みなみの香草屋 Blog

自然と共に共存し、植物の持つすばらしい力を借り、心身共に健康で過ごせるための、植物療法(フィトテラピー)について

精油データ:データベース

2017年11月15日  主要精油60種類の最新データと禁忌事項及び注意事項
2017年11月10日  低気圧が近づく中新しいアロマセミナー用に精油データの整理と加工
2017年08月01日  電子座標系グラフと主要な精油の禁忌事項や注意事項
2017年07月17日  梅雨の曇り空の中野菜畑の草取り(精油資料の再構築)2017
2017年01月09日  電子座標系グラフで表現される芳香成分類と体質との相関関係を考慮した精油資料の再改良

主要精油60種類の最新データと禁忌事項及び注意事項

○ 関連 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他

○ 履歴 : 2009「2009.11.15 手帳 2010年度版11.3 / 15.6
○ 履歴 : 2010「2010.11.15 秋田市に初雪降る 2010
5.2 / 9.7
○ 履歴 : 2011「2011.11.15 雪でも降りそうな秋田と会津の風景
2.7 / 9.6
○ 履歴 : 2012「2012.11.15 OmniPlan for iPad でリフォームの工程管理
3.9 / 11.7
○ 履歴 : 2013「2013.11.15 中通り サティスファクションとダイコンの柿漬け
4.3 / 10.3 23時現在
○ 履歴 : 2014「2014.11.15 今季最低の3.4度を記録し断続的に雪の降る寒い一日 2014
3.4 / 7.7
○ 履歴 : 2015「2015.11.15 立冬の頃山の様子 2015
13.6 / 17.7
○ 履歴 : 2016「2016.11.15 昔懐かしい長崎屋(会津若松)へ向かう道路 2016
7.5 / 16.2 会津
○ 気温 : 今日の最低 8.4(05:26)最高 15.4(14:04)24時
○ 気温 : 今日の最低 6.0(23:47)最高 10.1(10:13)24時

201711152400Temperature

上の画像は、2017.11.15(水)秋田の気象観測データです(24時)。
・「お天気モニタ 秋田県 秋田の気象情報より(外部リンク)

昨夜、夜のはじめ頃になると、それまで 13度台を示していた気温も、11度台まで下がり、21時には 10度台となっていました。

そして、夜遅くには、10度台から 9度台の気温で推移していました。

今日未明の 01時まで 9度台が続いていましたが、その後 8度台となり、明け方には 8度台から 7度台、7度台から 6度台と下がって来ました。

一昨日ほど(2017.11.13 06:43 3.5度)下がる事はなかったものの、寒い朝を迎えました。下の写真、左は、朝 08:21 頃の様子です。厚い雲の切れ間から青空がのぞき、その後は、ときどきお日さまも姿を現していました。

それでも、6度台からようやく 8度台を示す程度でした。昼前には、もう少しお日さまも姿を見せていましたが、雲に覆われた空模様で、9度台まで上がった気温は、12時には 8.9度を示していました。

今日の最高気温は、そんな中、お日さまが姿を現していた頃の 10:13 に記録した 10.1度でした。

下の写真、中央の左と、中央の右は、昼前 10:48 頃(太平山の様子)と 11:00 頃の様子です。何だか、雪雲のように寒々と感じました。

そして、昼過ぎになると、その雲から小雨が降り出してきました。その影響で、8度台から 7度台と、日中でも 10度を下まわる寒さが続いていました。

夕方になっても雨は続いていましたが、それほど雨足は強くなく、気温の方も 7度台から 18時には 6度台まで下がっていました。

夜のはじめ頃になると、降っていた雨が一時やみ、19時には 7度台まで回復したのですが、その後は、再び雨が降り出して来た事で、6度台へ下がっていました。

下の写真、右は、雨が降り出す前の夜のはじめ頃 19:53 頃の様子です。夜遅くになっても 6度台が続いていましたが、雨は、断続的に降り続いていました(24時 6.1度 89%)。

20171115外の様子朝 20171115外の様子昼前1 20171115外の様子昼前2 20171115外の様子夜のはじめ頃

下の写真、左は、「
広報 あきた」の表紙を飾っていた「ワイングラス」です。素晴らしい感性を持って作られたグラスですが、実際にこのグラスでワインを飲む段階になったら、何だか、壊れてしまいそうなくらい繊細なグラスでした。

下の写真、右は、デザートで食べた「
マダムコロー」さんの「チョコレートケーキ」です。

20171115見事なワイングラス 20171115お昼ご飯ラーメン 20171115デザートチョコレートケーキ

上の写真、中央と、下の写真は、今日のお昼ご飯のラーメンです。今日も、手作りスープによるラーメンでした。

20171115お昼ご飯

今日は、昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて、アロマのセミナーがありました。先日から、このセミナーのため、様々な精油データの資料を用意していましたが、何とか初日に間に合いました。

下の写真、左と中央は、今日学んでいただいた内容の一部です。

20171115アロマのセミナー1 20171115おアロマのセミナー2 20171115晩ご飯ダイコンの煮もの

上の写真、右と、下の写真は、今日の晩ご飯です。ダイコンの煮もの、豆富のおから、キクのおひたし、そして、自家製の牛丼でした。

いつもであれば、18時過ぎには晩ご飯を食べ終えるのですが、今日は、セミナーが終わってからだったので、20時近くになってしまいました。

それでも、久しぶりに日が落ちてからのセミナーで、楽しく始める事ができました。

20171115晩ご飯

下の写真、左と中央(二枚のみ)も、今日の晩ご飯です。ローストビーフのピザ、それに、ダイコンがっこでした。

20171115晩ご飯ローストビーフピザ 20171115晩ご飯ダイコンのがっこ

昨日まで、数日間、数字とにらめっこしていました。60種類におよぶ精油のデータベースを、様々な角度からご覧いただけるよう工夫して作り、印刷したものが、下の写真の資料です。

2017.11.10 低気圧が近づく中新しいアロマセミナー用に精油データの整理と加工

40種類の精油については、すでにデータそのものの入力は出来ていましたが、新たな 20種類の精油データを最初から最新のデータとして入力し、その 20種類の精油のマトリクス表を作りました。

20171115数日間かけて作ったアロマの資料1 20171115数日間かけて作ったアロマの資料2

2017.07.18 第三回目のパーソナルアロマテラピー講座開催 2017
2017.07.17 梅雨の曇り空の中野菜畑の草取り 2017(精油資料の再構築)
2017.01.09 電子座標系グラフで表現される芳香成分類と体質との相関関係を考慮した精油資料の再改良

そして、既存の 40種類の精油データに、20種類の精油データを追加して、何とか一枚の表に表現出来るよう工夫してマトリクス表を作りました。

下の写真は、60種類の精油データを、中央には、芳香成分類の項目を配置し、左側(写真では、上)には、電子座標系グラフの「
マイナス」に帯電している芳香成分類のグループを、さらには、右側(写真では、下)には、「プラス」に帯電している芳香成分類のグループを配置して表現した資料です。

20171115数日間かけて作ったアロマの資料3

当然の事ながら、各精油とそれぞれの芳香成分類の交差するセルには、数字が入っています。この数字は、ケモタイプ精油事典 Ver.8 の最新のデータ(平均的含有量の最高値%)が書き込まれ、10%以上の数字には、各々の芳香成分類に割り当てられた色を、さらに強調された形で表現されています。

そうすることで、それぞれの精油が配置されている電子座標系グラフ上の位置と、それぞれの芳香成分類が配置されている電子座標系グラフ上の位置との相関関係が、ある一定の傾向にある事が、この表から見て取れるようです。

モノテルペン炭化水素類や酸化物類、そして、フェノール類やモノテルペンアルコール類、エステル類、さらには、ケトン類やテルペン系アルデヒド類を多く含む精油を、電子座標系グラフ上と連動させているこの表から簡単に探し出す事が可能となりました。

しかも、それらに目を向けるだけではなく、その他の芳香成分類を同時に含んでいる精油についても、同じように選択するのがとても楽になりました。

その事は、ブレンドする目的に対しての選択の問題だけではなく、様々な条件を持った目的に対して、生化学的なレベルで、しかも、電子座標系グラフとも連動させた複合的なレベルでの理解を深め、そして、その理解度に応じて「
自らが目的や条件に応じた精油の選択」のできる手法としても有効に利用できそうです。

今回の新しい表には、「
禁忌事項」や「注意事項」の欄も、欲張って追加しました。それらを追加することで、なぜその精油に「禁忌事項」や「注意事項」があるのかを、上方の芳香成分類、しいては、芳香分子に目を向ける形で理解することが、容易に可能となります。

もちろん、別の表には、その理由としての芳香成分類や芳香分子が、

○ 皮膚塗布における禁忌や注意事項
・皮膚を荒らす危険性
・皮膚刺激が強い
・光感作(光毒性)の問題
○ 婦人科系における禁忌や注意事項
・エストロゲン様作用
・ホルモン様作用
○ 神経毒性による禁忌や注意事項
・神経毒死や流産惹起作用
○ その他の禁忌や注意事項
・排液のための長期継続

などの分類によって、それらに該当する精油のデータと、それらに含まれる芳香成分類や芳香分子の示された資料も、同時に作成しました。その資料が、下の写真です。

2017.08.01 電子座標系グラフと主要な精油の禁忌事項や注意事項

でも、ご紹介した 40種類の精油の「
禁忌事項」や「注意事項」とは別に、こちらの方は、上記にも示した通り、今回新たに追加した 20種類の精油に関連した「禁忌事項」や「注意事項」が記載されていました。

上記写真は、それら合計 60種類の精油別「
禁忌事項」や「注意事項」のみの項目だけが追加された形で表現されているのがわかります。

2017111520種類の精油注意禁忌事項

せっかくなので、新たに追加された 20種類の精油に関連した「
禁忌事項」や「注意事項」についても、上記分類によって、明らかにしていきたいと思います(いずれもケモタイプ精油事典 Ver.8 参照)。

上の写真(画像)は、その 20種類の精油に関連した「
禁忌事項」や「注意事項」です。

○ 皮膚塗布における禁忌や注意事項

については、フェノール類を含む精油に皮膚を荒らす危険性があるため、「10%以下に希釈し、広範囲に使用しない」とする「禁忌事項」がありました。

2014.10.03 精油に含まれる芳香成分類などの禁忌と皮膚塗布の関係
2008.04.30 オレガノの成分と皮膚塗布の禁忌

今回の 20種類の精油の中で該当するものには、タイム チモール Thymus vulgaris CT6 (Thymol) がありました。

同じフェノール類を含むタイム サツレオイデス Thymus satureioides については、皮膚を荒らす危険性があるとはいえ、「
禁忌事項」ではなく「注意事項」として「広範囲には使用しない、敏感肌の人は 10%以下に希釈」して使う事が記載されていました。

一つの要因として、フェノール類の含有量の違いによって「
禁忌事項」ではなく「注意事項」として分類されたのかも知れません。

ケイ皮アルデヒド(芳香族アルデヒド類)を含む精油にも、「
10%以下に希釈し、広範囲に使用しない」とする「禁忌事項」や、同様な理由(皮膚を荒らす危険性)により、乳幼児や授乳中の産婦の方には使用しないという「禁忌事項」もありましたが、今回の 20種類の精油には、該当する精油はありませんでした。

その他、チャビコールメチルエーテルという芳香分子(フェノールメチルエーテル類)にも、「
50%以下に希釈して使用する」という「禁忌事項」がありましたが、今回の精油中には、該当する精油がありませんでした。

ただ、フロクマリン類を含む柑橘系については、今回該当する精油として、グレープフルーツ Citrus paradisii (Ze) が含まれていました。これには、光感作(光毒性)の関係で「
禁忌事項」がありました。

2006.06.01 光毒性とフロクマリン類

なお、精油全体の作用による皮膚刺激の可能性から、「
希釈して使用する事が望ましい」という「注意事項」のある精油として、同じく、グレープフルーツ Citrus paradisii (Ze) があり、他の精油では、アカマツ ヨーロッパ Pinus Sylvestris や、マンダリン Citrus reticulata (Ze) の精油がありました。

また、同じように「
希釈して使用する事が望ましい」という使用方法に対して、「妊婦、授乳中の産婦」という条件に該当する場合は、「妊婦、授乳中の産婦には希釈して使用することが望ましい」として、ユーカリ グロブルス Eucalyptus globulus が掲げられていましたが、こちらの方は「1,8シネオール(酸化物類)を多く含有し、精油全体の作用により皮膚刺激が強いため」という観点からの「注意事項」でした。

さらに、ユーカリ グロブルス Eucalyptus globulus には、上記のように「
1,8シネオール(酸化物類)を多く含有し、精油全体の作用により皮膚刺激が強い」ため「乳幼児には使用しない」という「禁忌事項」も同時にありました。

○ 婦人科系における禁忌や注意事項

これらの関係は、以前、このブログでも下記の記事で投稿しました。

2010.01.01 エストロゲン様作用と精油の禁忌との関係

これらは、エストロゲン様作用を示す芳香分子、例えば、マノオール(ジテルペンアルコール類)や、スクラレオール(ジテルペンアルコール類)などがあげられ、前者は、サイプレス Cupressus sempervirens に、そして、後者は、クラリセージ Salvia sclarea に含まれていました。

2017.10.10 サイプレスの禁忌事項を改めて考えさせられる

これらの芳香分子のように、エストロゲン様作用のある芳香分子を含む精油には、「
ホルモン依存型がん疾患の方や乳腺症の方などは使用しない」という「禁忌事項」がありましたが、今回追加された 20種類の精油には、trans-アネトールという芳香分子(フェノールメチルエーテル類という芳香成分類)を含んでいるスターアニス Illicium verum がありました。

また、ホルモン様作用(主にエストロゲン様作用)やうっ血除去作用、強壮作用、刺激作用という主な作用を持っている芳香成分類であるセスキテルペンアルコール類には、「
ホルモン様作用の可能性がある」ため、その芳香成分類を含むシダー Juniperus virginiana にも、同様の「禁忌事項」がありました。

また、エストロゲン様作用を有す芳香分子でセスキテルペンアルコール類に属するビリジフロロールを含んでいるセージ Salvia officinalis や、ニアウリ CT1 Melaleuca quinquenervia CT1 (Cineole) にも、同じく「
ホルモン依存型がん疾患の方や乳腺症の方など」を対象としてはいますが、「長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、低濃度で注意して」使用するという「注意事項」がありました。

○ 神経毒性による禁忌や注意事項

この点についても、以前、下記のブログ記事で投稿した事がありました。

2014.10.08 寒露の頃幼稚園の栗拾いと看護大学でのアロマセミナー 2014

これらの基本的な考え方は、ケトン類という芳香成分類の持つ「
神経毒性や流産惹起作用」によるものと考えられています。

しかしながら、このケトン類という芳香成分類を構成している芳香分子にも目を向ける必要がありました。それは、ケトン類に属する様々な芳香分子には、どのような使用方法を適用するのかによっても、その「
毒性」に違いがありました。

これらの点に関しては、上記記事や、下記の記事でも詳しく取り上げられていました。

2017.08.01 電子座標系グラフと主要な精油の禁忌事項や注意事項

これらの観点から、再度、禁忌や注意事項(神経毒性、流産惹起作用)を見てみると、ケトン類を多く含むセージ Salvia officinalis やアトラスシダー Cedrus atlantica には、「
乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系の弱い患者(老人)、てんかん患者の方々には使用しない」という「禁忌事項」がありました。

また、同じケトン類のツジョンを多く含むセージ Salvia officinalis には、「
長期間・継続的・広範囲に多量を使用してはいけない」という「禁忌事項」もありました。

さらには、同じくケトン類を含むタナセタム Tanacetum annuum には、「
乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系の弱い患者(老人)、てんかん患者には、長期間継続的広範囲の多量の使用を避け「注意して」使用」が、そして、ローズマリー ベルベノン Rosmarinus officinalis verbenone には、「乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系の弱い患者(老人)、てんかん患者には、長期間継続的広範囲の多量の使用を避け「低濃度で注意して」使用」するという、微妙な違いの「注意事項」がありました。

○ その他の禁忌や注意事項
・排液のための長期継続

近年、デトックスが話題になっていますが、セロリ Apium graveolens は、その中でも中心的な役割を演じる事のできる精油の一つですが、こちらを利用するときには、「一般的に 1〜 2ヶ月での使用とし、長期間継続はしない」という「排液のための長期間の継続」に対して「注意事項」が掲げられていました。

いずれの情報も、ケモタイプ精油事典 Ver.8 を参照させていただきましたが、思わぬところで、タイプミスやうっかりミスにより間違いがあるかもしれません。

その場合は、ぜひ、ひまわりブログまでご連絡いただければ幸いです。

そして、これらの「
ケモタイプ精油」をご利用するにあたっては、最新の情報と細心の注意を払って自己責任の上で実践していただければ幸いです。

これで、主な精油 60種類の精油データと注意・禁忌事項をまとめる事ができました。

2017.11.15 主要精油60種類の最新データと禁忌事項及び注意事項(20種類)
2017.08.01 電子座標系グラフと主要な精油の禁忌事項や注意事項(40種類)
2014.10.03 精油に含まれる芳香成分類などの禁忌と皮膚塗布の関係
2010.01.01 エストロゲン様作用と精油の禁忌との関係

今日の秋田の最低気温は 3度、最高気温は 9度、そして、天気は「雨時々曇り」が予想されていました(
YAHOO!JAPAN 秋田の天気予報 2017.11.15 17:00発表)。

低気圧が近づく中新しいアロマセミナー用に精油データの整理と加工

○ 関連 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他

○ 履歴 : 2009「2009.11.10 SOHO OrganizerSuite と NoteLife13.2 / 16.3
○ 履歴 : 2010「2010.11.10 堪え忍ぶ時期を夜の長さで計る植物
8.3 / 12.0
○ 履歴 : 2011「2011.11.10 大通りのイチョウが黄色く色づく 2011
5.3 / 13.2 23時現在
○ 履歴 : 2012「2012.11.10 立冬の頃 早咲きラベンダーの収穫 2012
6.5 / 16.0
○ 履歴 : 2013「2013.11.10 悪天候の中叔母さんの告別式
5.8 / 15.1 23時現在
○ 履歴 : 2014「2014.11.10 明け方から夕方までの十四時間ほど12度台で推移した立冬の頃 2014
6.6 / 14.3
○ 履歴 : 2015「2015.11.10 立冬の頃今年最後の野菜収穫 2015
8.7 / 15.0
○ 履歴 : 2016「2016.11.10 雪の残る中ラベンダーの刈り込み終了 2016
1.7 / 7.3
○ 気温 : 今日の最低 8.7(08:56)最高 14.0(00:36)21時現在(24時)
○ 気温 : 今日の最低 6.5(07:15)最高 14.7(14:25)24時

201711102100Temperature

上の画像は、2017.11.10(金)秋田の気象観測データです(24時)。
・「お天気モニタ 秋田県 秋田の気象情報より(外部リンク)

昨夜は、夜のはじめ頃には 9度台まで下がっていた気温も、10度台へ復帰していましたが、夜遅くには再び 9度台が続いていました。

今日未明には、9度台から 8度台、そして、7度台と推移していましたが、明け方には、再び 8度台を示し、その後 7度台が続いていました。

下の写真は 06:49 頃の様子です。厚い雲が空を覆っていましたが、雨は降っていませんでした。ただ、朝になり気温が下がり始め、07時には 6度台を示し、07:15 には、今日の最低気温 6.5度を記録していました。

その後、7度台が続いていましたが、昼前の 10時には 9度台となり、その後は、11度台、そして、お昼には 14.1度を記録していました。

昼前から広がっていた雲が薄くなり、きれいな青空が姿を見せ、暖かな日差しが戻っていたからだと思います。下の写真、中央の左は、きれいな青空の広がっていた昼前 10:18 頃の様子です。

昼過ぎには、再び雲が空を覆ってきましたが、気温の方は 14度台から 13度台を示し、14:25 には、今日の最高気温 14.7度を記録していました。

下の写真、中央の右は、黒い雲が空を覆ってはいたものの、その雲の切れ間からお日さまが姿を見せていた昼過ぎ 13:52 頃の様子です。

夕方になると、厚かった黒い雲は姿を消し、薄雲が空全体にかかるようになってきました。気温の方も 13度台から 12度台、12度台から 11度台と、少しずつ下がっていました。

下の写真、右は、夕方 16:25 頃の様子です。

夜のはじめ頃になると、少し風が強くなってきましたが、11度台から 10度台の間で変動し、夜遅くには、11度台が続いていました。

そして、低気圧が近づいているのか、気圧の方も下がり始め、小雨が降り始めてきました。

秋田市では、18:15 に、すでに「
暴風警報」も出され、21:43 には、今日の最大瞬間風速 11.1 m/s が記録されていました(24時 11.2度 54%)。

20171110外の様子朝 20171110外の様子昼前 20171110外の様子昼過ぎ 20171110外の様子夕方

今日は、駐車場に入り込んでいたイチョウの枯れ葉などのお掃除をしました。風が入り込み、夏場はとても助かっているのですが、その風も、季節によっては、邪魔者扱いされてしまいます。

下の写真、左は、きれいになった駐車場の様子です(10:37頃)。

写真が前後するのですが、会津の妹から夕方、メールが届きました。会津でも、イチョウの葉っぱがみとごに紅葉しているようです。

下の写真、中央と右は、会津美里町の商工会議所前にあるイチョウの様子です(10:59頃)。そういえば、2017.11.03 には、近くの「
長光寺」のイチョウの様子も受け取っていました。

2017.11.03 暖かな日差しの中で秋の大収穫祭 2017

20171110駐車場の掃除 20171110会津イチョウの木1 20171110会津イチョウの木2

今日は、昼前から、新しく始まるアロマのセミナーのための資料を作っていました。一番最初に行わないといけないのが、精油のデータを、お話ししやすいよう加工する事でした。

下の写真、左は、ケモタイプ精油小事典 Ver.3 から「
精油のデータ」を入力しているときの様子です。精油に含まれる芳香成分や芳香分子や、それらの主な作用、そして、固有作用なども入力していきます。

精油のデータを、一種類の精油の情報だけを頼りに平面的に見渡しても、なかなかその精油の全体像が見えてきません。

その全体像を、他の精油やそれぞれの精油に含まれている芳香成分類や芳香分子、さらには、それらの芳香成分類や芳香分子が、どのような作用によって、どのように様々な体調や皮膚のトラブルに有効なのか、また、その精油が他の精油と一緒に、なぜブレンドされて様々な体調や皮膚のトラブルなどに利用されているのかなどの相関関係を理解しながら見渡す事ができると、その目的が達成できると思っています。

それには、平面的な精油データをそれぞれの精油データと有機的に関連づけできるよう、マトリクス表(縦横の集計表)に展開して見渡す事が重要です。

そのための精油データの入力作業でした。

20171110精油データ整理作業1 20171110デザートバナナケーキ 20171110お昼ご飯キュウリのがっこ

上の写真、中央と右、そして、下の写真は、今日のおひるご飯です。天玉うどんにキュウリのがっこ、そして、昨日、ばっぱが作ったバーツァ(肉ちまき)でした。デザートも手作りのケーキでした。

20171110お昼ご飯

精油のデータ入力作業は、昼過ぎから夕方にかけても行っていました。結構、細かい作業で、入力を間違えると大変です。小さい文字との格闘で、何とかその作業を進めているのが、下の写真です(14:41)。

最初からデータベースソフトを使って入力すればよいのですが、コード表なるものを紐付けしないと、なかなかうまくいかないので、手軽に入力ができ、必要とあれば、すぐにデータベースソフトへ書き出しすることも可能な表計算ソフトを利用して入力していきました。

データ入力の画面と、芳香成分類や芳香分子の情報がおさめられている画面の両方を使って、データを写し取り、そして、数字を入力していきます。

20171110精油データ整理作業2

下の写真は、そのようにして、精油のデータが入力され、少しずつ対象となっている精油のデータがそろってきたときの様子です(16:25頃)。

20171110精油データ整理作業3

下の写真、左も、同じような作業を行っているときの様子です。

明日(2017.11.11)未明から明け方にかけ、低気圧によって大荒れとなる事がテレビやラジオから放送されていました。

雨の降らないうちにと、イチョウの葉っぱをきれいにした駐車場を、再度、風などで飛ばされる事のないよう片付け方をしました。

段ボールや漬けもの用のタルを室内へしまいこみ、自転車にいたっては、事前に倒して、横に置きました。

下の写真、中央は、片づけ方を終えた頃の駐車場の様子です(18:27頃)。右は、その寒冷前線を伴った発達した低気圧の様子を伝える NHKテレビの様子です(18:52頃)。

20171110精油データ整理作業4 20171110低気圧の強風に備える 20171110NHKテレビ天気予報

下の写真は、今日の晩ご飯です。春菊と柿の白和え、刺身の特製タレ添え、鶏の唐揚げ、そして、台湾風のおでんでした。

20171110晩ご飯

下の写真も、今日の晩ご飯です。キムチとみそ汁、そして、ばっぱ特製自家製栗の白あん、そして、デザートは会津の柿でした。

20171110晩ご飯キムチとみそ汁 20171110栗の白あん 20171110デザート会津の柿

晩ご飯を食べた後にも、精油データの整理を行いました。下の写真は、データ入力が終わり、紙ベースで出力した表と、元データのチェックをしているときの様子です。

黄色いマーカーと橙色のマーカーでチェックしていきましたが、一つだけ間違いがありました。芳香族アルデヒド類をテルペン系アルデヒド類と入力たデータが一つ見つかりました。

20171110精油データ整理作業5

元データが間違っていると、それ以降、様々な情報へ加工する場合に、もともとの間違ったデータが反映されて、表現されてしまうからです。

下の写真は、そのチェックを済ませ、元データとしての精油データ一覧表を表示した時の様子です。

20171110精油データ整理作業6

下の写真は、元データを展開し、マトリクス表として縦に精油名、そして、横に芳香成分類と芳香分子名、それに、それぞれの主な作用と固有作用を、さらに、縦と横の交差したセルには、それぞれ該当する数字が配置されたものです。

手動により、いらない横データなどを削除したり加工したりして、マトリクス表を作成しているところですが、外が荒れ始め、雨が降って来ました(23:35頃)。

この続きは、明日に行う予定です。

2017.11.15 主要精油60種類の最新データと禁忌事項及び注意事項(20種類)
2017.08.01 電子座標系グラフと主要な精油の禁忌事項や注意事項(40種類)

20171110精油データ整理作業7 20171110精油データ整理作業8

今日の秋田の最低気温は 9度、最高気温は 13度、そして、天気は「暴風雨」が予想されていました(
YAHOO!JAPAN 秋田の天気予報 2017.11.10 17:00発表)。

電子座標系グラフと主要な精油の禁忌事項や注意事項

○ 関連 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他

○ 履歴 : 2009「2009.08.01 植物療法関係記事の目次更新 2009080121.3 / 31.4
○ 履歴 : 2010「2010.08.01 会津のおいしいものあれこれ
25.1 / 29.1
○ 履歴 : 2011「2011.08.01 最初のアロマセミナーと年間計画表
19.8 / 28.3 23時現在
○ 履歴 : 2012「2012.08.01 緩和ケアセンターとアロマセラピスト
25.3 / 33.0 23時現在
○ 履歴 : 2013「2013.08.01 メタンハイドレートの有効利用と地球温暖化防止
22.1 / 28.4
○ 履歴 : 2014「2014.08.01 今日からカレンダーも八月 2014
24.0 / 29.9
○ 履歴 : 2015「2015.08.01 月をまたいで二日続けての熱帯夜 2015
24.3 / 29.2
○ 履歴 : 2016「2016.08.01 月をまたいで二日連続33度台の中鉢置き場の草取りと整理 2016
24.1 / 33.9
○ 気温 : 昨日の最低 23.6(05:12)最高 30.0(12:00)24時
○ 気温 : 今日の最低 22.9(23:56)最高 30.1(13:21)24時

201708012400Temperature

上の画像は、2017.08.01(火)秋田の気象観測データです(24時)。
・「お天気モニタ 秋田県 秋田の気象情報より(外部リンク)

昨夜は、夜のはじめ頃になっても 26度台が続いていましたが、21時にようやく 25度台まで下がり、夜遅くの 24時には 24度台を示していました。

それでも湿度が高く、それ以上の蒸し暑さを感じていました。

今日未明になっても 24度台から 23度台を示し、そのまま明け方まで 23度台が続いていました。今日の 23時までの最低気温は、明け方の 04:27 に記録した 23.3度でした(今日の最低気温 23:56 22.9度)。

朝になっても、雲が多く今にも雨の降り出しそうな空模様でしたが、その雲が少しずつなくなり、雲の切れ間からはお日さまが時々姿を現していました。

朝の 07時には 24度台だった気温も、09時には 26度台まで上がっていました。下の写真、左は、まだ雲の多かった朝 06:06 頃の様子です。

昼前になると、雲の切れ間からさらに青空が広がり、お日さまも姿を見せる機会が多くなっていましたが、雲の移動によって、隠れる事もありました。

下の写真、中央の左は、ちょうど雲がかかり、お日さまが少し隠れ気味となっていた 10:59 頃の様子です。それでも、気温の方は、27度台から 28度台を示していました。

昼過ぎになると、今まで空を移動していた雲が少なくなり始め、青空が広がって来ました。毎正時の気温は 28度台から 29度台の間で変動していましたが、13:21 には、今日の最高気温 30.1度を記録し、四日間「
真夏日」が続いていました。

そして、夕方には、雲の姿を探すのが難しいくらいに晴れ間が広がり、湿度の方も低く、梅雨明けしたかのような空模様となっていました。

下の写真、中央の右と、右は、素晴らしい青空の広がっていた夕方 18:22 頃と 18:56 頃の様子です。気温の方も、28度台から 27度台、そして、27度台から 26度台と少しずつ下がっていました。

そして、夜のはじめ頃には、25度台から 24度台、夜遅くには 23度台を示していましたが、それまで記録していた 23.3度(04:27)を下まわり、23:56 には、今日の最低気温となる 22.9度を記録していました(24時 23.0度 88%)。

20170801外の様子朝 20170801外の様子昼前 20170801外の様子夕方1 20170801外の様子夕方2

下の写真は、お店においてあるエキナセアとハイビスカスの様子です。エキナセアの花が、とても色が濃くなって来ました。そして、ハイビスカスには、新しい花芽ができ、中には花びらも見えていました。

20170801エキナセア 20170801ハイビスカス

下の写真は、今日のお昼ご飯です。今日は、かき揚げ玉子ソバでした。それに、鮭の入った大きなおにぎり、そして、キュウリのカラシ漬けでした。

20170801お昼ご飯かき揚げ玉子ソバ1 20170801お昼ご飯かき揚げ玉子ソバ2 20170801お昼ご飯おにぎり

下の写真、左は、ご飯の後に食べたトウモロコシです。まだ自家製のトウモロコシではありませんが、美味しかったです。

下の写真、中央と右は、夕方のお店前の様子です。30度台を記録したわりには湿度が低く、心地よい風も結構強く吹いていました。

そんな中、ハイビスカスの葉っぱが繁り、花芽をつけ始めていました。

20170801お昼ご飯トウモロコシ 20170801外の様子夕方ハーブたち1 20170801外の様子夕方ハーブたち2

今日は、昼過ぎから山へ向かい、野菜畑周囲の草刈りを予定していましたが、アロマの資料を作成しているうちに、時間が経ってしまいました。

せっかくだったので、下のような資料をまとめてみました。通常であれば、精油の禁忌事項や注意事項は、精油毎に取り上げられますが、今回は、「
電子座標系グラフ」の領域に従った精油の分類区分に合わせた形で、それら二つの事項を整理してみました。

もともと、電子座標系グラフを利用して、精油のデータを組み替えた資料がありましたので、その考え方の整合性を考えた上で、そのまま、それらの精油項目に、

・アレルギーなどの禁忌や注意事項
・皮膚塗布における禁忌や注意事項
・婦人科系における禁忌や注意事項
・神経毒性による禁忌や注意事項
・その他の禁忌や注意事項

を追加した一覧表を作成したのが、下の資料です。横長なので、縦に表示させていただきましたが、それでも、小さくてわかりづらいかもしれません。

2017.11.15 主要精油60種類の最新データと禁忌事項及び注意事項
2017.07.18 第三回目のパーソナルアロマテラピー講座開催 2017
2017.07.17 梅雨の曇り空の中野菜畑の草取り 2017(精油資料の再構築)
2017.01.09 電子座標系グラフで表現される芳香成分類と体質との相関関係を考慮した精油資料の再改良

20170801HECTdata1

・アレルギーなどの禁忌や注意事項

に関しては、ウィンターグリーン Gaultheria procumbens に含まれている「サリチル酸メチル」に理由があり、アスピリンアレルギーの方には、「禁忌事項」でした。

2006.02.13 サリチル酸二つの官能基

そして、この芳香分子には、敏感肌へ刺激を与える場合があるため、「
20%以下に希釈」して使用する事が「注意事項」として取り上げられていました。

また、ブタクサなどに対するアレルギーを持つ方に対しては、カモマイル ジャーマン Matricaria recutita が、そして、アレルギー体質を持つ方に対しては、ローレル Laurus nobilis が、それぞれ「
注意事項」として、「原則としてパッチテストをしてから使用」することが取り上げられていました。

・皮膚塗布における禁忌や注意事項

については、フェノール類を含む精油に皮膚を荒らす危険性があるため、「10%以下に希釈し、広範囲に使用しない」とする「禁忌事項」がありました。

2014.10.03 精油に含まれる芳香成分類などの禁忌と皮膚塗布の関係
2008.04.30 オレガノの成分と皮膚塗布の禁忌

今回の主要な精油の中で該当するものは、オレガノ Origanum compactum やクローブ Eugenia caryophyllus がありました。

同様に、ケイ皮アルデヒド(芳香族アルデヒド類)を含む代表的な精油、シナモン カッシア Cinnamomum cassia にも、上記と同じ「
禁忌事項」があり、また、同様な理由(皮膚を荒らす危険性)により、乳幼児や授乳中の産婦の方には使用しないという「禁忌事項」もありました。

また、ケイ皮アルデヒドと同じように、ある特定の芳香分子を含んでいる精油の禁忌事項が、もう一つありました。

それは、チャビコールメチルエーテルという芳香分子(フェノールメチルエーテル類)を含むバジル Ocimum basilicum でした。この精油を使う場合には、「
50%以下に希釈して使用する」という「禁忌事項」がありました。

さらに、フロクマリン類を含む柑橘系にも、光感作(光毒性)の関係で「
禁忌事項」がありましたが、同じ柑橘系でも、オレンジ スィート Citrus sinensis (Ze) や、マンダリン Citrus reticulata (Ze) は「光感作(光毒性)作用を起こしたという確証がない」という事で、この「禁忌事項」には該当していませんでした。

また、オレンジ スィート Citrus sinensis (Ze) を含む柑橘系にも皮膚刺激の可能性から、「
希釈して使用する事が望ましい」という「注意事項」がありました。

2006.06.01 光毒性とフロクマリン類

同じような理由(皮膚刺激の可能性)で、ティートゥリー Melaleuca alternifolia にも、三歳未満の乳幼児や敏感肌の方は「
10%以下に希釈して使用」するという「注意事項」もありました。

・婦人科系における禁忌や注意事項

これらの関係は、以前、このブログでも下記の記事で投稿しました。

2010.01.01 エストロゲン様作用と精油の禁忌との関係

これらは、エストロゲン様作用を示す芳香分子、例えば、マノオール(ジテルペンアルコール類)や、スクラレオール(ジテルペンアルコール類)などがあげられ、前者は、サイプレス Cupressus sempervirens に、そして、後者は、クラリセージ Salvia sclarea に含まれていました。

2017.10.10 サイプレスの禁忌事項を改めて考えさせられる

これらの芳香分子を含む精油には、エストロゲン様作用があり、ホルモン依存型がん疾患の方や乳腺症の方などは使用しないという「
禁忌事項」がありました。

また、ホルモン様作用(主にエストロゲン様作用)という主な作用を持っているセスキテルペンアルコール類を含む精油、例えば、サンダルウッド Santalum austrocaledonicum やパチュリー Pogostemon cablin などにも、同様の「
禁忌事項」がありました。

また、子宮収縮作用という観点からは、オイゲノール(フェノール類)を含むクローブ Eugenia caryophyllus や、ゲラニオール(モノテルペンアルコール類)を含むパルマローザ Cymbopogon martinii にも「
禁忌事項」がありました。

前者(クローブ)は、妊婦には使用してはいけませんが、例外として、出産時の妊婦には「
注意をすれば使用可能」、後者(パルマローザ)は、原則として、「出産時以外の妊婦には使用しない」という、微妙な表現が使われている「禁忌事項」でした。

さらに、ケイ皮アルデヒド(芳香族アルデヒド類)を含むシナモン カッシア Cinnamomum cassia にも、「
子宮や皮膚への影響」を考慮して「妊婦には使用しない」という「禁忌事項」もありました。

・神経毒性による禁忌や注意事項

この点についても、以前、下記のブログ記事で投稿した事がありました。

2014.10.08 寒露の頃幼稚園の栗拾いと看護大学でのアロマセミナー 2014

これらの基本的な考え方は、ケトン類という芳香成分類の持つ「
神経毒性や流産惹起作用」によるものと考えられています。

しかしながら、このケトン類という芳香成分類を構成している芳香分子にも目を向ける必要がありました。それは、ケトン類に属する様々な芳香分子には、どのような使用方法を適用するのかによっても、その「
毒性」に違いがありました。

皮膚塗布」という使用方法の観点から見てみると、ヘリクリサム Helichrysum italicum に含まれている「β-ジオン」や、ローズマリー カンファー Rosmarinus officinalis camphora とラベンダー スピカ Lavandula spica に含まれている「カンファー」、そして、ローズマリー ベルベノン Rosmarinus officinalis verbenone に含まれている「ベルベノン」などは、毒性の評価が「+(一個の+)」と、他の芳香分子に比べると、低い毒性を示していました。

ペパーミント Mentha piperita に含まれているケトン類の「
l (エル)-メントン」の評価は「++(二個の+)」で、前者の芳香分子よりも高い毒性を示していました(いずれもケモタイプ精油事典 Ver.8 p486 ケトンの種類別毒性(+が多いほど毒性が高い)より)。

そのような考え方に基づき、再度、上記禁忌や注意事項(神経毒性、流産惹起作用
)を見てみると、ヘリクリサム Helichrysum italicum やラベンダー スピカ Lavandula spica には、「注意事項」として、乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系の弱い患者(老人)、てんかん患者の方々には、「長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避けて」使用することを基本に、前者のヘリクリサムでは「注意をして」使用することを、そして、後者のラベンダー スピカでは「低濃度で注意をして」使用することを求めています。

また、毒性の評価(皮膚塗布)が「
」と、上記芳香分子と同じカンファーを含むローズマリー カンファーでは、「禁忌事項」として、「乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系の弱い患者(老人)、てんかん患者の方々には使用しない」事を求めています。

これは、カンファーの含有量が多いことに起因するのかと思います。

また、ローズマリー カンファーと同じように、ペパーミントにも「
禁忌事項」がありましたが、こちらの方は、毒性の評価(皮膚塗布)が「++」と高く、含有量も多いため、とても複雑な「禁忌事項」と「注意事項」の組合せとなっています。

まず、「
神経毒性や流産惹起作用」という観点からは、乳幼児を除く「妊婦、授乳中の産婦、神経系の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しない」という「禁忌事項」があり、「神経毒性」という側面からは、「三歳以上の幼児」には、長期間・継続的・広範囲に多量の使用を避けて「低濃度で注意をして」使用することを求めている「注意事項」と同時に、「咽頭の痙れんを起こす可能性がある」という別の理由から、「三歳未満の乳幼児には使用しない」という「禁忌事項」が存在していました。

法律条文のように見えてくるから不思議ですが、ペパーミントを「
三歳以上の幼児」が使う場合は、「神経毒性」という観点から「注意事項」として、長期間・継続的・広範囲に多量の使用を避けて「低濃度で注意をして」使用することが可能なようです。

・その他の禁忌や注意事項

これらの観点からは、血圧上昇作用によりマッサージや経口摂取後、血圧が急上昇する可能性、上記にも登場してきた咽頭の痙れんを起こす可能性などが、条件によっては「禁忌事項」や「注意事項」にあてはまる場合もあり、さらには、広範囲に使用しないという「禁忌事項」もありますが、これらは、すべてペパーミント Mentha piperita を利用する場合に適用されるものでした。

→ 血圧上昇作用によりマッサージや経口摂取後、血圧が急上昇する可能性
(1) 「
妊婦、授乳中の産婦、神経系の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しない」という「禁忌事項
(2) 「
高血圧症の方には、長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避けて」「注意をして」使用するという「注意事項

→ 咽頭の痙れんを起こす可能性
(1) 「
三歳未満の乳幼児には使用しない」という「禁忌事項
(2) 「
三歳以上の幼児」が使う場合には「長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避けて」「低濃度で注意をして」使用するという「注意事項

がありました。

また、ジャスミン Jasminum officinalis (Abs.) についての「
禁忌事項」や「注意事項」もありましたが、この精油はアブソリュート(溶剤抽出)ゆえ、原則として、皮膚塗布などには利用しませんでした。

それでも利用する場合には、「
原則として原液で塗布しない」という「禁忌事項」があり、また、誘眠作用により、集中力を妨げる可能性が指摘され、長期間・継続的・広範囲に多量の使用を避けて「低濃度で注意をして」使用することが「注意事項」として求められていました。

20170801HECTdata2

上の画像と、下の画像は、それらの「
禁忌事項」と「注意事項」とを、「電機座標系グラフ」の領域に従った精油の分類区分に合わせた形で整理したものです。

間違いのないよう、心がけたつもりですが、何かあれば、連絡いただければ幸いです。なお、上記主要な精油の「
禁忌事項」や「注意事項」については、「ケモタイプ精油事典 Ver.8」を参照させていただきました。

20170801HECTdata3

下の写真は、夕方、NHKテレビで放送されていた気象情報の様子です(18:31頃)。2017.07.20(木)から 08.31(月)までの秋田の日照時間を現したグラフですが、どうも、26(水)辺りが、「梅雨明け」を見極める一つのポイントだったようですが、その後、日照時間が減る日もありました。

20170801NHKテレビより秋田市の日照時間の推移 20170801NHKテレビより今日の気圧配置1 20170801NHKテレビより明日の気圧配置1

上の写真、中央と右、そして、下の写真、中央と右は、日本付近の気圧配置の概要を伝えている画面ですが、今日高気圧の張り出している辺りが、明日には東北地方に接近するようで、ひょっとすると明日 2017.08.02(水)にも「梅雨明け」が発表されるかもしれないということでした。

早く、梅雨明けしてほしいですね。

20170801NHKテレビより秋田県内の天気 20170801NHKテレビより今日の気圧配置2 20170801NHKテレビより明日の気圧配置2

下の写真は、その高気圧の影響なのか、昼過ぎよりは夕方の方が、素晴らしい青空が広がっていた様子です(18:56頃)。南の空にはお月さまも姿を現していました。

20170801外の様子夕方南の空にはお月さま 20170801外の様子夕方北の空 20170801外の様子夕方東の空

下の写真は、今日の晩ご飯です。豆富のおから、ちりめんじゃこ入りふく菜の炒り煮、ツル菜、ナスとミョウガ・キュウリの和えものダイコンおろし添え、それに、ホッケの焼き魚でした。

20170801晩ご飯

下の写真、左も、今日の晩ご飯で、フク菜とスペアリブのスープでした。下の写真、右(中央)は、お店前にあるエキナセアの花のようです。外では、涼しい風がふいていました。

20170801晩ご飯ふく菜とスペアリブのスープ 20170801外の様子夜のはじめ頃エキナセア

明日の秋田の最低気温は 21度、最高気温は 30度、そして、天気は「晴れ時々曇り」が予想されていました(
YAHOO!JAPAN 秋田の天気予報 2017.08.01 17:00発表)。

梅雨の曇り空の中野菜畑の草取り(精油資料の再構築)2017

○ 関連 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他

○ 履歴 : 2009「2009.07.17 秋田の夏まつり 200920.8 / 29.2
○ 履歴 : 2010「2010.07.17 アロマセミナー 精油とハーブウォーターの事
21.9 / 30.9
○ 履歴 : 2011「2011.07.17 連日の草刈り作業でちょっと疲れが
22.6 / 30.2 23時現在
○ 履歴 : 2012「2012.07.17 日本列島各地梅雨明けの日に草刈り作業
21.0 / 26.5 23時現在
○ 履歴 : 2013「2013.07.17 快晴の空から一転して今日は梅雨空へ逆戻り
20.0 / 26.0 23時現在
○ 履歴 : 2014「2014.07.17 秋田の夏まつり 2014
18.6 / 31.2
○ 履歴 : 2015「2015.07.17 ドライフラワーの取り込みでラベンダーの季節が終了 2015
22.4 / 33.9
○ 履歴 : 2016「2016.07.17 梅雨時の鬱陶しい天気でラベンダー傷み始める 2016
21.5 / 24.3
○ 気温 : 昨日の最低 24.0(14:34)最高 26.6(00:45)24時
○ 気温 : 今日の最低 22.5(24:00)最高 27.4(11:58)24時

201707172400Temperature

上の画像は、2017.07.17(月)秋田の気象観測データです(24時)。
・「お天気モニタ 秋田県 秋田の気象情報より(外部リンク)

昨日は、毎正時の気温が、昼過ぎの 14時から夜遅くの 24時まで、ずっと 24度台が続いていました。

今日未明から明け方、そして、朝にかけても、24度台が続いていましたから、昨日の昼過ぎ 14時から、今日の昼前 10時までの毎正時の気温が 24度台で続いていた事になります(20時間)。

201707172400Temperature

上の画像は、2017.07.16(日)13時 〜 2017.07.17 13時の秋田の気象観測データです(14時から 10時 〜 24度台)。
・「お天気モニタ 秋田県 秋田の気象情報より(外部リンク)

珍しい気温の推移でした。それでも、午前中の最低気温は 07:47 に記録した 23.5度でしたから、あくまでも「毎正時」の気温という事になります。

昼前になると、雲の切れ間から少し青空がのぞき、お日さまも時々姿を現していました。その事で、24度台が続いていた気温も、26度台まで上昇し、11:58 には、今日の最高気温 27.4度を記録していました。

下の写真、左と中央の左は、白い雲で覆われ、梅雨時の空模様でしたが、道路も乾いていた朝 06:49 頃と昼前 10:46 頃の様子です。

昼過ぎになっても、同じような空模様でしたが、お昼を中心にお日さまが結構姿を見せてくれました。それでも、再びその姿を現す事なく雲が厚くなり、気温も 26度台から 25度台を示していました。

下の写真、中央の右は、朝と同じように白い雲で覆われていた昼過ぎ 13:46 頃の様子です。

夕方になっても同じような空模様が続き、気温の方も 25度台から 24度台で推移していましたが、その天気は、夜のはじめ頃まで続いていました。

そして、21時を過ぎた頃から雨が降り始め、夜遅くの 23時には 6.0mm の降水量を記録していました。

雨の降り出す前は 24度台でしたが、雨の降り始めた頃から 23度台、そして、22度台と推移し、24:00 には、今日の最低気温 22.5度を記録していました(24時 22.5度 97%)。

下の写真、右は、本格的に雨が降り出して来た夜のはじめ頃 21:29 頃の様子です。

20170717外の様子朝 20170717外の様子昼前 20170717外の様子昼過ぎ 20170717外の様子夜のはじめ頃

下の写真、左は、すっかりきれいに刈り込まれ、今まで咲き誇っていた姿が幻のように写ってしまう歩道の早咲きラベンダーこいむらさきの様子です(07:00頃)。

歩道の段差から道路側へはみ出していた枝を切り詰めたため、形が不揃いで、角張った姿になっていますが、それも時間の問題です。

20170717刈り込んだ歩道の早咲きラベンダーこいむらさき 20170717お昼ご飯台湾まぜ麺 20170714デザート抹茶ロールケーキ

上の写真、中央と右、そして、下の写真は、今日のお昼ご飯です。今日は、台湾まぜ麺をオリジナルの具材を使って食べました。デザートは、抹茶ロールケーキでした。

20170717お昼ご飯

昼前にかけて、アロマセミナーの資料を作成していました。今回は、「電子座標系グラフ」と「自律神経と免疫の法則(福田安保理論)」とを関連づけて考える事ができるよう、マトリクス表の一部を改良しました。

2018.12.06 精油のマトリクスデータシートの3D化
2018.11.16 目的達成のための戦略と精油のマトリクスデータシートの活用
2017.12.04 電子座標系グラフに対応した精油のマトリクスシート
2017.11.25 精油のマトリクスナビゲーションシステム
2017.01.09 電子座標系グラフで表現される芳香成分類と体質との相関関係を考慮した精油資料の再改良

自律神経と免疫の法則を考えた場合、体質というよりも、副交感神経の緊張が、さらなるリンパ球優位の状態へ導き、あるいは、交感神経の緊張が、顆粒球を優位にさせる状態へと導く事がいわれていました。

リンパ球優位をリンパ球人間とか、顆粒球優位を顆粒球人間などと表現されていますが、活動の状況を交感神経優位、あるいは、副交感優位と考えれば、電子座標系グラフと関連づけて考慮することができそうです。

そのため、上記に投稿したブログ記事に登場する改良型を、さらに改良したのが、下の写真に写っているマトリクス表でした。

電子座標系グラフにおける精油の位置を「四つの体質」に対応した順番から、交感神経優位あるいは副交感神経優位となった状態の「二つの状態」に対応した形で配置しました。

以前、抗炎症作用と電子座標系グラフの関係を、下記の記事でもご紹介しました。

2012.07.24 抗炎症作用と電子座標系グラフ上の芳香成分類との関係

今回は、抗炎症作用という観点だけでなく、自律神経と免疫の法則という大きな枠組みで電子座系グラフとの関連性を考慮に入れた考え方となっていました。

具体的には、それらの「二つの状態」に対応する形で、マトリクス表の左側には、マイナスに帯電すると考えられる精油を、そして、右側には、プラスに帯電すると考えられる精油を配置しました。

この方がスッキリしますし、「二つの状態」に対応する形で、精油の選択が素早く行う事が可能となりそうです。

● 二つの状態
○ 交感神経優位な状態 〜 顆粒球人間に対応する精油として
・テルペン系アルデヒド類、ケトン類
・エステル類
→ マイナスに帯電すると考えられる精油とその精油に含まれている主な芳香成分類
○ 副交感神経優位な状態 〜 リンパ球人間に対応する精油として
・フェノール類、芳香族アルデヒド類、モノテルペンアルコール類
・酸化物類、フェノールメチルエーテル類、モノテルペン炭化水素類
→ プラスに帯電すると考えられる精油とその精油に含まれている主な芳香成分類

という、おおよその芳香成分類を中心とした精油を配置していました。詳しくは、後日、このブログでもご紹介させていただきたいと思います。

顆粒球人間とか、リンパ球人間については、未来免疫学((株) インターメディカル、安保徹著)で述べられていました。

20170717アロマセミナーの資料1 20170717アロマセミナーの資料2

今日は、昼過ぎに山へ向かいました。昨日は、雨が降っていましたが、今日は雨もやみ、草取り作業がはかどりそうです。

下の写真、左は、山へ向かう途中の田んぼと山手台の様子です(13:59頃)。風がふき、稲の葉っぱがたなびいていました。

中央と右は、山の様子です。この雨で、十分な水をいただき、立派に育っているカボチャと、雑草が目立ってきたラベンダー畑の様子です。

20170717山へ向かう途中の様子田んぼ 20170717カボチャ畑 20170717ラベンダーの畑

下の写真も、今日のラベンダー畑の様子です(14:21頃)。雑草でうね間が埋まりつつありました。耕運機で耕しておけばよいのでしょうが、今度は、野菜畑の草取りが優先です。

先日はでは、野菜畑の草取りより、ラベンダーの収穫が優先でしたから。

20170717ラベンダー畑の様子

下の写真、左は、スモモの様子です。随分赤い実が増えてきました。もう少ししたら、収穫できそうです(14:22頃)。

今日は、野菜畑の草取りを予定していました。雨が降りやんだ後なので、草取りがはかどるのではと思っていたのですが、そうはとんやがおろしませんでした。

下の写真、中央と右は、その野菜畑の草取り前の様子です。もの凄い事になっていました(14:30頃)。

20170717山の様子スモモ 20170717野菜畑草取り前1 20170717野菜畑草取り前2

下の写真、左は、キュウリの苗です。一昨日、キュウリの支柱をネットの方へ傾け、茎をそちらへ誘導してあげました。こちらの方の草取りは、既に済んでおり、とても気持ちよさそうでした。

下の写真、中央と右は、草取りを終えた頃の野菜畑の様子です(16:58頃)。ナスとトマト、トマトとトマトのうね間の草取りが終わり、スッキリしました。

20170717野菜畑キュウリ 20170717野菜畑草取り後1 20170717野菜畑草取り後2

その後は、野菜畑とネットに挟まれている周囲の草取りです。こちらの方は、歩く機会が少なかったので、土が踏みかためられておらず、結構根こそぎきれいに草取りができました。

うね間は、何度も歩き回っていたため、かたくなっていました。そこへ雨が降っても、それほど草が取りやすいわけではありませんでした。

下の写真は、ある程度、周囲の草取りも終えた頃の野菜畑全体の様子です(19:11頃)。こちらは、ナスやトマトの苗を中心とした場所からの様子です。

20170717野菜畑草取り後3

下の写真は、一昨日草取りを終えた場所と、今日草取りを終えたトマトのうね間の様子です。手で取った草をうねに上げて置いたのですが、それを取り除く前に時間切れになりました。

今日も、18:30 頃からひぐらしが鳴き始めていました。

20170717野菜畑草取り後4

下の写真、左は、山からの帰り道で望んだ田んぼの様子です(19:47頃)。空は雲で覆われていましたが、少し前に、山では、一時的でしたが小雨がパラパラ舞っていました。

20170717山からの帰り道の様子田んぼ 20170717晩ご飯キムチご飯とワカメのみそ汁 20170717梅酒

上の写真、中央と右、そして、下の写真は、今日の晩ご飯です。今日も、キムチご飯、そして、ワカメのみそ汁、チャプチェ、ヒジキと切り干しダイコンの煮もの、それに、ギョウザでした。梅酒も少々たしなみました。

20170717晩ご飯

明日の秋田の最低気温は 22度、最高気温は 28度、そして、天気は「曇りのち晴れ」が予想されていました(
YAHOO!JAPAN 秋田の天気予報 2017.07.17 20:00発表)。

電子座標系グラフで表現される芳香成分類と体質との相関関係を考慮した精油資料の再改良

○ 関連 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他

○ 履歴 : 2009「2009.01.09 新型インフルエンザに備える- 3.2 / 7.3
○ 履歴 : 2010「2010.01.09 交感神経と副腎髄質における伝達物質と受容体 1
0.0 / 2.8
○ 履歴 : 2011「2011.01.09 終日雪寄せと雪下ろし作業
- 1.5 / 0.3
○ 履歴 : 2012「2012.01.09 雪下ろし 2012
- 4.1 / 2.9 23時現在
○ 履歴 : 2013「2013.01.09 新しい店舗で今年初めてのセミナー
- 5.3 / - 0.6 24時
○ 履歴 : 2014「2014.01.09 昨日とは一転し夕方から外は冷凍庫の中のような寒さ 2014
- 4.5 / 1.8 23時現在
○ 履歴 : 2015「2015.01.09 今年始めての台湾からのチャーター便秋田へ到着 2015
- 0.2 / 3.2 24時
○ 履歴 : 2016「2016.01.09 全く雪のない中大俵引き祭会津美里町 2016
- 0.7 / 2.8 24時
○ 気温 : 昨日の最低 - 2.6(07:15)最高 6.0(14:11)24時
○ 気温 : 今日の最低 2.0(07:37)最高 5.9(19:51)24時

201701092400Temperature

上の画像は、2017.01.09(月)秋田の気象観測データです(24時)。
・「お天気モニタ 秋田県 秋田の気象情報より(外部リンク)

小寒」の頃となったものの、以外に暖かな日が続いており、今日未明から明け方、そして、朝にかけても、4度台から 3度台、3度台から 2度台と推移していました。

そして、今日の最低気温は、朝 07:37 に記録した 2.0度でしたが、弱い雨が断続的に降り続いていたようです。

昼前から昼過ぎにかけても、ドンヨリとした曇り空のもと、同じように弱い雨が断続的に降り続き、お日さまの姿をほとんど見ることはありませんでした。

気温の方も、10時の 3.3度以外は、すべて 4度台が続いていましたが、夜のはじめ頃から夜遅くにかけては、ほとんど 5度台と、暖かな夜でした。

相変わらず弱い雨が断続的に降り続いていましたが、夜遅くには、その雨もあがったようで、雲の切れ間からは、お月さまの姿を望む事ができました(24時 4.7度 62% 0cm)。

下の写真、左は、朝 06:16 頃の様子です。この頃も、弱い雨がパラパラ降っていました。下の写真、中央は、会津から積んできた真っ赤で大きなイチゴです。

右は、朝 08:39 頃の様子です。雲が空を覆っていましたが、この頃は雨もやんでいたようで、薄く広がった雲の間からお日さまがボンヤリと輝いていました。

20170109外の様子朝1 20170109会津のイチゴ 20170109外の様子朝2

朝、台所からラーメンのスープの香りが漂っていました。下の写真、左が、そのときの様子です。お昼が近づくと、ねかせていたラーメンの麺が並んでいました。

会津の実家へ戻っていたときには、お昼ご飯に随分ラーメンを食べました。会津のラーメンは、懐かしさでおいしいのですが、何といっても、わが家のラーメンが一番です。

20170109ラーメンのスープ 20170109ラーメンの麺 20170109お昼ご飯ラーメン

上の写真、右と、下の写真は、今日のお昼ご飯のラーメンです。自家製のスープ、一口飲み込むと、その味が、口の中にジュワーっと広がっていきます。わぁー、やっぱりわが家のラーメンの味はおいしいです。

20170109お昼ご飯

下の写真、左は、お昼ご飯のときに食べたデザートのイチゴのババロアです。イチゴは、会津産のものです。

今日の天気は、朝からずっと弱い雨が断続的に降っていました。やんでいる方が多かったのかもしれませんが、道路が乾く事はなかったようです。

下の写真、中央は、昼過ぎ 15:48 頃の様子です。上空には、雨雲がかかっていましたが、強い雨が降る事もなく、断続的に弱い雨がパラパラ降っている程度でした。

20170109イチゴのババロア 20170109外の様子昼過ぎ 20170109マカロニと野菜のサラダ

上の写真、右と、下の写真は、今日の晩ご飯です。マカロニと野菜のサラダもついていましたが、今日は、ひまわりにとって、最良の組合せとなった日でした。

お昼は、自家製のラーメン、そして、晩ご飯は、下の写真のように、チャーハンと野菜炒めでしたからね。

これに、カレーライスが加われば、最強の組合せとなった事でしょう。

20170109晩ご飯チャーハン 20170109晩ご飯野菜炒め

下の写真、左と中央も、今日の晩ご飯です。キャベツとくるまふのみそ汁、そして、デザートの沖縄産パイナップルケーキでした。

今日は、昼前から、精油の芳香分子、芳香成分類、そして、平均的含有量のデータ処理を行っていました。

下の写真、右は、その元データとなるパソコンの画面です。入力項目の基本的なデータは、

○ 精油名
・芳香成分類
・芳香分子
・平均的含有量 最低値
・平均的含有量 最高値

で、基本となる「精油名」や「芳香成分類」、そして「芳香分子」には、ID が紐付けられています。

20170109キャベツとくるまふのみそ汁 20170109デザートパイナップルケーキ 20170109セミナーの資料作り1

この紐付けは、後から「芳香成分類」の主な作用や、「芳香分子」の固有作用を関連づける際に役立ちます。

その事で、精油名から、その精油に含まれている芳香成分類と芳香分子だけではなく、それらの主な作用や固有作用を関連づける事が可能となります。

また、その精油に含まれている芳香成分類に目を向けた場合、その芳香成分類の主な作用だけではなく、

・その芳香成分類に属する芳香分子とそれぞれの固有作用
・その芳香成分類を含有している他の精油名

についても、関連づける事ができました。

もちろん、芳香分子に目を向けた場合には、その芳香分子の固有作用だけではなく、同じように

・その芳香分子の属している芳香成分類の主な作用
・その芳香分子を含有している他の精油名

についても、関連づける事が可能でした。

今回は、そのようにして入力されたデータを縦横(行列)のマトリクス表に展開し、そこで得られた表から、今までとは違った形での表示方法を考えて見ました。

それが、下の写真の印刷された紙ベースの表です。

20170109セミナーの資料作り2 20170109セミナーの資料作り3

従来の表では、芳香成分類を「
ケモタイプ精油事典」に沿った形で並べ替えし、精油名もアイウエオ順に並べて「マトリクス表」を作っていました。

さらに、「
電子座標系グラフ」に合わせる形で、芳香成分類を「強壮刺激」のグループ(電子座標系グラフ上では + )と「鎮静弛緩」のグループ(電子座標系グラフ上では - )に並べ替えし直して資料を作成していました。

2008.10.22 精油 41種類のデータ更新

また、下記の記事では、その改良版として「
電子座標系グラフと体質」の相関関係を見て取れる様に「一部改良」しました。

2008.10.26 精油資料を電気座標系と連動させ一部改良

前回は、「
芳香成分類」と「体質」との関連性を、表の中に「分類」することで、わかりやく表現したのですが、「精油に含有される芳香成分類」と「体質」との関連性が「視覚的」に表現できていませんでした。

今回は、さらに、各々の精油が「
電子座標系グラフ上どの領域に分類」されるのかも「視覚的」に訴える事が出来るように、再度改良してみました。

2018.12.06 精油のマトリクスデータシートの3D化
2018.11.16 目的達成のための戦略と精油のマトリクスデータシートの活用
2017.12.04 電子座標系グラフに対応した精油のマトリクスシート
2017.11.25 精油のマトリクスナビゲーションシステム
2017.07.17 梅雨の曇り空の中野菜畑の草取り 2017(精油資料の再構築)

下の写真が、それらを考慮して作表された精油データの表です。赤いラインは擬似的に電子座標系グラフの横軸と縦軸を書き表したものです。

20170109セミナーの資料作り4

芳香成分類 / 芳香分子」の項目には、電子座標系グラフの「A、C、B、D」に該当する芳香成分類を並べました。下記の画像は、その分類に基づき、電子座標系グラフ上に配置された各々の芳香成分類です。

グラフ上の左上が「A」、右上が「B」、そして、グラフ上の左下が「C」、右下が「D」というように、四つの領域に分類することができました。

20170109芳香成分類の電子座標系グラフ

これらの領域に分類される芳香成分類だけではなく、その領域に分類される「精油」を、それぞれの表中に配置してみました。

具体的には、「A」に分類(グラフ上左上の領域)されるユーカリ レモン Eucalyptus citriodora は、表中の「
芳香成分類 / 芳香分子」を境にして、左側に配置(実際には一番左側)されています。

そして、その精油に含まれる主な芳香成分類の平均的含有量(最高値)は、具体的には、テルペン系アルデヒド類という芳香成分類と交差するセル上に「79」と表現されています。

同じように、リトセア Litsea citrata や、レモングラス Cymbopogon citratus などが「A」の領域に分類され、それらの精油もまたテルペン系アルデヒド類を含んでいました。

表中、同様に、左側に分類される精油には、オレガノ Origanum compactum やクローブ Eugenia caryophyllus などがあり、それらは、電子座標系グラフ上「C」の領域に分類され、代表的な芳香成分類であるフェノール類を含んでいました。

また、パルマローザ Cymbopogon martinii やペパーミント Mentha piperita などの精油も「C」の領域に分類されており、それらの主な芳香成分類はモノテルペンアルコール類でした。

反対に、表中右側には、電子座標系グラフ上右上の領域「B」に分類される精油、カモマイル ローマン Chamaemelum nobile や、ラベンダー アングスティフォリア Lavandula angustifolia などがありましたが、これらの主な芳香成分類はエステル類でした。

また、「D」の領域に分類される精油、ユーカリ ラディアタ Eucalyptus radiata や ラヴィンツァラ Cinnamomum camphora (Ex. Ravensara aromatica)などが、同じように、表中右側に分類されており、これらの精油の主な芳香成分類は酸化物類でした。

さらに、同じ「D」の領域に分類されている精油には、オレンジ スィート Citrus sinensis (Ze) やジュニパー Juniperus communis などがあり、これらの精油には、モノテルペン炭化水素類が豊富に含まれていました。

再度、表中に分類される「精油」と「芳香成分類」を見渡して見ると、それらは、電子座標系グラフ上の領域に近い状態で配置されている事がわかります。

そして、これら「精油」と「芳香成分類」と同時に、体質改善という目的で、四つの体質分類についても、表中に現してみることにしました。

このように分類することで、マトリクス表ではありますが、電子座標系グラフ上の四つの領域と重なるような配置を見てとることができ、精油や芳香成分類、そして、体質の関係が、このマトリスク表を概観することで、それらの相関関係を理解することが可能となり、様々な用途に汎用できそうです。

当然のことながら、芳香成分類の明細、すなわち、芳香分子のデータもまた、表中に組み込まれています。それらのデータは、最初に概観する事のできる表の、真下に表現されています。

このような表示方法は、例えば、○○のような症状には、○○作用が必要で、○○作用を発揮することの出来る芳香成分類や芳香分子は○○で、それらを多く含む精油は・・・・

めざとくそれらの芳香成分類や芳香分子を含む精油を「複数」見つけた場合でも、その他の芳香成分類や芳香分子を見渡す事で、さらに、○○のような症状にも同時にアプローチでき、その場合には、「複数」の精油の中から、この精油が、それらの諸条件の中で最適に利用することが可能・・・・

というような利用方法(精油の直接作用)も考える事ができますし、

これらの精油が分類されている電気座標系グラフ上の位置に応じて、このマトリクス表だけで、対応する体質との相関関係をも勘案することが可能(精油の間接的作用)となります。

下の図は、電子座標系グラフ上の各体質の性質を現したものです。

これらの関係により、体質に合わせた精油を選択することで、その体質により引き起こされるトラブルを改善するために利用される精油の働きは、精油の間接的な作用と呼ばれていました。

2014.02.02 精油に含まれる芳香成分類の構成比から用途別特性を概観する
2009.05.20 電子座標軸と体質の相性

20120724電子座標系グラフ体質

下の写真、左は、パソコン上で表示したマトリクス表です。

今日は、一日、弱い雨が降ったりやんだりしていたのですが、夜遅くには、その雨もあがり、雲の切れ間からお月さまが姿を現していました。

下の写真は、夜遅くの 22:37 頃の様子です。

20170109セミナーの資料作り5 20170109外の様子夜遅く1 20170109外の様子夜遅く2

明日の秋田の最低気温は 0度、最高気温は 3度、そして、天気は「曇りのち雪」が予想されていました(
YAHOO!JAPAN 秋田の天気予報 2017.01.09 22:00発表)。
最新コメント
精油名

イランイラン
ウィンターグリーン
オレンジ スィート
オレンジ ビター

カモマイル ジャーマン
カモマイル ローマン
クラリセージ
グレープフルーツ
クローブ
コリアンダー

サイプレス
サンダルウッド
シダー
シトロネラ ジャワ
シナモン カッシア
ジャスミン
ジュニパー
ジンジャー
セージ
ゼラニウム エジプト

タイム ツヤノール
タナセタム
タラゴン
ティートゥリー

ニアウリ CT1
ネロリ

バジル
パチュリー
パルマローザ
プチグレン
フランキンセンス
ペパーミント
ヘリクリサム
ベルガモット
ベンゾイン

マジョラム
マンダリン
ミルラ

ユーカリ グロブルス
ユーカリ ディベス
ユーカリ ラディアタ
ユーカリ レモン

ラベンサラ
ラベンダー アングスティフォリア
ラベンダー スーパー
ラベンダー ストエカス
ラベンダー スピカ
リトセア
レモン
レモングラス
ローズ
ローズウッド
ローズマリー カンファー
ローズマリー シネオール
ローレル
プロフィール

ひまわり

○ 佐藤 喜仁(さとうよしひと)
・1955年(昭和30)年
 12月生まれ
・福島県会津高田町出身
○ 1974年(昭和49年)3月
・福島県立大沼高等学校
・普通科卒業
○ 1978年(昭和53年)3月
・京都産業大学
・経営学部 経営学科
(会計学専攻) 卒業
○ 1980年(昭和55年)3月
・京都産業大学
・大学院 経済学研究科修了
○ 1981年(昭和56年)〜
  1987年(昭和62年)
・税理士事務所勤務
○ 1987年(昭和62年)12月
・ハーブ専門店
 みなみの香草屋開業
・自社農場でハーブの生産、
 出荷
・ショップでハーブやアロマ
 関連商品の販売
・サロンでのトリートメント
・ショップやサロンへ商品供給
 とアドバイス
○ 1997年(平成9年)6月
・秋田アロマテラピースクール
 開講
○ 現在、秋田市で
・アロマテラピーと
 フィトテラピー(植物療法)
 を学びながら、ショップや
 サロンを営み、スクールも
 開講しています

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・α-フェランドレン
・β-フェランドレン
・ミルセン
・リモネン
・d-リモネン
セスキテルペン炭化水素類 -
・β-エレメン
・δ-エレメン
・カマズレン
・ジンジベレン
・β-セスキフェランドレン
・デハイドロアズレン
・デハイドロカマズレン
セスキテルペン炭化水素類 +
β-カリオフィレン
・α-コパエン
・α-セドレン
・β-セドレン
・α-ヒマカレン
・β-ヒマカレン
・γ-ヒマカレン
・α-ブルネッセン
・β-ブルネッセン
モノテルペンアルコール類
・ゲラニオール
・シトロネロール
・ツヤノール-4
・trans-ツヤノール-4
・α-テルピネオール
・β-テルピネオール
・γ-テルピネオール
・テルピネン-4-ol
・ネロール
・ボルネオール
・メントール
・d-リナロール
・l-リナロール
セスキテルペンアルコール類
・キャトロール
・α-サンタロール
・β-サンタロール
・セドロール
・ネロリドール
・パチュロール
・バレリアノール
・α-ビサボロール
・ビリディフロロール
ジテルペンアルコール類
・アセトキシ-15-ラブダノール-8
・スクラレオール
・ラバダアン-8-α-15-ディノール
エステル類
・アンスラニル酸ジメチル
・蟻酸シトロネリル
・酢酸ネリル
・酢酸ベンジル
・サリチル酸メチル
ケトン類
・l-カルボン
・d-カルボン
・カンファー
・クリプトン
・β-ジオン
・α-ツヨン
・β-ツヨン
・ピペリトン
・ベルベノン
・メントン
フェノール類
・オイゲノール
・チモール
フェノールメチルエーテル類
・trans-アネトール
・チャビコールメチルエーテル
テルペン系アルデヒド類
・シトラール
・シトロネラール
芳香族アルデヒド類
・クミンアルデヒド
・ケイ皮アルデヒド
酸化物類
・アスカリドール
・1,8シネオール
・ビサボロールオキサイドA
・trans-リナロールオキサイド
ラクトン類
・クマリン

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