みなみの香草屋 Blog

自然と共に共存し、植物の持つすばらしい力を借り、心身共に健康で過ごせるための、植物療法(フィトテラピー)について

ケモタイプ

2025年04月24日  街路樹が芽吹き始める頃恩師の十四回忌を迎える 2025
2020年02月24日  ケモタイプアロマテラピーにおける感染症対策
2012年04月11日  狭い意味でのケモタイプと広い意味でのケモタイプの概念
2010年10月04日  植物工場タイプとフェノタイプ
2009年02月13日  ケモタイプ精油ブレンドの基本的な考え方

街路樹が芽吹き始める頃恩師の十四回忌を迎える 2025

■ 関連1 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 /
■ 関連2 : 福田安保理論 / 千島学説 / その他

○ 履歴 : 2009「2009.04.24 角館のさくら 20095.0 / 11.7
○ 履歴 : 2010「2010.04.24 連日のラベンダー補植作業
2.8 / 11.0
○ 履歴 : 2011「2011.04.24 開花宣言直後のさくら巡り
7.0 / 12.6 21時現在
○ 履歴 : 2012「2012.04.24 木々の芽吹き 2012
9.4 / 13.6 24時
○ 履歴 : 2013「2013.04.24 雨に濡れる開花直後の花梅と枝垂れ桜
7.6 / 19.0
○ 履歴 : 2014「2014.04.24 恩師.三回忌.植物療法における先見の明
4.1 / 14.9
○ 履歴 : 2015「2015.04.24 今年一番の気温.恩師の四回忌
6.6 / 20.9
○ 履歴 : 2016「2016.04.24 最近問合せが多.体質形態学.恩師の五回忌
7.6 / 15.9
○ 履歴 : 2017「2017.04.24 恩師の六回忌.快晴で満開となった.桜
2.9 / 20.1
○ 履歴 : 2018「2018.04.24 恩師の七回忌.満開の桜が雨で散り始める
10.7 / 15.0
○ 履歴 : 2019「2019.04.24 恩師の八回忌.会津も秋田も春爛漫
12.1 / 24.6
○ 履歴 : 2020「2020.04.24 恩師.九回忌.オリジナルハーブティー.
4.2 / 11.3
○ 履歴 : 2021「2021.04.24 恩師の十回忌.山桜が見頃を迎える
5.2 / 17.8
○ 履歴 : 2022「2022.04.24 恩師の十一回忌...山桜が見頃を迎える
4.5 / 23.1
○ 履歴 : 2023「2023.04.24 」
8.3 / 13.7
○ 履歴 : 2024「2024.04.24 」
13.2 / 19.1

20250424Temperature

上のグラフは 2025.04.24(木)秋田の気象観測データです(お天気モニタ)
・「秋田県 秋田の気象情報(外部リンク : お天気モニタ)

☆ 昨日: 最低 13.5(05:13)最高 21.0(14:41)平均 16.4(会津)
★ 昨日: 最低 11.3(07:24)最高 20.6(13:13)平均 15.4(秋田)
・ 昨日: 最大瞬風 5.8m/s(00:57)降水 3.5mm 日照 0.0h(会津)
・ 昨日: 最大瞬風 10.4m/s(00:17)降水 5.0mm 日照 1.3h(秋田)
・ 昨日: 天気 昼 曇時々雨 / 夜 曇後一時晴(秋田)
→ 平年: 最低 6.7 最高 15.5 平均 11.1 降水 3.9mm 日照 5.7h 1991〜2020(秋田)
→ 平年: 最低 6.5 最高 15.4 平均 10.9 降水 4.1mm 日照 5.7h 1981〜2010(秋田)
★ 今日: 最低 11.8(24:00)最高 17.0(09:15)平均 13.7
・ 今日: 最大瞬風 12.9m/s(11:25)降水 0.0mm 日照 0.5h
・ 今日: 天気 昼 曇後時々雨 / 夜 雨時々曇
→ 平年: 最低 6.9 最高 15.7 平均 11.3 降水 4.0mm 日照 5.7h 1991〜2020
→ 平年: 最低 6.6 最高 15.6 平均 11.1 降水 4.0mm 日照 5.7h 1981〜2010

今日の秋田は、朝から霧雨が降っていましたが、時々、やむ事はあっても、うっとうしい空模様が続いていました。

昼前になっても、同じような空模様でしたが、昼過ぎには、今度は風が強くなり始め、相変わらずの天気が続いていました。

それでも、夕方が近づくにつれ、時々、小雨が降る事もありましたが、一時、その雨もあがり雲の切れ間から明るい日ざしが差し込み、これまでの空模様が嘘のように変わる事もありました。

その後は、再び雲が空を覆い始め、雨風はおさまっていたものの、気温が低くなってきたのか、肌寒く感じるようになっていました。

下の写真は、今日一日の様子です。

下の写真、左は、朝 07:20 頃、中央の左と中央の右は、昼過ぎ 12:03 頃と、13:56 頃の様子、そして、右は、夕方 16:37 頃の様子です。

20250424_072015朝外の様子朝” hspace= 20250424_120342外の様子昼過ぎ1” hspace= 20250424_135602外の様子昼過ぎ2” hspace= 20250424_163708外の様子夕方1” hspace=

下の写真、左は、今日の朝ご飯です。

20250424_073728朝ご飯” hspace= 20250424_090909ラベンダーの苗木1” hspace= 20250424_090916ラベンダーの苗木2” hspace=

昨夜、会津から帰ったばかりでしたが、ラベンダーの苗木が届いていました。

その苗木を、早速軽バンに詰め込み、お届け先へと向いました。

上の写真、中央と右は、その苗木の様子です(09:09頃)。

20250424_104911ラベンダーの苗木配達1” hspace=

上の写真と、下の写真、左は、お届け先近くの菜の花畑の様子です(10:49頃)。

菜の花畑の奥には、満開となった「
桜の並木道」が続いていました。

予定通り到着し、運んできたラベンダーの苗木は、すぐさま、下の写真、右の場所に仮植えされていきました(11:03頃)。

中央は、以前から仮植えされていたラベンダーの苗木の様子です(10:55頃)。

この辺りでは、霧雨が降り続いていました。

20250424_104931ラベンダーの苗木配達2” hspace= 20250424_105502ラベンダーの苗木配達3” hspace= 20250424_110321ラベンダーの苗木配達4” hspace=

お届け先から戻り、下の写真のように、お昼ご飯を食べました。

20250424_122743お昼ご飯” hspace=

雨が降ったりやんだりを繰り返し、何となく肌寒く感じる一日でしたが、街路樹の「
イチョウ」の枝から、新芽が伸び始めていました。

20250424_161450街路樹が芽吹き出す1” hspace=

上の写真と、下の写真、左は、そのときの様子です(16:14頃)。

下の写真、中央と右は、夕方 18:56 頃と、夜のはじめ頃 21:04 頃の様子です。

20250424_161434街路樹が芽吹き出す2” hspace= 20250424_185641外の様子夕方2” hspace= 20250424_210431外の様子夜のはじめ頃1” hspace=

写真が前後しましたが、下の写真は、今日の晩ご飯です。

20250424_190440晩ご飯” hspace=

下の写真は、夜のはじめ頃 21:04 頃の外の様子ですが、白い雲がかかり、スッキリしない一日でした。

20250424_210445外の様子夜のはじめ頃1” hspace= 20250424_210453外の様子夜のはじめ頃2” hspace= 20250424_210456外の様子夜のはじめ頃3” hspace=

今日 04月24日は、早いもので、ひまわりが「
植物療法(フィトテラピー)」を学んだ恩師の十四回忌でした。

2011.04.28 恩師の告別式
2011.04.27 恩師のお通夜
2011.04.25 恩師の訃報

早いもので、もう十四年が経ったんですね。改めて、ご冥福をお祈り申し上げます。

2014.04.24 恩師の三回忌に改めて思う植物療法における先見の明

上のリンク先(
みなみの香草屋 Blog 2014.04.24)でも投稿しましたが、恩師は、口癖のように体質学のお話しをされていました。

そして、体質や条件に合った植物素材(ハーブや精油など)の特性をよく理解し、どのように利用すればよいのかを、常に念頭に置いて「
植物療法(フィトテラピー)」を学ぶ事の重要性を説いていました。

今回、改めてその重要性を認識し、理解するためにも、再度、上記リンク先(
みなみの香草屋 Blog 2014.04.24)の記事をご紹介させていただきたいと思います。

2012.01.28 植物療法セミナー受講履歴(2001〜2005)

でもリストアップされているように、2004年01月から 04月にかけて、「上級体質学」のセミナーが開催されました。

そのきっかけとなったのは、恩師が掲げたゼミナール カリキュラム選定に関する所見(2003年度)により見て取れました。

● セネスの会テーマー及び内容(2003 年(平成 15 年)度)
・2003 年(平成 15 年)度 セネス ゼミナール カリキュラム選定に関する所見

最近10数年を振りかえり、気掛かりになることがあります。
現在アロマテラピー、ハーバリズム、ホリスティック等々、数多くのキュア業種が賑やかで喜ばしいことと思いますが、内容が殆ど欧米の物まねが多く、欧米人(コーカサイド)の用法、資料の移行となっていますが、欧米人と異なり日本人は、

・人種 〜 コーカサイドとモンゴリアン
・季節変化 〜 日本人 6〜9シーズン、欧米一部を除き暫時変化
・季節による基礎代謝急変の日本人と変化の少ない欧米人
・紫外線量の違い
・肉食の欧米人と米食の日本人
・入浴習慣とアルカリ洗顔
・肌色調 〜 白色と黄色
・肌のpHの違い
・ミネラル摂取量の違い
・ビタミンB1、ビタミンB2の摂取量の違い
・低湿度に対する肌生理の違い
・欧米人に非常に少なく日本人に非常に多い肌のトラブル
・ストレッサーに対する肌抵抗力の違い

等々を考慮し、素材の選択、濃度、配合ブレンド、用法、技術等を配慮したキュアをされることを考え、基本の素材である精油、ハーブハーブエキス等の知識を今一度考えられることを望み、2003年前半のセネス カリキュラムといたしました。

研究会セネス 末富 仁

この所見は、体質学の重要性と、日本人の食生活、環境などの諸条件を基本に置きながら、植物素材の特性を理解して、どのように利用すればよいのかを学ぶ事がいかに大切であるのかを表していました。

上記見地に立ちながら、通常の体質学を一歩進めた「上級体質学」のセミナーが、下記のリストの内容で、2004年01月から 04月にかけて開催されました。

● セネスの会テーマー及び内容(2004 年(平成 16 年)度)

○ 167-2004.04.27

20040427MJ1 20040427MJ2

・上級体質学(頭部形態と脳生理)
・理論(1部)
→ 頭部三分画(三水平区分)と首より上胸部位別の心身作用
→ (A) 頭上部、(B) 頭下部、(C) 頭中部、(D) 首 〜 上胸
・理論・テクニック(2部)
→ 1部理論の続き

○ 166-2004.03.23

20040427MJ3 20040427MJ4

・上級体質学(頭部形態と脳生理)
・理論(1部)
→ 脳の構造と部位による生理機能の特性
・理論・テクニック(2部)
→ 男女の脳生理の違いと特性 〜 理論
→ 女性ホルモン活用のためのテクニックと植物素材

○ 165-2004.02.24

20040427MJ5 20040427MJ6

・上級体質学(頭部形態と脳生理)
・理論(1部)
→ 頭部形態の種別による脳力、気質、情動、対人関係、体能力と運動性
→ 理論・テクニック(2部)
→ 頭部生理不調の改善のためのテクニック
→ 頭痛、頭重、不快感、脳内血流、集中力、感覚器不調、反応鈍麻、脳明化

○ 164-2004.01.27

20040427MJ7 20040427MJ8

・上級体質学(頭部形態と脳生理)
・理論(1部)
→ 体質(4タイプ)別による頭部形態(全面、側面)の種類と体に対する頭部容積比率による脳力特性
・理論・テクニック(2部)
→ 頭部の形態別脳力アップのテクニック、植物素材の使用法

写真は、セミナーが開催された当日の恩師のお姿です。以前、ホームページでも、恩師の許可を得て公開していましたが、今日は、恩師の三回忌(みなみの香草屋 Blog 2014.04.24 記事当時)という事で、2004.01.27 に行われたセミナー内容の一部を公開したいと思います。

思い返してみれば、2004年ですから、21年前(2025年現在)の事になりますね。

● 体質学(形態心理学)

 いよいよパンドラの箱を開けます。・・・。長い間、17タイプを教えてきました。その体質によって、性格、気質、起こりやすい体調、肌、カウンセリングに・・・どんなハーブをどんな使い方をするかを一通りここ何年かでやってきました。

 今日来ている方で、今いったことを習っていない方がいらっしゃるかと思います。おさらいしますが、先に進みます。

 これからやるのは、くれぐれも、講義を聴いて、私の資料をコピーしたり、本を書いたりした方がいましたが、前もって連絡していただければ問題ないですが、・・・避難の声がでますので、くれぐれも注意して下さい。特に・・・下さい。

 ・・・5年や10年やらないと思います。個々に研究していますが、この分野はヨーロッパに100年、米国に約30年遅れています。・・・これがわからないと体質学がわかりません。最初からすると・・・、気質に対していろんなめんに関係します。

 頭部とは、・・・。

● 理論・テクニック(2部)

・頭部の形態別脳力アップのテクニック、植物素材の使用法

 この表ですが、これを説明します。・・・、外胚葉はA〜C型です。特にエステティックとか、ホリスティックは、全部これが基本です。・・・。それは、例えば、このタイプにはしわが出にくいが弛緩が起こる、このタイプにはしわが起こりにくいが、・・・一つ管理を間違うとしわができる。・・・。

「上級体質学」を学ぶにあたって、「いよいよパンドラの箱を開けます」とお話しされていた通り、非常に難しく、そして敏感な問題も含んでいるセミナーの内容でした。

また、下記の案内の通り、その年 2004年の夏に、体質学の重要性を改めて学んでいただくための夏期特別ゼミナールが開催されました。

20040427MJ9 20040427MJ10

2004年08月23日(月)〜 25日(水) 夏期特別ゼミナールご案内

体質形態学20タイプの個体に付帯する種々の特徴の学習

向暑のみぎり、皆様には、ご健勝にて、お過ごしのことと存じ申し上げます。日頃は何かとご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、本年も恒例の夏季特別ゼミナールをご案内申しあげます。本年のテーマは、体質形態学20タイプ(類型体質16タイプを含む)の個体に付帯する種々の特徴の学習により、エステティシャン、アロマセラピスト、ハーバリストはもとより、健康や美容の指導者等に、すべてのキュアの基本になる体質学を一人でも多く習得していただくため是非ご参加されますよう、ご案内申し上げます。

改めて、恩師の洞察力には驚かされますが、このような考え方を常にひまわりの基本において、これからも「植物療法(フィトテラピー)」に取り組んでいきたいと考えています。

● 関連記事
2012.01.31 植物療法セミナー受講初小テスト 2003.12.09
2012.01.30 植物療法セミナー受講植物素材の効用効果総括 2003.12.09
2012.01.29 植物療法セミナー受講履歴(2006〜2010)
2012.01.28 植物療法セミナー受講履歴(2001〜2005)
2012.01.27 植物療法セミナー受講履歴(1996〜2000)
2012.01.26 植物療法セミナー受講履歴(1989〜1995)

なお、今回の恩師の十四回忌にあたり、二年前の 2023年に投稿した、今後ひまわり自身の目指す「
植物療法(フィトテラピー)」と「アロマテラピー」についての記事も、合わせてご覧いただければ幸いです。

2023.01.17 植物療法とアロマテラピーのWebセミナー案 2023

以下は、そのときの投稿記事です。

今日、ハーブティーをご愛用の方がお店に来られ、セミナーの事についてお話しさせていただきました。

ご自身でも、特に、ハーブティーに関係するセミナー情報を、Web 上で探しておられたとのことで、これまで何度か、お店でもお話しさせていただいたのですが、今日は、具体的な内容について、お話しすることができました。

Webスクールの概要(外部リンク:秋田アロマテラピースクール)
秋田アロマテラピースクール問い合わせ(外部リンク)

ただただ、ハーブの特性や作用などを中心に勉強しても、それを実際に活用するためには、何かが足りないと感じていたからだそうです。

もともと、ひまわりは、体質形態学を中心に、まず、

● 胚葉を考えた体質形態学
・どの組織が発達してるか、脆弱か
・気質特性による情動の変化

という「胚葉体質学」の考え方を理解していただき、さらに、胚葉別の体質における

1. 体調傾向
2. 肌傾向
3. 考え方

を学んでいただく事が、とても重要であると考えていました。

そして、「
胚葉体質学」における各体質の把握を、ポイントを踏まえて実践し、実際のカウンセリングに活かせるようなセミナーを常々考えていました。

カウンセリングの基本は「
体質」でしたが、カウンセリングによる体質の把握がとても難しく、そのために、その体質を把握するためのポイントを、各体質ごとに理解する事が大切でした。

体質の見分け方を、ステップを踏んで捉える事で、「
胚葉体質学」による「体質」を把握し、どの組織が他の組織よりもどのくらい発達しているのかを理解する事によって、各々の体質の気質特性や対応方法、そして、体調傾向や肌傾向が判断できるよう学んでいただく事が大切でした。

体質が把握できれば、各々の体質の体調傾向や肌傾向が、発達部位や脆弱部位との関係から導き出す事ができるからです。

それら発達部位や脆弱部位の関連性がわかれば、そのような発達部位や脆弱部位によって引き起こされる可能性のある体調傾向や肌傾向もわかってきます。

特に、「
クレッチマー」の「類型論」や、ひまわりの恩師である末富先生の恩師、「ルノー博士」の「発生学や胚葉学」を取り入れた「エステティック」という大きな学問体系を理解し、何故「体質」を中心とした「体質形態学(胚葉体質学)」の考え方が必要であるのか、その基本概念を捉える事がとても重要でした。

2012.09.16 約一年ぶりの上京とアロマテラピーセミナー 2012
2013.04.16 車検中の軽トラックに替わり車検切れの車を動かす

でも投稿しましたが、ドイツの精神科医クレッチマーの「
類型論」の考え方を基本に、シゴーやシェルドンなどの考え方を見ることによって、より発生学的な見地から体質を見極める事ができました。

○ 外胚葉形
・呼吸型(シゴー)
・頭脳緊張型(シェルドン)
○ 中胚葉形
・筋肉型(シゴー)
・身体緊張型(シェルドン)
○ 内胚葉形
・消化型(シゴー)
・内蔵緊張型(シェルドン)

クレッチマーは、神経系の疾患と体型との間の相関関係を調べ、細身型と分裂気質、闘士型と粘着気質、肥満型と躁鬱気質という類型論を発表しました。

また、シェルドンは、体型と気質の関係を統計学的に研究し,体型と気質の関係に相関関係があることを示しました。

これらクレッチマーの「
類型論」やシェルドンの体型と気質の関係を考慮した「体質形態学」の考え方を、フランスのルイ レイモンド ルノー博士が「エステティック」の概念に取り入れました。

ルノー博士は、「
胚葉学」と「体型と気質との相関関係」を「エステティック」に取り入れることで、「体型」により、どの胚葉が他の胚葉よりも発達しているのかという「体型と胚葉との相関関係」、「体型と気質との相関関係」を明らかにしました。その概念こそが「体質形態学」に他なりません。

・体型と気質の関係
・体型と三胚葉の関係
・三胚葉の発達部位
・三胚葉と気質の関係

体質がわかれば、「気質特性」がわかります。これは、「体型と気質との相関関係」です。

また、体質がわかり「
どの胚葉が発達しているのか」がわかれば、身体のどの部位が他の部位よりも発達しているかがわかります。

すなわち、「
肌傾向」と「体調傾向」が理解できるようになります。

そして、各々の体質を把握することで、心身の健康を維持し、起こりがちな身体のトラブルを理解して健康管理を行うことが可能となります。

ですから、体質がわからないと、前へ進むことができません。こういった考え方を基本にしているのが、植物療法(フィトテラピー)でした。

そして、そのときに利用する素材の選択肢として「
ハーブ」やアロマテラピーで利用する「精油」がありました。

下記の図は、それらの相関関係を簡潔に書き表したものです。

20180417PhytotherapyConcept

そのためには、「
まず第一に体質の把握」がとても重要でした。

これらの考え方は、コロンブスの卵的な考え方のため、まだあまり浸透してはいない学問体系でした。

それでも、下記の記事でも投稿したように、

2011.06.12 植物療法(フィトテラピー)の基本的な考え方

体質を把握するための基本的な考え方である「
胚葉学」という学問を考えた場合、理論的な考え方に立って三つの胚葉を理解することで、四つの組織(神経、上皮、結合、筋)の様々な組合せによって、器官や器官系が形成されている事がわかっています。

これらは、理論的な考え方に立った「
具体的な思考」に基づいた理論的な考え方です。また、下記の記事で投稿したように、

2013.05.13 具体的な思考と抽象的な思考のバランスが必要な植物療法

四つの組織の様々な組合せのみならず、どの組織が、他の組織よりもより発達していたならば、という「
抽象的な思考」によって捉えられた胚葉学によって、クレッチマーの「類型論」を基本とした体質との関連性を考える事ができました。

クレッチマーの「
類型論」もまた「抽象的な思考」として捉える事ができるかもしれませんが、それらの関係をより科学的に関連づける事も必要となってきますから、それぞれの考え方の「バランス」がとても重要になってきます。

このような「
創造力とか発想」の生まれる「抽象的な思考」を取り入れる事で、とても独創的な考え方が成り立っているのが、植物療法(フィトテラピー)における「体質形態学」でした。

このように、植物療法(フィトテラピー)には「
具体的な思考」と「抽象的な思考」の両方を「バランスよく併せ持つ考え方」が求められました。

その事で、植物療法(フィトテラピー)の基本的な概念である体質を理解する事が可能となるだけではなく、

● 体質の把握
○ それぞれの気質特性を導き出すことが可能
・各々の体質への対応方法にも応用
・気質特性から導き出される「情動」の変化
○ 発達部位や脆弱な部位などを考慮にいれた
・「体調傾向」と「肌傾向」

など、植物療法(フィトテラピー)にとっては、必要不可欠な考え方を導き出す事ができる一方で、

・気質特性から導き出される「情動」の変化

と「福田安保理論」の関係を結びつける事で(下記は一つの例として交感神経の緊張の例)、

● 交感神経を緊張させるストレスなどが過度に働き過ぎる事が
○ 情動と密接な関わり合いがあり
○ その情動に対応すべく主に視床下部を中心に恒常性が働き
・視床下部 - 交感神経 - 副腎髄質系
・視床下部 - 自律神経 - 免疫系
・視床下部 - 下垂体 - 副腎皮質系などを機能させ恒常性を保っているが
・そのような状態は心身への様々な不調をもたらし、その状態が長い間続く事で
○ 恒常性が破綻し
・様々な疾病を形成する

2014.02.24 生体の恒常性と二つのエネルギー生成系とがんの関係

このような理論を取り入れる事も「
具体的な思考」と「抽象的な思考」の両方を「バランスよく併せ持つ考え方」として、とても重要でした。

しかも、以上のような考え方によって導き出された情報は、ある意味、何故そのような体調や肌質となっているのかという「
原因」にアプローチする事ができました。

これは理路整然と物事を考える「
具体的な思考」に基づく考え方でした。

また、この事は「
予防」という観点からだけではなく、「改善」という側面にも適応する事が可能となります。

それら様々な情報から、予防や改善、さらには、原因などに対して、多面的に利用できる様々な植物素材(栄養素なども含む)を選択し、どのように適用するのかを考える事で、内面的な健康と、外面的な美しさの調和を維持することが可能となりました。

逆からのアプローチの仕方、すなわち「
より美しく健康で過ごす事ができるためには」という考え方は、「抽象的な思考」に基づく考え方でもありました。

そして、これもまた植物療法(フィトテラピー)の基本的な考え方でした。

そういえば、この「福田安保理論」の考え方は、ケモタイプ アロマテラピーにおいては、電子座標系グラフとの考え方とも結びつけて考える事のできる概念でした。

2012.07.24 抗炎症作用と電子座標系グラフ上の芳香成分類との関係

では、「福田安保理論」における「顆粒球優位型」と「リンパ球優位型」が、電子座標系グラフにおける「プラス側に分類される体質」と「マイナス側に分類される体質」とに対応し、炎症反応の例を掲げて、各々の体質に起こる炎症反応の鎮静に、電子座標系グラフにおける「マイナス側に分類される精油」と「プラス側に分類される精油」との使い分けが可能となる事を投稿させていただきました。

さらに、この電子座標系グラフの考え方は「
ヒポクラテスの体液体質学(ガレノス理論)」に基づくものでした。そして、この電子座標系グラフを基本として、

2008.02.17 2008年アロマセミナーと体質形態学
2012.09.16 約一年ぶりの上京とアロマテラピーセミナー 2012

でもご紹介しましたが、ケモタイプ アロマテラピーの世界でも、「ルイ・コルマン」の「
相貌(そうぼう)心理学」を取り入れて、それぞれの体質の「心理面と挙動」を関連づけた、最も適した精油の処方を考える手がかりとして利用されていました。

そこでは、

・各々の体質に最も適した処方例
・各々の体質に起こりがちな疾患や症状の処方例

を考えることのできる中心的な概念でした。

相貌心理」というのは、

1. 顔の輪郭を膨張型と縮小型に分ける
2. 目、鼻、耳の感覚器官の開きによって外向と内向に分類

する事で、二つの関連性により、四つの領域を表現することができました。これらの領域は、各々の体質と関連づけられていますので、四つの体質と四つの心理面と挙動とが、

「それぞれの体質に相当する典型的な代謝傾向、代表的器官、身体や顔つきおよび社会環境での挙動」

という形で、表現できるようになりました。

植物療法(フィトテラピー)でも、三つの体質と、それぞれの「気質特性」とを関連づけてカウンセリングに応用されている事は、前述した通りです。

特に、三つの体質は、発生学を基本とした胚葉学を元に表現されていますから、各々の体質の発達部位、すなわち「
代謝傾向や代表的器官」を、上記テーマと同じように考察する事が可能でした。

そして、「ルイ・コルマン」の「
相貌(そうぼう)心理学」と同じように、植物療法(フィトテラピー)では、ドイツの精神科医クレッチマーの「類型論」、アメリカの心理学者シェルドンなどの研究に基づいていました。

2005.06.11 植物療法の基本は体質学というけれど
2005.07.11 まず第一に体質の把握

植物療法(フィトテラピー)では、さらに、肌質を把握することで、実際の体調と肌の状態を理解し、体調・肌傾向と実際の体調・肌との関連性についても考察することが可能となりました。

また、実際の肌質を見極め、傾向との相違点などを考慮したカウンセリングは、肌質を通して、内面管理や外面管理の方法が「
うまくいっていたのか」、あるいは、「不具合を起こす結果を引き起こしていたのか」どうかを見極める事も可能でした。

この事は、内面の管理や外面の管理の様子を、体質を見極める事と同時に、外側から肌を概観することでカウンセリングすることができました。

その結果、実際の肌質の状態をカウンセリングすることで、肌傾向とどのように相違しているのかを検証する事ができるだけではなく、内面の管理や外面の管理がうまくいった結果なのか、そうでなかったのかの検証も可能でした。

それらの事柄は、すべて、実際の肌質が、なぜそのような肌質となったのかの「
様々な要因」に対してアプローチすることが出来る事を意味し、それら「様々な要因」に、どのような植物素材を、どのように利用していけばよいのかを考察・判断し、実践する事が可能でした。

それらの観点からも、肌質をどのようにカウンセリングしたらよいのかというアプローチに対しての理解も必要でした。

また、肌質に関連しては、「
好発部位」という観点からとても重要な意味合いを含んでいました。

すなわち、顔に好発する「
吹き出物」や「色素沈着」も、それらの相対的な発生部位(好発部位)や形状などを分析することで、同じように、身体内外の大切な情報を読み取ることができました。

好発部位」としての「吹き出物」や「色素沈着」に関連して、それらの「吹き出物や色素沈着」の改善をどの植物素材を持って、どのようにアプローチしていけばよいのかという考え方も重要でした。

実際に起こっている肌のトラブルの改善には、なぜ、そのような部位に「
吹き出物や色素沈着」ができているのかを明らかにし、実際の肌のトラブルである「吹き出物や色素沈着」にどのようにアプローチしていけばよいのかという、複数の考え方を同時に成立させる事も大切でした。

これらは、「
吹き出物や色素沈着」という肌のトラブルの原因と結果に、どのような考え方で、どのように植物素材を適用すればよいのかを考える上で、とても大切なアプローチでした。

肌質を把握(
性状)することで、内因と外因によって様々に引き起こされた「成因」をカウンセリングによって正しく捉え、かつ、好発部位といって、皮膚のある特定部分に好んで発症する「色素沈着」や「吹き出物」の性状や成因を考えながら、その後のカウンセリングやトリートメントに進んで行きます。

カウンセリングによる分析と、植物素材や栄養素などを用いた解決方法は、植物療法(フィトテラピー)には欠かすことの出来ない考え方でした。

2008.07.22 植物療法 皮膚科学と化学 その7
2008.06.24 植物療法 皮膚科学と化学 その6
2008.05.27 植物療法 皮膚科学と化学 その5

下記の表は、2001.09 月に作成した「
体質学を中心としたカルテ」です。

今から、20年以上前に作ったものですが、この年の 09月11日には、首都圏に台風 15号が上陸し、そして、同時多発テロのあった年でした。

ここには、縦横のマトリクス表が展開されているのですが、

○ 縦(列)には、大分類、小分類、明細、そして、肌質などの項目が表示されています
○ 横(行)には、縦(行)の項目に該当する内容が表示されています
・大分類 〜 体質別の肌質、外面からの要因、内面からの要因
・小分類 〜 体質別の肌傾向、外面要因の小分類、内面要因の小分類
・明細 〜 それぞれに該当する内容の明細
・肌質 〜 それぞれの肌質の項目

このカウンセリングシートは、そのシートの左上に描かれている図のように、

・現在の肌と体質から判断される肌傾向との関係
・現在の肌と外部要因(外面要因)との関係
・現在の肌と内部要因(内面要因)との関係

を、マトリクス表に展開することで、概観できるようになっています。例えば、

○ 現在の肌 〜 乾水性(一つの例)
・乾水性と体質から判断される肌傾向との関係
・乾水性の肌が化粧品や環境、季節などの外部要因とどのように関連しているのか
・乾水性の肌が精神的な作用や身体の疾患などの内部要因とどのように関連しているのか

を、総合的に概観し、さらに、好発部位から導き出すことのできる様々な内面の要因を加味することで、現在の乾水性の肌となっている要因を考え、それをどのように改善してあげる事ができるのかを判断することのできる表となっています。

当然のことながら、様々な要因に対しては、ハーブや精油の様々な植物素材で対応することになりますし、栄養管理や生活環境にまで及ぶ事になります。

下記の表には、いたるところが空欄となっていますが、このようなオリジナルの表を、何の連絡もなく勝手に利用される方々が多いため、そのようにさせていただいた事、ご理解いただければ幸いです。

20161208SkinTypeAnalysis

ケモタイプ・アロマテラピーで利用する精油には、「
三つの作用」を利用することのできる優れた特徴がありました。

そして、この「
三つの作用を同時に適用」する事を可能とするのは、植物素材の中で唯一「精油」だけでした。

その三つの作用とは、

1. 体質に合った精油の作用(電子座標系グラフ)
2. 嗅覚作用(好きな香り)
3. 薬理作用(生化学的な作用)

でした。

これら精油の持つ特徴を利用する事で、「
体質や条件に応じた精油」の選択をスムーズに行い、それら目的にあった複数の精油の「香り」の中から、好みの香りの精油を選択し、その選択された精油の「生化学的な利用法」を考慮に入れながら、適用していくことが可能となります。

特に、精油の選択に、電子座標系グラフを考慮に入れる事で、神経系、特に自律神経系や内分泌系、そして、免疫系との関連性を時系列的に把握することで、その時々の条件によって、動的に変化する生体の仕組みを関連づけて、精油の果たす役割を「
薬理作用」の面から、そして、「嗅覚作用」の面から、さらには、「体質に合った最適な精油の選択」が可能となる考え方を取り入れています。

電子座標系グラフでは、心身の状態(体質)と、その心身の状態を「
調整」する役割を果たすと見られる「精油」との関係を概観することが可能でした。

大きな枠組みで捉えた場合(四つの体質ではなく、
二つの体質(顆粒球優位タイプ/リンパ球優位タイプ))、横軸を対照軸とすれば、上と下に、それら二つの体質を、そして、同様にそれぞれの領域に属する精油を配置して、症状を調整するよう精油を利用する事が可能となる考え方でした。

2012.07.24 抗炎症作用と電子座標系グラフ上の芳香成分類との関係

前述した「
体質」が、電子座標系グラフ上のどの領域に分類され、その「体質」の「気質特性」が、同じく電子座標系グラフ上のどの領域へ作用しやすい傾向にあるのかを考えながら、各々の「体質」と「気質特性」との関連性を理解し、かつ、電子座標系グラフに配置された精油のうち、どの精油がその傾向を調整するために役に立つのかを「視覚的に概観できる」ように「精油のマトリクスナビゲーションシステム」を使いながら考えたいと思います。

アロマテラピーのセミナーでは、独自に作成した「
精油のマトリクスデータシート」を利用したWebセミナーを予定しています。

植物療法(フィトテラピー)では、利用する植物素材の選択肢として「
ハーブ」やアロマテラピーで利用する「精油」などがありました。

このマトリクスデータシート上に、精油の持っている様々な要素を組み込み、上記に示した「
三つの作用」を利用する事で、「目的達成のための戦略」として、どのように精油を利用していったらよいのかを学んでいただきたいと思います。

その考え方が、オリジナルの「
精油のマトリクスナビゲーションシステム」でした。

下の資料は、「
精油のマトリクスデータシート」ですが、このマトリクスデータシートには、様々な要素が組み込まれていました。

このシートは、電子座標系グラフを意識し、中央に、芳香成分類と、その芳香成分類に属する芳香分子を配置し、まず第一に、電子座標系グラフの領域に分類されるそれら芳香成分類だけを概観できるようにすることで、

○ 電子座標系グラフのそれぞれの領域に分類される芳香成分類の、特に
・鎮静・リラックス作用(マイナスに耐電)を示すかどうか
・刺激・活性作用(プラスに帯電)を示すかどうか

を理解し、また、

○ 芳香成分類の
・主な作用

を捉える事で、精油の持っている心身に対しての多面的な働きを、どのような条件において利用出来るのかを判断し、必要とあれば、芳香分子にまで目を向ける事で、さらなる詳細な諸条件に対応できるように考察することが可能でした。

2017.12.04 電子座標系グラフに対応した精油のマトリクスシート
2017.11.25 精油のマトリクスナビゲーションシステム
2017.07.17 梅雨の曇り空の中野菜畑の草取り 2017(精油資料の再構築)
2017.01.09 電子座標系グラフで表現される芳香成分類と体質との相関関係を考慮した精油資料の再改良

今回は、呼吸器系の疾患を考えた場合、非常に汎用性のある精油を、マトリクスデータシートに配置してみました。

○ 注意
・各精油の芳香成分類の数値は、公開されている成分分析表に記載されている実数値です
・各芳香成分類に属する芳香分子の数値は、ケモタイプ精油事典 Ver.8 の平均的含有量の最高値です
・○印は、その他の成分として記載されている芳香分子で、固有作用を有すか、又は、重要と思われる分子のみを記載しています

20181116EoDataMX

2018.10.07 東京で開催されたアロマテラピーセミナーでは、身体の不調を、ケモタイプ精油を利用する場合に「
目的達成のための戦略」という概念を使った説明がなされていました。

2018.10.07 アロマテラピーセミナー 2018(アレルギー及び自己免疫疾患)

この「
目的達成のための戦略」という概念は、先ほども出て来ましたが、精油の持っている心身に対しての多面的な働きを、心身の不調の直接的な要因や、その要因によって引き起こされている様々な症状に対して、「どのような戦略を立ててて」それらの要因や症状を解決してあげればよいのか(目的達成)を考える事でした。

「呼吸器系の疾患」を例にあげていましたが、

● 抗生物質(生に抗う物質)
・ 病原菌 ◎
・ 生体 ×(副作用)
● 精油
・病原菌 ○
→ 抗菌、抗ウィルス、抗真菌の各作用
・生体 ○
→ 免疫系の調整や刺激(免疫調整、免疫刺激、神経強壮、神経バランス回復などの各作用)
→ 生体に起こる様々な症状の改善(去痰、抗カタル、抗炎症、鎮静、鎮痛、鎮痙れん、うっ滞除去・・・などの各作用)

という考え方で、「目的達成のための戦略」を立てる事ができるかと思います。

今回登場した五つの精油を見ていくと、まず、ブラックスプルース Picea mariana を除き、他の四つの精油の共通する芳香成分類や芳香分子には、

○ 四つの精油
・ローズマリー シネオール Rosmarinus officinalis cineole
・ユーカリ ラディアタ Eucalyptus radiata
・ラヴィンツァラ Cinnamomum camphora (Ex. Ravensara aromatica
・ローレル Laurus nobilis
○ 酸化物類(主な作用 〜 去痰、抗カタル、抗ウィルス、免疫調整、抗菌、抗寄生虫の各作用)
・1,8シネオール(固有作用 〜 免疫調整、抗炎症の各作用)

がありました。この芳香成分類や芳香分子には「目的達成のための戦略」に合致する内容の主な作用や固有作用を持っていました。

次の着眼点は、それら四種類の精油には、

○ モノテルペンアルコール類
・主な作用 〜 抗菌、抗ウィルス、抗真菌、免疫調整、神経強壮、抗寄生虫の各作用
○ モノテルペン炭化水素類
・主な作用 〜 うっ滞除去、抗炎症、コーチゾン様、抗ウィルス、抗菌の各作用

の芳香成分類が含まれていました。これらの主な作用もまた「目的達成のための戦略」に必要な作用でした。

当然のことながら、上記に示した酸化物類、そして、モノテルペンアルコール類やモノテルペン炭化水素類の含有量には、それぞれの精油によって違いはありますが、「
目的達成のための戦略」に、どのような戦略を優先させるのかによって、どの精油を選択するかを決める場合に、とても有効な指標として考える事ができました。

また、固有作用を有する芳香分子にも着目することで、さらに詳細な戦略を立てる事も可能となります。

そして、四つの精油を「
目的達成のための戦略」として、さらに、その戦略を推し進めていく上においての選択条件となる芳香成分類が、二つの精油にそれぞれ存在していました。

それは、

○ ローズマリー シネオール Rosmarinus officinalis cineole
・ケトン類(主な作用 〜 粘液溶解、脂肪溶解、胆汁分泌促進、去痰、瘢痕形成(創傷治癒)の各作用)
○ ローレル Laurus nobilis
・エステル類(主な作用 〜 鎮痙れん、神経バランス回復、鎮静、鎮痛、抗炎症、血圧降下の各作用)

でした。これらの精油を考えた場合、「目的達成のための戦略」に、どの精油がさらに有効に利用できるのかを考えるための要件となっていきます。

また、ブラックスプルース Picea mariana には、モノテルペン炭化水素類とエステル類という、樹木系に焦点を当てた場合、非常にユニークな芳香成分類の組合せが存在していました。

2009.02.27 主な樹木系の精油と芳香成分類

また、ブラックスプルース Picea mariana と同じような芳香成分類の組合せとして、カナディアンヘムロック Tsuga canadensis というケモタイプ精油もありました。

2016.11.04 北海道から届いた一足早い精油のクリスマスプレゼント 2016

今までの「
目的達成のための戦略」は、一つの例として「呼吸器系の疾患」に対しての考え方を示したものでしたが、これらの考え方は、

○ ケモタイプ精油を中心として
・電子座標系グラフ上における領域(芳香成分類 又は 精油そのもの)
・中に含まれている芳香成分類や芳香分子を考え、

目的達成のための戦略」として、どの精油を使えば、その目的達成が可能となるのか、という精油の選択にも、非常に幅広く利用することが可能でした。

下の資料は、今回登場した五つの精油について、精油のマトリクスデータシートから、電子座標系グラフ上に、それぞれの精油に含まれる共通の芳香成分類、並びに、特徴のある他の芳香成分類を配置することで、「
目的達成のための戦略」に、どの精油が最適なのかを選択するための手助けとなるように、再配置したものです。

2018.12.06 精油のマトリクスデータシートの3D化

20181206EoData3D

もう少し、グラフを自由自在に扱える事ができるのであれば、さらにわかりやすいグラフを示す事ができたのですが、それでも、かなり視覚的に捉える事ができました。

本当は、A領域・B領域・C領域・D領域にグループ分けされるそれぞれの芳香成分類に視点を当てて、それらの芳香成分類の色でグラフを作成したかったのですが、配列が乱れてしまいました。

そのため、それぞれの精油に視点が当てられ、精油別の色づけがされた形となり、本来の目的には、適さないかもしれませんが、それらの事を考慮して、上記のグラフを参照いただければ幸いです。

従来のマトリクスデータシートでは、行列(縦横)のマトリクス(セル)に、それぞれの芳香成分類(あるいは精油)の平均的含有量が数値(%率)で表現されていました。

上のグラフのさらに上のマトリクスデータシートがそれに当たりましたが、マトリクス(セル)に現された平均的含有量をグラフ化して、3D で表現できるよう現したのが、上記のグラフでした。

こうすることで、イメージで、

○ A領域とB領域に分類される芳香成分類
・これらの領域に分類される芳香成分類は鎮静、リラックスの作用(マイナスに帯電)が期待できる
・上のグラフでは、マイナスに帯電している領域に分類
→ A領域に分類されるテルペン系アルデヒド類、ケトン類
→ B領域に分類されるエステル類
○ C領域とD領域に分類される芳香成分類
・これらの領域に分類される芳香成分類は刺激、活性の作用(プラスに帯電)が期待できる
・上のグラフでは、プラスに帯電している領域に分類
→ C領域に分類されるモノテルペンアルコール類など
→ D領域に分類されるフェノールメチルエーテル類、酸化物類、モノテルペン炭化水素類、セスキテルペン炭化水素類 + など

という関連性を、視覚的に捉える事ができました。

このように視覚的に捉えられた 3D で表現される情報と、先ほど示した(上のグラフのさらに上のマトリクスデータシート)マトリクスデータシートの読み取り方を採用すれば、「
目的達成のための戦略」を容易に読み取る事が可能になるかと思います。

これらアロマテラピーにおける精油のマトリクスデータシートを利用し、「
目的達成のための戦略」として、どの「精油」を選択すれば最良な結果を得ることができるのかを、先ほどの植物性素材としての「ハーブ」とともに、同次元でアプローチできるようなWebセミナーを行う予定です。

このように、「
精油のマトリクスナビゲーションシステム」を利用すると、様々な用途に拡大することが可能となりそうです。

下の資料は、「
32種類の精油に含まれる芳香成分類と電子座標系グラフに対応したマトリクスデータシート」で、各々の精油の禁忌事項や注意事項をまとめたものです。

20171204電子座標系グラフに対応したマトリクス表禁忌注意事項

このように、マトリクスデータシートには、各々の精油の禁忌事項や注意事項も同じレベルで表現でき、何故、これらの事項があるのかを、芳香成分類や芳香分子にまでさかのぼって考えることができました。

下の資料は、同じく、芳香成分類や芳香分子を電子座標系グラフに対応したマトリクスデータシートで表現した「
簡易版」と「詳細版」の資料です。

芳香成分類や芳香分子の主な作用や固有作用を省けば、少ないデータ量で凝縮でき、かつ概観することが可能となります。

詳細が知りたければ、「
詳細版」へ戻って、主な作用や固有作用を考えながら、再び概観できる「簡易版」へと目を向ける事が可能となります。

概観出来る事は、多くの事象を全体的に捉えて様々な条件に対応できる精油を、容易に探し出す事につながっていきます。

20171204電子座標系グラフに対応したマトリクス表1 20171204電子座標系グラフに対応したマトリクス表2

下の資料も、アロマテラピーセミナー用の資料ですが、二種類の「
精油のマトリクスデータシート」が写っています。

20171204電子座標系グラフに対応したマトリクス表5 20171204電子座標系グラフに対応した精油のマトリクスシート2

一つの資料では、A領域に属する精油 3種類に含まれる芳香成分類と電子座標系グラフに対応したマトリクスシートから、それらの精油の作用を知る事を目的とするものでした。

そのために、全体像を把握するという一番大切な考え方を、「
A領域」に属する精油に「限定して」マトリクスシートを作成したのが、上の資料、左です。

全体像を把握するという概観性には、多少かけるかもしれませんが、実は、このように絞り込むことによって、同じ「
A領域」に分類される精油、とどのつまりが、テルペン系アルデヒド類やケトン類を非常に多く含有している、或いは、この領域に分類される精油に、そのスポットライトが当てられている事になります。

その事によって、ある目的に対してのテルペン系アルデヒド類やケトン類の使い方や条件を理解しつつ、同じ「
A領域」に属する数種類の精油から、体調や肌の条件によって、どのようにそれらの精油を使い分ける事が可能となるのかを、他の芳香成分類や芳香分子を概観することで導き出しやすくしてくれます。

このような思考や選択過程は、まずは、全体像を捉え、そして、その全体像から的を絞って、体調や肌をどのようにすれば改善できるのかという目的に対して、とても有効な解決方法を導き出してくれると思います。

そして、特に視覚性をよくするために、電子座標系グラフ上に精油の含む芳香成分類や芳香分子を配置して、それぞれの平均的含有量や、主な作用、そして、固有作用を表現したのが、二つ目の資料で、上の資料、右です。

これらは「
精油のマトリクスデータシート」と呼ばれ、シートでは、四つの領域が表現され、それぞれの領域に属している芳香成分類や芳香分子の平均的含有量、そして、主な作用や固有作用を記載しています。

これらの考え方は、アロマテラピーにおける精油の化学を包括的に理解し、かつ、戦略的に利用可能な「
精油のマトリクスナビゲーションシステム」の一つでした。

大変長くなりましたが、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

これらの考え方を中心に、「
植物療法(フィトテラピー)」と「アロマテラピー」の「Webセミナー(案) 」を 2023.04月頃から始めて行きたいと思います。

Webスクールの概要(外部リンク:秋田アロマテラピースクール)

今回のセミナーでは、全て、一レッスン単位で受講可能とし、一レッスン単位は 2時間、そして、その価格は 11,000円(税別 10,000円)を予定していました。

事前のお問い合わせは、メールなどでお問い合わせいただければ幸いです。

下記の「QRコード」は、お問い合わせ先のメールアドレスです。

QRコードメルアドgmail

なお、「今回の内容や資料」は、「秋田アロマテラピースクールのオリジナル」です。

したがって、個人の勉強や当セミナー受講のための参考にご利用いただくのは大変結構な事なのですが、その範囲を超えてのご使用は「
著作権法上の問題に抵触する場合があります」ので、くれぐれもご注意をお願い致します。

今日 04月24日は、早いもので、ひまわりが「
植物療法(フィトテラピー)」を学んだ恩師の十四回忌でした。

恩師は、口癖のように体質学のお話しをされていました。

そして、体質や条件に合った植物素材(ハーブや精油など)の特性をよく理解し、どのように利用すればよいのかを、常に念頭に置いて「
植物療法(フィトテラピー)」を学ぶ事の重要性を説いていました。

今回、改めてその重要性を認識し、理解するためにも、再度、下記リンク先(
みなみの香草屋 Blog 2014.04.24)の記事をご紹介させていただきました。

2014.04.24 恩師の三回忌に改めて思う植物療法における先見の明

また、二年前の 2023年に投稿した、今後ひまわり自身の目指す「
植物療法(フィトテラピー)」と「アロマテラピー」についての記事も、合わせてご覧いただきました。

2023.01.17 植物療法とアロマテラピーのWebセミナー案 2023

大変長くなりましたが、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

恩師の十四回忌を迎え、改めて、ご冥福をお祈り申し上げます。

ケモタイプアロマテラピーにおける感染症対策

■ 関連 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他
○ 履歴 : 2009「2009.02.24 しみ(乾燥)大根- 3.7 / 5.2
○ 履歴 : 2010「2010.02.24 ハーブワイン
8.0 / 16.3 東京
○ 履歴 : 2011「2011.02.24 レッドラント地区のユーカリとコアラ...とケモタイプ精油
1.7 / 13.5
○ 履歴 : 2012「2012.02.24 季節が大きく春へと動き出しました 2012
0.0 / 4.4
○ 履歴 : 2013「2013.02.24 猛吹雪がおさまり今日も雪との闘い 2013
- 5.9 / - 0.7
○ 履歴 : 2014「2014.02.24 生体の恒常性と二つのエネルギー生成系とがんの関係
- 0.9 / 4.0
○ 履歴 : 2015「2015.02.24 スイセンの芽が動き出した頃今年初めての土いじり 2015
1.4 / 7.4
○ 履歴 : 2016「2016.02.24 一端とけ出した雪が真冬並の寒さで日中はガチガチに
- 3.6 / 2.1
○ 履歴 : 2017「2017.02.24 雪で染まった地面からスイセンの芽が動き出す 2017
- 1.1 / 3.1
○ 履歴 : 2018「2018.02.24 今日は昼過ぎと夜のはじめ頃に計二回の雪寄せ 2018
- 6.3 / 3.3
○ 履歴 : 2019「2019.02.24 HPのデザイン変更や..構築が終わりアップロード完了
- 1.1 / 9.1
☆ 昨日 : 最低 1.8(10:38)最高 7.3(00:50)平均 4.5 最大瞬間風速 26.2m/s(09:17)
・ 昨日 : 降水 0.5mm 日照 1.1h 最深積雪 0cm 昼の天気 みぞれ時々曇後雪、大風・雷を伴う
→ 平年 : 最低 - 1.9 最高 4.4 平均 1.2 降水 3.1mm 日照 2.7h 最深積雪 13cm

★ 今日 : 最低 4.0(01:14)最高 10.1(11:47)平均 6.9 最大瞬間風速 19.6m/s(15:17)

・ 今日 : 降水 1.0mm 日照 4.9h 最深積雪 0cm 昼の天気 晴後曇時々雨、雷を伴う
→ 平年 : 最低
- 1.8 最高 4.5 平均 1.3 降水 3.1mm 日照 2.8h 最深積雪 13cm

202002242400Temperature

上の画像は、2020.02.24(月)秋田の気象観測データ(お天気モニタ)です。
・「お天気モニタ 秋田県 秋田の気象情報より(外部リンク)

昨夜は、それまで 10m/s を越す強い風が吹き荒れていましたが、夜のはじめ頃の 19時にはようやく 8.9m/s と、10m/s を下まわり始め、19時まで続いていた 3度台の気温は、風が少し弱まった頃の 20時に 4度台を示していました。

そして、夜遅くになっても、同じ 4度台の気温が続いていました。

今日未明から、明け方の 05時まで同じ 4度台が続く中、01:14 には、今日の最低気温となる 4.0度を記録していました。

その後、06時には 5度台まで上がり、朝には、多少雲がありましたが、青空が広がり、お日さまも姿を現し始めた事で、07時には同じ 5度台でしたが、その後は、5度台から 7度台と少しずつ気温が上昇していました。

下の写真、左は、少し雲はあったものの、青空が広がり始めていた 06:23 頃の様子です。

昼前になると、きれいな青空が広がり、暖かなお日さまの光が届いていましたが、お昼が近づくにつれて、少しずつ雲が広がり始めていました。

それでも、10時には 8度台を示していた気温も、その後は 9度台を示していました。そんな中、11:47 には、今日の最高気温となる 10.1度を記録していました。

下の写真、中央の左は、雲がかかり始めていたお昼を少し過ぎた 12:17 頃の様子です。

昼過ぎになると、厚い雲が空を覆い始め、それまでの天気が嘘のような空模様となっていました。13時には 8度台まで下がり、その後も同じ 8度台の気温が続いていました。

下の写真、中央の右は、厚い雲が空を覆い始めていた昼過ぎ 15:15 頃の様子です。

夕方近くには、空を覆っていた黒い雲から雨が降り始めてきました。ただ、その雨は、それほど長続きする事なくやんでいました。

気温の方も、雨が少し降っていた頃の 16時には 7度台へ下がっていましたが、その後は、再び 8度台の気温となっていました。

下の写真、右は、雨もやみ、それまで濡れていた道路や歩道が乾き始めていた夕方 18:53 頃の様子です。

そして、夜のはじめ頃の 19時には、再び 7度台へと下がり、その後、夜遅くにかけても、同じ 7度台という高い気温が続いていました(24時 7.0度、湿度 54%、積雪深 0cm、風速 7.5m/s)。

20200224外の様子朝 20200224外の様子昼前 20200224外の様子過ぎ 20200224外の様子夕方

下の写真、左と中央は、家庭用のゴミを置いた帰りに望んだ西の空と、東大通りを挟み望んだ南東の空の様子です(06:55頃)。

多少白い雲がありましたが、きれいな青空が広がり、朝日が昇り始めていました。

下の写真、右は、定番の朝ご飯です。

20200224外の様子朝青空 20200224外の様子朝東通り 20200224朝ご飯

今日は、朝から昼前にかけて、アロマのセミナーがありました。

下の写真、左は、今日のセミナーで学んでいただいた内容の一部です。

今日のセミナーは、全24回の講座最後の日でした。受講生の方が、薬局経営をされている方で、薬剤師の方でもありましたが、現在、特に注意が喚起されている「
新型コロナウィルス」のお話しについても言及する機会がありました。

以前より、このブログでもご紹介していますが、精油の持っている「
抗菌、抗ウィルス、抗真菌」などの各作用と相まって、「免疫刺激、免疫調整」などの各作用が、感染症対策に有効である事をご紹介しています。

2020.02.22 アロマで感染症対策
2020.01.12 医薬品と精油の薬理作用は似て非なるもの
2019.12.04 肺炎予防にアロマケアの追加を
2018.12.06 精油のマトリクスデータシートの3D化
2018.11.16 目的達成のための戦略と精油のマトリクスデータシートの活用(呼吸器系の疾患を考えた場合)

より詳しく、具体的な内容については、以前投稿した下記の関連項目を参照いただければ幸いです。

2008.03.15 関連情報目次 精油の化学

2013.03.09 植物工場とレアプラントそしてつつましやかな植物たち
2011.11.07 つつましやかな植物がレアプラントへ
2010.08.17 ベルギーでの細菌感染で思う事
2010.04.14 消化を助ける菌や超多剤耐性菌と精油の関係
2008.08.24 くすりをつくる微生物たち 県立大学公開講座
2008.07.10 感染症対策と精油の力
2007.10.01 精油の欠品情報から

なお、感染症によく使われる「
抗生物質」などについても、下記の関連項目で述べていますが、この記事は、毎年行われている「アロマテラピー セミナー」受講の際、お話しを伺った内容をまとめたものですが、その中で、「抗生物質」と「精油」の関係について、

1. 将来、治療薬と精油の関係が逆転する日も近い
2. 合成医薬に変わるものを、早急に考える必要がある
3. 自然の抗生物質としての精油
4. すべての抗生物質が耐性を持つ中、精油の一番の強みはいまだに耐性がない
5. 精油の抗感染作用と抗生物質の抗感染作用は全く異なる

ということで、「抗生物質」と「精油」との作用の違いや、「今後近い将来」というお話しから、少し前には「今後 10年以内に」というお話しに変わり、現在では「医薬品を補完する精油の役割」という内容に、時代の変化と共に、さまざまな状況の中で、少しずつ変わって来ている事を実感するこの頃です。

なお、ここに登場する「
精油」は、「ケモタイプの精油」でした。

2012.04.11 狭い意味でのケモタイプと広い意味でのケモタイプの概念

1. 将来、治療薬と精油の関係が逆転する日も近い

という点では、下記のブログ記事でもご紹介させていただきました。

2007.10.13 アロマテラピーセミナー2007 その3(世界のドキュメント 世界の薬草最前線 - 緑の宝の贈り物 - )

もう一つ精油の強い分野は、感染症です。明日の感染症に対する治療薬は精油、といわれる日は近いと思います。一般の細菌のみならず、抗生物質に耐性のできた細菌に効果があります。

このように、何年前からでしょうか、治療薬と精油の関係が逆転する日の近いことをお話されていました。ちょうど、オレガノカプセルの登場の頃からだったでしょうか。この点もまた、とても興味のあるところでした。

また、下記のアロマテラピーセミナーでは、

2. 合成医薬に変わるものを、早急に考える必要がある

という点では、

2010.10.10 アロマテラピーセミナー 2010 その1(免疫とアロマテラピー)

これから一世紀の間に、このまま抗生物質が存在し続けるかどうかということには、かなり私は懸念を感じます。合成医薬に変わるものを、早急に考える必要があります。

精油は、自然の防衛力を高める力を持っており、同時にいろんな細菌と戦う力があります。もう一つは、ウイルス性疾患に対する医薬はそう沢山ありません。ウィルス性疾患に強いのが精油です。

状況の説明が終わりました。今度は、精油、特に芳香生化学をきちんともう一度おさらいしながら整理したいと思います。

信じることが精油の効き目ではありません。分子の力を一つずつ分類して確かめていく事が必要です。生化学分析は精油を確かに使って行く上で、しかも、正しい効果を得る上で、一番確かな精油の見方です。

どんな研究者であれ、精油を研究するためには、まずその分子の勉強が大切です。この分子類からみて、それを含んでいる精油で一番効果のあるものを処方の中に選んで行くわけです。


とお話され、芳香成分類や芳香分子の働きについての大切さを強調されていました。また、

3. 自然の抗生物質としての精油

という事では、

2014.02.17 七本の大人の常備精油とひまわりお気に入りの四本の精油( 2004.07.18 家庭でつくる精油救急箱 - 家庭でおこりがちな症状への対処法 - )

これは自然の抗生物質といえます。これは精油として、初の医薬向けに開発されることになるものです。オレガノ Origanum compactum です。ここまでくる道のりは長かったです。いかに効果が大きいかということがわかるかと思います。

まず、フェノールのカルバクロールの分子です。非常に幅広い細菌に対して抗菌作用があります。そして、高いウィルス性、抗寄生虫作用です。ただし、原液では肌を荒らす危険があります。原液のまま皮膚に塗ることはできません。

・・・・あまりにも強いので焼け付く感じがします。この理由からカプセルを調製しました。


という内容でしたが、十種類の精油を紹介していただきました。

さらに、

4. すべての抗生物質が耐性を持つ中、精油の一番の強みはいまだに耐性がない

という点で、

2014.10.12 台風19号接近の中アロマテラピーセミナー初日 2014(スポーツのためのアロマテラピー - アスリートや家族を守るための精油のレシピ - )

そこで、次々と化学が進み、抗生物質の研究が進みました。この抗生物質の治療が進んだことは有り難いことでした。しかし、この期間は長続きせず、世界健康機関では、2030年には、すべての抗生物質が耐性を持つといわれています。

一方、精油は何千年も前から存在し、感染症において、少しずつ力を現してきました。

一番の強みは、精油にはいまだに耐性がないという事です。これは、精油の持つ分子がいかに複雑なものであるかという証拠でもあります。そこで、・・・・ は感染症に戦う一番の精油であると世界で認められています。

・・・・これにはまったく禁忌はなく、アロマテラピーをスタートさせるのにふさわしい精油です。


と、お話しされていました。

また、

5. 精油の抗感染作用と抗生物質の抗感染作用は全く異なる

という点については、

2018.10.07 アロマテラピーセミナー 2018(アレルギー及び自己免疫疾患)

上記セミナーの内容から離れますが、「
いろんな細菌と戦う力のある精油」について、この記事を書いている途中で、思いだしたことがあります。

それは、今回のセミナーが終了し、質問のところで、講師の方がとても興味のある内容を回答されていました。「
腸内フローラ」の質問の中で、

精油の抗感染作用と抗生物質の抗感染作用は全く違います。

抗生物質、生に抗うと書きます。通り過ぎたら全部殺していく殺人者ですが、全く違った作用が精油です。

悪い細菌を殺して、よい細菌を守るのが精油の特徴です。その証拠は、抗生物質を服用したら、免疫の力になっている細菌も全部死んでしまうので、免疫系が弱まります。

すべての器官の免疫系を弱めるのが抗生物質です。

よく考えていみると、○○○○ も ○○○○ も ○○○○ も抗感染作用が強いですが、同時に免疫力の強化作用を持っています。

ですから、精油によって自然の抵抗力を殺さないだけでなく、自然の腸内フローラも殺しません。

抗生物質も精油も強い抗感染作用を示しますが、まったく違う作用です


と回答されていたのが、とても印象的なお話しとして頭に残っていました。

以上「
1. 〜 5. 」における 5つのポイントを見てきたように、現在、特に注意が喚起されている「新型コロナウィルス」に関しても、同じような考え方で精油を適用できる可能性があるのではないでしょうか。

今日、全24回のアロマテラピーセミナーの講座最後の日に、そんなことを思いました。

20200224アロマのセミナー 20200224お昼ご飯青菜の玉子とじ 20200224お昼ご飯コーンスープ

上の写真、中央と右、そして、下の写真は、今日のお昼ご飯です。

今日は、ピザパイとフランスパンオリーブオイル添えでした。その他、ハクサイとシーチキンの和えもの、青豆、青菜の玉子とじ、そして、コーンスープでした。

20200224お昼ご飯

今日は、午前中、アロマのセミナーだったため、昼過ぎからインターバル速歩を楽しみに、近くの公園へ向かいました(597)。

下の写真、左は、速歩へ向かう途中で望んだ西の空の様子です(14:12頃)。

黒い雲が垂れ込め、雲ゆきが怪しい空模様でしたが、雨が降り出す事はありませんでした。

中央は、速歩へ向かった公園内と高台、そして、南西の空の様子です。同じような空模様でした(14:15頃)。

20200224速歩へ向かう途中の西の空 20200224速歩へ向かった公園内高台と南西の空 20200224速歩途中の公園内と北の空

上の写真、右と、下の写真、左は、速歩途中の同じ場所、そして、時刻に望んだ北の空と東の空の様子です(14:25頃)。

どの方角を望んでも、今にも雨が降り出して来そうな空模様でした。

今日 2020.02.24(月)は、天皇誕生日の振替休日で、昼過ぎの速歩だったため、公園内は、親子連れの方々が大勢おられました。

小さなお子さんたちが、ブレーキなしの小さな自転車を、足をつきながらうまいこと操る姿は、昔のよろよろおっかなびっくりで習得した自転車こぎの姿とは全く違っていました。

速歩を楽しんでいるひまわりの後ろから、軽々と越していきます。ちょっと怖かったけど。あれだったら、一回り大きな普通の子供自転車をすぐに乗りこなす事ができるでしょう。

中央は、親子連れの方々が車を乗りつけ止めていた公園外周道路の様子ですが・・・・

何だか外国に来ているようでした。止められた車のほとんどが、公園側にあったからです。

写真が前後しますが、下の写真、右は、速歩からの帰り道の様子です(14:46頃)。一頃に比べ、黒い雲が薄くなっていました。

20200224速歩途中の公園内と東の空 20200224速歩途中の公園外周道路 20200224速歩からの帰り道で望んだ東の空

写真が前後しましたが、下の写真は、速歩途中の公園高台から、東西南北を望んだときの様子です(14:39頃)。

最初に公園へ着いたときよりは、空にかかる雲が薄くなっていました。

20200224速歩途中の公園高台から望んだ西の空 20200224速歩途中の公園高台から望んだ南の空 20200224速歩途中の公園高台から望んだ東の空 20200224速歩途中の公園高台から望んだ北の空

下の写真は、今日の晩ご飯です。

今日は、ヒジキ、砂肝、豆富とキャベツのみそ汁、それに、ダイコンがっこでした。

20200224晩ご飯砂肝 20200224晩ご飯豆富とキャベツのみそ汁 20200224晩ご飯ダイコンがっこ

下の写真も、今日の晩ご飯です。

こちらがメインのチャーハンでした。

20200224晩ご飯

デザートは、自家製のチョコレートパイ、それに、皮付きリンゴでした。

昨日は、一日中強風が吹き荒れていましたが、今日は、ようやく落ち着いていました。それでも、ときおり強い風が吹く事もありました。

下の写真、右は、気温が高く穏やかになっていた夜のはじめ頃 20:50 頃の様子です。

20200224デザートチョコレートパイ 20200224デザート皮付きリンゴ 20200224外の様子夜のはじめ頃1

下の写真も、同じく、夜のはじめ頃 20:50 頃の様子です。

東大通りをはさみ、夜間でもライトアップが続いている美容室の様子です。ここだけが、何となくヨーロッパを思わせるような風景でした。

20200224外の様子夜のはじめ頃2

明日 2020.02.25(火)の秋田の最低気温は 1度、最高気温は 7度、そして、天気は「曇り」が予想されていました(
YAHOO!JAPAN 秋田の天気予報 2020.02.24 22:00 発表)。

狭い意味でのケモタイプと広い意味でのケモタイプの概念

○ 履歴 : 2010「2010.04.11 秋田県内花見スポット日程 2010+ 7.6 / + 11.5
○ 履歴 : 2011「2011.04.11 大震災から一ヶ月そして大きな余震
+ 5.2 / + 8.9
○ 気温 : 今日の最低 + 6.6(04:11)最高 + 12.8(11:07)24時|昨日 + 2.9 / + 13.4 22時

暖かな日差しとお天気に恵まれた二日間でしたが、今日の朝は、ドンヨリとした曇り空の天気でした。その天気も、午前中には、パラパラと小雨が降り出し、午後からは、本格的な雨模様となりました。

夕方から夜にかけ、雨足が強くなりましたが、気温は、高めで推移していました。24:00 の気温は、+ 9.5度を示していました。

今日は、午前中からアロマのセミナーでした。今日は、アロマテラピーの歴史や有用性のお話をさせていただきました。下の写真、左と中央は、ケモタイプ精油のお話しと、主要三タイプのローズマリー Rosmarinus officinalis のケモタイプ精油を比較した表です。

20120411アロマのセミナー1 20120411アロマのセミナー2 20120411麺

ケモタイプという概念は、とても難しい概念のように思えますが、とても単純明快な考え方です。

受講生の方が、あるアロマの説明会の中で、「
ケモタイプの精油はとても少ないようです」というお話を聞かれたということで、改めてケモタイプの精油ってどのような精油を示すのかが明確に理解できなかったというのです。

ケモタイプの概念を提唱したプラナロム社のカタログには(p8)、

○ ケモタイプとは
・植物に含まれている成分を化学的に分析して、
・特徴的な成分の含有率で植物を分類・同定するという考え方で、
・化学種とも訳されている

という事が示されていました。そして、

○ ケモタイプ精油の誕生
・精油も自然の植物から採られる
・同じ学名の植物から採油した植物でも
・植物が育つ土壌、標高、気候、風土などにより、
・精油に含まれる成分の構成比が大きく異なる事がある

として、芳香成分の含有率によって分類・同定(ケモタイプ)する事で、フランスやベルギーのように「療法」としてのアロマテラピーが実践できるための安全性や確実性、効果などを裏付けるものとして、ケモタイプ精油の必要性が述べられています。

そこで、かなり昔の雑誌なのですが、誠文堂新光社から発行されていた「月刊ハーブ(HERB)」をいろいろ探してみました。プラナロム社の広告が載っていることを想い出したからです。

○ [月刊 ハーブ] HERB 3 1998 No.48 p101
・伝承的アロマテラピーの世界に、
・「同定性」と「再現性」を高める「ケモタイプ概念」

の事が載っていました。

同定性」とは、まさにケモタイプ(化学種)の事であり、そのケモタイプの精油を、アロマテラピーで実践されたときに「再現性」を得る事ができる、そのようなケモタイプの概念が大切である事が書かれていました。

これら「
同定性」と「再現性」の事について

○ [月刊 ハーブ] HERB 5 1996 No.26 p101
・ケモタイプとは、精油の有効成分と使用結果の因果関係を、
・経験帰納的に証明して行く考え方
・経験を積むほど、そのデータの積み重ねと共有によって、
・アロマテラピーを安全で再現性の高い方法にして行くことが出来る

という事が載っており、さらに、ケモタイプ概念の誕生という事で、

○ HERB [ハーブ] 10 1998 No.55 p102
・原料植物の生育地や採取時期などを十分に配慮する伝統技術は、結局は、
・その「植物や精油の特性を決定する成分内容が同じタイプであることを求めている」ことに気づき、
・それまでの特定地域の伝承と経験と勘による「魔女の技術」を
・近代分析機器などによる「科学的同定技術」に置き換えることによって
・次々と伝承の内容を検証し、その再現性を飛躍的に高めることに成功した

とありました。これらの概念が、今日のケモタイプアロマテラピーで利用されるケモタイプ精油の有用性を担保することにつながっていきました。

ケモタイプ精油事典には、植物名、学名、科名、蒸留(又は圧搾・抽出)部位、主な産地、比重、旋光度、屈折率などが記載されていると同時に、

○ 主要有効成分(国内分析資料)
・芳香成分類、芳香分子の平均的含有量(同定性(ケモタイプ))
○ 薬局、病院での臨床データ
・精油の持つ主な治療特性と適用例(再現性)

とが示されており、この事で、先ほど示した「同定性」と「再現性」を客観的に検証する事が可能となっています。

ただ、本来のケモタイプは、先ほどから述べているように「
同じ学名の植物から採油した植物」、すなわち、植物の種が同じ場合でのケモタイプの概念でした。

・・・・下記↓の最新情報を参照していただければ幸いです(2014.09.12)・・・・

現在の考え方は、「同じ学名の植物から採油した植物」という条件が外され、「再現性」を重要視した概念が採用されているようです。

2014.09.12 一足先に手動での稲刈りが始まった秋田市 2014

・・・・上記↑の最新情報を参照していただければ幸いです(2014.09.12)・・・・

たとえば、先ほどのローズマリー Rosmarinus officinalis という学名の植物でも、その植物が育つ土壌、標高、気候、風土などにより、少なくとも、精油に含まれる成分の構成比が異なる三タイプの精油が存在しました。

これらの精油を「
化学的に検証を行い、分類・同定した」ケモタイプ(化学種)の精油として、

・ローズマリー シネオール Rosmarinus officinalis CT(cineole)
・ローズマリー カンファー Rosmarinus officinalis CT(camphora)
・ローズマリー ベルベノン Rosmarinus officinalis CT(verbenone)

という三つのケモタイプに分類する事ができました。

ところが、ケモタイプ精油事典には、これらの精油を含め、最新の Ver.7(2011.04.01 改訂版)では、123種類のケモタイプ精油が網羅されていました。

あれ〜、おかしいですよね。ここに網羅されている精油には、上記例のような「
同じ学名の植物から採油した植物」だけではなく、一つの学名を持つ一種類の精油も登場してきます。いや、むしろ、これらの精油の方が多いです。

それでも、ケモタイプ精油として取り扱われています。そうなんです。現在では、「
化学的に検証を行い、分類・同定した精油」が「ケモタイプ精油」として定義されているのです。

そのように考えてくると、前者は、本来の(狭義の)ケモタイプの概念で、後者は、広義のケモタイプの概念という分類も出来そうです。

これは、「
化学的分析によって、ケモタイプ精油として分類できることが重要である」という考え方により、現在では、ケモタイプ精油といえば、広義の意味で捉えられているようです。

その推移は、今回の最新の Ver.7 でも伺えます。それまでの精油事典では、ケモタイプナンバーが表示されていましたが、最新の改訂版(Ver.7)では、ケモタイプナンバーがなくなっているのがわかります。

○ 例
・タイム ツヤノール Thymus vulgaris CT4 (Thujanol)→ タイム ツヤノール Thymus vulgaris CT(Thujanol)

以上は、タイム Thymus vulgaris のケモタイプ精油を示すケモタイプナンバー CT4 (Thujanol)が CT(Thujanol)へと変更されている事がわかります。

○ [月刊 ハーブ] HERB 4 1996(月刊第1号) p101
・学名表示 + CTナンバー表示
・通称表示だけでは多くの種類を持つ植物の場合、植物特定ができない
・また、同一学名植物でも、成分バランスに特徴のあるものは、ケモタイプナンバーを表示

という内容が載っていました。そのケモタイプナンバーが表示されず、ケモタイプである CT という表示に留まっています。

2013.12.25 今年最後のセミナーとクリスマスディナー 2013(ケモタイプの精油)

随分記事が長くなってしまいました。上の写真、右は、今日のお昼ご飯でした。

今日は、午後から雨の中、山へ行ってきました。下の写真は、今日のラベンダー畑の様子です。ラベンダーの色が、この暖かな雨で濃くなっていくのがわかります。

今年は例年になく、寒くて雪の多いシーズンでした。ラベンダーは、例年とは違う成分を作り出すかもしれませんね。

20120411ラベンダーの畑1 20120411ラベンダーの畑2 20120411ラベンダーの畑3

下の写真は、左から、ラベンダーナナ成沢、中央は、ラベンダー早咲き3号、そして、右は、ラベンダーおかむらさきの株です。

20120411ラベンダーナナ成沢 20120411ラベンダー早咲き3号 20120411ラベンダーおかむらさき

この雨は、ラベンダーだけではなく、全ての植物に命を育むエネルギーを与えているようでした。下の写真、中央は、スモモ、右は、花梅の花芽の様子です。

20120411ラベンダーの畑4 20120411山の様子1 20120411山の様子2

春を迎えつつも、色彩の少ない畑でしたが、ラベンダーとひろっこが、緑色によって命を表現しているように見えました。

20120411山の様子3 20120411エビフライ 20120411ゴボウボガドサラダ

上の写真、中央と右、そして、下の写真は、今日の晩ご飯です。エビフライ、ゴボウとニンジンのアボガドサラダ、おでんのたねの煮もの、コーンスープ、高菜の古漬けの炒めものでした。

20120411おでんのたねの煮もの 20120411コーンスープ 20120411高菜の古漬けの炒めもの

夕方から夜にかけ、雨足が強くなっていましたが、24:00 を過ぎて、雨がやんできたようです。

● 関連記事
精油の化学関連の目次
2014.09.12 一足先に手動での稲刈りが始まった秋田市 2014
2014.07.16 蒸留方法の一貫性とケモタイプ精油
2011.02.24 レッドラント地区のユーカリとコアラの関係とケモタイプ精油
2010.05.13 ローズマリーベルベノンと酸化物類つながり
2008.09.16 温暖化とケモタイプの概念
2007.06.24 現在でも貴重なタイムCT4
2006.12.01 ケモタイプとフェノタイプの使い分け
2006.08.24 精油のフェノタイプとケモタイプ
2005.09.02 精油のケモタイプとハーブ

植物工場タイプとフェノタイプ

○ 履歴 : 2008「2008.10.04 たばこの禁煙治療と健康被害の関係13.9 / 21.1
○ 履歴 : 2009「2009.10.04 天候が不安定な一日でした
10.9 / 20.9
○ 気温 : 今日の最低 17.2 最高 19.4(09:20)/ 昨日 : 16.3 / 20.7

昨晩から降り出した雨は、一晩降り続いていたのでしょうか。朝には、止んでいました。最低と最高気温が示すように、午前九時二十分に 19.4度となったものの、日中は、それ以上には上がらず、冷たい雨降りの一日となりました。

朝は雨が止んでいましたが、すぐにパラパラ雨が降り出し、その雨はシトシト一日中降り続いていました。今日は、午前中山へ行きました。

山へ向かっている途中の峠越えで、珍しい光景を見ました。通常、路肩の草刈りは、作業員の方々が草刈り機を使っての作業をされています。

20101004草刈り車 20101004キンモクセイの花 20101004ローズマリーの花

ところが、わりと大きな特殊車両が、草刈りをしていました。運転台に乗り、注意深く路肩の草むらに草刈り専用のアタッチメントをおろし、巧みに操っているようです。

この頃、特に、峠越えの道路脇には、雑草が生い茂り、道幅が狭くなっていました。毎年、草刈り作業に出くわしますが、特殊車両による作業は初めてです。

山へ着き、ドアを開けると、思わず振り向きました。ほのかな香りのする方向へ。五メートル以上離れた所からでもその香りが漂っていました。そう、キンモクセイの甘い香りでした。

もう、きれいな橙色になっていました。近くにあったローズマリーの苗にも、可愛らしい青紫の花が咲いていました。

目を楽しませてくれたのは、キンモクセイやローズマリーの花だけではありませんでした。それは、あけびの実でした。下の写真、左は、実がなっている様子です。

中央は、そろそろ皮が割れ出しそうなあけびの実。そして、右は、ほんの少し前に割れだしたと思われるあけびの実です。

20101004あけび1 20101004あけび2 20101004あけび3

下の写真、左は、完全に皮が中央から割れて、少しずつ開いているあけびの実です。中央は、収穫したあけびの実です。もう、見ているだけで嬉しくなります。

プラスチック製のりんご箱を台にして、あけびの実を収穫しました。右は、愛子です。

20101004あけび4 20101004あけび5 20101004愛子

下の写真、左は、今日のラベンダー畑の様子です。早咲きラベンダーの花が所々咲き始めています。一番手前のラベンダーの花が咲き始めていましたが、その花の先端には、赤とんぼが偶然とまっていました。羽が雨の滴で濡れていました。

右は、サルスベリの花です。きれいな花が咲いているのに、その花が雨に濡れてしぼんでいました。

20101004ラベンダーの畑 20101004ラベンダーの花と赤とんぼ 20101004サルスベリの花

草刈りを始めようと思っていましたが、雨足が強くなってきました。そのため、栗の収穫作業です。下の写真、左は、収穫した「筑波」という栗です。

中央は、「甘栗」です。左は、筑波の栗の木です。

20101004栗 20101004甘栗 20101004栗の木

柿の実や葉っぱも色づいてきました。もうそろそろ収穫の時期になりそうです。栗の畑を一巡して来ました。雨が強くなってきたため、続きは、明日にする事にしました。

中央と右は、雨の中、撮した秋の風景です。茅葺き屋根の民家の方まで、足を伸ばして帰って来ました。

20101004柿の実 20101004秋の花々 20101004茅葺き屋根の民家

下の写真は、今日のお昼ご飯です。ノリの佃煮ご飯、ポテトサラダとサツマイモ・カボチャサラダ、そして、ふ入りじゃがいものみそ汁でした。

20101004ノリの佃煮ご飯 20101004ポテトサラダとサツマイモ・カボチャサラダ 20101004ふ入りじゃがいものみそ汁

下の写真、左も、今日のお昼ご飯です。春先に作ったフキの佃煮でした。

下の写真、中央と右は、今日の晩ご飯です。ラッキョ、野菜サラダ、カボチャの入ったカレー、そして、シジミ・ふ入りじゃがいものみそ汁でした。

20101004フキの佃煮 20101004カボチャカレー 20101004シジミ・ふ入りじゃがいものみそ汁

今日の新聞(2010.10.04 秋田魁新報)に、「「店産店消」広がる」というタイトルの記事が載っていました。

サブタイトルには「
「植物工場」で新鮮野菜」ということで、「知的好奇心を刺激」して、お店の中の「植物工場」で、お店に使う野菜を実際に育て、それを食べていただくという事のようです。

そういえば先日(2010.09.19)、テレビで「
植物工場」のお話が放送されていました。植物工場というすごい名前がついていますが、その名前の通り、植物を作り出す「工場」の事をいっている様です。

通常、植物は、農家の方々が、畑などを使って、自然環境の中で育てたものが一般的です。このような栽培は「
露地栽培」と呼ばれているようです。

当然ながら、その時々の気象条件によって左右されます。今年は、季節の前半が寒く、日照不足が続きました。その後は、雨が降らず、日照り続きだったり、雨が降ったかと思えば、なかなか止んでくれない日があるなど、さんざんな年でした。

一方、そのような気象の条件を、何とか最小限に食い止める事ができる様、ビニールやガラスなどを利用して、ビニールハウスやガラス室などを利用した「
施設栽培」という栽培もあります。

いずれにしても、自然環境に左右され、年間を通し安定して植物を育て、収穫する事は並大抵の事ではありません。

これに対して「
植物工場」は、まさに、工場内で、水耕栽培され、光によるコントロールによって、農薬を使わず、自然環境に振り回されない安定した生産と収穫を可能にする栽培方法のようです。

テレビで放送されたのは、この中でとても重要なポイントとなる「
光のコントロール」についてのお話でした。下の写真が、植物を生育させるための「植物工場」です。

20100919植物工場1 20100919植物工場2 20100919植物工場3

上の写真、左と中央は、工場内部で植物を生育させるために利用している赤い色のLEDです。右は、青い色のLEDを使った場合の植物の生育状況を示しています。いずれも、テレビから携帯カメラで写したものです。

植物を生育させるには、非常にパワーのある光源が必要なのだそうですが、それだけのエネルギーを供給するためには、どうしても効率的な冷却システムがなければならないのだそうです。

LEDの発する熱によって、LEDそのものの寿命が短くなり、光源そのものの力も低下してくるからなのだそうです。それらの問題を、LEDをアルミに直結したり、水により冷却するなどして、解決したそうです。

しかも、LEDの色の違いによる植物の各部位(葉や茎や根など)にどのような影響を与えるのか、という研究を通して、確か、レタスであれば二週間ほどで収穫できるようになったとのことでした。

赤い色を使うと「ブドウ糖」の促進がみられるようで「甘い」味になるそうです。また、青い色は「ポリフェノール」が多く含まれ「苦い」味になるそうです。

ここでの利点は、

・自然環境に振り回されないで栽培可能
・場所を選ばず、好きな量をいつでも二週間で作れる
・LEDをコントロールする事で、ある程度好みの味の植物を作る事ができる

事で、移動可能なコンテナ式の「植物工場」が開発されていました。

以上の例は、葉っぱものの野菜でしたが、イチゴのような実のなる果物の生育・収穫にも、LEDをコントロールする事で成功した事が、テレビの中で放送されていました。

光のコントロール」によって、中に含まれる成分の違いが伝えられていましたが、このお話を聴いて、ちょっと興味を持ちました。

このような研究は、植物自身が光に影響を受けている事を意味するわけですから、「
植物工場」で、葉っぱを抽出部位とする植物を育て、それらを蒸留する事で得られる「精油」の違いを調べる事ができないものかと思いました。

これらの基礎研究をもとに、ケモタイプの精油ではなく、フェノタイプの考え方に似た精油を抽出する事ができるかも知れません。フェノタイプとは、

2006.12.01 ケモタイプとフェノタイプの使い分け
2006.08.24 精油のフェノタイプとケモタイプ

でも投稿しましたが、植物に含まれる「
ある特定の組成成分」が「・・作用」を示すということであれば、その作用を利用するための特定の組成成分の含有量を「遺伝子」的にどのようにすれば高められるのか、という考え方でとらえられている概念でした。

フェノタイプは、遺伝子に着目した概念でした。もしも「
光のコントロール」という考え方で、「ある特定の組成成分」を多く含有するよう誘導する事ができれば、「植物工場タイプ」の精油を抽出する事も可能かと思います。

そうそう、先日(2010.09.30)の NHKニュースで、漢方薬の原料の一つである甘草(リコリス)を、「
植物工場」を利用して、栽培することに成功した、というニュースが流れていました。

事の発端は、国外から輸入している漢方薬の原料の一つである甘草(リコリス) の安定供給だったようです。何と、この甘草(リコリス)は、漢方薬の七割以上に使われており、かつ、そのほとんどが外国からの輸入に頼り切っていたようです。

それを「
植物工場」を利用して栽培する事に成功したという、そのポイントが「甘草の中に含まれている成分」にあるようでした。

おそらく「グリチルリチン」だと思うのですが、この成分であれば、フェノタイプの概念でいうところの「
ある特定の組成成分」の含有量を「遺伝子」的にどのようにすれば高められるか、に該当し、「植物工場」を利用して栽培された植物に含まれる「ある特定の組成成分」を多く含有するよう誘導する、という考え方は、共通した目的が見て取れるかと思います。

● 関連記事
精油の化学関連の目次
医療関連の目次
2006.12.01 ケモタイプとフェノタイプの使い分け
2006.08.24 精油のフェノタイプとケモタイプ
2005.09.02 精油のケモタイプとハーブ

ケモタイプ精油ブレンドの基本的な考え方

● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧の目次です
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○ 関 連 情 報 精油の化学 / 植物油の化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬と身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他

今日の朝は、どんより曇っていました。今にも雪ではなく、雨が降り出しそうな天気でした。日中は、何とか持ちこたえたようですが、夜には雨降りの天気となってしまいました。

最低気温は、プラスマイナス 0.0度、最高気温は、プラス 7.7度(午前 0時から午後三時)と、昨日と全く同じ気温でした。ただ、夕方の 17:34 に 8.7度を記録しました。

明日は、日中の方が低くなるという予想がでてきましたから、寒暖の差が激しいですね(昨年は →
2008.02.13 脳が喜びを感じる事のできる教育と親心)。

20090213いろいろ 20090213あかべぇストラップ 20090213鳥海山

今日朝一番に、宅急便屋さんが会津から荷物を届けてくれました。中には、昨日出向いたところの近くにある道の駅から購入したいろいろなものが入っていました。

宮古島産のジャムや、スターバックスのシアトル一号店のコーヒーなど、地域の特産品とは全く関係のないものもありましたが、あかべぇシリーズのカラーホルダーやストラップ、そして、シールなどもちゃんと入っていました。チョコはなかったけど。

上の写真、右は、山へ向かう途中の幹線道路です。遠くには、とても大きくはっきりと鳥海山を望むことができました。このようなときには、天気が下り坂となる、といわれています。

下の写真は、山の風景です。昨日、無理矢理道をつけましたが、ガリガリと凍っていました。そのため、今日は、最初から畑へは徒歩で向かいました。

20090213豆太郎1 20090213山の風景1 20090213山の風景2

ラベンダーの畑では、二、三本の株が姿を現しました。明日には、もっと顔を出してくるかもしれませんよ。豆太郎はお地蔵さん、愛子は飛びはね歩き回ります。

20090213山の風景3 20090213豆太郎2 20090213愛子

お店の前のイチョウの木の脇に植え込まれているラベンダーが、雪の下から顔を出してきました。フンワリ積もった雪ではなく、重たい重たい雪に押しつぶされ今年の冬を耐えてきました。

下の写真、中央は、今日のお昼ご飯のカレーライスと目玉焼きです。今日は、午後から植物療法のセミナーでした。今日は、トータルビューティーキュアのための、体質別肌別ソワンドビザージュでした。あ〜、何ということでしょうか。二つの肌質の説明しかできませんでした。

20090213解けた雪の下からラベンダーが 20090213カレーライス 20090213ハクサイと鳥肉の蒸し煮

上の写真、右と、下の写真は、今日の晩ご飯です。ハクサイと鳥肉の蒸し煮、きんぴら、カボチャパイナップルアボガドサラダ、そして、ネギのみそ汁です。

20090213きんぴら 20090213カボチャパインアボガドサラダ 20090213ネギのみそ汁

下の写真、左は、昨日のアロマのセミナーで勉強した内容の一部です。筋肉などに起こるいろいろなトラブルに対して、

・筋肉骨格系の構造や仕組みなどを理解し
・どのような事が原因となって、実際の症状を引き起こしているのかを考え
・その原因や実際の症状に対して、どのような作用を適用したらよいのか
・そして、そのような作用を持っているといわれる芳香成分類(場合によっては芳香分子)
・また、それら有効な芳香成分類を含む精油にどのような精油があるのか

など、順を追って考察しました。中央は、受講生の方が、ご自身の体調に合わせ、不調を改善するための作用や、それらの作用を持つ芳香成分類などをメモ書きしたテキストです。

右は、それらの芳香成分類や芳香分子などを含んでいる精油別のデータです。この資料は、精油別に、まず、そこに含まれている芳香成分類別の含有量が示され、次に、それらの芳香成分類を構成している各々の芳香分子のデータが示されています。

20090213筋肉のトラブルと精油のブレンド 20090213こんな作用のある芳香分子 20090213精油別データ

これらを使って、最終的に、精油の持っている特性と、どのような条件の時にこの精油が適しているのかなど、いろいろな事柄を学ぶ事ができます。

今回は、ちょっと面白い事に気がつきました。それは、

● 筋肉などに起こるトラブルに対して
○ 鎮痛、鎮痙れん、抗炎症などの作用を全て満たしている芳香成分類
・エステル類
・フェノールメチルエーテル類

で、特に、フェノールメチルエーテル類を含んでいる精油は、一般的には、バジル Ocimum basilicum やタラゴン Artemisia dracunculus という事と、

○ 鎮痛、抗炎症などの作用を満たしている芳香成分類
・テルペン系アルデヒド類

で、それらを含んでいる精油は、一般的には、レモングラス Cymbopogon citratus やユーカリ レモン Eucalyptus citriodora などがあげられ

○ 抗炎症作用などの作用を満たしている芳香成分類
・モノテルペン炭化水素類
・セスキテルペン炭化水素類マイナス

で、特に、モノテルペン炭化水素類を含んでいる代表的な精油として、ジュニパー Juniperus communis やサイプレス Cupressus sempervirens などがあげられる点でした。

もちろん、まだたくさんの精油を見つけることは可能ですが、一般的には、上のように見てくると、ある特定の精油がかなりの頻度で使われている事がわかります。

特に、抗炎症作用の評価が「
プラス4」を与えられているテルペン系アルデヒド類と、鎮痙れん作用の評価が同じ様に「プラス4」を与えられているフェノールメチルエーテル類に目がいってしまいます。

プラス4」の評価は、「非常に優れた効果が確認できている」治療特性を表しています(ケモタイプ精油事典 Ver.6 p5)が、抗炎症作用を示すテルペン系アルデヒド類といったら、ユーカリ レモン Eucalyptus citriodora が、そして、鎮痙れん作用を示すフェノールメチルエーテル類といったら、バジル Ocimum basilicum がよく利用されているようです。

さらに、抗炎症作用の評価が「
プラス3」ではありますが、モノテルペン炭化水素類を多く含む精油といったら、ジュニパー Juniperus communis やサイプレス Cupressus sempervirens がよく利用されています。

もちろん、その他にセスキテルペン炭化水素類マイナスやエステル類などは、筋肉などに起こるトラブルに対して、とても有効に働きかけてくれます。

このように、精油に含まれている芳香成分類の持つ主な作用を利用する事は、精油の持っている「
直接作用」と呼ばれています。

フェノールメチルエーテル類、テルペン系アルデヒド類、モノテルペン炭化水素類などは、ある程度限られた精油が登場しましたが、セスキテルペン炭化水素類マイナスやエステル類にも数々の精油がリストアップされます。

こういった場合は、精油を実際に利用される方が、一番心地よいと感じる香りを選択する事も重要な要素の一つとなります。このような要素は、香りのもたらす「
嗅覚作用」と呼ばれています。

また、一部の芳香成分類を除いて、各々の芳香成分類は、電気座標系においては、マイナスの領域に分類されています。電気座標系でマイナスを示す領域に分類される場合は、鎮静作用を示します。このような作用は、精油の持つ「
エネルギー作用」と呼ばれています(2007.11.12 電気座標系と芳香成分類の主な作用)。

以上のような関係を、下の図に表してみました。

20090213ケモタイプ精油のブレンド

精油には、一つだけの芳香分子や芳香成分類が含まれているわけではなく、ラベンダー アングスティフォリア Lavandula angustifolia などは、200〜300もの芳香分子が含まれているといわれています。

一つ一つの芳香分子には、ある特定の固有作用を示すものもあり、それらの芳香分子は、グループとして分類される芳香成分類に属することになります。

そしてまた、それぞれの芳香成分類にも、それぞれの主な作用を持っているわけですから、いろいろな条件に応じた組合せが出来ることになります。

したがって、精油を利用する場合、筋肉などに起こるトラブルの改善をメインに考え、いろいろな条件に対応して、適用する事ができるためには、

○ 生化学的な側面からの
・直接作用
・エネルギー作用

を、そして、

○ 心地よいと感じる感情に訴えかける
・嗅覚作用

を勘案した精油の選択が、とても大切になってくるかと思います。

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2008.10.14 アロマテラピーセミナー 2008 その2
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2008.01.11 音のオーケストレーションと香りのアコード
2007.11.12 電気座標系と芳香成分類の主な作用
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精油名

イランイラン
ウィンターグリーン
オレンジ スィート
オレンジ ビター

カモマイル ジャーマン
カモマイル ローマン
クラリセージ
グレープフルーツ
クローブ
コリアンダー

サイプレス
サンダルウッド
シダー
シトロネラ ジャワ
シナモン カッシア
ジャスミン
ジュニパー
ジンジャー
セージ
ゼラニウム エジプト

タイム ツヤノール
タナセタム
タラゴン
ティートゥリー

ニアウリ CT1
ネロリ

バジル
パチュリー
パルマローザ
プチグレン
フランキンセンス
ペパーミント
ヘリクリサム
ベルガモット
ベンゾイン

マジョラム
マンダリン
ミルラ

ユーカリ グロブルス
ユーカリ ディベス
ユーカリ ラディアタ
ユーカリ レモン

ラベンサラ
ラベンダー アングスティフォリア
ラベンダー スーパー
ラベンダー ストエカス
ラベンダー スピカ
リトセア
レモン
レモングラス
ローズ
ローズウッド
ローズマリー カンファー
ローズマリー シネオール
ローレル
プロフィール

ひまわり

○ 佐藤 喜仁(さとうよしひと)
・1955年(昭和30)年
 12月生まれ
・福島県会津高田町出身
○ 1974年(昭和49年)3月
・福島県立大沼高等学校
・普通科卒業
○ 1978年(昭和53年)3月
・京都産業大学
・経営学部 経営学科
(会計学専攻) 卒業
○ 1980年(昭和55年)3月
・京都産業大学
・大学院 経済学研究科修了
○ 1981年(昭和56年)〜
  1987年(昭和62年)
・税理士事務所勤務
○ 1987年(昭和62年)12月
・ハーブ専門店
 みなみの香草屋開業
・自社農場でハーブの生産、
 出荷
・ショップでハーブやアロマ
 関連商品の販売
・サロンでのトリートメント
・ショップやサロンへ商品供給
 とアドバイス
○ 1997年(平成9年)6月
・秋田アロマテラピースクール
 開講
○ 現在、秋田市で
・アロマテラピーと
 フィトテラピー(植物療法)
 を学びながら、ショップや
 サロンを営み、スクールも
 開講しています

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