みなみの香草屋 Blog

自然と共に共存し、植物の持つすばらしい力を借り、心身共に健康で過ごせるための、植物療法(フィトテラピー)について

料理:お菓子

2006年08月12日  丸ナスのジャム
2006年07月05日  こざくねりの作り方
2006年02月24日  雪の下の物語

丸ナスのジャム

今日の秋田は、朝から曇り空で、今にも雨が降り出しそうな天気でした。一部では小雨が降ったとのことでしたが、ひまわりの住む地域では、降らなかったようです。昨夜からばっぱは、丸ナスをむいていました。がっこ(漬け物)のためかと思っていたら、そうではなかったんです。

20060812青リンゴのがっこ 20060812丸ナス 20060812丸ナス皮剥いた状態

上の写真、左は、津軽(リンゴの品種)のがっこです。こちらの方は、昨日もお話しましたが、この時分に収穫されるリンゴは、お盆のお供え用とのことで、青いまま収穫されますから、やや渋みがあり、そして何より酸っぱいため、ばっぱは、塩とリンゴジュース(ばっぱの実家の増田産(現在横手市))で、がっこを作ったそうです。

そして、中央が丸ナス。これからジャムを作るんだそうです。ナベに砂糖と水を先に入れて煮立てておいたものに、むき終わった丸ナスを順次入れていき、煮詰めることで完成。イチゴやイチジクのジャム作りとは違って、とても簡単だそうです。丸ナスでなくてもナスであれば何でもいいそうですよ。

20060812丸ナスジャム 20060812ボーダラ 20060812ログハウスの涙

今日のセミナーで、ちょっとお茶の時間にお出ししましたが、最初から丸ナスのジャムですよ、とお話していても、食べると「ナスとは思えない」の返事が返ってきます。何でも、随分前になるのですが、この料理を作っていたときに、ちょうどイランからの留学生の奥さんから、地元イランでも同じ様な料理を作るとのこと聞いていたそうです。違う点が、香辛料を入れることだったそうです。それは「カルダモン Elettaria cardamomum」。今日の丸ナスのジャムにも入っています。

上の写真、左がその完成品。中央はボータラです。このような料理、現在ではあまり手間暇かけて作ることが少なくなりましたから、市場やスーパーで買ってくることが多いのではないでしょうか。いつも思うことですが、手間暇かけて作ることに、作った方の心が感じ取れるのではないでしょうか。今日のテレビを見てたら、ひまわりの実家のある、確か福島だったかな、そこで、子供に「腹がすいたらドックフードでも食べていなさい」といって、実際に食べさせていた母親の事が出てきました。何か世の中は大変な方向へ向かっているような感じを受けてしまいます。

写真右は「ウッディーハウスの涙」です。以前
2006.06.16 ログハウスの香り でもご紹介したように、今日ご本人が、その木からしみ出した「樹液」の塊を持ってきて下さいました。鼻を近づけてもあまり香りがしません。手で触ってみてもそれほど強烈な香りはしませんでした。でも、この樹液からの香りが、服や、身体にわずかに移行しているから、来られるとその香りが漂ってくるのでしょうね。

ひまわりは、明日から実家へ帰ってきます。会津までの道のり、結構長旅です。今回もまた車での一人旅となりますが、行く先々で(といってもいつも同じルート)目にとまった事柄や写真をご紹介したいと思います。

こざくねりの作り方

今日の秋田は、朝から日もさす爽やかな一日の始まり。先日の大雨が信じられない感じです。店の中は昨夜の奮闘のままいまだにラベンダーだらけ。これから、葉をしごいて取り去り、ドライ用、クラフト用にしたいと思っていますが、スケジュールが目白押し。こんなに幸せな気持ちで過ごせる季節なのに、決まって大忙し。来年は六月下旬は何もスケジュールを入れないことにしましょう、いや、なるべく入れないようにします。

20060701こざくねり鍋でねる 20060701こざくねり出来上がり 20060703こざくねりだよ

昨日、こざくねりの作り方のお問い合わせがありました。ばっぱは朝からラッキョの仕込みをしていましたが、その作り方をすぐ教えてくれました。前にも書きましたが、昔の人たちは、食べることのできない米を利用してつぐったんだど。今は、モチ米、ウル米、いろいろな米を使って作ることができるし、米の粉も売っているそうですね。

まず、米を一晩水に入れておくんだそうです。翌日、ザルに移して水を切り、それをミキサーでつぶつぶが残る程度まで撹拌します。昔はすり鉢ですっていたそうですよ。ただし、ミキサーはある程度水がないと撹拌できませんから、水をある程度入れて撹拌するんだそうです。そのときのポイントは、米の粉、水の最終的な割合(比率)を考えて水を入れます。

ばっぱは、最終的には、米1、水5、砂糖が 1、塩少々という比率でこざくねりをつくるのだそうですが、事前にミキサーで使う水を、米1、 水2ぐらいにして、できあがったものをボールに入れて、差し引きの水 3を追加し、砂糖1、塩少々を入れてかき混ぜながら弱火にて、静かにねるんだそうです。ちょうど片栗の感じだそうです。上の写真は、そのような状態となったもの。

水が足りないようであれば、適量たしてあげるんだそうです。好みの固さになったらできあがり。そうそう、できあがってからさめぬうちに酢を適量入れてお好みの味に調整して下さい。写真の色、電球直下のため、現物とは全然違ったように写っています。

20060705こざくねり1 20060705こざくねり2 20060705こざくねり3

上の写真は、今日の朝撮ったものです。だいたいこんな感じの色です。いたずらしてボリジ(クリーピング)の花を添えてみました。お好みで、イチゴやキウイ、パインなど、いろいろな果物などをいれて味わってみて下さい。以上はばっぱの話をもとに、ひまわりが代筆しました。

雪の下の物語

今朝はかなり冷え込んだようで、いっきに溶けだした雪が固まりとなってツルツル状態。久しぶりにセミナーがなかったので、午前中に山へ。

20060224山雪景色 20060224山雪の上の足跡 20060224山雪の上の落ち葉

今まで雪で覆われていた道道や堰、そして田んぼを隔てる空間が、雪解け水とともに、現れてきました(上写真左)。昨日はとても雪の上を歩くことができませんでしたが、冷え込みが厳しかったということもあり、あまり体重をかけずに、そろりそろり歩くことができました。時々ブスっと長靴が軽く埋まってしまうほど雪の中へ。たどってきた足跡を見るととてもきれい(上写真中央、手前が雪が緩く埋まってしまった穴)。

この落ち葉は、昨年これほどの大雪が積もる前に雪の下に埋もれて冬ごもりをしたのでしょうか。とても輝いてみえました(上写真右)。

20060224山雪に埋もれたラベンダー畑 20060224山雪に埋もれた斜面 20060224山の斜面にばっけ

やはり日が照っている部分の雪は柔らかくなっていて、ひまわりの体重が重たいせいもあり何カ所も埋まりました。そうしてやってきたのが、ラベンダーの畑(上写真左)。もう何ヶ月経つのでしょうか。通常は、ラベンダーのウネがそのまま表面の雪の形に反映され、クネクネになっているのに、今年は真っ平ら。それでも、雪解け水の音があちこちから聞こえてきます(上写真中央)。

栗が植えられている場所と道路を挟む斜面には「ばっけ(ふきのとう)」が小さい芽を出していました(上写真右)。

20060224ばっけ収穫 20060224砂糖菓子パン 20060224砂糖菓子ドーナッツ

上の写真左は、取り立てのばっけ。

帰ってくるとばっぱは、昔風のかりんとうを作っていました。材料が「小麦粉、ごま、きな粉、長芋、卵、きび砂糖、シナモン・・・」。中央がかりんとう、左がドーナツ型です。
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プロフィール

ひまわり

○ 佐藤 喜仁(さとうよしひと)
・1955年(昭和30)年
 12月生まれ
・福島県会津高田町出身
○ 1974年(昭和49年)3月
・福島県立大沼高等学校
・普通科卒業
○ 1978年(昭和53年)3月
・京都産業大学
・経営学部 経営学科
(会計学専攻) 卒業
○ 1980年(昭和55年)3月
・京都産業大学
・大学院 経済学研究科修了
○ 1981年(昭和56年)〜
  1987年(昭和62年)
・税理士事務所勤務
○ 1987年(昭和62年)12月
・ハーブ専門店
 みなみの香草屋開業
・自社農場でハーブの生産、
 出荷
・ショップでハーブやアロマ
 関連商品の販売
・サロンでのトリートメント
・ショップやサロンへ商品供給
 とアドバイス
○ 1997年(平成9年)6月
・秋田アロマテラピースクール
 開講
○ 現在、秋田市で
・アロマテラピーと
 フィトテラピー(植物療法)
 を学びながら、ショップや
 サロンを営み、スクールも
 開講しています

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