みなみの香草屋 Blog

自然と共に共存し、植物の持つすばらしい力を借り、心身共に健康で過ごせるための、植物療法(フィトテラピー)について

体質学

2025年04月24日  街路樹が芽吹き始める頃恩師の十四回忌を迎える 2025
2023年01月17日  植物療法とアロマテラピーのWebセミナー案 2023
2018年03月20日  第三回目パーソナルアロマ講座 2018(体型と心の関係)
2017年12月18日  第三回目パーソナルアロマテラピー講座初級実践編 2017
2014年04月24日  恩師の三回忌に改めて思う植物療法における先見の明

街路樹が芽吹き始める頃恩師の十四回忌を迎える 2025

■ 関連1 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 /
■ 関連2 : 福田安保理論 / 千島学説 / その他

○ 履歴 : 2009「2009.04.24 角館のさくら 20095.0 / 11.7
○ 履歴 : 2010「2010.04.24 連日のラベンダー補植作業
2.8 / 11.0
○ 履歴 : 2011「2011.04.24 開花宣言直後のさくら巡り
7.0 / 12.6 21時現在
○ 履歴 : 2012「2012.04.24 木々の芽吹き 2012
9.4 / 13.6 24時
○ 履歴 : 2013「2013.04.24 雨に濡れる開花直後の花梅と枝垂れ桜
7.6 / 19.0
○ 履歴 : 2014「2014.04.24 恩師.三回忌.植物療法における先見の明
4.1 / 14.9
○ 履歴 : 2015「2015.04.24 今年一番の気温.恩師の四回忌
6.6 / 20.9
○ 履歴 : 2016「2016.04.24 最近問合せが多.体質形態学.恩師の五回忌
7.6 / 15.9
○ 履歴 : 2017「2017.04.24 恩師の六回忌.快晴で満開となった.桜
2.9 / 20.1
○ 履歴 : 2018「2018.04.24 恩師の七回忌.満開の桜が雨で散り始める
10.7 / 15.0
○ 履歴 : 2019「2019.04.24 恩師の八回忌.会津も秋田も春爛漫
12.1 / 24.6
○ 履歴 : 2020「2020.04.24 恩師.九回忌.オリジナルハーブティー.
4.2 / 11.3
○ 履歴 : 2021「2021.04.24 恩師の十回忌.山桜が見頃を迎える
5.2 / 17.8
○ 履歴 : 2022「2022.04.24 恩師の十一回忌...山桜が見頃を迎える
4.5 / 23.1
○ 履歴 : 2023「2023.04.24 」
8.3 / 13.7
○ 履歴 : 2024「2024.04.24 」
13.2 / 19.1

20250424Temperature

上のグラフは 2025.04.24(木)秋田の気象観測データです(お天気モニタ)
・「秋田県 秋田の気象情報(外部リンク : お天気モニタ)

☆ 昨日: 最低 13.5(05:13)最高 21.0(14:41)平均 16.4(会津)
★ 昨日: 最低 11.3(07:24)最高 20.6(13:13)平均 15.4(秋田)
・ 昨日: 最大瞬風 5.8m/s(00:57)降水 3.5mm 日照 0.0h(会津)
・ 昨日: 最大瞬風 10.4m/s(00:17)降水 5.0mm 日照 1.3h(秋田)
・ 昨日: 天気 昼 曇時々雨 / 夜 曇後一時晴(秋田)
→ 平年: 最低 6.7 最高 15.5 平均 11.1 降水 3.9mm 日照 5.7h 1991〜2020(秋田)
→ 平年: 最低 6.5 最高 15.4 平均 10.9 降水 4.1mm 日照 5.7h 1981〜2010(秋田)
★ 今日: 最低 11.8(24:00)最高 17.0(09:15)平均 13.7
・ 今日: 最大瞬風 12.9m/s(11:25)降水 0.0mm 日照 0.5h
・ 今日: 天気 昼 曇後時々雨 / 夜 雨時々曇
→ 平年: 最低 6.9 最高 15.7 平均 11.3 降水 4.0mm 日照 5.7h 1991〜2020
→ 平年: 最低 6.6 最高 15.6 平均 11.1 降水 4.0mm 日照 5.7h 1981〜2010

今日の秋田は、朝から霧雨が降っていましたが、時々、やむ事はあっても、うっとうしい空模様が続いていました。

昼前になっても、同じような空模様でしたが、昼過ぎには、今度は風が強くなり始め、相変わらずの天気が続いていました。

それでも、夕方が近づくにつれ、時々、小雨が降る事もありましたが、一時、その雨もあがり雲の切れ間から明るい日ざしが差し込み、これまでの空模様が嘘のように変わる事もありました。

その後は、再び雲が空を覆い始め、雨風はおさまっていたものの、気温が低くなってきたのか、肌寒く感じるようになっていました。

下の写真は、今日一日の様子です。

下の写真、左は、朝 07:20 頃、中央の左と中央の右は、昼過ぎ 12:03 頃と、13:56 頃の様子、そして、右は、夕方 16:37 頃の様子です。

20250424_072015朝外の様子朝” hspace= 20250424_120342外の様子昼過ぎ1” hspace= 20250424_135602外の様子昼過ぎ2” hspace= 20250424_163708外の様子夕方1” hspace=

下の写真、左は、今日の朝ご飯です。

20250424_073728朝ご飯” hspace= 20250424_090909ラベンダーの苗木1” hspace= 20250424_090916ラベンダーの苗木2” hspace=

昨夜、会津から帰ったばかりでしたが、ラベンダーの苗木が届いていました。

その苗木を、早速軽バンに詰め込み、お届け先へと向いました。

上の写真、中央と右は、その苗木の様子です(09:09頃)。

20250424_104911ラベンダーの苗木配達1” hspace=

上の写真と、下の写真、左は、お届け先近くの菜の花畑の様子です(10:49頃)。

菜の花畑の奥には、満開となった「
桜の並木道」が続いていました。

予定通り到着し、運んできたラベンダーの苗木は、すぐさま、下の写真、右の場所に仮植えされていきました(11:03頃)。

中央は、以前から仮植えされていたラベンダーの苗木の様子です(10:55頃)。

この辺りでは、霧雨が降り続いていました。

20250424_104931ラベンダーの苗木配達2” hspace= 20250424_105502ラベンダーの苗木配達3” hspace= 20250424_110321ラベンダーの苗木配達4” hspace=

お届け先から戻り、下の写真のように、お昼ご飯を食べました。

20250424_122743お昼ご飯” hspace=

雨が降ったりやんだりを繰り返し、何となく肌寒く感じる一日でしたが、街路樹の「
イチョウ」の枝から、新芽が伸び始めていました。

20250424_161450街路樹が芽吹き出す1” hspace=

上の写真と、下の写真、左は、そのときの様子です(16:14頃)。

下の写真、中央と右は、夕方 18:56 頃と、夜のはじめ頃 21:04 頃の様子です。

20250424_161434街路樹が芽吹き出す2” hspace= 20250424_185641外の様子夕方2” hspace= 20250424_210431外の様子夜のはじめ頃1” hspace=

写真が前後しましたが、下の写真は、今日の晩ご飯です。

20250424_190440晩ご飯” hspace=

下の写真は、夜のはじめ頃 21:04 頃の外の様子ですが、白い雲がかかり、スッキリしない一日でした。

20250424_210445外の様子夜のはじめ頃1” hspace= 20250424_210453外の様子夜のはじめ頃2” hspace= 20250424_210456外の様子夜のはじめ頃3” hspace=

今日 04月24日は、早いもので、ひまわりが「
植物療法(フィトテラピー)」を学んだ恩師の十四回忌でした。

2011.04.28 恩師の告別式
2011.04.27 恩師のお通夜
2011.04.25 恩師の訃報

早いもので、もう十四年が経ったんですね。改めて、ご冥福をお祈り申し上げます。

2014.04.24 恩師の三回忌に改めて思う植物療法における先見の明

上のリンク先(
みなみの香草屋 Blog 2014.04.24)でも投稿しましたが、恩師は、口癖のように体質学のお話しをされていました。

そして、体質や条件に合った植物素材(ハーブや精油など)の特性をよく理解し、どのように利用すればよいのかを、常に念頭に置いて「
植物療法(フィトテラピー)」を学ぶ事の重要性を説いていました。

今回、改めてその重要性を認識し、理解するためにも、再度、上記リンク先(
みなみの香草屋 Blog 2014.04.24)の記事をご紹介させていただきたいと思います。

2012.01.28 植物療法セミナー受講履歴(2001〜2005)

でもリストアップされているように、2004年01月から 04月にかけて、「上級体質学」のセミナーが開催されました。

そのきっかけとなったのは、恩師が掲げたゼミナール カリキュラム選定に関する所見(2003年度)により見て取れました。

● セネスの会テーマー及び内容(2003 年(平成 15 年)度)
・2003 年(平成 15 年)度 セネス ゼミナール カリキュラム選定に関する所見

最近10数年を振りかえり、気掛かりになることがあります。
現在アロマテラピー、ハーバリズム、ホリスティック等々、数多くのキュア業種が賑やかで喜ばしいことと思いますが、内容が殆ど欧米の物まねが多く、欧米人(コーカサイド)の用法、資料の移行となっていますが、欧米人と異なり日本人は、

・人種 〜 コーカサイドとモンゴリアン
・季節変化 〜 日本人 6〜9シーズン、欧米一部を除き暫時変化
・季節による基礎代謝急変の日本人と変化の少ない欧米人
・紫外線量の違い
・肉食の欧米人と米食の日本人
・入浴習慣とアルカリ洗顔
・肌色調 〜 白色と黄色
・肌のpHの違い
・ミネラル摂取量の違い
・ビタミンB1、ビタミンB2の摂取量の違い
・低湿度に対する肌生理の違い
・欧米人に非常に少なく日本人に非常に多い肌のトラブル
・ストレッサーに対する肌抵抗力の違い

等々を考慮し、素材の選択、濃度、配合ブレンド、用法、技術等を配慮したキュアをされることを考え、基本の素材である精油、ハーブハーブエキス等の知識を今一度考えられることを望み、2003年前半のセネス カリキュラムといたしました。

研究会セネス 末富 仁

この所見は、体質学の重要性と、日本人の食生活、環境などの諸条件を基本に置きながら、植物素材の特性を理解して、どのように利用すればよいのかを学ぶ事がいかに大切であるのかを表していました。

上記見地に立ちながら、通常の体質学を一歩進めた「上級体質学」のセミナーが、下記のリストの内容で、2004年01月から 04月にかけて開催されました。

● セネスの会テーマー及び内容(2004 年(平成 16 年)度)

○ 167-2004.04.27

20040427MJ1 20040427MJ2

・上級体質学(頭部形態と脳生理)
・理論(1部)
→ 頭部三分画(三水平区分)と首より上胸部位別の心身作用
→ (A) 頭上部、(B) 頭下部、(C) 頭中部、(D) 首 〜 上胸
・理論・テクニック(2部)
→ 1部理論の続き

○ 166-2004.03.23

20040427MJ3 20040427MJ4

・上級体質学(頭部形態と脳生理)
・理論(1部)
→ 脳の構造と部位による生理機能の特性
・理論・テクニック(2部)
→ 男女の脳生理の違いと特性 〜 理論
→ 女性ホルモン活用のためのテクニックと植物素材

○ 165-2004.02.24

20040427MJ5 20040427MJ6

・上級体質学(頭部形態と脳生理)
・理論(1部)
→ 頭部形態の種別による脳力、気質、情動、対人関係、体能力と運動性
→ 理論・テクニック(2部)
→ 頭部生理不調の改善のためのテクニック
→ 頭痛、頭重、不快感、脳内血流、集中力、感覚器不調、反応鈍麻、脳明化

○ 164-2004.01.27

20040427MJ7 20040427MJ8

・上級体質学(頭部形態と脳生理)
・理論(1部)
→ 体質(4タイプ)別による頭部形態(全面、側面)の種類と体に対する頭部容積比率による脳力特性
・理論・テクニック(2部)
→ 頭部の形態別脳力アップのテクニック、植物素材の使用法

写真は、セミナーが開催された当日の恩師のお姿です。以前、ホームページでも、恩師の許可を得て公開していましたが、今日は、恩師の三回忌(みなみの香草屋 Blog 2014.04.24 記事当時)という事で、2004.01.27 に行われたセミナー内容の一部を公開したいと思います。

思い返してみれば、2004年ですから、21年前(2025年現在)の事になりますね。

● 体質学(形態心理学)

 いよいよパンドラの箱を開けます。・・・。長い間、17タイプを教えてきました。その体質によって、性格、気質、起こりやすい体調、肌、カウンセリングに・・・どんなハーブをどんな使い方をするかを一通りここ何年かでやってきました。

 今日来ている方で、今いったことを習っていない方がいらっしゃるかと思います。おさらいしますが、先に進みます。

 これからやるのは、くれぐれも、講義を聴いて、私の資料をコピーしたり、本を書いたりした方がいましたが、前もって連絡していただければ問題ないですが、・・・避難の声がでますので、くれぐれも注意して下さい。特に・・・下さい。

 ・・・5年や10年やらないと思います。個々に研究していますが、この分野はヨーロッパに100年、米国に約30年遅れています。・・・これがわからないと体質学がわかりません。最初からすると・・・、気質に対していろんなめんに関係します。

 頭部とは、・・・。

● 理論・テクニック(2部)

・頭部の形態別脳力アップのテクニック、植物素材の使用法

 この表ですが、これを説明します。・・・、外胚葉はA〜C型です。特にエステティックとか、ホリスティックは、全部これが基本です。・・・。それは、例えば、このタイプにはしわが出にくいが弛緩が起こる、このタイプにはしわが起こりにくいが、・・・一つ管理を間違うとしわができる。・・・。

「上級体質学」を学ぶにあたって、「いよいよパンドラの箱を開けます」とお話しされていた通り、非常に難しく、そして敏感な問題も含んでいるセミナーの内容でした。

また、下記の案内の通り、その年 2004年の夏に、体質学の重要性を改めて学んでいただくための夏期特別ゼミナールが開催されました。

20040427MJ9 20040427MJ10

2004年08月23日(月)〜 25日(水) 夏期特別ゼミナールご案内

体質形態学20タイプの個体に付帯する種々の特徴の学習

向暑のみぎり、皆様には、ご健勝にて、お過ごしのことと存じ申し上げます。日頃は何かとご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、本年も恒例の夏季特別ゼミナールをご案内申しあげます。本年のテーマは、体質形態学20タイプ(類型体質16タイプを含む)の個体に付帯する種々の特徴の学習により、エステティシャン、アロマセラピスト、ハーバリストはもとより、健康や美容の指導者等に、すべてのキュアの基本になる体質学を一人でも多く習得していただくため是非ご参加されますよう、ご案内申し上げます。

改めて、恩師の洞察力には驚かされますが、このような考え方を常にひまわりの基本において、これからも「植物療法(フィトテラピー)」に取り組んでいきたいと考えています。

● 関連記事
2012.01.31 植物療法セミナー受講初小テスト 2003.12.09
2012.01.30 植物療法セミナー受講植物素材の効用効果総括 2003.12.09
2012.01.29 植物療法セミナー受講履歴(2006〜2010)
2012.01.28 植物療法セミナー受講履歴(2001〜2005)
2012.01.27 植物療法セミナー受講履歴(1996〜2000)
2012.01.26 植物療法セミナー受講履歴(1989〜1995)

なお、今回の恩師の十四回忌にあたり、二年前の 2023年に投稿した、今後ひまわり自身の目指す「
植物療法(フィトテラピー)」と「アロマテラピー」についての記事も、合わせてご覧いただければ幸いです。

2023.01.17 植物療法とアロマテラピーのWebセミナー案 2023

以下は、そのときの投稿記事です。

今日、ハーブティーをご愛用の方がお店に来られ、セミナーの事についてお話しさせていただきました。

ご自身でも、特に、ハーブティーに関係するセミナー情報を、Web 上で探しておられたとのことで、これまで何度か、お店でもお話しさせていただいたのですが、今日は、具体的な内容について、お話しすることができました。

Webスクールの概要(外部リンク:秋田アロマテラピースクール)
秋田アロマテラピースクール問い合わせ(外部リンク)

ただただ、ハーブの特性や作用などを中心に勉強しても、それを実際に活用するためには、何かが足りないと感じていたからだそうです。

もともと、ひまわりは、体質形態学を中心に、まず、

● 胚葉を考えた体質形態学
・どの組織が発達してるか、脆弱か
・気質特性による情動の変化

という「胚葉体質学」の考え方を理解していただき、さらに、胚葉別の体質における

1. 体調傾向
2. 肌傾向
3. 考え方

を学んでいただく事が、とても重要であると考えていました。

そして、「
胚葉体質学」における各体質の把握を、ポイントを踏まえて実践し、実際のカウンセリングに活かせるようなセミナーを常々考えていました。

カウンセリングの基本は「
体質」でしたが、カウンセリングによる体質の把握がとても難しく、そのために、その体質を把握するためのポイントを、各体質ごとに理解する事が大切でした。

体質の見分け方を、ステップを踏んで捉える事で、「
胚葉体質学」による「体質」を把握し、どの組織が他の組織よりもどのくらい発達しているのかを理解する事によって、各々の体質の気質特性や対応方法、そして、体調傾向や肌傾向が判断できるよう学んでいただく事が大切でした。

体質が把握できれば、各々の体質の体調傾向や肌傾向が、発達部位や脆弱部位との関係から導き出す事ができるからです。

それら発達部位や脆弱部位の関連性がわかれば、そのような発達部位や脆弱部位によって引き起こされる可能性のある体調傾向や肌傾向もわかってきます。

特に、「
クレッチマー」の「類型論」や、ひまわりの恩師である末富先生の恩師、「ルノー博士」の「発生学や胚葉学」を取り入れた「エステティック」という大きな学問体系を理解し、何故「体質」を中心とした「体質形態学(胚葉体質学)」の考え方が必要であるのか、その基本概念を捉える事がとても重要でした。

2012.09.16 約一年ぶりの上京とアロマテラピーセミナー 2012
2013.04.16 車検中の軽トラックに替わり車検切れの車を動かす

でも投稿しましたが、ドイツの精神科医クレッチマーの「
類型論」の考え方を基本に、シゴーやシェルドンなどの考え方を見ることによって、より発生学的な見地から体質を見極める事ができました。

○ 外胚葉形
・呼吸型(シゴー)
・頭脳緊張型(シェルドン)
○ 中胚葉形
・筋肉型(シゴー)
・身体緊張型(シェルドン)
○ 内胚葉形
・消化型(シゴー)
・内蔵緊張型(シェルドン)

クレッチマーは、神経系の疾患と体型との間の相関関係を調べ、細身型と分裂気質、闘士型と粘着気質、肥満型と躁鬱気質という類型論を発表しました。

また、シェルドンは、体型と気質の関係を統計学的に研究し,体型と気質の関係に相関関係があることを示しました。

これらクレッチマーの「
類型論」やシェルドンの体型と気質の関係を考慮した「体質形態学」の考え方を、フランスのルイ レイモンド ルノー博士が「エステティック」の概念に取り入れました。

ルノー博士は、「
胚葉学」と「体型と気質との相関関係」を「エステティック」に取り入れることで、「体型」により、どの胚葉が他の胚葉よりも発達しているのかという「体型と胚葉との相関関係」、「体型と気質との相関関係」を明らかにしました。その概念こそが「体質形態学」に他なりません。

・体型と気質の関係
・体型と三胚葉の関係
・三胚葉の発達部位
・三胚葉と気質の関係

体質がわかれば、「気質特性」がわかります。これは、「体型と気質との相関関係」です。

また、体質がわかり「
どの胚葉が発達しているのか」がわかれば、身体のどの部位が他の部位よりも発達しているかがわかります。

すなわち、「
肌傾向」と「体調傾向」が理解できるようになります。

そして、各々の体質を把握することで、心身の健康を維持し、起こりがちな身体のトラブルを理解して健康管理を行うことが可能となります。

ですから、体質がわからないと、前へ進むことができません。こういった考え方を基本にしているのが、植物療法(フィトテラピー)でした。

そして、そのときに利用する素材の選択肢として「
ハーブ」やアロマテラピーで利用する「精油」がありました。

下記の図は、それらの相関関係を簡潔に書き表したものです。

20180417PhytotherapyConcept

そのためには、「
まず第一に体質の把握」がとても重要でした。

これらの考え方は、コロンブスの卵的な考え方のため、まだあまり浸透してはいない学問体系でした。

それでも、下記の記事でも投稿したように、

2011.06.12 植物療法(フィトテラピー)の基本的な考え方

体質を把握するための基本的な考え方である「
胚葉学」という学問を考えた場合、理論的な考え方に立って三つの胚葉を理解することで、四つの組織(神経、上皮、結合、筋)の様々な組合せによって、器官や器官系が形成されている事がわかっています。

これらは、理論的な考え方に立った「
具体的な思考」に基づいた理論的な考え方です。また、下記の記事で投稿したように、

2013.05.13 具体的な思考と抽象的な思考のバランスが必要な植物療法

四つの組織の様々な組合せのみならず、どの組織が、他の組織よりもより発達していたならば、という「
抽象的な思考」によって捉えられた胚葉学によって、クレッチマーの「類型論」を基本とした体質との関連性を考える事ができました。

クレッチマーの「
類型論」もまた「抽象的な思考」として捉える事ができるかもしれませんが、それらの関係をより科学的に関連づける事も必要となってきますから、それぞれの考え方の「バランス」がとても重要になってきます。

このような「
創造力とか発想」の生まれる「抽象的な思考」を取り入れる事で、とても独創的な考え方が成り立っているのが、植物療法(フィトテラピー)における「体質形態学」でした。

このように、植物療法(フィトテラピー)には「
具体的な思考」と「抽象的な思考」の両方を「バランスよく併せ持つ考え方」が求められました。

その事で、植物療法(フィトテラピー)の基本的な概念である体質を理解する事が可能となるだけではなく、

● 体質の把握
○ それぞれの気質特性を導き出すことが可能
・各々の体質への対応方法にも応用
・気質特性から導き出される「情動」の変化
○ 発達部位や脆弱な部位などを考慮にいれた
・「体調傾向」と「肌傾向」

など、植物療法(フィトテラピー)にとっては、必要不可欠な考え方を導き出す事ができる一方で、

・気質特性から導き出される「情動」の変化

と「福田安保理論」の関係を結びつける事で(下記は一つの例として交感神経の緊張の例)、

● 交感神経を緊張させるストレスなどが過度に働き過ぎる事が
○ 情動と密接な関わり合いがあり
○ その情動に対応すべく主に視床下部を中心に恒常性が働き
・視床下部 - 交感神経 - 副腎髄質系
・視床下部 - 自律神経 - 免疫系
・視床下部 - 下垂体 - 副腎皮質系などを機能させ恒常性を保っているが
・そのような状態は心身への様々な不調をもたらし、その状態が長い間続く事で
○ 恒常性が破綻し
・様々な疾病を形成する

2014.02.24 生体の恒常性と二つのエネルギー生成系とがんの関係

このような理論を取り入れる事も「
具体的な思考」と「抽象的な思考」の両方を「バランスよく併せ持つ考え方」として、とても重要でした。

しかも、以上のような考え方によって導き出された情報は、ある意味、何故そのような体調や肌質となっているのかという「
原因」にアプローチする事ができました。

これは理路整然と物事を考える「
具体的な思考」に基づく考え方でした。

また、この事は「
予防」という観点からだけではなく、「改善」という側面にも適応する事が可能となります。

それら様々な情報から、予防や改善、さらには、原因などに対して、多面的に利用できる様々な植物素材(栄養素なども含む)を選択し、どのように適用するのかを考える事で、内面的な健康と、外面的な美しさの調和を維持することが可能となりました。

逆からのアプローチの仕方、すなわち「
より美しく健康で過ごす事ができるためには」という考え方は、「抽象的な思考」に基づく考え方でもありました。

そして、これもまた植物療法(フィトテラピー)の基本的な考え方でした。

そういえば、この「福田安保理論」の考え方は、ケモタイプ アロマテラピーにおいては、電子座標系グラフとの考え方とも結びつけて考える事のできる概念でした。

2012.07.24 抗炎症作用と電子座標系グラフ上の芳香成分類との関係

では、「福田安保理論」における「顆粒球優位型」と「リンパ球優位型」が、電子座標系グラフにおける「プラス側に分類される体質」と「マイナス側に分類される体質」とに対応し、炎症反応の例を掲げて、各々の体質に起こる炎症反応の鎮静に、電子座標系グラフにおける「マイナス側に分類される精油」と「プラス側に分類される精油」との使い分けが可能となる事を投稿させていただきました。

さらに、この電子座標系グラフの考え方は「
ヒポクラテスの体液体質学(ガレノス理論)」に基づくものでした。そして、この電子座標系グラフを基本として、

2008.02.17 2008年アロマセミナーと体質形態学
2012.09.16 約一年ぶりの上京とアロマテラピーセミナー 2012

でもご紹介しましたが、ケモタイプ アロマテラピーの世界でも、「ルイ・コルマン」の「
相貌(そうぼう)心理学」を取り入れて、それぞれの体質の「心理面と挙動」を関連づけた、最も適した精油の処方を考える手がかりとして利用されていました。

そこでは、

・各々の体質に最も適した処方例
・各々の体質に起こりがちな疾患や症状の処方例

を考えることのできる中心的な概念でした。

相貌心理」というのは、

1. 顔の輪郭を膨張型と縮小型に分ける
2. 目、鼻、耳の感覚器官の開きによって外向と内向に分類

する事で、二つの関連性により、四つの領域を表現することができました。これらの領域は、各々の体質と関連づけられていますので、四つの体質と四つの心理面と挙動とが、

「それぞれの体質に相当する典型的な代謝傾向、代表的器官、身体や顔つきおよび社会環境での挙動」

という形で、表現できるようになりました。

植物療法(フィトテラピー)でも、三つの体質と、それぞれの「気質特性」とを関連づけてカウンセリングに応用されている事は、前述した通りです。

特に、三つの体質は、発生学を基本とした胚葉学を元に表現されていますから、各々の体質の発達部位、すなわち「
代謝傾向や代表的器官」を、上記テーマと同じように考察する事が可能でした。

そして、「ルイ・コルマン」の「
相貌(そうぼう)心理学」と同じように、植物療法(フィトテラピー)では、ドイツの精神科医クレッチマーの「類型論」、アメリカの心理学者シェルドンなどの研究に基づいていました。

2005.06.11 植物療法の基本は体質学というけれど
2005.07.11 まず第一に体質の把握

植物療法(フィトテラピー)では、さらに、肌質を把握することで、実際の体調と肌の状態を理解し、体調・肌傾向と実際の体調・肌との関連性についても考察することが可能となりました。

また、実際の肌質を見極め、傾向との相違点などを考慮したカウンセリングは、肌質を通して、内面管理や外面管理の方法が「
うまくいっていたのか」、あるいは、「不具合を起こす結果を引き起こしていたのか」どうかを見極める事も可能でした。

この事は、内面の管理や外面の管理の様子を、体質を見極める事と同時に、外側から肌を概観することでカウンセリングすることができました。

その結果、実際の肌質の状態をカウンセリングすることで、肌傾向とどのように相違しているのかを検証する事ができるだけではなく、内面の管理や外面の管理がうまくいった結果なのか、そうでなかったのかの検証も可能でした。

それらの事柄は、すべて、実際の肌質が、なぜそのような肌質となったのかの「
様々な要因」に対してアプローチすることが出来る事を意味し、それら「様々な要因」に、どのような植物素材を、どのように利用していけばよいのかを考察・判断し、実践する事が可能でした。

それらの観点からも、肌質をどのようにカウンセリングしたらよいのかというアプローチに対しての理解も必要でした。

また、肌質に関連しては、「
好発部位」という観点からとても重要な意味合いを含んでいました。

すなわち、顔に好発する「
吹き出物」や「色素沈着」も、それらの相対的な発生部位(好発部位)や形状などを分析することで、同じように、身体内外の大切な情報を読み取ることができました。

好発部位」としての「吹き出物」や「色素沈着」に関連して、それらの「吹き出物や色素沈着」の改善をどの植物素材を持って、どのようにアプローチしていけばよいのかという考え方も重要でした。

実際に起こっている肌のトラブルの改善には、なぜ、そのような部位に「
吹き出物や色素沈着」ができているのかを明らかにし、実際の肌のトラブルである「吹き出物や色素沈着」にどのようにアプローチしていけばよいのかという、複数の考え方を同時に成立させる事も大切でした。

これらは、「
吹き出物や色素沈着」という肌のトラブルの原因と結果に、どのような考え方で、どのように植物素材を適用すればよいのかを考える上で、とても大切なアプローチでした。

肌質を把握(
性状)することで、内因と外因によって様々に引き起こされた「成因」をカウンセリングによって正しく捉え、かつ、好発部位といって、皮膚のある特定部分に好んで発症する「色素沈着」や「吹き出物」の性状や成因を考えながら、その後のカウンセリングやトリートメントに進んで行きます。

カウンセリングによる分析と、植物素材や栄養素などを用いた解決方法は、植物療法(フィトテラピー)には欠かすことの出来ない考え方でした。

2008.07.22 植物療法 皮膚科学と化学 その7
2008.06.24 植物療法 皮膚科学と化学 その6
2008.05.27 植物療法 皮膚科学と化学 その5

下記の表は、2001.09 月に作成した「
体質学を中心としたカルテ」です。

今から、20年以上前に作ったものですが、この年の 09月11日には、首都圏に台風 15号が上陸し、そして、同時多発テロのあった年でした。

ここには、縦横のマトリクス表が展開されているのですが、

○ 縦(列)には、大分類、小分類、明細、そして、肌質などの項目が表示されています
○ 横(行)には、縦(行)の項目に該当する内容が表示されています
・大分類 〜 体質別の肌質、外面からの要因、内面からの要因
・小分類 〜 体質別の肌傾向、外面要因の小分類、内面要因の小分類
・明細 〜 それぞれに該当する内容の明細
・肌質 〜 それぞれの肌質の項目

このカウンセリングシートは、そのシートの左上に描かれている図のように、

・現在の肌と体質から判断される肌傾向との関係
・現在の肌と外部要因(外面要因)との関係
・現在の肌と内部要因(内面要因)との関係

を、マトリクス表に展開することで、概観できるようになっています。例えば、

○ 現在の肌 〜 乾水性(一つの例)
・乾水性と体質から判断される肌傾向との関係
・乾水性の肌が化粧品や環境、季節などの外部要因とどのように関連しているのか
・乾水性の肌が精神的な作用や身体の疾患などの内部要因とどのように関連しているのか

を、総合的に概観し、さらに、好発部位から導き出すことのできる様々な内面の要因を加味することで、現在の乾水性の肌となっている要因を考え、それをどのように改善してあげる事ができるのかを判断することのできる表となっています。

当然のことながら、様々な要因に対しては、ハーブや精油の様々な植物素材で対応することになりますし、栄養管理や生活環境にまで及ぶ事になります。

下記の表には、いたるところが空欄となっていますが、このようなオリジナルの表を、何の連絡もなく勝手に利用される方々が多いため、そのようにさせていただいた事、ご理解いただければ幸いです。

20161208SkinTypeAnalysis

ケモタイプ・アロマテラピーで利用する精油には、「
三つの作用」を利用することのできる優れた特徴がありました。

そして、この「
三つの作用を同時に適用」する事を可能とするのは、植物素材の中で唯一「精油」だけでした。

その三つの作用とは、

1. 体質に合った精油の作用(電子座標系グラフ)
2. 嗅覚作用(好きな香り)
3. 薬理作用(生化学的な作用)

でした。

これら精油の持つ特徴を利用する事で、「
体質や条件に応じた精油」の選択をスムーズに行い、それら目的にあった複数の精油の「香り」の中から、好みの香りの精油を選択し、その選択された精油の「生化学的な利用法」を考慮に入れながら、適用していくことが可能となります。

特に、精油の選択に、電子座標系グラフを考慮に入れる事で、神経系、特に自律神経系や内分泌系、そして、免疫系との関連性を時系列的に把握することで、その時々の条件によって、動的に変化する生体の仕組みを関連づけて、精油の果たす役割を「
薬理作用」の面から、そして、「嗅覚作用」の面から、さらには、「体質に合った最適な精油の選択」が可能となる考え方を取り入れています。

電子座標系グラフでは、心身の状態(体質)と、その心身の状態を「
調整」する役割を果たすと見られる「精油」との関係を概観することが可能でした。

大きな枠組みで捉えた場合(四つの体質ではなく、
二つの体質(顆粒球優位タイプ/リンパ球優位タイプ))、横軸を対照軸とすれば、上と下に、それら二つの体質を、そして、同様にそれぞれの領域に属する精油を配置して、症状を調整するよう精油を利用する事が可能となる考え方でした。

2012.07.24 抗炎症作用と電子座標系グラフ上の芳香成分類との関係

前述した「
体質」が、電子座標系グラフ上のどの領域に分類され、その「体質」の「気質特性」が、同じく電子座標系グラフ上のどの領域へ作用しやすい傾向にあるのかを考えながら、各々の「体質」と「気質特性」との関連性を理解し、かつ、電子座標系グラフに配置された精油のうち、どの精油がその傾向を調整するために役に立つのかを「視覚的に概観できる」ように「精油のマトリクスナビゲーションシステム」を使いながら考えたいと思います。

アロマテラピーのセミナーでは、独自に作成した「
精油のマトリクスデータシート」を利用したWebセミナーを予定しています。

植物療法(フィトテラピー)では、利用する植物素材の選択肢として「
ハーブ」やアロマテラピーで利用する「精油」などがありました。

このマトリクスデータシート上に、精油の持っている様々な要素を組み込み、上記に示した「
三つの作用」を利用する事で、「目的達成のための戦略」として、どのように精油を利用していったらよいのかを学んでいただきたいと思います。

その考え方が、オリジナルの「
精油のマトリクスナビゲーションシステム」でした。

下の資料は、「
精油のマトリクスデータシート」ですが、このマトリクスデータシートには、様々な要素が組み込まれていました。

このシートは、電子座標系グラフを意識し、中央に、芳香成分類と、その芳香成分類に属する芳香分子を配置し、まず第一に、電子座標系グラフの領域に分類されるそれら芳香成分類だけを概観できるようにすることで、

○ 電子座標系グラフのそれぞれの領域に分類される芳香成分類の、特に
・鎮静・リラックス作用(マイナスに耐電)を示すかどうか
・刺激・活性作用(プラスに帯電)を示すかどうか

を理解し、また、

○ 芳香成分類の
・主な作用

を捉える事で、精油の持っている心身に対しての多面的な働きを、どのような条件において利用出来るのかを判断し、必要とあれば、芳香分子にまで目を向ける事で、さらなる詳細な諸条件に対応できるように考察することが可能でした。

2017.12.04 電子座標系グラフに対応した精油のマトリクスシート
2017.11.25 精油のマトリクスナビゲーションシステム
2017.07.17 梅雨の曇り空の中野菜畑の草取り 2017(精油資料の再構築)
2017.01.09 電子座標系グラフで表現される芳香成分類と体質との相関関係を考慮した精油資料の再改良

今回は、呼吸器系の疾患を考えた場合、非常に汎用性のある精油を、マトリクスデータシートに配置してみました。

○ 注意
・各精油の芳香成分類の数値は、公開されている成分分析表に記載されている実数値です
・各芳香成分類に属する芳香分子の数値は、ケモタイプ精油事典 Ver.8 の平均的含有量の最高値です
・○印は、その他の成分として記載されている芳香分子で、固有作用を有すか、又は、重要と思われる分子のみを記載しています

20181116EoDataMX

2018.10.07 東京で開催されたアロマテラピーセミナーでは、身体の不調を、ケモタイプ精油を利用する場合に「
目的達成のための戦略」という概念を使った説明がなされていました。

2018.10.07 アロマテラピーセミナー 2018(アレルギー及び自己免疫疾患)

この「
目的達成のための戦略」という概念は、先ほども出て来ましたが、精油の持っている心身に対しての多面的な働きを、心身の不調の直接的な要因や、その要因によって引き起こされている様々な症状に対して、「どのような戦略を立ててて」それらの要因や症状を解決してあげればよいのか(目的達成)を考える事でした。

「呼吸器系の疾患」を例にあげていましたが、

● 抗生物質(生に抗う物質)
・ 病原菌 ◎
・ 生体 ×(副作用)
● 精油
・病原菌 ○
→ 抗菌、抗ウィルス、抗真菌の各作用
・生体 ○
→ 免疫系の調整や刺激(免疫調整、免疫刺激、神経強壮、神経バランス回復などの各作用)
→ 生体に起こる様々な症状の改善(去痰、抗カタル、抗炎症、鎮静、鎮痛、鎮痙れん、うっ滞除去・・・などの各作用)

という考え方で、「目的達成のための戦略」を立てる事ができるかと思います。

今回登場した五つの精油を見ていくと、まず、ブラックスプルース Picea mariana を除き、他の四つの精油の共通する芳香成分類や芳香分子には、

○ 四つの精油
・ローズマリー シネオール Rosmarinus officinalis cineole
・ユーカリ ラディアタ Eucalyptus radiata
・ラヴィンツァラ Cinnamomum camphora (Ex. Ravensara aromatica
・ローレル Laurus nobilis
○ 酸化物類(主な作用 〜 去痰、抗カタル、抗ウィルス、免疫調整、抗菌、抗寄生虫の各作用)
・1,8シネオール(固有作用 〜 免疫調整、抗炎症の各作用)

がありました。この芳香成分類や芳香分子には「目的達成のための戦略」に合致する内容の主な作用や固有作用を持っていました。

次の着眼点は、それら四種類の精油には、

○ モノテルペンアルコール類
・主な作用 〜 抗菌、抗ウィルス、抗真菌、免疫調整、神経強壮、抗寄生虫の各作用
○ モノテルペン炭化水素類
・主な作用 〜 うっ滞除去、抗炎症、コーチゾン様、抗ウィルス、抗菌の各作用

の芳香成分類が含まれていました。これらの主な作用もまた「目的達成のための戦略」に必要な作用でした。

当然のことながら、上記に示した酸化物類、そして、モノテルペンアルコール類やモノテルペン炭化水素類の含有量には、それぞれの精油によって違いはありますが、「
目的達成のための戦略」に、どのような戦略を優先させるのかによって、どの精油を選択するかを決める場合に、とても有効な指標として考える事ができました。

また、固有作用を有する芳香分子にも着目することで、さらに詳細な戦略を立てる事も可能となります。

そして、四つの精油を「
目的達成のための戦略」として、さらに、その戦略を推し進めていく上においての選択条件となる芳香成分類が、二つの精油にそれぞれ存在していました。

それは、

○ ローズマリー シネオール Rosmarinus officinalis cineole
・ケトン類(主な作用 〜 粘液溶解、脂肪溶解、胆汁分泌促進、去痰、瘢痕形成(創傷治癒)の各作用)
○ ローレル Laurus nobilis
・エステル類(主な作用 〜 鎮痙れん、神経バランス回復、鎮静、鎮痛、抗炎症、血圧降下の各作用)

でした。これらの精油を考えた場合、「目的達成のための戦略」に、どの精油がさらに有効に利用できるのかを考えるための要件となっていきます。

また、ブラックスプルース Picea mariana には、モノテルペン炭化水素類とエステル類という、樹木系に焦点を当てた場合、非常にユニークな芳香成分類の組合せが存在していました。

2009.02.27 主な樹木系の精油と芳香成分類

また、ブラックスプルース Picea mariana と同じような芳香成分類の組合せとして、カナディアンヘムロック Tsuga canadensis というケモタイプ精油もありました。

2016.11.04 北海道から届いた一足早い精油のクリスマスプレゼント 2016

今までの「
目的達成のための戦略」は、一つの例として「呼吸器系の疾患」に対しての考え方を示したものでしたが、これらの考え方は、

○ ケモタイプ精油を中心として
・電子座標系グラフ上における領域(芳香成分類 又は 精油そのもの)
・中に含まれている芳香成分類や芳香分子を考え、

目的達成のための戦略」として、どの精油を使えば、その目的達成が可能となるのか、という精油の選択にも、非常に幅広く利用することが可能でした。

下の資料は、今回登場した五つの精油について、精油のマトリクスデータシートから、電子座標系グラフ上に、それぞれの精油に含まれる共通の芳香成分類、並びに、特徴のある他の芳香成分類を配置することで、「
目的達成のための戦略」に、どの精油が最適なのかを選択するための手助けとなるように、再配置したものです。

2018.12.06 精油のマトリクスデータシートの3D化

20181206EoData3D

もう少し、グラフを自由自在に扱える事ができるのであれば、さらにわかりやすいグラフを示す事ができたのですが、それでも、かなり視覚的に捉える事ができました。

本当は、A領域・B領域・C領域・D領域にグループ分けされるそれぞれの芳香成分類に視点を当てて、それらの芳香成分類の色でグラフを作成したかったのですが、配列が乱れてしまいました。

そのため、それぞれの精油に視点が当てられ、精油別の色づけがされた形となり、本来の目的には、適さないかもしれませんが、それらの事を考慮して、上記のグラフを参照いただければ幸いです。

従来のマトリクスデータシートでは、行列(縦横)のマトリクス(セル)に、それぞれの芳香成分類(あるいは精油)の平均的含有量が数値(%率)で表現されていました。

上のグラフのさらに上のマトリクスデータシートがそれに当たりましたが、マトリクス(セル)に現された平均的含有量をグラフ化して、3D で表現できるよう現したのが、上記のグラフでした。

こうすることで、イメージで、

○ A領域とB領域に分類される芳香成分類
・これらの領域に分類される芳香成分類は鎮静、リラックスの作用(マイナスに帯電)が期待できる
・上のグラフでは、マイナスに帯電している領域に分類
→ A領域に分類されるテルペン系アルデヒド類、ケトン類
→ B領域に分類されるエステル類
○ C領域とD領域に分類される芳香成分類
・これらの領域に分類される芳香成分類は刺激、活性の作用(プラスに帯電)が期待できる
・上のグラフでは、プラスに帯電している領域に分類
→ C領域に分類されるモノテルペンアルコール類など
→ D領域に分類されるフェノールメチルエーテル類、酸化物類、モノテルペン炭化水素類、セスキテルペン炭化水素類 + など

という関連性を、視覚的に捉える事ができました。

このように視覚的に捉えられた 3D で表現される情報と、先ほど示した(上のグラフのさらに上のマトリクスデータシート)マトリクスデータシートの読み取り方を採用すれば、「
目的達成のための戦略」を容易に読み取る事が可能になるかと思います。

これらアロマテラピーにおける精油のマトリクスデータシートを利用し、「
目的達成のための戦略」として、どの「精油」を選択すれば最良な結果を得ることができるのかを、先ほどの植物性素材としての「ハーブ」とともに、同次元でアプローチできるようなWebセミナーを行う予定です。

このように、「
精油のマトリクスナビゲーションシステム」を利用すると、様々な用途に拡大することが可能となりそうです。

下の資料は、「
32種類の精油に含まれる芳香成分類と電子座標系グラフに対応したマトリクスデータシート」で、各々の精油の禁忌事項や注意事項をまとめたものです。

20171204電子座標系グラフに対応したマトリクス表禁忌注意事項

このように、マトリクスデータシートには、各々の精油の禁忌事項や注意事項も同じレベルで表現でき、何故、これらの事項があるのかを、芳香成分類や芳香分子にまでさかのぼって考えることができました。

下の資料は、同じく、芳香成分類や芳香分子を電子座標系グラフに対応したマトリクスデータシートで表現した「
簡易版」と「詳細版」の資料です。

芳香成分類や芳香分子の主な作用や固有作用を省けば、少ないデータ量で凝縮でき、かつ概観することが可能となります。

詳細が知りたければ、「
詳細版」へ戻って、主な作用や固有作用を考えながら、再び概観できる「簡易版」へと目を向ける事が可能となります。

概観出来る事は、多くの事象を全体的に捉えて様々な条件に対応できる精油を、容易に探し出す事につながっていきます。

20171204電子座標系グラフに対応したマトリクス表1 20171204電子座標系グラフに対応したマトリクス表2

下の資料も、アロマテラピーセミナー用の資料ですが、二種類の「
精油のマトリクスデータシート」が写っています。

20171204電子座標系グラフに対応したマトリクス表5 20171204電子座標系グラフに対応した精油のマトリクスシート2

一つの資料では、A領域に属する精油 3種類に含まれる芳香成分類と電子座標系グラフに対応したマトリクスシートから、それらの精油の作用を知る事を目的とするものでした。

そのために、全体像を把握するという一番大切な考え方を、「
A領域」に属する精油に「限定して」マトリクスシートを作成したのが、上の資料、左です。

全体像を把握するという概観性には、多少かけるかもしれませんが、実は、このように絞り込むことによって、同じ「
A領域」に分類される精油、とどのつまりが、テルペン系アルデヒド類やケトン類を非常に多く含有している、或いは、この領域に分類される精油に、そのスポットライトが当てられている事になります。

その事によって、ある目的に対してのテルペン系アルデヒド類やケトン類の使い方や条件を理解しつつ、同じ「
A領域」に属する数種類の精油から、体調や肌の条件によって、どのようにそれらの精油を使い分ける事が可能となるのかを、他の芳香成分類や芳香分子を概観することで導き出しやすくしてくれます。

このような思考や選択過程は、まずは、全体像を捉え、そして、その全体像から的を絞って、体調や肌をどのようにすれば改善できるのかという目的に対して、とても有効な解決方法を導き出してくれると思います。

そして、特に視覚性をよくするために、電子座標系グラフ上に精油の含む芳香成分類や芳香分子を配置して、それぞれの平均的含有量や、主な作用、そして、固有作用を表現したのが、二つ目の資料で、上の資料、右です。

これらは「
精油のマトリクスデータシート」と呼ばれ、シートでは、四つの領域が表現され、それぞれの領域に属している芳香成分類や芳香分子の平均的含有量、そして、主な作用や固有作用を記載しています。

これらの考え方は、アロマテラピーにおける精油の化学を包括的に理解し、かつ、戦略的に利用可能な「
精油のマトリクスナビゲーションシステム」の一つでした。

大変長くなりましたが、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

これらの考え方を中心に、「
植物療法(フィトテラピー)」と「アロマテラピー」の「Webセミナー(案) 」を 2023.04月頃から始めて行きたいと思います。

Webスクールの概要(外部リンク:秋田アロマテラピースクール)

今回のセミナーでは、全て、一レッスン単位で受講可能とし、一レッスン単位は 2時間、そして、その価格は 11,000円(税別 10,000円)を予定していました。

事前のお問い合わせは、メールなどでお問い合わせいただければ幸いです。

下記の「QRコード」は、お問い合わせ先のメールアドレスです。

QRコードメルアドgmail

なお、「今回の内容や資料」は、「秋田アロマテラピースクールのオリジナル」です。

したがって、個人の勉強や当セミナー受講のための参考にご利用いただくのは大変結構な事なのですが、その範囲を超えてのご使用は「
著作権法上の問題に抵触する場合があります」ので、くれぐれもご注意をお願い致します。

今日 04月24日は、早いもので、ひまわりが「
植物療法(フィトテラピー)」を学んだ恩師の十四回忌でした。

恩師は、口癖のように体質学のお話しをされていました。

そして、体質や条件に合った植物素材(ハーブや精油など)の特性をよく理解し、どのように利用すればよいのかを、常に念頭に置いて「
植物療法(フィトテラピー)」を学ぶ事の重要性を説いていました。

今回、改めてその重要性を認識し、理解するためにも、再度、下記リンク先(
みなみの香草屋 Blog 2014.04.24)の記事をご紹介させていただきました。

2014.04.24 恩師の三回忌に改めて思う植物療法における先見の明

また、二年前の 2023年に投稿した、今後ひまわり自身の目指す「
植物療法(フィトテラピー)」と「アロマテラピー」についての記事も、合わせてご覧いただきました。

2023.01.17 植物療法とアロマテラピーのWebセミナー案 2023

大変長くなりましたが、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

恩師の十四回忌を迎え、改めて、ご冥福をお祈り申し上げます。

植物療法とアロマテラピーのWebセミナー案 2023

■ 関連1 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 /
■ 関連2 : 福田安保理論 / 千島学説 / その他

○ 履歴 : 2009「2009.01.17 一日およそ五千万円の除雪費- 1.4 / 2.8
○ 履歴 : 2010「2010.01.17 がん患者.精神的.ケア.アロマ.セミナー
- 3.7 / 0.5
○ 履歴 : 2011「2011.01.17 秋田市内の幹線道路はまるでレールの様
- 3.2 / 2.8
○ 履歴 : 2012「2012.01.17 お店と家の屋根の雪下ろし 2012
- 2.4 / 1.7
○ 履歴 : 2013「2013.01.17 大雪の秋田市が全国放送
- 4.8 / - 0.4
○ 履歴 : 2014「2014.01.17 山での雪下ろし続きと新年会 2014
- 3.6 / 2.1
○ 履歴 : 2015「2015.01.17 大寒を前に一気に真冬の寒さに逆戻り
- 5.1 / 3.7
○ 履歴 : 2016「2016.01.17 大寒を前に嵐の前の静けさ 2016
- 2.4 / 2.2
○ 履歴 : 2017「2017.01.17 大寒を前に二日連続の青空で雪どけ進む
- 3.3 / 3.1
○ 履歴 : 2018「2018.01.17 大寒を前に高い気温と小雨の続く天候
3.6 / 8.7
○ 履歴 : 2019「2019.01.17 平年.平均気温.氷点下.今日.氷点下.
- 4.3 / 3.5
○ 履歴 : 2020「2020.01.17 楽しい楽しい精油のブレンド
- 0.9 / 6.0
○ 履歴 : 2021「2021.01.17 未明.明け方.雪の片付.午後.歩道は春のよう
- 1.6 / 1.7
○ 履歴 : 2022「2022.01.17 秋田市東大通り除雪大作戦 2022
- 2.4 / 4.9

☆ 昨日: 最低 - 0.9(23:58)最高 3.5(11:46)平均 1.4
・ 昨日: 最大瞬風 13.7m/s(22:58)降水 0.5mm 日照 0.7h 最雪深 0cm
・ 昨日: 天気 昼 みぞれ一時雨後曇時々雪 / 夜 曇時々雪一時晴
→ 平年: 最低 - 2.3 最高 3.0 平均 0.2 降水 3.5 日照 1.3 最深雪 15(1991〜2020)
→ 平年: 最低 - 2.6 最高 2.7 平均 0.0 降水 3.7 日照 1.3 最深雪 14(1981〜2010)

★ 今日: 最低 - 1.3(00:50)最高 2.2(13:38)平均 0.5
・ 今日: 最大瞬風 11.3m/s(02:39)降水 0.0mm 日照 0.2h 最雪深 0cm
・ 今日: 天気 昼 曇後一時雪 / 夜 曇後時々雪
→ 平年: 最低 - 2.3 最高 3.0 平均 0.2 降水 3.5 日照 1.3 最深雪 15(1991〜2020)
→ 平年: 最低 - 2.7 最高 2.7 平均 - 0.1 降水 3.7 日照 1.3 最深雪 14(1981〜2010)

20230117Haturei2140

202301172400Temperature

上のグラフは 2023.01.17(火)秋田の気象観測データです(お天気モニタ)
・「秋田県 秋田の気象情報(外部リンク : お天気モニタ)

昨夜、夜のはじめ頃には、白い雲が空を覆っていましたが、雪が降ることもなく、0度台の気温が続いていましたが、20:00 には「氷点下」の - 0度台 まで下った頃、少しだけでしたが雪が舞っていたようで、歩道の一部が雪で白くなっていました。

21:00 には、プラスの 0度台へ戻っていましたが、その後、夜遅くには、再び
- 0度台 まで下がる中、23:58 には、昨日の最低気温となる - 0.9度 を記録していました。

今日、未明の 02:00 まで
- 0度台 の気温が続いていましたが、03:00 には プラスの 0度台へ上がり、その後、明け方にかけても - 0度台 から 0度台、0度台から - 1度台 とやや不安定な中、00:50 には、今日の最低気温となる - 1.3度 を記録していました。

朝から黒く厚い雲が空を覆っていましたが、その雲の切れ間から水色の空ものぞき、09:00 前には、少しお日さまも姿を現す事がありました。

昨夜から、チラチラ降っていた雪が、明け方から未明にかけて、断続的に降っていたようで、道路の一部を除き、白く染まっていました。

07:00 には、プラスの 0度台を示していた気温は、その後、0度台から 1度台と、ほんの少し上っていました。

昼前になると、その青空も雲の陰に隠れるようになり、気温の方も 1度台が続いていましたが、朝、白く降り積もっていた雪はほとんど消えていました。

昼過ぎになっても、曇り空が続いていましたが、15:00 前には、少し黒く厚い雲が空を覆うようになっていました。

12:00 まで 1度台の気温が続いていましたが、13:00 には、2度台まで上がり、その少し前の 13:38 には、
今日の最高気温となる 2.2度 を記録した後は、再び 1度台へ戻っていました。

それでも、夕方には、それまで厚い雲が覆っていた空には、薄い雲がかかるだけとなり、水色の空も広がり始めていました。

16:00 まで 1度台の気温が続いていましたが、その後は 0度台となっていました。

そして、夜のはじめ頃になっても、同じような空模様が続く中、0度台から
- 0 度台 と、「氷点下」まで下がっていました。

ただ、夜遅くの 22:00 になると、再び 0度台まで戻り、その後は 0度台から
- 0度台 と不安定でした。

長い間更新ができずにいました。

山の後片づけだけではなく、ひまわり自身が、同じ時間をかけても、以前と同じように仕事などをこなしていく事ができないようになってきました。

そのため、今年からは、不定期となりますが、ゆっくり、自分のペースに合わせた形でこの「
ひまわりブログ」を更新して行きたいと思います。

今後とも、よろしくお願い致します。

2023.01.21(土には、下記の通り、2023.01.17(火)のブログ記事を更新しました。

→ 2023.01.17 植物療法とアロマテラピーのWebセミナー案(2023.01.21 更新)

◯ 未更新ブログ記事(2023.01.21(土)現在
01. 2022.10.16 柿の実が色づき始める頃
02. 2022.10.17 街路樹のケヤキが急に色づき始める
03. 2022.10.18 郊外の山々が色づき始める頃こはぜの収穫
04. 2022.10.19 ウェブセミナー芳香族の基本骨格となるベンゼン環について
05. 2022.10.20 晩生の栗正月が盛りの頃天然マイタケの収穫
06. 2022.10.21 霜降を前に比較的暖かな日が続く
07. 2022.10.22 昨日とは.雷を伴う雨が降ったりやんだりを繰り返す天気の秋田市
08. 2022.10.23 霜降の日雨が降り出す前に今季初の柿の収穫
09. 2022.10.24 霜降の頃寒い一日だったものの夕日が暖かくイチョウを輝かせる
10. 2022.10.25 初霜を記録した日由利本荘市の木の美術館を訪ねる
11. 2022.10.26 今季最低の2.3度を記録した日青空の広がる夕方柿の収穫
12. 2022.10.27 青空のもと色づき始めた公園の葉が輝く霜降の頃
13. 2022.10.28 もうすぐ11月今日から積雪深の観測が始まる
14. 2022.10.29 ドウダンツツジがきれいに染まる頃栗のシーズンが終わりを迎える
15. 2022.10.30 タイトル画を秋色へ
16. 2022.10.31 秋晴れの中今季三回目となる柿の収穫

17. 2022.11.01 会津の実家から身不知柿が届く
18. 2022.11.02 霜降の頃早朝まで降っていた雨もあがり日中は小春日和の秋田市
19. 2022.11.03 街路樹のイチョウの葉が散り始める頃
20. 2022.11.04 クロモジの蒸留で得られたハーブウォーターと精油
21. 2022.11.14 イチョウの葉が雪の様に歩道のラベンダーに降り積もり始める頃
22. 2022.11.15 アロマによる脳の活性化と認知予防
23. 2022.11.16 立冬の頃昼前に一時あられ降る
24. 2022.11.17 今季初めて石油ファンヒーター始動
25. 2022.11.18 今季最低の0.4度を記録する中今季初氷張る
26. 2022.11.19 立冬の頃お店周りの整理と会津身不知柿の開封
27. 2022.11.20 立冬の頃一年以上ぶりに秋田から会津へ

→ 2023.01.17 植物療法とアロマテラピーのWebセミナー案(2023.01.21 更新)
28. 2023.01.18 いっときの日差しの中輝いていたローズマリーの花
29. 2023.01.19 大寒を前.昼前.昼過ぎに.真っ青な空の広がった秋田市
30. 2023.01.20 アルツハイマー型痴呆症に有効な新薬の情報を追加
31. 2023.01.21 昨夜から今日未明にかけて台風並みの暴風雪.秋田市

下の写真は、今日一日の天気の移り変わりの様子です(07:31頃、11:30頃、14:22頃、16:38頃)。

20230117外の様子朝 20230117外の様子昼前 20230117外の様子昼過ぎ 20230117外の様子夕方” hspace=

下の写真、左は、定番の朝ご飯です。

下の写真、中央は、NHKテレビで放送されていた 07:55 頃の秋田市内の様子です。

朝から、台所では自家製のラーメンスープが作られていましたが、下の写真、右が、そのスープです。

今日のお昼ご飯は、ラーメンですね。

20230117朝ご飯 20230117NHKテレビ朝秋田市内 20230117自家製ラーメンのスープ

朝から昼前にかけ、外へ出かける用事がありましたが、下の写真は、09:13 頃の太平山の様子です。

秋田駅東口へと向かう途中の大きな窓ガラス越しに写した風景です。

20230117外の様子朝太平山” hspace=

下の写真は、今日のお昼ご飯です。

野菜炒め、それに、ラーメン、そして、デザートは、ミロのババロアチョコシロップ添えでした。

20230117お昼ご飯野菜炒め 20230117お昼ご飯ラーメン 20230117デザートミロのババロアチョコシロップ添え

下の写真も、今日のお昼ご飯で、自家製のスープを使ったラーメンでした。

20230117お昼ご飯” hspace=

昼前には、朝、姿を現していた青空も雲の陰に隠れるようになり、気温の方も 1度台が続いていましたが、白く降り積もっていた雪はほとんど消えていました。

昼過ぎになっても、曇り空が続いていましたが、15:00 前には、少し黒く厚い雲が空を覆うようになっていました。

それでも、夕方には、それまで厚い雲が覆っていた空には、薄い雲がかかるだけとなり、水色の空も広がり始めていました。

ただ、16:00 まで 1度台の気温が続いていましたが、その後は 0度台となっていました。

下の写真は、そんな空模様となっていた 16:38 頃の空と、東大通りの様子です。

20230117外の様子夕方歩道と東大通り1 20230117外の様子夕方歩道と東大通り2 20230117外の様子夕方歩道と東大通り3

下の写真は、今日の晩ご飯です。

今日は、お昼ご飯にも食べた野菜炒め、それに、切り干しダイコン、煮豆、レーズン入りかぼちゃサラダでした。

20230117晩ご飯1

下の写真、左と中央は、今日の晩ご飯です。

野菜のスープ、それに、おかかご飯、そして、ミニタラコスパゲティーでした。

夜のはじめ頃になっても、薄い雲がかかる水色の空が続く中、0度台から
- 0 度台 と、「氷点下」まで下がっていました。

写真が前後しますが、下の写真、右は、「
氷点下」まで下がっていたと思われる 21:14 頃の様子です。

20230117晩ご飯野菜スープ 20230117晩ご飯ミニタラコスパゲティー 20230117外の様子夜のはじめ頃

今日、ハーブティーをご愛用の方がお店に来られ、セミナーの事についてお話しさせていただきました。

ご自身でも、特に、ハーブティーに関係するセミナー情報を、Web 上で探しておられたとのことで、これまで何度か、お店でもお話しさせていただいたのですが、今日は、具体的な内容について、お話しすることができました。

Webスクールの概要(外部リンク:秋田アロマテラピースクール)
秋田アロマテラピースクール問い合わせ(外部リンク)

ただただ、ハーブの特性や作用などを中心に勉強しても、それを実際に活用するためには、何かが足りないと感じていたからだそうです。

もともと、ひまわりは、体質形態学を中心に、まず、

● 胚葉を考えた体質形態学
・どの組織が発達してるか、脆弱か
・気質特性による情動の変化

という「胚葉体質学」の考え方を理解していただき、さらに、胚葉別の体質における

1. 体調傾向
2. 肌傾向
3. 考え方

を学んでいただく事が、とても重要であると考えていました。

そして、「
胚葉体質学」における各体質の把握を、ポイントを踏まえて実践し、実際のカウンセリングに活かせるようなセミナーを常々考えていました。

カウンセリングの基本は「
体質」でしたが、カウンセリングによる体質の把握がとても難しく、そのために、その体質を把握するためのポイントを、各体質ごとに理解する事が大切でした。

体質の見分け方を、ステップを踏んで捉える事で、「
胚葉体質学」による「体質」を把握し、どの組織が他の組織よりもどのくらい発達しているのかを理解する事によって、各々の体質の気質特性や対応方法、そして、体調傾向や肌傾向が判断できるよう学んでいただく事が大切でした。

体質が把握できれば、各々の体質の体調傾向や肌傾向が、発達部位や脆弱部位との関係から導き出す事ができるからです。

それら発達部位や脆弱部位の関連性がわかれば、そのような発達部位や脆弱部位によって引き起こされる可能性のある体調傾向や肌傾向もわかってきます。

特に、「
クレッチマー」の「類型論」や、ひまわりの恩師である末富先生の恩師、「ルノー博士」の「発生学や胚葉学」を取り入れた「エステティック」という大きな学問体系を理解し、何故「体質」を中心とした「体質形態学(胚葉体質学)」の考え方が必要であるのか、その基本概念を捉える事がとても重要でした。

2012.09.16 約一年ぶりの上京とアロマテラピーセミナー 2012
2013.04.16 車検中の軽トラックに替わり車検切れの車を動かす

でも投稿しましたが、ドイツの精神科医クレッチマーの「
類型論」の考え方を基本に、シゴーやシェルドンなどの考え方を見ることによって、より発生学的な見地から体質を見極める事ができました。

○ 外胚葉形
・呼吸型(シゴー)
・頭脳緊張型(シェルドン)
○ 中胚葉形
・筋肉型(シゴー)
・身体緊張型(シェルドン)
○ 内胚葉形
・消化型(シゴー)
・内蔵緊張型(シェルドン)

クレッチマーは、神経系の疾患と体型との間の相関関係を調べ、細身型と分裂気質、闘士型と粘着気質、肥満型と躁鬱気質という類型論を発表しました。

また、シェルドンは、体型と気質の関係を統計学的に研究し,体型と気質の関係に相関関係があることを示しました。

これらクレッチマーの「
類型論」やシェルドンの体型と気質の関係を考慮した「体質形態学」の考え方を、フランスのルイ レイモンド ルノー博士が「エステティック」の概念に取り入れました。

ルノー博士は、「
胚葉学」と「体型と気質との相関関係」を「エステティック」に取り入れることで、「体型」により、どの胚葉が他の胚葉よりも発達しているのかという「体型と胚葉との相関関係」、「体型と気質との相関関係」を明らかにしました。その概念こそが「体質形態学」に他なりません。

・体型と気質の関係
・体型と三胚葉の関係
・三胚葉の発達部位
・三胚葉と気質の関係

体質がわかれば、「気質特性」がわかります。これは、「体型と気質との相関関係」です。

また、体質がわかり「
どの胚葉が発達しているのか」がわかれば、身体のどの部位が他の部位よりも発達しているかがわかります。

すなわち、「
肌傾向」と「体調傾向」が理解できるようになります。

そして、各々の体質を把握することで、心身の健康を維持し、起こりがちな身体のトラブルを理解して健康管理を行うことが可能となります。

ですから、体質がわからないと、前へ進むことができません。こういった考え方を基本にしているのが、植物療法(フィトテラピー)でした。

そして、そのときに利用する素材の選択肢として「
ハーブ」やアロマテラピーで利用する「精油」がありました。

下記の図は、それらの相関関係を簡潔に書き表したものです。

20180417PhytotherapyConcept

そのためには、「
まず第一に体質の把握」がとても重要でした。

これらの考え方は、コロンブスの卵的な考え方のため、まだあまり浸透してはいない学問体系でした。

それでも、下記の記事でも投稿したように、

2011.06.12 植物療法(フィトテラピー)の基本的な考え方

体質を把握するための基本的な考え方である「
胚葉学」という学問を考えた場合、理論的な考え方に立って三つの胚葉を理解することで、四つの組織(神経、上皮、結合、筋)の様々な組合せによって、器官や器官系が形成されている事がわかっています。

これらは、理論的な考え方に立った「
具体的な思考」に基づいた理論的な考え方です。また、下記の記事で投稿したように、

2013.05.13 具体的な思考と抽象的な思考のバランスが必要な植物療法

四つの組織の様々な組合せのみならず、どの組織が、他の組織よりもより発達していたならば、という「
抽象的な思考」によって捉えられた胚葉学によって、クレッチマーの「類型論」を基本とした体質との関連性を考える事ができました。

クレッチマーの「
類型論」もまた「抽象的な思考」として捉える事ができるかもしれませんが、それらの関係をより科学的に関連づける事も必要となってきますから、それぞれの考え方の「バランス」がとても重要になってきます。

このような「
創造力とか発想」の生まれる「抽象的な思考」を取り入れる事で、とても独創的な考え方が成り立っているのが、植物療法(フィトテラピー)における「体質形態学」でした。

このように、植物療法(フィトテラピー)には「
具体的な思考」と「抽象的な思考」の両方を「バランスよく併せ持つ考え方」が求められました。

その事で、植物療法(フィトテラピー)の基本的な概念である体質を理解する事が可能となるだけではなく、

● 体質の把握
○ それぞれの気質特性を導き出すことが可能
・各々の体質への対応方法にも応用
・気質特性から導き出される「情動」の変化
○ 発達部位や脆弱な部位などを考慮にいれた
・「体調傾向」と「肌傾向」

など、植物療法(フィトテラピー)にとっては、必要不可欠な考え方を導き出す事ができる一方で、

・気質特性から導き出される「情動」の変化

と「福田安保理論」の関係を結びつける事で(下記は一つの例として交感神経の緊張の例)、

● 交感神経を緊張させるストレスなどが過度に働き過ぎる事が
○ 情動と密接な関わり合いがあり
○ その情動に対応すべく主に視床下部を中心に恒常性が働き
・視床下部 - 交感神経 - 副腎髄質系
・視床下部 - 自律神経 - 免疫系
・視床下部 - 下垂体 - 副腎皮質系などを機能させ恒常性を保っているが
・そのような状態は心身への様々な不調をもたらし、その状態が長い間続く事で
○ 恒常性が破綻し
・様々な疾病を形成する

2014.02.24 生体の恒常性と二つのエネルギー生成系とがんの関係

このような理論を取り入れる事も「
具体的な思考」と「抽象的な思考」の両方を「バランスよく併せ持つ考え方」として、とても重要でした。

しかも、以上のような考え方によって導き出された情報は、ある意味、何故そのような体調や肌質となっているのかという「
原因」にアプローチする事ができました。

これは理路整然と物事を考える「
具体的な思考」に基づく考え方でした。

また、この事は「
予防」という観点からだけではなく、「改善」という側面にも適応する事が可能となります。

それら様々な情報から、予防や改善、さらには、原因などに対して、多面的に利用できる様々な植物素材(栄養素なども含む)を選択し、どのように適用するのかを考える事で、内面的な健康と、外面的な美しさの調和を維持することが可能となりました。

逆からのアプローチの仕方、すなわち「
より美しく健康で過ごす事ができるためには」という考え方は、「抽象的な思考」に基づく考え方でもありました。

そして、これもまた植物療法(フィトテラピー)の基本的な考え方でした。

そういえば、この「福田安保理論」の考え方は、ケモタイプ アロマテラピーにおいては、電子座標系グラフとの考え方とも結びつけて考える事のできる概念でした。

2012.07.24 抗炎症作用と電子座標系グラフ上の芳香成分類との関係

では、「福田安保理論」における「顆粒球優位型」と「リンパ球優位型」が、電子座標系グラフにおける「プラス側に分類される体質」と「マイナス側に分類される体質」とに対応し、炎症反応の例を掲げて、各々の体質に起こる炎症反応の鎮静に、電子座標系グラフにおける「マイナス側に分類される精油」と「プラス側に分類される精油」との使い分けが可能となる事を投稿させていただきました。

さらに、この電子座標系グラフの考え方は「
ヒポクラテスの体液体質学(ガレノス理論)」に基づくものでした。そして、この電子座標系グラフを基本として、

2008.02.17 2008年アロマセミナーと体質形態学
2012.09.16 約一年ぶりの上京とアロマテラピーセミナー 2012

でもご紹介しましたが、ケモタイプ アロマテラピーの世界でも、「ルイ・コルマン」の「
相貌(そうぼう)心理学」を取り入れて、それぞれの体質の「心理面と挙動」を関連づけた、最も適した精油の処方を考える手がかりとして利用されていました。

そこでは、

・各々の体質に最も適した処方例
・各々の体質に起こりがちな疾患や症状の処方例

を考えることのできる中心的な概念でした。

相貌心理」というのは、

1. 顔の輪郭を膨張型と縮小型に分ける
2. 目、鼻、耳の感覚器官の開きによって外向と内向に分類

する事で、二つの関連性により、四つの領域を表現することができました。これらの領域は、各々の体質と関連づけられていますので、四つの体質と四つの心理面と挙動とが、

「それぞれの体質に相当する典型的な代謝傾向、代表的器官、身体や顔つきおよび社会環境での挙動」

という形で、表現できるようになりました。

植物療法(フィトテラピー)でも、三つの体質と、それぞれの「気質特性」とを関連づけてカウンセリングに応用されている事は、前述した通りです。

特に、三つの体質は、発生学を基本とした胚葉学を元に表現されていますから、各々の体質の発達部位、すなわち「
代謝傾向や代表的器官」を、上記テーマと同じように考察する事が可能でした。

そして、「ルイ・コルマン」の「
相貌(そうぼう)心理学」と同じように、植物療法(フィトテラピー)では、ドイツの精神科医クレッチマーの「類型論」、アメリカの心理学者シェルドンなどの研究に基づいていました。

2005.06.11 植物療法の基本は体質学というけれど
2005.07.11 まず第一に体質の把握

植物療法(フィトテラピー)では、さらに、肌質を把握することで、実際の体調と肌の状態を理解し、体調・肌傾向と実際の体調・肌との関連性についても考察することが可能となりました。

また、実際の肌質を見極め、傾向との相違点などを考慮したカウンセリングは、肌質を通して、内面管理や外面管理の方法が「
うまくいっていたのか」、あるいは、「不具合を起こす結果を引き起こしていたのか」どうかを見極める事も可能でした。

この事は、内面の管理や外面の管理の様子を、体質を見極める事と同時に、外側から肌を概観することでカウンセリングすることができました。

その結果、実際の肌質の状態をカウンセリングすることで、肌傾向とどのように相違しているのかを検証する事ができるだけではなく、内面の管理や外面の管理がうまくいった結果なのか、そうでなかったのかの検証も可能でした。

それらの事柄は、すべて、実際の肌質が、なぜそのような肌質となったのかの「
様々な要因」に対してアプローチすることが出来る事を意味し、それら「様々な要因」に、どのような植物素材を、どのように利用していけばよいのかを考察・判断し、実践する事が可能でした。

それらの観点からも、肌質をどのようにカウンセリングしたらよいのかというアプローチに対しての理解も必要でした。

また、肌質に関連しては、「
好発部位」という観点からとても重要な意味合いを含んでいました。

すなわち、顔に好発する「
吹き出物」や「色素沈着」も、それらの相対的な発生部位(好発部位)や形状などを分析することで、同じように、身体内外の大切な情報を読み取ることができました。

好発部位」としての「吹き出物」や「色素沈着」に関連して、それらの「吹き出物や色素沈着」の改善をどの植物素材を持って、どのようにアプローチしていけばよいのかという考え方も重要でした。

実際に起こっている肌のトラブルの改善には、なぜ、そのような部位に「
吹き出物や色素沈着」ができているのかを明らかにし、実際の肌のトラブルである「吹き出物や色素沈着」にどのようにアプローチしていけばよいのかという、複数の考え方を同時に成立させる事も大切でした。

これらは、「
吹き出物や色素沈着」という肌のトラブルの原因と結果に、どのような考え方で、どのように植物素材を適用すればよいのかを考える上で、とても大切なアプローチでした。

肌質を把握(
性状)することで、内因と外因によって様々に引き起こされた「成因」をカウンセリングによって正しく捉え、かつ、好発部位といって、皮膚のある特定部分に好んで発症する「色素沈着」や「吹き出物」の性状や成因を考えながら、その後のカウンセリングやトリートメントに進んで行きます。

カウンセリングによる分析と、植物素材や栄養素などを用いた解決方法は、植物療法(フィトテラピー)には欠かすことの出来ない考え方でした。

2008.07.22 植物療法 皮膚科学と化学 その7
2008.06.24 植物療法 皮膚科学と化学 その6
2008.05.27 植物療法 皮膚科学と化学 その5

下記の表は、2001.09 月に作成した「
体質学を中心としたカルテ」です。

今から、20年以上前に作ったものですが、この年の 09月11日には、首都圏に台風 15号が上陸し、そして、同時多発テロのあった年でした。

ここには、縦横のマトリクス表が展開されているのですが、

○ 縦(列)には、大分類、小分類、明細、そして、肌質などの項目が表示されています
○ 横(行)には、縦(行)の項目に該当する内容が表示されています
・大分類 〜 体質別の肌質、外面からの要因、内面からの要因
・小分類 〜 体質別の肌傾向、外面要因の小分類、内面要因の小分類
・明細 〜 それぞれに該当する内容の明細
・肌質 〜 それぞれの肌質の項目

このカウンセリングシートは、そのシートの左上に描かれている図のように、

・現在の肌と体質から判断される肌傾向との関係
・現在の肌と外部要因(外面要因)との関係
・現在の肌と内部要因(内面要因)との関係

を、マトリクス表に展開することで、概観できるようになっています。例えば、

○ 現在の肌 〜 乾水性(一つの例)
・乾水性と体質から判断される肌傾向との関係
・乾水性の肌が化粧品や環境、季節などの外部要因とどのように関連しているのか
・乾水性の肌が精神的な作用や身体の疾患などの内部要因とどのように関連しているのか

を、総合的に概観し、さらに、好発部位から導き出すことのできる様々な内面の要因を加味することで、現在の乾水性の肌となっている要因を考え、それをどのように改善してあげる事ができるのかを判断することのできる表となっています。

当然のことながら、様々な要因に対しては、ハーブや精油の様々な植物素材で対応することになりますし、栄養管理や生活環境にまで及ぶ事になります。

下記の表には、いたるところが空欄となっていますが、このようなオリジナルの表を、何の連絡もなく勝手に利用される方々が多いため、そのようにさせていただいた事、ご理解いただければ幸いです。

20161208SkinTypeAnalysis

ケモタイプ・アロマテラピーで利用する精油には、「
三つの作用」を利用することのできる優れた特徴がありました。

そして、この「
三つの作用を同時に適用」する事を可能とするのは、植物素材の中で唯一「精油」だけでした。

その三つの作用とは、

1. 体質に合った精油の作用(電子座標系グラフ)
2. 嗅覚作用(好きな香り)
3. 薬理作用(生化学的な作用)

でした。

これら精油の持つ特徴を利用する事で、「
体質や条件に応じた精油」の選択をスムーズに行い、それら目的にあった複数の精油の「香り」の中から、好みの香りの精油を選択し、その選択された精油の「生化学的な利用法」を考慮に入れながら、適用していくことが可能となります。

特に、精油の選択に、電子座標系グラフを考慮に入れる事で、神経系、特に自律神経系や内分泌系、そして、免疫系との関連性を時系列的に把握することで、その時々の条件によって、動的に変化する生体の仕組みを関連づけて、精油の果たす役割を「
薬理作用」の面から、そして、「嗅覚作用」の面から、さらには、「体質に合った最適な精油の選択」が可能となる考え方を取り入れています。

電子座標系グラフでは、心身の状態(体質)と、その心身の状態を「
調整」する役割を果たすと見られる「精油」との関係を概観することが可能でした。

大きな枠組みで捉えた場合(四つの体質ではなく、
二つの体質(顆粒球優位タイプ/リンパ球優位タイプ))、横軸を対照軸とすれば、上と下に、それら二つの体質を、そして、同様にそれぞれの領域に属する精油を配置して、症状を調整するよう精油を利用する事が可能となる考え方でした。

2012.07.24 抗炎症作用と電子座標系グラフ上の芳香成分類との関係

前述した「
体質」が、電子座標系グラフ上のどの領域に分類され、その「体質」の「気質特性」が、同じく電子座標系グラフ上のどの領域へ作用しやすい傾向にあるのかを考えながら、各々の「体質」と「気質特性」との関連性を理解し、かつ、電子座標系グラフに配置された精油のうち、どの精油がその傾向を調整するために役に立つのかを「視覚的に概観できる」ように「精油のマトリクスナビゲーションシステム」を使いながら考えたいと思います。

アロマテラピーのセミナーでは、独自に作成した「
精油のマトリクスデータシート」を利用したWebセミナーを予定しています。

植物療法(フィトテラピー)では、利用する植物素材の選択肢として「
ハーブ」やアロマテラピーで利用する「精油」などがありました。

このマトリクスデータシート上に、精油の持っている様々な要素を組み込み、上記に示した「
三つの作用」を利用する事で、「目的達成のための戦略」として、どのように精油を利用していったらよいのかを学んでいただきたいと思います。

その考え方が、オリジナルの「
精油のマトリクスナビゲーションシステム」でした。

下の資料は、「
精油のマトリクスデータシート」ですが、このマトリクスデータシートには、様々な要素が組み込まれていました。

このシートは、電子座標系グラフを意識し、中央に、芳香成分類と、その芳香成分類に属する芳香分子を配置し、まず第一に、電子座標系グラフの領域に分類されるそれら芳香成分類だけを概観できるようにすることで、

○ 電子座標系グラフのそれぞれの領域に分類される芳香成分類の、特に
・鎮静・リラックス作用(マイナスに耐電)を示すかどうか
・刺激・活性作用(プラスに帯電)を示すかどうか

を理解し、また、

○ 芳香成分類の
・主な作用

を捉える事で、精油の持っている心身に対しての多面的な働きを、どのような条件において利用出来るのかを判断し、必要とあれば、芳香分子にまで目を向ける事で、さらなる詳細な諸条件に対応できるように考察することが可能でした。

2017.12.04 電子座標系グラフに対応した精油のマトリクスシート
2017.11.25 精油のマトリクスナビゲーションシステム
2017.07.17 梅雨の曇り空の中野菜畑の草取り 2017(精油資料の再構築)
2017.01.09 電子座標系グラフで表現される芳香成分類と体質との相関関係を考慮した精油資料の再改良

今回は、呼吸器系の疾患を考えた場合、非常に汎用性のある精油を、マトリクスデータシートに配置してみました。

○ 注意
・各精油の芳香成分類の数値は、公開されている成分分析表に記載されている実数値です
・各芳香成分類に属する芳香分子の数値は、ケモタイプ精油事典 Ver.8 の平均的含有量の最高値です
・○印は、その他の成分として記載されている芳香分子で、固有作用を有すか、又は、重要と思われる分子のみを記載しています

20181116EoDataMX

2018.10.07 東京で開催されたアロマテラピーセミナーでは、身体の不調を、ケモタイプ精油を利用する場合に「
目的達成のための戦略」という概念を使った説明がなされていました。

2018.10.07 アロマテラピーセミナー 2018(アレルギー及び自己免疫疾患)

この「
目的達成のための戦略」という概念は、先ほども出て来ましたが、精油の持っている心身に対しての多面的な働きを、心身の不調の直接的な要因や、その要因によって引き起こされている様々な症状に対して、「どのような戦略を立ててて」それらの要因や症状を解決してあげればよいのか(目的達成)を考える事でした。

「呼吸器系の疾患」を例にあげていましたが、

● 抗生物質(生に抗う物質)
・ 病原菌 ◎
・ 生体 ×(副作用)
● 精油
・病原菌 ○
→ 抗菌、抗ウィルス、抗真菌の各作用
・生体 ○
→ 免疫系の調整や刺激(免疫調整、免疫刺激、神経強壮、神経バランス回復などの各作用)
→ 生体に起こる様々な症状の改善(去痰、抗カタル、抗炎症、鎮静、鎮痛、鎮痙れん、うっ滞除去・・・などの各作用)

という考え方で、「目的達成のための戦略」を立てる事ができるかと思います。

今回登場した五つの精油を見ていくと、まず、ブラックスプルース Picea mariana を除き、他の四つの精油の共通する芳香成分類や芳香分子には、

○ 四つの精油
・ローズマリー シネオール Rosmarinus officinalis cineole
・ユーカリ ラディアタ Eucalyptus radiata
・ラヴィンツァラ Cinnamomum camphora (Ex. Ravensara aromatica
・ローレル Laurus nobilis
○ 酸化物類(主な作用 〜 去痰、抗カタル、抗ウィルス、免疫調整、抗菌、抗寄生虫の各作用)
・1,8シネオール(固有作用 〜 免疫調整、抗炎症の各作用)

がありました。この芳香成分類や芳香分子には「目的達成のための戦略」に合致する内容の主な作用や固有作用を持っていました。

次の着眼点は、それら四種類の精油には、

○ モノテルペンアルコール類
・主な作用 〜 抗菌、抗ウィルス、抗真菌、免疫調整、神経強壮、抗寄生虫の各作用
○ モノテルペン炭化水素類
・主な作用 〜 うっ滞除去、抗炎症、コーチゾン様、抗ウィルス、抗菌の各作用

の芳香成分類が含まれていました。これらの主な作用もまた「目的達成のための戦略」に必要な作用でした。

当然のことながら、上記に示した酸化物類、そして、モノテルペンアルコール類やモノテルペン炭化水素類の含有量には、それぞれの精油によって違いはありますが、「
目的達成のための戦略」に、どのような戦略を優先させるのかによって、どの精油を選択するかを決める場合に、とても有効な指標として考える事ができました。

また、固有作用を有する芳香分子にも着目することで、さらに詳細な戦略を立てる事も可能となります。

そして、四つの精油を「
目的達成のための戦略」として、さらに、その戦略を推し進めていく上においての選択条件となる芳香成分類が、二つの精油にそれぞれ存在していました。

それは、

○ ローズマリー シネオール Rosmarinus officinalis cineole
・ケトン類(主な作用 〜 粘液溶解、脂肪溶解、胆汁分泌促進、去痰、瘢痕形成(創傷治癒)の各作用)
○ ローレル Laurus nobilis
・エステル類(主な作用 〜 鎮痙れん、神経バランス回復、鎮静、鎮痛、抗炎症、血圧降下の各作用)

でした。これらの精油を考えた場合、「目的達成のための戦略」に、どの精油がさらに有効に利用できるのかを考えるための要件となっていきます。

また、ブラックスプルース Picea mariana には、モノテルペン炭化水素類とエステル類という、樹木系に焦点を当てた場合、非常にユニークな芳香成分類の組合せが存在していました。

2009.02.27 主な樹木系の精油と芳香成分類

また、ブラックスプルース Picea mariana と同じような芳香成分類の組合せとして、カナディアンヘムロック Tsuga canadensis というケモタイプ精油もありました。

2016.11.04 北海道から届いた一足早い精油のクリスマスプレゼント 2016

今までの「
目的達成のための戦略」は、一つの例として「呼吸器系の疾患」に対しての考え方を示したものでしたが、これらの考え方は、

○ ケモタイプ精油を中心として
・電子座標系グラフ上における領域(芳香成分類 又は 精油そのもの)
・中に含まれている芳香成分類や芳香分子を考え、

目的達成のための戦略」として、どの精油を使えば、その目的達成が可能となるのか、という精油の選択にも、非常に幅広く利用することが可能でした。

下の資料は、今回登場した五つの精油について、精油のマトリクスデータシートから、電子座標系グラフ上に、それぞれの精油に含まれる共通の芳香成分類、並びに、特徴のある他の芳香成分類を配置することで、「
目的達成のための戦略」に、どの精油が最適なのかを選択するための手助けとなるように、再配置したものです。

2018.12.06 精油のマトリクスデータシートの3D化

20181206EoData3D

もう少し、グラフを自由自在に扱える事ができるのであれば、さらにわかりやすいグラフを示す事ができたのですが、それでも、かなり視覚的に捉える事ができました。

本当は、A領域・B領域・C領域・D領域にグループ分けされるそれぞれの芳香成分類に視点を当てて、それらの芳香成分類の色でグラフを作成したかったのですが、配列が乱れてしまいました。

そのため、それぞれの精油に視点が当てられ、精油別の色づけがされた形となり、本来の目的には、適さないかもしれませんが、それらの事を考慮して、上記のグラフを参照いただければ幸いです。

従来のマトリクスデータシートでは、行列(縦横)のマトリクス(セル)に、それぞれの芳香成分類(あるいは精油)の平均的含有量が数値(%率)で表現されていました。

上のグラフのさらに上のマトリクスデータシートがそれに当たりましたが、マトリクス(セル)に現された平均的含有量をグラフ化して、3D で表現できるよう現したのが、上記のグラフでした。

こうすることで、イメージで、

○ A領域とB領域に分類される芳香成分類
・これらの領域に分類される芳香成分類は鎮静、リラックスの作用(マイナスに帯電)が期待できる
・上のグラフでは、マイナスに帯電している領域に分類
→ A領域に分類されるテルペン系アルデヒド類、ケトン類
→ B領域に分類されるエステル類
○ C領域とD領域に分類される芳香成分類
・これらの領域に分類される芳香成分類は刺激、活性の作用(プラスに帯電)が期待できる
・上のグラフでは、プラスに帯電している領域に分類
→ C領域に分類されるモノテルペンアルコール類など
→ D領域に分類されるフェノールメチルエーテル類、酸化物類、モノテルペン炭化水素類、セスキテルペン炭化水素類 + など

という関連性を、視覚的に捉える事ができました。

このように視覚的に捉えられた 3D で表現される情報と、先ほど示した(上のグラフのさらに上のマトリクスデータシート)マトリクスデータシートの読み取り方を採用すれば、「
目的達成のための戦略」を容易に読み取る事が可能になるかと思います。

これらアロマテラピーにおける精油のマトリクスデータシートを利用し、「
目的達成のための戦略」として、どの「精油」を選択すれば最良な結果を得ることができるのかを、先ほどの植物性素材としての「ハーブ」とともに、同次元でアプローチできるようなWebセミナーを行う予定です。

このように、「
精油のマトリクスナビゲーションシステム」を利用すると、様々な用途に拡大することが可能となりそうです。

下の資料は、「
32種類の精油に含まれる芳香成分類と電子座標系グラフに対応したマトリクスデータシート」で、各々の精油の禁忌事項や注意事項をまとめたものです。

20171204電子座標系グラフに対応したマトリクス表禁忌注意事項

このように、マトリクスデータシートには、各々の精油の禁忌事項や注意事項も同じレベルで表現でき、何故、これらの事項があるのかを、芳香成分類や芳香分子にまでさかのぼって考えることができました。

下の資料は、同じく、芳香成分類や芳香分子を電子座標系グラフに対応したマトリクスデータシートで表現した「
簡易版」と「詳細版」の資料です。

芳香成分類や芳香分子の主な作用や固有作用を省けば、少ないデータ量で凝縮でき、かつ概観することが可能となります。

詳細が知りたければ、「
詳細版」へ戻って、主な作用や固有作用を考えながら、再び概観できる「簡易版」へと目を向ける事が可能となります。

概観出来る事は、多くの事象を全体的に捉えて様々な条件に対応できる精油を、容易に探し出す事につながっていきます。

20171204電子座標系グラフに対応したマトリクス表1 20171204電子座標系グラフに対応したマトリクス表2

下の資料も、アロマテラピーセミナー用の資料ですが、二種類の「
精油のマトリクスデータシート」が写っています。

20171204電子座標系グラフに対応したマトリクス表5 20171204電子座標系グラフに対応した精油のマトリクスシート2

一つの資料では、A領域に属する精油 3種類に含まれる芳香成分類と電子座標系グラフに対応したマトリクスシートから、それらの精油の作用を知る事を目的とするものでした。

そのために、全体像を把握するという一番大切な考え方を、「
A領域」に属する精油に「限定して」マトリクスシートを作成したのが、上の資料、左です。

全体像を把握するという概観性には、多少かけるかもしれませんが、実は、このように絞り込むことによって、同じ「
A領域」に分類される精油、とどのつまりが、テルペン系アルデヒド類やケトン類を非常に多く含有している、或いは、この領域に分類される精油に、そのスポットライトが当てられている事になります。

その事によって、ある目的に対してのテルペン系アルデヒド類やケトン類の使い方や条件を理解しつつ、同じ「
A領域」に属する数種類の精油から、体調や肌の条件によって、どのようにそれらの精油を使い分ける事が可能となるのかを、他の芳香成分類や芳香分子を概観することで導き出しやすくしてくれます。

このような思考や選択過程は、まずは、全体像を捉え、そして、その全体像から的を絞って、体調や肌をどのようにすれば改善できるのかという目的に対して、とても有効な解決方法を導き出してくれると思います。

そして、特に視覚性をよくするために、電子座標系グラフ上に精油の含む芳香成分類や芳香分子を配置して、それぞれの平均的含有量や、主な作用、そして、固有作用を表現したのが、二つ目の資料で、上の資料、右です。

これらは「
精油のマトリクスデータシート」と呼ばれ、シートでは、四つの領域が表現され、それぞれの領域に属している芳香成分類や芳香分子の平均的含有量、そして、主な作用や固有作用を記載しています。

これらの考え方は、アロマテラピーにおける精油の化学を包括的に理解し、かつ、戦略的に利用可能な「
精油のマトリクスナビゲーションシステム」の一つでした。

大変長くなりましたが、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

これらの考え方を中心に、植物療法(フィトテラピー)とアロマテラピーの「
Webセミナー(案) 」を 2023.04月頃から始めて行きたいと思います。

Webスクールの概要(外部リンク:秋田アロマテラピースクール)

今回のセミナーでは、全て、一レッスン単位で受講可能とし、一レッスン単位は 2時間、そして、その価格は 11,000円(税別 10,000円)を予定していました。

事前のお問い合わせは、メールなどでお問い合わせいただければ幸いです。

秋田アロマテラピースクール問い合わせ(外部リンク)

なお、「今回の内容や資料 」 は、「秋田アロマテラピースクールのオリジナル」です。

したがって、個人の勉強や当セミナー受講のための参考にご利用いただくのは大変結構な事なのですが、その範囲を超えてのご使用は「
著作権法上の問題に抵触する場合があります」ので、くれぐれもご注意をお願い致します。

明日 2023.01.18(水)の秋田の最低気温は
- 2度、最高気温は 5度、そして、天気は「曇り一時雪」が予想されていました(YAHOO!JAPAN 秋田の天気 2023.01.17 20:00 発表)。

第三回目パーソナルアロマ講座 2018(体型と心の関係)

○ 関連 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他

○ 履歴 : 2009「2009.03.20 電気座標系における芳香成分類と家電製品との関係5.4 / 9.3
○ 履歴 : 2010「2010.03.20 二つの生き物の合体とがんの謎
4.3 / 7.9
○ 履歴 : 2011「2011.03.20 春の兆しが巡ってきました
1.2 / 11.9
○ 履歴 : 2012「2012.03.20 春のお彼岸の中日 2012
- 0.3 / 4.9
○ 履歴 : 2013「2013.03.20 春分の日おひな祭りと桜の便りそしてWindows 8
1.3 / 11.6
○ 履歴 : 2014「2014.03.20 春分の日を前に..雨が降る中..畑の雪どけ進む 2014
0.4 / 5.8
○ 履歴 : 2015「2015.03.20 タイトル画を春のさくらへ 2015
2.8 / 11.6
○ 履歴 : 2016「2016.03.20 春分の日にひろっこ初収穫 2016
3.3 / 8.2
○ 履歴 : 2017「2017.03.20 素晴らしい青空に恵まれた彼岸の中日 2017
0.1 / 11.3
○ 気温 : 昨日の最低 0.1(24:00)最高 11.4(10:31)0cm 24時
○ 気温 : 今日の最低 - 1.2(23:54)最高 4.9(14:14)0cm 24時

201803202400Temperature

上の画像は、2018.03.20日(火)秋田の気象観測データです(24時)。
・「お天気モニタ 秋田県 秋田の気象情報より(外部リンク)

昨夜、夜のはじめ頃の 19時には 3度台だった気温ですが、その後 2度台から 1度台と推移し、夜遅くには 1度台から 0度台とさらに冷え込んで来ました。

そして、その都度最低気温が更新され、昨日の最低気温 0.1度を記録したのは 24:00 でした。

ただ、それ以降は安定していたようで、今日未明から明け方にかけても 0度台の気温が続いていました。

朝になると、やや雲はあったものの、青空も見えており、お日さまも時々姿を現していました。それまで 0度台の続いていた気温は、07時には 1度台を示し、その後は 2度台となっていました。

下の写真、左は、雲の間に青空が姿を現し、朝日の眩しかった 06:49 頃の様子です。

昼前になると、朝同様、雲はあったのですが、きれいな青空も広がっていました。ただ、風が冷たく、3度台から 4度台の気温を示す中、ときおり小雪の舞う事もありました。

下の写真、中央の右は、青空が広がりお日さまも姿を現してはいるのですが、ときおり小雪の舞っていた昼前 10:17 頃の様子です。

昼過ぎになると、昼前よりも雲が少なくなり、きれいな青空が広がっていましたが、冷たい風が吹き荒れ、気温は 4度台から 3度台で推移する中、14:14 には、今日の最高気温となる 4.9度を記録していました。

下の写真、中央の右は、お日さまが暖かな光を届けてくれていた昼過ぎ 13:02 頃の様子ですが、その少し後の 13:09 には、今日の最大瞬間風速 12.7 m/s を記録していたようです。

夕方になっても、やや雲はありましたが、青空が広がっており、夕日の沈んだ後には、きれいな夕焼け空を望む事ができました。

下の写真、右は、ほとんど雲もなくなり、西の空に三日月さまも姿を現していた夕方 18:27 頃の様子です。そんな天気を反映してか、気温の方は、2度台から 1度台と、かなり冷え込んで来ました。

夜のはじめ頃の 19時には 1度台だった気温も、20時には 0度台、そして、21時には
氷点下 - 0度台 まで下がり、夜遅くには - 0度台 から - 1度台 と推移する中、昨日同様、最低気温がその都度更新され、23:54 には、今日の最低気温 - 1.2度 を記録していました(24時 - 1.0度 0cm 64%)。

20180320外の様子朝 20180320外の様子昼前お墓参り 20180320外の様子昼過ぎ 20180320外の様子夕方

下の写真、左は、今日の新聞に載っていた「
インターバル速歩」の記事です(2018.03.20 秋田魁新報)。

秋田県内のニュース記事の紹介欄が数面に渡り載っていたのですが、この欄には、秋田市ではなく由利本荘市の取り組む「
由利鉄バスツアー」の紹介が載っていました。

数日前から、「
インターバル速歩」を実践していましたが、秋田市でも、取り組んで頂けるとありがたいと思います。

記事では、「
インターバル速歩実践」というタイトルと「ゆっくり歩きと速歩き交互に」という副タイトルが示されていました。

20180320インターバル速歩 20180320お墓参り1 20180320お墓参り2

明日 2018.03.21(水)が、春の彼岸の中日でしたが、今日、火力発電所近くの墓地へお墓参りに行って来ました。

朝以上に天気がよくなってきてはいるのですが、いかんせん風が冷たく、そして、強く、ときおり小雪の舞う中でのお墓参りとなりました。

上の写真、中央と右、そして、下の写真は、お墓参りをおこなっているときの様子です。当然のことながら、強風のため、お線香やロウソクに火を灯すことはかないませんでしたが、家族全員でお参りさせていただきました。

20180320お墓参り3 20180320お墓参り4 20180320お墓参り5

お墓参りの帰り、近くのセリオンへ立ち寄りました。地物の食材を調達する傍ら、ひまわりは、入り口近くにあったポスターに興味を示しました。

下の写真が、そのポスターです。これは、秋田県の観光ポスターで、県内の四季折々の行事や観光名所を案内するものでした。

興味をもったのは、随所に「秋田犬」が登場していた事です。乳頭温泉の浴場にまで登場していました。

確か、今日の新聞には、ロシアの選手の影響で、秋田犬のぬいぐるみが売り切れで、そのオークション価格が跳ね上がっているという記事が載っていたと思います。

このポスター、大丈夫かなぁ。

20180320秋田県の観光ポスター1 20180320秋田県の観光ポスター2 20180320秋田県の観光ポスター3

その秋田犬の PR と竿燈まつりを紹介しているポスターもありました。下の写真が、そのポスターです。秋田犬なのでしょうが、何だか、この写真に写っているのは柴犬のようにも見えてしまうから不思議です。

20180320秋田県の観光ポスター4

下の写真、左は、ポートタワーセリオンです。近くには、セリオンリスタというガラス張りの建物がありました。外が強風で、とても寒かったので、この建物の中に入ってみました。

この建物は「
植物園」となっているようで、その中は、季節を半月ほど先取りしているような風景が広がっていました。

20180320セリオン 20180320セリオン植物園1 20180320セリオン植物園2

上の写真、中央と右、そして、下の写真は、その「
植物園」で見かけることの出来た植物たちです(11:11頃)。

ちょうど花梅の花が満開で見頃でした。山の花梅は、まだつぼみがかたい状態でした。

20180320セリオン植物園3 20180320セリオン植物園4 20180320セリオン植物園6

今は懐かしいうどんの自販機もこの中にありました。下の写真、左が、その自販機です。この辺りは、道の駅「あきた港」にもなっているようでした。

中央は、駐車場から入り口(出口)方向へ向かっているときに望む事のできた「男鹿半島」の様子です(11:29頃)。秋田港の奥に山のように写っているのが男鹿半島でした。

20180320セリオン植物園7 20180320秋田港より男鹿半島を望む 20180320ラーメン屋さん

お昼に少し前でしたが、途中で、お昼ご飯を食べました。上の写真、右と、下の写真が、ラーメン屋さんと、今日のお昼ご飯のラーメンです。

20180320お昼ご飯

下の写真、左は、そのラーメンを食べているときの様子です(11:48頃)。ちょうどお昼時前だったので、駐車場にも入れ、すぐに注文して食べる事ができましたが、その後は、行列ができるほど混雑してきました。

下の写真、中央は、お店へ帰ってからいただいたコーヒーと大福餅です(12:42頃)。

20180320お昼ご飯ラーメン 20180320デザートコーヒーとまんじゅう 20180320秋田市役所1

今日昼過ぎから、アロマルシェさんの企画で「
パーソナルアロマテラピー講座初級編」の第三回目が始まりました。

2017.05.10 パーソナルアロマテラピー講座
Aromarche'アロマルシェ(外部リンク)

上の写真、右、そして、下の写真、左と中央は、今回のセミナー会場となった「秋田市役所」の駐車場、入り口近く、そして、市役所内部を望んだ様子です(13:15頃)。きれいな青空が広がってはいるのですが、風が強く、とても寒い日でした。

今回の「
パーソナルアロマテラピー講座初級編」は、昨年から開催されており、今日で二回目の「初級編」となり、その初級編の第三回目の講座でした。

2018.03.20 第三回目パーソナルアロマ講座 2018(体型と心の関係)
2018.02.20 第二回目パーソナルアロマ講座 2018(体型と肌の関係)
2018.01.16 第一回目パーソナルアロマ講座 2018(体型と体調の関係)

2017.06.20 第二回目パーソナルアロマ....講座開催 2017(体型と肌の関係)
2017.05.16 第一回目パーソナルアロマ....講座開催 2017(体型と体調の関係)

今まで開催した講座の内容に、直接アクセス出来るよう、下記のようにリンク記事を貼りつけて置きました。ご興味のある方は参照いただければ幸いです。

○ パーソナルアロマテラピー講座初級実践編
2017.12.18 第三回目パーソナルアロマ....講座初級実践編 2017(内胚葉)
2017.11.21 第二回目パーソナルアロマ...講座初級実践編 2017(中胚葉)
2017.10.24 第一回目パーソナルアロマ....講座初級実践編開催 2017(外胚葉)

○ パーソナルアロマテラピー講座初級編
2018.02.20 第二回目パーソナルアロマ講座 2018(体型と肌の関係)
2018.01.16 第一回目パーソナルアロマ講座 2018(体型と体調の関係)

2017.08.22 第四回目パーソナルアロマ....講座開催 2017(心の変化と体への影響)
2017.07.18 第三回目パーソナルアロマ....講座開催 2017(体型と心の関係)
2017.06.20 第二回目パーソナルアロマ....講座開催 2017(体型と肌の関係)
2017.05.16 第一回目パーソナルアロマ....講座開催 2017(体型と体調の関係)

○ Aromarche'アロマルシェ
2017.05.10 パーソナルアロマテラピー講座
Aromarche'アロマルシェ(外部リンク)

20180320秋田市役所2 20180320秋田市役所3 20180320アロマルシェ主催のセミナー1

今日は、第三回目のセミナーでした。新しい場所でのセミナーであった事や、お仕事の都合上、出席することの出来なかった方々がおられましたが、お話しを進めさせていただきました。

前々回(第一回目)は「
植物療法(フィトテラピー)」の概要と「体質の把握」のお話でした。

繰り返しになりますが、「
体質」を把握することで、体調の傾向や肌の傾向がある程度推測できる「胚葉学」という学問体系がありました。

胚葉学」は、身体を構成する細胞の集合体としての「組織レベル」に着目し、

・神経組織(外胚葉)
・上皮組織 〜 上皮組織の外側(外胚葉)と内側(内胚葉)
・結合組織(中胚葉)
・筋組織(中胚葉)

という四つの「組織レベル」から器官、器官系が成り立っており、それら四つの「組織」それぞれが、他の「組織」よりも発達していたら「体型(体質)」にも反映されるという考え方で成り立つ「体質形態学」の基本となるものでした。

前回(第二回目)は、「
体型(体質)」から、各組織レベルの発達部位(場合によっては脆弱部位)を探り、その事の意味を他の体型(体質)の発達部位などと比較することで、各体型(体質)の陥りやすい体調の傾向だけではなく、「体型(体質)と肌の関係」を見ていきました。

肌傾向」は、「体調傾向」と密接に関連しあい、かつ、各体型(体質)の「組織レベル」での発達部位とも関連性がありました。

ですから、それらの関連性を相互に考えながら、「
体型(体質)と肌の関係」を理解し、肌の傾向を考える事になります。

これら胚葉学的なアプローチは、「
体型(体質)」によって、皮膚のどの部位が発達しているかをカウンセリングにより把握することで、「体調傾向」とも連動させて、どのような「肌傾向」となっているのかを考察するのにとても便利な考え方でした。

また、「
各体型(体質)」における「肌傾向」だけではなく、実際の肌質をもカウンセリングにより把握することで、その肌質の成因を探ることにもつながっていきます。

今回は、「
体型(体質)」から「考え方の傾向(気質特性)」を探るお話しでした。

これは、クレッチマーの「
類型論」などが基本となっていました。

そして、その「
考え方の傾向(気質特性)」は、前々回(第一回目)と前回(第二回目)に学んでいただいた体調の傾向や肌の傾向にも影響を及ぼす可能性があり、この考え方の基本となっているのは「自律神経と免疫の法則(福田安保理論)」でした。

2008.03.15 関連情報目次 福田安保理論関連

当然のことながら、「
考え方の傾向(気質特性)」は、実際のカウンセリングで「体型(体質)」を把握することができれば、導き出す事が可能でした。

クレッチマーやシゴーなどの考え方では、大きく分けると、下記のように分類することが可能でした。

○ 体型と気質の関係
・やせ型(呼吸型)
→ 分裂気質
・闘士型(筋肉型)
→ てんかん気質、粘着気質
・肥満形(消化型)
→ 循環気質

そして、それらの「考え方の傾向(気質特性)」は、脳部位の「扁桃体」と「視床下部」とも密接な関係にありました。

○ 扁桃体
・情動行動や本能行動を統合する器官
→ 情動の源
○ 視床下部
・自律神経や内分泌系、体性神経を統合する器官
→ 情動の表出

様々な感覚情報が扁桃体へと届けられ、その近くにある海馬からの記憶情報との照合が行われ、その事で、情動的な価値評価がなされる仕組みになっているようです。

そして、これらの情報は、視床下部を中心に、様々な脳部位へも送り届けられますが、視床下部では、その送り届けられた情報をもとに、自律神経や内分泌系、骨格筋系に働きかけて、生体の恒常性を維持するように制御することで、その恒常性が保たれるような仕組みになっていました。

ようは、扁桃体からの情動の芽生が、視床下部における情動の表出を引き出し、その視床下部における自律神経や内分泌系、さらには体性神経を介して、生体の恒常性が保たれていることになります。

これらの関連性を、下記の画像にしてみました。

20180320情動の芽生えと表出

ここで、先ほどのクレッチマーの「
類型論」などを基本とする「体型(体質)」から「考え方の傾向(気質特性)」を探るお話しが再登場することになります。

体型(体質)」から「考え方の傾向(気質特性)」がわかるわけですから、その「考え方の傾向(気質特性)」もまた、上記に示した「扁桃体」や「視床下部」にも様々な影響を及ぼす事が考えられます。

これらの関係が、今回の第三回目のテーマである「
体型とこころの関係」でした。

さらに、今回学んでいただいた内容を基本に、自律神経と免疫の関連性にも踏み込みましたが、それらの関連性については、次回の第四回目に開催予定(2018.04.17)のセミナーで詳しくお話しする内容でした。

今回のテーマでは、情動が、各体型(体質)によって違い、その違いにより、上記図でも明らかなように、恒常性の維持を図るために働く情報の伝達系により、それぞれのレベルで様々な「
心身の状態」が症状として表れ、それら全体像を考えながら、最適な精油をどのように選択すればよいのか、また、その適用方法を学んでいただく事も重要でしたが、内容を掘り下げすぎたため、あまり具体的な内容をお話しする事ができませんでした。

なお、前回同じ内容で行った「
体型とこころの関係」のセミナーの投稿記事ですが、下記に示しておきましたので、ご興味があれば、ご覧いただければ幸いです。

2017.07.18 第三回目のパーソナルアロマテラピー講座開催 2017

これらの観点からの精油の利用方法も大切でしたので、次回のセミナーの内容でお話しさせていただこうかと思っています。

なお、精油の利用方法については、「
体型(体質)」と「考え方の傾向(気質特性)」から、「電子座標系グラフ」と「自律神経と免疫の法則(福田安保理論)」とを関連づけて考える事のできる「精油のマトリクスナビゲーションシステム」が有効でしたが、それらの点については、下記の投稿記事を参照していただければ幸いです。

2017.12.04 電子座標系グラフに対応した精油のマトリクスシート
2017.07.17 梅雨の曇り空の中野菜畑の草取り 2017(精油資料の再構築)
2017.01.09 電子座標系グラフで表現される芳香成分類と体質との相関関係を考慮した精油資料の再改良

下の写真、左は、セミナー休憩中の様子です(15:04頃)。それでも、休憩とは名ばかりで、今日も 13:30 から 16:45 までおよそ三時間ほどのセミナーとなってしまいました。

本当は、15:00 までの予定なのですが、皆さん熱心で、セミナー内容に耳を傾けてくれていました。

中央は、セミナーが終わり、外で撮ったセミナー受講生の皆さんです。顔出しオッケーという事で、許可を得ていました。

20180320アロマルシェ主催のセミナー2 20180320アロマルシェ主催のセミナー3 20180320アロマルシェ主催のセミナー4

アロマルシェの主催者の方々との打ち合わせを終える頃には、下の写真のような風景を望む事ができました。セミナー会場は、二階にあったのですが、その入り口の通路からバルコニーへ出て撮した夕焼け空の様子です(17:52頃)。

20180320外の様子市役所から望んだ夕日

雲の量が本当に少なくなってきました。そして、さらに冷え込みが厳しくなってきました。帰りは、秋田中央道路を通って来たのですが、大渋滞に巻き込まれてしまいました。

予想はしていましたが、実際の大渋滞を体験したのは、これが初めてでした。トンネル入り口からすでに渋滞し、出口までずっと渋滞していました。

帰ってから、晩ご飯まで少し時間があったので、今日も「
インターバル速歩」を近くの公園で実践してきました。

中央が、その公園の様子です(18:31頃)。雲もなく空が晴れわたり、三日月さまが見えていました。

20180320外の様子市役所から望んだ夕日2 20180320インターバル速歩近くの公園 20180320晩ご飯トウガンとひき肉のあんかけ

上の写真、右と、下の写真は、今日の晩ご飯です。ユウガオとひき肉のあんかけ、ホウレン草と生玉子、サバの焼き魚、そして、焼き油揚げダイコンおろしとブロッコリー添えでした。

20180320晩ご飯

明日の秋田の最低気温は
- 3度、最高気温は 8度、そして、天気は「晴れのち雪」が予想されていました(YAHOO!JAPAN 秋田の天気予報 2018.03.20 17:00発表)。

第三回目パーソナルアロマテラピー講座初級実践編 2017

○ 関連 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他

○ 履歴 : 2009「2009.12.18 今年最初で最後の忘年会- 3.7 / 0.5
○ 履歴 : 2010「2010.12.18 イタリアンクリスマスディナー
- 2.9 / 2.6 会津
○ 履歴 : 2011「2011.12.18 au ARROWS Z ISW11F 問題は電池の持ち
- 1.4 / 2.4 24時
○ 履歴 : 2012「2012.12.18 外壁工事始まった日の夜シンシンと雪が降り始める
- 1.4 / 7.8 24時
○ 履歴 : 2013「2013.12.18 ラベンダーおかむらさきドライの精油とハーブウォーター
- 0.8 / 3.7 23時現在
○ 履歴 : 2014「2014.12.18 これだけすごい道路の状態でも未だ除雪車出動せず 2014
- 3.1 / 4.8
○ 履歴 : 2016「2016.12.18 積雪深がゼロになり新そばの季節 2016
5.7 / 11.4
○ 気温 : 昨日の最低 - 2.2(18:25)最高 1.1(14:23)平均気温 - 0.2 24時
○ 気温 : 今日の最低 - 1.3(06:39)最高 6.0(20:00)24時

201712182400Temperature

上の画像は、2017.12.18(月)秋田の気象観測データです(24時)。
・「お天気モニタ 秋田県 秋田の気象情報より(外部リンク)

昨夜は、夜のはじめ頃には雪がやみ、- 0度台 の気温に戻り、21時には、プラスの 0.1度になっていました。

その後、夜遅くには、0度台から
- 0度台 の間で変動する不安定な天気でした。

今日未明になってもその不安定な天気は続き、0度台から 1度台の間で変動していました。01時には 5cm を記録していた積雪深も、02時には 4cm となっていました。

明け方になると、1度台だった気温は、
- 0度台 から、プラスの 0度台の間で変動していました。

それでも、06:39 には、今日の最低気温となる
- 1.3度 を記録していました。

朝になると、
- 0度台 の気温が続き、積雪深は増えませんでしたが、一時雪が舞い辺りが真っ白になっていました。

それでも、雲の切れ間から青空が姿を現し、時々お日さまも見え隠れする事がありました。下の写真、左は、うす水色の空の見えた朝 07:19 頃の様子です。

- 0度台 の続いていた朝でしたが、昼前になると、0度台から 1度台で推移し、12時には 1.5度を記録していました。

下の写真、中央の左は、気温は低かったのですが、朝と同じように、雲の切れ間から時々お日さまが姿を現していた事で、道路の雪がとけだしていた昼前 10:38 頃の様子です。

昼過ぎになると、1度台を示していた気温は、15時には 0度台に下がっていました。空の方も雪雲で覆われるようになり、雪がチラチラ断続的に降っていました。

下の写真、中央の右は、歩道の雪もとけていた昼過ぎ 13:03 頃の様子です。

夕方になると、突然雪が激しく降り出し、一時は前が真っ白になるくらいの勢いでした。気温の方は、相変わらず 0度台が続いていました。下の写真、右は、激しかった雪が、少し落ち着いていた夕方 18:27 頃の様子です。

ただ、夜のはじめ頃になると、少し前の 18時には 0.5度台で、3cm の積雪深が続いていましたが、19時には突然 5.0度まで急上昇し、雨が降り出して来ました。そして、20時には 1cm の積雪深となっていました。

夜遅くには、雨が落ちつき始めましたが、道路は、それまで降り積もった雪がとけてグチャグチャになっていました。そして、23時には積雪深が ocm となり、気温の方は、5度台から 3度台で推移していました(24時 3.7度 64% 0cm)。

20171218外の様子朝1 20171218外の様子昼前 20171218外の様子昼過ぎ 20171218外の様子夕方

下の写真、左と中央は、上の写真、左と同じ頃の朝 07:28 頃の様子です。この頃は、一時雪が舞っいたため、まだ降り積もった状態でした。

お花屋さんには、クリスマスシーズンやお正月シーズンへの対応なのか、下の写真、中央のような緑の束が雪をかぶったまま山積みされていました。

20171218外の様子朝2 20171218外の様子朝3 20171218外の様子太平山は望めず

上の写真、右と、下の写真、左は、ばっぱのデイサービスの帰りに望んだ風景です。雪雲が空を覆っていた事で、太平山を望む事はできませんでしたが、西から北の空にかけては、うっすらと青空がのぞき、時々お日さまも姿を現していました。

下の写真、左は、城東十字路前から望んだ風景です(10:55頃)。

下の写真、中央は、お昼ご飯に食べたインスタントラーメンです。小さいカップ麺のように写っていますが、高さ(深さ)があり、結構お腹いっぱいになりました。

20171218外の様子城東十字路 20171218お昼ご飯インスタントラーメン 20171218外の様子遊学舎前1

今日は、昼過ぎから夕方まで、アロマルシェさんの企画で「
パーソナルアロマテラピー講座初級実践編」が開催されました。今回は、「植物療法(フィトテラピー)」で、もっとも基本的な「体質の判断」を行うための実践編が開催されました。

前回は「
中胚葉タイプ」でしたが、今回は「内胚葉タイプ」の講座でした。この考え方は、アロマテラピーを実践される方々にとっても、非常に役に立つ考え方でした。

2017.12.18 第三回目パーソナルアロマ....講座初級実践編 2017(内胚葉)
2017.11.21 第二回目パーソナルアロマ...講座初級実践編 2017(中胚葉)
2017.10.24 第一回目パーソナルアロマ....講座初級実践編開催 2017(外胚葉)

2017.08.22 第四回目パーソナルアロマ....講座開催 2017(心の変化と体への影響)
2017.07.18 第三回目パーソナルアロマ....講座開催 2017(体型と心の関係)
2017.06.20 第二回目パーソナルアロマ....講座開催 2017(体型と肌の関係)
2017.05.16 第一回目パーソナルアロマ....講座開催 2017(体型と体調の関係)
2017.05.10 パーソナルアロマテラピー講座
Aromarche'アロマルシェ(外部リンク)

上の写真、右と、下の写真、左は、会場となる「遊学舎」前から望んだ様子です。この頃は、雲の切れ間からお日さまがちょっとだけ姿を見せてはいましたが、チラチラ雪が舞っていました。

中央と右は、今日のセミナー会場となる遊学舎内の研修室の様子です。右の写真でもおわかりいただけるかと思いますが、何と、この研修室6は、「蔵」造りの建物一棟丸ごとの会場でした。

20171218外の様子遊学舎前2 20171218遊学舎のセミナー会場1 20171218遊学舎のセミナー会場2

その蔵造りの研修室の隣りには、古風な建物も並んでいました。下の写真が、その様子ですが、「
」造りの研修室の隣りの建物も、研修室なのでしょうか。

写真を撮っている最中に、屋根から雪が落ちてきました(13:21頃)。その様子も、しっかり写っていました。

20171218遊学舎のセミナー会場3

下の写真、左は、研修室入り口前の通路の様子です。一戸建てになっているため、渡り廊下風の通路で、風や雪がその通路の内側にまで吹きつけてはくるのですが、セミナー会場にはピッタリでした。

通路真正面には、横山金足線が見えています。中央と右は、セミナーの様子です。右の写真には、スマホを操作している受講生の方々が写っていますが、受講生の方々から、この女優さん(男優さん)は、何胚葉ですか?・・・・・

という質問にお答えしながらの風景です。

20171218遊学舎のセミナー会場4 20171218セミナーの様子1 20171218セミナーの様子2

パーソナルアロマテラピー講座」では、「各体質」の基本的な考え方を学んでいただきましたが、今回「実践編」という事で、さらに踏み込んで、実際のカウンセリングに活かせるような内容にさせていただきました。

カウンセリングの基本は「
体質」でしたが、カウンセリングによる体質の把握がとても難しく、そのために、前回に引き続き、その体質を把握するためのポイントを、四点ほど簡単に説明させていただきながら、具体的な内容へと入っていきました。

前回もそうでしたが、体質の見分け方を、ステップを踏んで捉える事で、胚葉学による「
体質」を把握し、どの組織が他の組織よりもどのくらい発達しているのかによって、その体質の気質特性や対応方法、そして、体調傾向や肌傾向が判断できるよう工夫しました。

今回は「
内胚葉タイプ」でしたが、体質が把握できれば、その体質の体調傾向や肌傾向が、発達部位や脆弱部位との関係から導き出す事ができました。

それら発達部位や脆弱部位の関連性がわかれば、そのような発達部位や脆弱部位によって引き起こされる可能性のある体調傾向や肌傾向もわかってきます。

特に、今回は、「
クレッチマー」の「類型論」のお話しや、ひまわりの恩師である末富先生の恩師、「ルノー博士」の「発生学や胚葉学」を取り入れた「エステティック」のお話しも交えて、何故「体質」を中心とした「体質形態学」の考え方が重要なのかを説明させていただきました。

2012.09.16 約一年ぶりの上京とアロマテラピーセミナー 2012
2013.04.16 車検中の軽トラックに替わり車検切れの車を動かす

でも投稿しましたが、ドイツの精神科医クレッチマーの「
類型論」の考え方を基本に、シゴーやシェルドンなどの考え方を見ることによって、より発生学的な見地から体質を見極める事ができました。

○ 外胚葉形
・呼吸型(シゴー)
・頭脳緊張型(シェルドン)
○ 中胚葉形
・筋肉型(シゴー)
・身体緊張型(シェルドン)
○ 内胚葉形
・消化型(シゴー)
・内蔵緊張型(シェルドン)

クレッチマーは、神経系の疾患と体型との間の相関関係を調べ、細身型と分裂気質、闘士型と粘着気質、肥満型と躁鬱気質という類型論を発表しました。

また、シェルドンは、体型と気質の関係を統計学的に研究し,体型と気質の関係に相関関係があることを示しました。

これらクレッチマーの「
類型論」やシェルドンの体型と気質の関係を考慮した「体質形態学」の考え方を、フランスのルイ レイモンド ルノー博士が「エステティック」の概念に取り入れました。

ルノー博士は、「
胚葉学」と「体型と気質との相関関係」を「エステティック」に取り入れることで、「体型」により、どの胚葉が他の胚葉よりも発達しているのかという「体型と胚葉との相関関係」、「体型と気質との相関関係」を明らかにしました。その概念こそが「体質形態学」に他なりません。

・体型と気質の関係
・体型と三胚葉の関係
・三胚葉の発達部位
・三胚葉と気質の関係

体質がわかれば、「気質特性」がわかります。これは、「体型と気質との相関関係」です。また、体質がわかり「どの胚葉が発達しているのか」がわかれば、身体のどの部位が他の部位よりも発達しているかがわかります。すなわち、「肌傾向」と「体調傾向」が理解できるようになります。

そして、その体質を把握することで、心身の健康を維持し、起こりがちな身体のトラブルを理解して健康管理を行うことが可能となります。ですから、体質がわからないと、前へ進むことができません。こういった考え方を基本にしているのが、植物療法(フィトテラピー)でした。

だから「
まず第一に体質の把握」がとても重要でした。

これらの考え方は、コロンブスの卵的な考え方のため、まだあまり浸透してはいない学問体系でした。

それでも、下記の記事でも投稿したように、

2011.06.12 植物療法(フィトテラピー)の基本的な考え方

体質を把握するための基本的な考え方である「胚葉学」という学問を考えた場合、理論的な考え方に立って三つの胚葉を理解することで、四つの組織(神経、上皮、結合、筋)の様々な組合せによって、器官や器官系が形成されている事がわかっています。

これらは、理論的な考え方に立った「
具体的な思考」に基づいた理論的な考え方です。また、下記の記事で投稿したように、

2013.05.13 具体的な思考と抽象的な思考のバランスが必要な植物療法

四つの組織の様々な組合せのみならず、どの組織が、他の組織よりもより発達していたならば、という「
抽象的な思考」によって捉えられた胚葉学によって、クレッチマーの「類型論」を基本とした体質との関連性を考える事ができました。

クレッチマーの「「類型論」もまた「
抽象的な思考」として捉える事ができるかもしれませんが、それらの関係をより科学的に関連づける事も必要となってきますから、それぞれの考え方の「バランス」がとても重要になってきます。

このような「
創造力とか発想」の生まれる「抽象的な思考」を取り入れる事で、とても独創的な考え方が成り立っているのが、植物療法(フィトテラピー)における「体質形態学」でした。

このように、植物療法(フィトテラピー)には「
具体的な思考」と「抽象的な思考」の両方を「バランスよく併せ持つ考え方」が求められました。

その事で、植物療法(フィトテラピー)の基本的な概念である体質を理解する事が可能となるだけではなく、

● 体質の把握
○ それぞれの気質特性を導き出すことが可能
・各々の体質への対応方法にも応用
・気質特性から導き出される「情動」の変化
○ 発達部位や脆弱な部位などを考慮にいれた
・「体調傾向」と「肌傾向」

など、植物療法(フィトテラピー)にとっては、必要不可欠な考え方を導き出す事ができる一方で、

・気質特性から導き出される「情動」の変化

と「福田安保理論」の関係を結びつける事で(下記は一つの例として交感神経の緊張の例)、

● 交感神経を緊張させるストレスなどが過度に働き過ぎる事が
○ 情動と密接な関わり合いがあり
○ その情動に対応すべく主に視床下部を中心に恒常性が働き
・視床下部 - 交感神経 - 副腎髄質系
・視床下部 - 自律神経 - 免疫系
・視床下部 - 下垂体 - 副腎皮質系などを機能させ恒常性を保っているが
・そのような状態は心身への様々な不調をもたらし、その状態が長い間続く事で
○ 恒常性が破綻し
・様々な疾病を形成する

2014.02.24 生体の恒常性と二つのエネルギー生成系とがんの関係

このような理論を取り入れる事も「
具体的な思考」と「抽象的な思考」の両方を「バランスよく併せ持つ考え方」として、とても重要でした。

しかも、以上のような考え方によって導き出された情報は、ある意味、何故そのような体調や肌質となっているのかという「原因」にアプローチする事ができました。これは理路整然と物事を考える「
具体的な思考」に基づく考え方でした。

また、この事は「予防」という観点からだけではなく、「改善」という側面にも適応する事が可能となります。

それら様々な情報から、予防や改善、さらには、原因などに対して、多面的に利用できる様々な植物素材(栄養素なども含む)を選択し、どのように適用するのかを考える事で、内面的な健康と、外面的な美しさの調和を維持することが可能となりました。

逆からのアプローチの仕方、すなわち「
より美しく健康で過ごす事ができるためには」という考え方は、「抽象的な思考」に基づく考え方でもありました。

そして、これもまた植物療法(フィトテラピー)の基本的な考え方でした。

そういえば、この「福田安保理論」の考え方は、ケモタイプ アロマテラピーにおいては、電子座標系グラフとの考え方とも結びつけて考える事のできる概念でした。

2012.07.24 抗炎症作用と電子座標系グラフ上の芳香成分類との関係

では、「福田安保理論」における「顆粒球優位型」と「リンパ球優位型」が、電子座標系グラフにおける「プラス側に分類される体質」と「マイナス側に分類される体質」とに対応し、炎症反応の例を掲げて、各々の体質に起こる炎症反応の鎮静に、電子座標系グラフにおける「マイナス側に分類される精油」と「プラス側に分類される精油」との使い分けが可能となる事を投稿させていただきました。

さらに、この電子座標系グラフの考え方は「ガレノス理論」に基づくものでした。そして、この電子座標系グラフを基本として、

2008.02.17 2008年アロマセミナーと体質形態学

でもご紹介したように、ケモタイプ アロマテラピーの世界でも、「ルイ・コルマン」の「
相貌(そうぼう)心理学」を取り入れて、それぞれの体質の「心理面と挙動」を関連づけた、最も適した精油の処方を考える手がかりとして利用されていました。

そこでは、

・各々の体質に最も適した処方例
・各々の体質に起こりがちな疾患や症状の処方例

などが掲げられ、植物療法(フィトテラピー)の考え方とほとんど同じ概念で関連づけられていました。

相貌心理」というのは、

1. 顔の輪郭を膨張型と縮小型に分ける
2. 目、鼻、耳の感覚器官の開きによって外向と内向に分類

する事で、二つの関連性により、四つの領域を表現することができました。これらの領域は、各々の体質と関連づけられていますので、四つの体質と四つの心理面と挙動とが、対応する形で表現できるようになりました。

この事を、講演者の方は、

「それぞれの体質に相当する典型的な代謝傾向、代表的器官、身体や顔つきおよび社会環境での挙動」

という形で表現されていました。

植物療法(フィトテラピー)でも、三つの体質と、それぞれの「気質特性」とを関連づけてカウンセリングに応用されています。

特に、三つの体質は、発生学を基本とした胚葉学を元に表現されていますから、各々の体質の発達部位、すなわち「
代謝傾向や代表的器官」を、上記テーマと同じように考察する事が可能となるようです。

そして、「ルイ・コルマン」の「
相貌(そうぼう)心理学」と同じように、植物療法(フィトテラピー)では、ドイツの精神科医クレッチマーの「類型論」、アメリカの心理学者シェルドンなどの研究に基づいていました。

2005.06.11 植物療法の基本は体質学というけれど
2005.07.11 まず第一に体質の把握

ややこしくて長い投稿記事となりましたが、このように考えると、それぞれの立場で「体質」の表現や分類に多少違いがあっても、それらを克服し関連性を深めれば、統合的な意味で、とても素晴らしい学問体系が築き上げられる事が可能になると思います。

下記のリンクは、恩師の末富先生が、2003.12.09 のセミナーでお話しされていた内容の一部(抜粋)ですが、これを最後にご紹介したいと思います。

2012.01.30 植物療法セミナー受講植物素材の効用効果総括 2003.12.09

○ ルノー博士の教え

「・・・・その中で一番大事なことは・・・、それを知らないと本当の植物療法は理解できません。

これは、私がうるさくいわれたことです。ポワルソン博士とかルノー博士からうるさくいわれました。世界中にはたくさんの学者がいますが、臨床経験のある学者は一握りだと。ほとんどが理論家なんだ。君がいくら理論を勉強しても臨床ができなければ、何の役にもたたない。だから常に理論と臨床というものを平行してやりなさいと、うるさくいわれました。

ジャックポワルソンという人は、・・・。

うるさくいわれたのは、理論家だけではもう意味がない。何でかというと、理論は一番大事なことではあるけど、クライアントは全部違うんだ。同じ疾病、同じ病気であっても、条件が違う、体質が違う。

そうしたら、当然植物の使い方、素材の組み合わせ方は全部違ってくる。これを身につけないといけない。そして、臨床は最低でも10,000例以上の臨床をしないとわかるはずがない。非常にうるさくいわれました。

当時はうるさい、うるさいと思っていましたが、自分にとって非常にいい事です。・・・。

ぜひ皆さんにお願いしたいことは、間違ってもいいから、とにかく経験することです。経験より大事なものはありません。ところが、理論が全然わからずに経験だけをしたら、これは単なる職人に過ぎないんです。

例えば、・・・。日本では、そういうことを一人ずつ教えるようにとうるさくいわれた。

ルノー博士がいうには、・・・、それでエステティックの基礎を作りました。

その時に、・・・、必ずやるように。そうすると必ずそういうことがわかってくる。

自分がわかったきっかけは、ドイツの有名な体質学のクレッチマー博士の講演を聴いて、・・・ようにと。それでうるさいぐらいいわれました。

おかげで最初は難しいと思っていましたが、やるうちに、あーなるほど、本にはこう書いてあるし、どこどこの学者はこういっているが、実際は違ったケースがでてきたとか。

それは、人間が全部千差万別だということです。だから、いつもいうことは、理論だけで頭でっかちにならないようになること。それから、経験だけで一人前と思ったら大きな間違いを起こすということ。必ずこの両方をやるように。これが私の座右の銘になっています。だから、原爆の後遺症も自分で治すようにしたわけです。

○ 日本での現状

そういうことで、現在は植物療法となっていますが、日本が圧倒的に多いのがまだ、薬草療法です。混同しないように。ヨーロッパでは理論家だけの学者では通りません。

日本では通ります。どこの大学でも、・・・の名誉教授といってもぜんぜん臨床がわかりません。その代わり、理論を言わせると、歴史から、名前の由来をいいますが、「先生、何をいっているのですか。それを勉強しても何の役にも立たないではないですか」と。・・・。

それから、植物療法の中で大事なことは、日本の場合は、ハーブを研究しているハーバリストは、ハーブハーブハーブと、精油を扱っているアロマセラピストは、もう精油精油と、こんな国は他にないんです。何でかというと、植物療法では、チンキも使う、精油も使う、ハーブも使う、エキストラクトも使う。それを一番条件に適したものをそのときそのとき使う。特に、併用をするとものすごく効果がある。

例えば、・・・しまいます。ところが、アロマセラピストの方は・・・の使い方を知らないわけです。

・・・を使うか、それすらほとんど勉強していません。植物療法家というのは、どうしてもこの精油を・・・して使いたいと思ったら、・・・しまいます。今度は逆に、ハーブの中の精油をそのときだけ、芳香成分を出そうと思ったら、一時的に・・・くるわけです。

そういうふうに、・・・、ヨーロッパは全部一人の植物療法士は、ありとあらゆる素材を、ありとあらゆる形で作るわけです。だから、精油も最初の 1 〜 2年間は 6 〜 8種類しか使いません。完全に使いこなしてから初めて、12種類、20何種類と増やしていきます。日本の場合は、・・・、モノの役にはほとんど立たないわけです。

・・・で私が講演を頼まれていったときに、・・・、やはり総合的に知識を身につけていただかないといけません。

特に・・・ところですが、ハーブと精油は全部一緒に使っています。

何でかというと、ハーブだけ、精油だけよりも、併用した方が効果が高いです。例えば、精油の中には・・・・・・。だからハーブと精油を別々に使わずに、併用するとより合理的でより効果的です。

ここに何回か来ました、・・・。精油だけではダメだ、ハーブだけではダメだ。ありとあらいいる植物素材を、目的にあわせて、効用効果別に組み合わせて使わないといけない。そのときに、どちらを主にして、どちらを従にするかは、目的によって、効用効果の使い道は違うということです。必ず両方平行して知識を身につけて下さい。

今は・・・。これをぜひ頭によく入れておいて下さい。

それから、ハーブや精油をブレンドする、いわいる、そのアーチストが・・・ことが一番大事です。ハーブのレシピは 22,000種類ぐらい現在あります。普通の本には何十種類しか載っていません。これはどんどんこれからも増えていきます。

最近では、・・・。

そして、有名な・・・、・・・の研究が進んでいます。

何でもそうです。日本では古来からいいものがあっても、・・・。

だから、・・・、あまり一つのモノに指向性を一本化しないように、広い視野を持って取り組んで下さい。そして、必ずハーブ、精油、エキストラクトを併用することを少しずつ身につけていただくとより効果的です。

例えば、・・・。

体中やっていても、・・・。

とにかく併用するということを覚えて下さい。ここでもよくやっています。例えば、・・・効果はもっとあがります。そのときの配合で一番大事なのは、どれを主にしてどれを従にするか、これが一番大事です。

○ 相利相乗拮抗作用

どれを主にしてどれを従にするか。・・・、この二人は実は臨床家です。

それから、アロマテラピーの・・・、ここ10年くらいものすごく進んでいます。

ただ、・・・ので、臨床をなるべくやって下さい。

それから、必ず植物素材を使うときには、・・・。

もっとも代表的な・・・。こういうものをハーブの中には、大なり小なり持っています。

 植物の・・・を持っています。

例えば、・・・。・・・メリットになります。

相利作用は、それを組み合わせることによって、何の阻害も受けない、ストレートに働いてくれる、そういう場合に相利作用です。これはヨーロッパのことばを日本語に訳したことなので、日本では相乗はありますが、相利作用はたぶん日本の学問にも出てこないと思います。向こうでは相利、相乗と分けています。

そして、・・・下さい。化粧品でも手当でもそうです。

例えば、・・・の手当に・・・植物にはみんな持っています。

だから、・・・が強いです。

ところがこれだけで使うよりも、・・・、植物は近縁種といって、ここを勘違いしないように。

・・・は単なる・・・。

これも・・・といっています。

これのもっと専門的なものを・・・には必ずこういう使い方をします。

だから、・・・に非常に効果があります。

そして、この二つに・・・。

これを、・・・とか、・・・下さい。

○ 植物療法の実際

配合率です。どれを主にしてどれを従にするか。例えば、・・・。

例えば、・・・。

だから、・・・。そういうときは・・・なんです。

ところが、・・・。

一番効果があるのが、・・・。

例えば、お客様で、・・・。

だから、いろんな本にはそういうふうには書いてありません。それはかなり臨床を深くやっていないと、それで、・・・なら・・・と書いてあって、いろんな植物がダーっと書いてあります。

その先は皆さんの当たるも八卦あたらぬも八卦です。それこそ占いと一緒です。そういうのを一つ一つ自分が試してみる、お客様に臨床でやってみることです。そうするとわかってきます。

そいうふうに、・・・。これを覚えておいて下さい。

○ 世界の植物療法は

次に、なぜ、日本とかアメリカとかイギリスとかが、全部一つ一つの部門に分かれてしまったのか。ヨーロッパでもいわれました。・・・。それには、長い時間をかけながら、そういうことを理論的にも臨床的にもやっていきます。

ところが、アメリカとイギリスと日本は、・・・、アングロサクソン系は一つ一つを独立してやります。それには大きい意味があります。ちょっと昔の話になります。

日本に、・・・。

アメリカは・・・。

それで、・・・美容です。

あれは、・・・。

皆さんがやっているアロマテラピーよりも・・・。ところが、アメリカだから、・・・。

ところが、臨床がほとんどなかった。その影響を日本は当時受けました。・・・。

そして、その時に・・・。それで、精油は精油、ハーブはハーブ、エキストラクトはエキストラクトとでした。特にそういう学問というのはアメリカの場合は発達しました。その時・・・。それで結局、・・・アロマテラピーとかハーバリズムとかエステティックとかができました。それで全部別になっています。

ヨーロッパは、アロマテラピーそのものが・・・です。たまたま・・・。

それで、ヨーロッパはこういうのがあるんだなと。考えてみたら、自分らはもう100年も200年も前からやっていたと。ところが、それだけ独立してやっていたわけではなく、全部植物素材は総合してやっていた。それは今いったような、歴史的背景と全部をやるには人生は短過ぎるのです。

だから、精油なら精油、ハーブならハーブの研究だったらまだ時間的に、その上にハーブは、当時分析表がほとんどありませんでした。精油はほとんど分析表がそろっていました。そのため、イギリスやアメリカの学者とか学識経験者は、みんな精油に向いてしまいました。

ハーブの方は産地によって、それで、ヨーロッパでも、それでは精油もある程度統一しないといけないという動きが始まりました。それは、・・・。

それでは、・・・。

私が行ったところなんかは、・・・。

そして、・・・。

例えば、・・・。だからそういう併用の仕方をきちんと覚えることです。

○ 理論と臨床との差

それから、これはハーブではなく・・・です。・・・。効果は全く違います。

あくまでもノーマルな肌に、・・・。

だから、必ず・・・されます。

ところが、・・・動きます。

そういうことをして、そこに精油がくると、それこそ諸手を広げて細胞は待っています。このことも必ず頭に入れておいて下さい。だから、最初から精油を塗るのは悪いとはいいませんが、前もって・・・ます。そうすると、物質はもっと経皮吸収するんです。ただ・・・して、目的の素材を接触させると効果はグーンと上がります。

○ 理論に基づく臨床

特に・・・というのは、ここでは、当たり前のことですが、ほんの数年前までは誰も知らなかった訳です。ここでやっていることが、みんなあちこちの本に載ったりしたわけです。ましてや、アロマテラピーでは・・・というテクニックはありませんでした。それを皆さんがやるかやらないかで、同じアロマテラピーをしていても・・・をしていると、効果が全く違ってきます。

まず、これだけのことをハーブや精油を使う上で、最低知っておいていただきたい。これは、あくまでも臨床、技術の方です。理論を話してもきりがありません。皆さん方がプロとして、お客さんにより信用を得るため、結果をだすために必ず今いったことを覚えておいて下さい。

今日これをぜひいっておきたいと思いました。普段からいっていることですが、まとめて今日お話しました。そうしないと、ただなんとなく、技術、やり方、使う素材の名前、内容ばかりを覚えても、それはプロとして片手落ちになります。」

以上が、植物療法(フィトテラピー)を学んで初めての小テストを実施したときにお話されていた「植物素材の効用、効果の総括」の内容の一部(抜粋)です。

なお、今回の内容は、当日、セミナー会場で、パソコンに直接入力した文章を、いただいた資料をもとに、改めて編集しなおした「
ひまわり個人の資料」です。

したがって、タイプミス、解釈の間違い等があるかもしれません。個人の勉強にご利用いただくのは大変結構な事なのですが、その範囲を超えてのご使用は「
著作権法上の問題に抵触する場合があります」ので、くれぐれもご注意をお願い致します。

直接、「
体質形態学」に関連するお話しではありませんでしたが、体質を知った上で、その体質の条件に応じた植物素材をどのように選択すればよいのか、そして、必ず、理論に伴う実践がとても大切である事を話されておられました。

今日のセミナーは、「
内胚葉タイプ」の体質の見分け方について学んでいただきましたが、後半には、実践による実際のセミナー受講生の方々を対象にしたカウンセリングによる体調や肌の分析を行った上で、どのような植物素材や栄養素を利用して、それらの改善を進めて行けばよいのかについても学びました。

このような実践ができるのは、数ヶ月に渡るセミナーを通しての信頼関係とコミュニケーションなくしては、なかなかできなかったと思います。

下の写真は、今日のセミナーが終わり、会場から帰る時、そして、帰る時の途中で見つけたクリスマスのイルミネーションの様子です(18:01頃)。

この間、もの凄い雪に見舞われました。左は、通路の様子(17:37頃)、中央は、駐車場から出発するときの様子(17:40頃)です。

20171218セミナー修了後激しい雪1 20171218セミナー修了後激しい雪2 20171218外の様子クリスマスツリー

下の写真は、今日の晩ご飯です。今日は、ホットプレートを利用してのお好み焼きでした。

20171218晩ご飯

このお好み焼きには、小麦粉が少なく、キャベツが大盛でした。そして、ヤマイモもふんだんに使われていました。なので、とても柔らかでした。

下の写真も、そのお好み焼きとスモークサーモンのマリネ、そして、タマネギ入りのカボチャです。

20171218晩ご飯お好み焼き 20171218晩ご飯スモークサーモンのマリネ 20171218晩ご飯お好み焼き

下の写真も、今日の晩ご飯です。タマネギとジャガイモのみそ汁、そして、まるまるホールの会津身不知柿が一個でした。

下の写真、右は、先日山から運んで来た「新味噌」です。うまい具合にできあがっていました。

2017.12.14 雪と寒さが落ち着いた中味噌樽の移動 2017

20171218晩ご飯タマネギとジャガイモのみそ汁 20171218デザート身不知柿のホール 20171218新しい味噌

夕方には、突然雪が降り出し、みるみる辺りが真っ白になっていましたが、夜のはじめ頃になると、気温が突然上がり、その雪が雨に変わっていました。

そして、あれだけ真っ白になっていた風景が、下の写真のように、雨で雪がとけベチョベチョになっていました(21:37頃)。

20171218外の様子夜のはじめ頃

明日の秋田の最低気温は
-1度、最高気温は 3度、そして、天気は「雪」が予想されていました(YAHOO!JAPAN 秋田の天気予報 2017.12.18 17:00発表)。

恩師の三回忌に改めて思う植物療法における先見の明

■ 関連1 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 /
■ 関連2 : 福田安保理論 / 千島学説 / その他

○ 履歴 : 2012「2012.04.24 木々の芽吹き 20129.4 / 13.6 24時
○ 履歴 : 2013「2013.04.24 雨に濡れる開花直後の花梅と枝垂れ桜 2013
7.6 / 19.0 24時
○ 気温 : 昨日の最低 7.5(24:00)最高 12.9(11:48)24時現在
○ 気温 : 今日の最低 4.1(05:45)最高 14.9(14:23)24時現在

01時に 7.2度を示していた気温は、未明から明け方にかけて、徐々に下がっていき、05時には 4.1度まで冷え込みました。その後 05:45 にも同じ 4.1度を記録し、そのまま今日の最低気温となりました。

06時には 4.8度と上昇に転じ、朝の 08時には、二桁の 10.0度、そして、09時には 11.6度を示していました。放射冷却の影響だったのか、朝には素晴らしい青空が広がっていました。

昼前にかけては、13度台で推移し、12時には 13.9度まで上がっていました。その後、昼過ぎにかけては、1度ほど高い 14度台を記録していました。

昼前から昼過ぎと、天気の方は、朝から青空の広がる素晴らしい天気に恵まれました。最高気温は、14:23 に記録した 14.9度で、この天気と暖かさで、秋田の桜が満開となったようです(NHKラジオ全国ニュース)。

夕方になっても 13度台で推移し、18時には 12.4度を示していました。そのためなのか、今日は、外で作業をしていても、寒さを感じる事はありませんでした。

そんな中、素晴らしい夕焼け空を望む事ができました。夜のはじめ頃から夜遅くにかけては、11度台から 10度台、そして、22時には 一桁の 9.2度を示していました(24時現在 7.8度)。

下の写真は、朝の様子です(07:53頃)。昨日は、ドンヨリとした雲が垂れこめていましたが、今日は、真っ青な空が広がっていました。

中央は、暖かなお日さまの光を受け、とても気持ちよさそうなバジルの苗です。

20140424外の様子朝 20140424バジル 20140424みそ汁

上の写真、右と、下の写真は、今日のお昼ご飯です。ヨモギそばとみそ汁でした。

20140424お昼ご飯

今日、昼前に、アロマセミナーの内容をたずねて来た方がおられました。お話しの内容が、本来のアロマから植物療法(フィトテラピー)へと移ったときに、お客様の受講目的がどこにあるのかを理解する事ができました。

そのとき、とても不思議なご縁を感じました。今日 04月24日は、ひまわりが植物療法(フィトテラピー)を学んだ恩師の三回忌だったからです。

2011.04.28 恩師の告別式
2011.04.27 恩師のお通夜
2011.04.25 恩師の訃報

早いもので、もう三年が経ったんですね。改めて、ご冥福をお祈り申し上げます。

恩師は、口癖のように体質学のお話しをされていました。そして、体質や条件に合った植物素材(ハーブや精油など)の特性をよく理解し、どのように利用すればよいのかを、常に念頭に置いて植物療法(フィトテラピー)を学ぶ事の重要性を説いていました。

そういえば、

2012.01.28 植物療法セミナー受講履歴(2001〜2005)

でもリストアップされているように、2004年01月から 04月にかけて、「上級体質学」のセミナーが開催されました。

そのきっかけとなったのは、恩師が掲げたゼミナール カリキュラム選定に関する所見(2003年度)により見て取れました。

● セネスの会テーマー及び内容(2003 年(平成 15 年)度)
・2003 年(平成 15 年)度 セネス ゼミナール カリキュラム選定に関する所見

最近10数年を振りかえり、気掛かりになることがあります。
現在アロマテラピー、ハーバリズム、ホリスティック等々、数多くのキュア業種が賑やかで喜ばしいことと思いますが、内容が殆ど欧米の物まねが多く、欧米人(コーカサイド)の用法、資料の移行となっていますが、欧米人と異なり日本人は、

・人種 〜 コーカサイドとモンゴリアン
・季節変化 〜 日本人 6〜9シーズン、欧米一部を除き暫時変化
・季節による基礎代謝急変の日本人と変化の少ない欧米人
・紫外線量の違い
・肉食の欧米人と米食の日本人
・入浴習慣とアルカリ洗顔
・肌色調 〜 白色と黄色
・肌のpHの違い
・ミネラル摂取量の違い
・ビタミンB1、ビタミンB2の摂取量の違い
・低湿度に対する肌生理の違い
・欧米人に非常に少なく日本人に非常に多い肌のトラブル
・ストレッサーに対する肌抵抗力の違い

等々を考慮し、素材の選択、濃度、配合ブレンド、用法、技術等を配慮したキュアをされることを考え、基本の素材である精油、ハーブハーブエキス等の知識を今一度考えられることを望み、2003年前半のセネス カリキュラムといたしました。

研究会セネス 末富 仁

この所見は、体質学の重要性と、日本人の食生活、環境などの諸条件を基本に置きながら、植物素材の特性を理解して、どのように利用すればよいのかを学ぶ事がいかに大切であるのかを表していました。

上記見地に立ちながら、通常の体質学を一歩進めた「上級体質学」のセミナーが、下記のリストの内容で、2004年01月から 04月にかけて開催されました。

● セネスの会テーマー及び内容(2004 年(平成 16 年)度)

○ 167-2004.04.27

20040427MJ1 20040427MJ2

・上級体質学(頭部形態と脳生理)
・理論(1部)
→ 頭部三分画(三水平区分)と首より上胸部位別の心身作用
→ (A) 頭上部、(B) 頭下部、(C) 頭中部、(D) 首 〜 上胸
・理論・テクニック(2部)
→ 1部理論の続き

○ 166-2004.03.23

20040323MJ1 20040323MJ2

・上級体質学(頭部形態と脳生理)
・理論(1部)
→ 脳の構造と部位による生理機能の特性
・理論・テクニック(2部)
→ 男女の脳生理の違いと特性 〜 理論
→ 女性ホルモン活用のためのテクニックと植物素材

○ 165-2004.02.24

20040224MJ1 20040224MJ2

・上級体質学(頭部形態と脳生理)
・理論(1部)
→ 頭部形態の種別による脳力、気質、情動、対人関係、体能力と運動性
→ 理論・テクニック(2部)
→ 頭部生理不調の改善のためのテクニック
→ 頭痛、頭重、不快感、脳内血流、集中力、感覚器不調、反応鈍麻、脳明化

○ 164-2004.01.27

20040127MJ1 20040127MJ2

・上級体質学(頭部形態と脳生理)
・理論(1部)
→ 体質(4タイプ)別による頭部形態(全面、側面)の種類と体に対する頭部容積比率による脳力特性
・理論・テクニック(2部)
→ 頭部の形態別脳力アップのテクニック、植物素材の使用法

写真は、セミナーが開催された当日の恩師のお姿です。以前、ホームページでも、恩師の許可を得て公開していましたが、今日は、恩師の三回忌という事で、2004.01.27 に行われたセミナー内容の一部を公開したいと思います。

体質学(形態心理学)

 いよいよパンドラの箱を開けます。・・・。長い間、17タイプを教えてきました。その体質によって、性格、気質、起こりやすい体調、肌、カウンセリングに・・・どんなハーブをどんな使い方をするかを一通りここ何年かでやってきました。

 今日来ている方で、今いったことを習っていない方がいらっしゃるかと思います。おさらいしますが、先に進みます。

 これからやるのは、くれぐれも、講義を聴いて、私の資料をコピーしたり、本を書いたりした方がいましたが、前もって連絡していただければ問題ないですが、・・・避難の声がでますので、くれぐれも注意して下さい。特に・・・下さい。

 ・・・5年や10年やらないと思います。個々に研究していますが、この分野はヨーロッパに100年、米国に約30年遅れています。・・・これがわからないと体質学がわかりません。最初からすると・・・、気質に対していろんなめんに関係します。

 頭部とは、・・・。

● 理論・テクニック(2部)

・頭部の形態別脳力アップのテクニック、植物素材の使用法

 この表ですが、これを説明します。・・・、外胚葉はA〜C型です。特にエステティックとか、ホリスティックは、全部これが基本です。・・・。それは、例えば、このタイプにはしわが出にくいが弛緩が起こる、このタイプにはしわが起こりにくいが、・・・一つ管理を間違うとしわができる。・・・。

「上級体質学」を学ぶにあたって、「いよいよパンドラの箱を開けます」とお話しされていた通り、非常に難しく、そして敏感な問題も含んでいるセミナーの内容でした。

また、下記の案内の通り、その年 2004年の夏に、体質学の重要性を改めて学んでいただくための夏期特別ゼミナールが開催されました。

20040823MJ 20040824MJ

2004年08月23日(月)〜 25日(水) 夏期特別ゼミナールご案内

体質形態学20タイプの個体に付帯する種々の特徴の学習

向暑のみぎり、皆様には、ご健勝にて、お過ごしのことと存じ申し上げます。日頃は何かとご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、本年も恒例の夏季特別ゼミナールをご案内申しあげます。本年のテーマは、体質形態学20タイプ(類型体質16タイプを含む)の個体に付帯する種々の特徴の学習により、エステティシャン、アロマセラピスト、ハーバリストはもとより、健康や美容の指導者等に、すべてのキュアの基本になる体質学を一人でも多く習得していただくため是非ご参加されますよう、ご案内申し上げます。

改めて、恩師の洞察力には驚かされますが、このような考え方を常にひまわりの基本において、これからも植物療法(フィトテラピー)に取り組んでいきたいと考えています。

● 関連記事
2012.01.31 植物療法セミナー受講初小テスト 2003.12.09
2012.01.30 植物療法セミナー受講植物素材の効用効果総括 2003.12.09
2012.01.29 植物療法セミナー受講履歴(2006〜2010)
2012.01.28 植物療法セミナー受講履歴(2001〜2005)
2012.01.27 植物療法セミナー受講履歴(1996〜2000)
2012.01.26 植物療法セミナー受講履歴(1989〜1995)

今日は、三時前に山へ向かいました。下の写真、左と中央は、山へ向かう途中の峠道の様子です。真っ白な花を咲かせてきたコブシの木、そして、もう少しでなくなってしまいそうな残雪です。

20140424山へ向かう途中の様子1 20140424山へ向かう途中の様子2 20140424西洋ナツユキ草

秋田市の桜が満開となった頃、山のあちこちに変化が見られました。上の写真、右は、愛子の近くに葉っぱを伸ばし始めた西洋ナツユキ草です。

下の写真、左は、ようやく花を咲かせた八重紅枝垂れ桜です。そして、右は、あけびの葉っぱと花芽の様子です。

20140424八重紅枝垂れ桜の花 20140424ラベンダーの畑1 20140424あけび1

上の写真、中央と、下の写真は、今日のラベンダー畑の様子です。本当にもう一雨欲しい所です。

20140424ラベンダーの畑2

下の写真は、さきほどのあけびの木を大写しで撮ったものです。葉っぱが大きくなり、花芽もちゃんと見えています。

20140424あけび2

下の写真は、左から、スモモのつぼみ、中央は、花桃のつぼみ、そして、右は、ぼけのつぼみです。もうじき開花しそうな勢いです。

20140424スモモの花芽 20140424花桃の花芽 20140424ぼけの花芽

グルッと山を見回ってきたら、お日さまが西の方へ傾いていました。そのお日さまの光を受けて、スイセンの花がキラキラ輝いていました。

今日も鉢植えの土を入れ替える作業でした。例によって、入れ替え用の土を用意し、鉢から株を取り出して、古い土を可能な限り落として、枝の整理をします。

今日で、大方の鉢植えの土入れ替え作業が終わりました。

20140424スイセンの花 20140424入れ替え用の土 20140424鉢植えの土入替作業1

下の写真は、西の空から夕日が投影している山の様子です。作業している真正面に位置しているため、刻々と変化していく山の様子が、とてもきれいでした(17:37頃)。

20140424山の様子

下の写真は、土の入れ替えの済んだ鉢植えです。新しく植え替えた鉢もありますが、作業所の前は、鉢でいっぱいとなりました。

20140424鉢植えの土入替作業2

今日は、穏やかな一日でした。昨日は、18時を過ぎてくると肌寒く感じたのですが、今日は、まだ暖かでした。そんなとき、NHKラジオの全国ニュースで、秋田市の桜が満開となった事が伝えられていました。

すっかり辺りが薄暗くなってきました。下の写真、中央は、作業が終わって帰るときに写した山の出入口の様子です。右は、山からの帰り道、上北手大杉沢地区で撮した夕日と夕焼け空の様子です(18:13頃)。

20140424鉢植えの土入替作業3 20140424今日の作業終了 20140424夕焼け空1

下の写真は、大写しで撮した夕日の様子です。マンマルな夕日が、ちょうど山の裏側へ姿が隠れてしまいそうな、そんな瞬間の風景でした(18:13頃)。

20140424夕焼け空2

下の写真は、今日の晩ご飯です。モロの煮つけ、ヨモギそば、ビタミン菜、野菜サラダ、そして、ギバサでした。

20140424晩ご飯

下の写真も、今日の晩ご飯です。キャベツや豆富のタマゴとじみそ汁、梅漬けご飯、そして、花よりだんごの花見だんごでした。

20140424キャベツと豆富のタマゴとじみそ汁 20140424梅干しご飯 20140424花見だんご


明日の最低気温は 5度、最高気温は 18度、そして、天気は「晴れ」が予想されていました。明日は、18度まで気温が上がるようで、秋田市の桜は、見頃を迎える事でしょうね。
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ローズマリー シネオール
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プロフィール

ひまわり

○ 佐藤 喜仁(さとうよしひと)
・1955年(昭和30)年
 12月生まれ
・福島県会津高田町出身
○ 1974年(昭和49年)3月
・福島県立大沼高等学校
・普通科卒業
○ 1978年(昭和53年)3月
・京都産業大学
・経営学部 経営学科
(会計学専攻) 卒業
○ 1980年(昭和55年)3月
・京都産業大学
・大学院 経済学研究科修了
○ 1981年(昭和56年)〜
  1987年(昭和62年)
・税理士事務所勤務
○ 1987年(昭和62年)12月
・ハーブ専門店
 みなみの香草屋開業
・自社農場でハーブの生産、
 出荷
・ショップでハーブやアロマ
 関連商品の販売
・サロンでのトリートメント
・ショップやサロンへ商品供給
 とアドバイス
○ 1997年(平成9年)6月
・秋田アロマテラピースクール
 開講
○ 現在、秋田市で
・アロマテラピーと
 フィトテラピー(植物療法)
 を学びながら、ショップや
 サロンを営み、スクールも
 開講しています

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