 - 副腎皮質系(視床下部 - 下垂体 - 副腎皮質刺激ホルモン - 副腎皮質よりコルチゾール)から放出されるコルチゾールの受容体を持っています。

適度な刺激は、記憶にとても効果的ですが、過度なストレスによる刺激は、この海馬の錐体細胞にダメージを与え、場合によっては壊死、脱落が起こり、脳の萎縮にもつながりかねません。

先ほど出てきた「ワクチン」、これは新しい免疫システムでの獲得免疫による効果の期待ですが、ストレスは、活性酸素を発生させ(交感神経 - 顆粒球優位)、この免疫システムを抑制して、古い免疫システムへスイッチさせてしまいます。そうすると、ワクチンを打っても、作用はどうなのかなぁと思ってしまいます。

また、記憶の中心的な存在の「海馬」にもダメージを与えてしまいます。ここでも、「過度のストレスによる交感神経緊張」の状態が、アルツハイマー病を引き起こしている原因の一つとして考えられるのではないでしょうか。免疫機能が、一方ではアルツハイマーを引き起こす引き金となり、一方では、改善のためにもなるなど、この問題はとても難しいため、今後また投稿したいと考えています。

こういったストレス、しかも、大脳辺縁系の機能と密接に関係する「海馬」、これらのキーワードに「アロマテラピー」はもってこいですね。

● 関連記事
脳・神経関連の目次
2008.11.09 アルツハイマー型痴呆症の脳は不活発
2008.09.05 脳萎縮とアルツハイマー型痴呆症の関係
2008.08.21 痴呆症発症予知の客観的評価方法
2008.04.05 ヒスタミンH3受容体とアルツハイマー病
2008.02.23 アロマを利用した心の介護と痴呆症
2007.07.17 脳の老化と前頭前野衰えとの関係
2007.07.11 脳の病気とアゼラスチンからの連想ゲーム
2007.01.08 脳を鍛えることとコミュニケーション
2006.12.18 認知症と介護
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プロフィール

ひまわり

○ 佐藤 喜仁(さとうよしひと)
・1955年(昭和30)年
 12月生まれ
・福島県会津高田町出身
○ 1974年(昭和49年)3月
・福島県立大沼高等学校
・普通科卒業
○ 1978年(昭和53年)3月
・京都産業大学
・経営学部 経営学科
(会計学専攻) 卒業
○ 1980年(昭和55年)3月
・京都産業大学
・大学院 経済学研究科修了
○ 1981年(昭和56年)〜
  1987年(昭和62年)
・税理士事務所勤務
○ 1987年(昭和62年)12月
・ハーブ専門店
 みなみの香草屋開業
・自社農場でハーブの生産、
 出荷
・ショップでハーブやアロマ
 関連商品の販売
・サロンでのトリートメント
・ショップやサロンへ商品供給
 とアドバイス
○ 1997年(平成9年)6月
・秋田アロマテラピースクール
 開講
○ 現在、秋田市で
・アロマテラピーと
 フィトテラピー(植物療法)
 を学びながら、ショップや
 サロンを営み、スクールも
 開講しています

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