● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧です(月別に並べてあります)
植物療法に関係のある記事のもくじ(2005.06.04 〜 現在まで)

今日の最低気温が 1.9度と、とても寒い朝でした。それもそのはず、雲一つない真っ青な空が広がる朝でした。車の窓には、霜が降り、氷ついていましたよ。日中も、この天気は続き、二時頃の気温が 10.3度との事でした。明日日曜日もこの天気が続くそうです。絶好の行楽日和ですね。

下の写真は、昨夜の晩ご飯のおかず。左は、ジャーマンポテト。中央は、キクラゲとタマゴと野菜の炒め物。右は、カブとハクサイのスープ。

20061124ジャーマンポテト 20061124キクラゲとタマゴと野菜の炒め 20061124カブとハクサイのスープ

下の写真、左は、朝の秋田市。雲一つない青空でした。中央は、チョロギ。このチョロギと梅酢を入れたものが、右の写真です。チョロギの梅酢漬け。

20061125晴れわたる空今朝の秋田市 20061125チョロギ 20061125チョロギの梅酢漬け

いつものように、ばっぱが台所で何か作っていました。下の写真、左がその一品。ご覧のように、盛りつけられたのが右の写真です。中央は、納豆とタマゴ入り長芋です。

20061125ダイコンと豚肉の煮物 20061125長芋の納豆タマゴ 20061125ダイコンと豚肉の煮物2

今日の朝刊に、「秋田ふるさと村、O157大量発生 感染源はヤギの糞」という記事が載っていました。これは、かまくらで有名な横手市にある「秋田ふるさと村」で起こった「O157」の原因について書かれている記事でした。とても残念だったのが、動物との触れ合いイベントで発生(4月29日から5月7日)した感染症だからです。

その感染症の原因が「ヤギの糞(ふん)」。現在はすごいですね。よく、テレビの物語で「DNA」鑑定のシーンがでますが、感染者とヤギから検出した大腸菌ベロ毒素のDNA の配列パターンが一致したことで、その原因が特定されたのだそうです。

O157は、腸管出血性大腸菌感染症で、腸管出血性大腸菌が作り出すベロ毒素によって、腸管上皮細胞に作用することで、出血性の下痢などを引き起こす感染症なのだそうです。

その仕組みは、菌体外へ分泌する毒素タンパク質であるベロ毒素が、細胞のリボソームに作用して、タンパク質の合成を阻害することが直接の作用なようです。リボソームは、DNAからの遺伝情報を転写、読み取って、アミノ酸の鎖が作り出され、最終的にタンパク質を作り出す「場」で、とても大切なところ。この合成の中で、ベロ毒素は、アデノシンに作用して糖鎖を切断し、アデニンを取り出す活性を持っているのだそうです。

先日
2006.11.19 プリン骨格とカフェインとアデノシンで、アデノシンの構造を見てきましたが、アデニンにリボースという糖が結合したものでした。ここに作用することで、タンパク質の合成が阻害されるのだそうです。何とも、すごい仕組みになっていますね。

細菌は、染色によって紫色や赤く染まる特性を持っているそうで、紫色に染まるのをグラム陽性菌、赤く染まるのをグラム陰性菌と呼ぶそうです。また、その構造にも特徴があり、一般的には、DNA、細胞質、細胞膜、細胞壁から構成されており、グラム陰性菌は、細胞壁の外に外膜を持つ構造をもち、グラム陽性菌は、外膜を持っていない構造をしているのだそうです。

生体の細胞と違う点は、細胞膜の外側に細胞壁や、細胞壁の外側に外膜を持っているということ。腸管出血性大腸菌のような大腸菌は、細菌の細胞壁の外に外膜を持つ「グラム陰性菌」と呼ばれる区分に該当するそうです。

精油の病原菌に対する活性は、多くの精油の場合、グラム陰性菌よりも、グラム陽性菌に対する活性が高いといわれています。ただ、ペパーミント(Mentha piperita)が、このグラム陰性菌に該当する腸管出血性大腸菌に有効であるということがいわれています。

また、ハーブの中にも、腸管出血性大腸菌が産生するベロ毒素の産生を阻止する成分を含んでいるものがあるそうです。それが、ホップなんだそうです。ホップというと、秋田県がとても有名なんですよ。そう、ビールの原料になるホップの生産量がとても多いんです。ところが、ビールになると、醸造の過程で大事な成分(ポリフェノール)の活性がほとんど失われるのだそうです。

ここで、再び秋田県の登場(
2006.11.17 ヌーヴォとパン新酵母じゃないけどでも登場しました)。秋田県総合食品研究所(外部リンク)では、醸造過程でホップに含まれている成分を失わないような製造法を開発したそうです。それが、地ビールになってるようですよ。

かわいい子供さんにビールを飲んでいただく事はできませんから、ペパーミントを使った消毒殺菌剤を活用する方法がよさそうですね。