○ 履歴 : 2010「2010.04.11 秋田県内花見スポット日程 2010」+ 7.6 / + 11.5
○ 履歴 : 2011「2011.04.11 大震災から一ヶ月そして大きな余震」+ 5.2 / + 8.9
○ 気温 : 今日の最低 + 6.6(04:11)最高 + 12.8(11:07)24時|昨日 + 2.9 / + 13.4 22時
暖かな日差しとお天気に恵まれた二日間でしたが、今日の朝は、ドンヨリとした曇り空の天気でした。その天気も、午前中には、パラパラと小雨が降り出し、午後からは、本格的な雨模様となりました。
夕方から夜にかけ、雨足が強くなりましたが、気温は、高めで推移していました。24:00 の気温は、+ 9.5度を示していました。
今日は、午前中からアロマのセミナーでした。今日は、アロマテラピーの歴史や有用性のお話をさせていただきました。下の写真、左と中央は、ケモタイプ精油のお話しと、主要三タイプのローズマリー Rosmarinus officinalis のケモタイプ精油を比較した表です。
ケモタイプという概念は、とても難しい概念のように思えますが、とても単純明快な考え方です。
受講生の方が、あるアロマの説明会の中で、「ケモタイプの精油はとても少ないようです」というお話を聞かれたということで、改めてケモタイプの精油ってどのような精油を示すのかが明確に理解できなかったというのです。
ケモタイプの概念を提唱したプラナロム社のカタログには(p8)、
○ ケモタイプとは
・植物に含まれている成分を化学的に分析して、
・特徴的な成分の含有率で植物を分類・同定するという考え方で、
・化学種とも訳されている
という事が示されていました。そして、
○ ケモタイプ精油の誕生
・精油も自然の植物から採られる
・同じ学名の植物から採油した植物でも
・植物が育つ土壌、標高、気候、風土などにより、
・精油に含まれる成分の構成比が大きく異なる事がある
として、芳香成分の含有率によって分類・同定(ケモタイプ)する事で、フランスやベルギーのように「療法」としてのアロマテラピーが実践できるための安全性や確実性、効果などを裏付けるものとして、ケモタイプ精油の必要性が述べられています。
そこで、かなり昔の雑誌なのですが、誠文堂新光社から発行されていた「月刊ハーブ(HERB)」をいろいろ探してみました。プラナロム社の広告が載っていることを想い出したからです。
○ [月刊 ハーブ] HERB 3 1998 No.48 p101
・伝承的アロマテラピーの世界に、
・「同定性」と「再現性」を高める「ケモタイプ概念」
の事が載っていました。
「同定性」とは、まさにケモタイプ(化学種)の事であり、そのケモタイプの精油を、アロマテラピーで実践されたときに「再現性」を得る事ができる、そのようなケモタイプの概念が大切である事が書かれていました。
これら「同定性」と「再現性」の事について
○ [月刊 ハーブ] HERB 5 1996 No.26 p101
・ケモタイプとは、精油の有効成分と使用結果の因果関係を、
・経験帰納的に証明して行く考え方
・経験を積むほど、そのデータの積み重ねと共有によって、
・アロマテラピーを安全で再現性の高い方法にして行くことが出来る
という事が載っており、さらに、ケモタイプ概念の誕生という事で、
○ HERB [ハーブ] 10 1998 No.55 p102
・原料植物の生育地や採取時期などを十分に配慮する伝統技術は、結局は、
・その「植物や精油の特性を決定する成分内容が同じタイプであることを求めている」ことに気づき、
・それまでの特定地域の伝承と経験と勘による「魔女の技術」を
・近代分析機器などによる「科学的同定技術」に置き換えることによって
・次々と伝承の内容を検証し、その再現性を飛躍的に高めることに成功した
とありました。これらの概念が、今日のケモタイプアロマテラピーで利用されるケモタイプ精油の有用性を担保することにつながっていきました。
ケモタイプ精油事典には、植物名、学名、科名、蒸留(又は圧搾・抽出)部位、主な産地、比重、旋光度、屈折率などが記載されていると同時に、
○ 主要有効成分(国内分析資料)
・芳香成分類、芳香分子の平均的含有量(同定性(ケモタイプ))
○ 薬局、病院での臨床データ
・精油の持つ主な治療特性と適用例(再現性)
とが示されており、この事で、先ほど示した「同定性」と「再現性」を客観的に検証する事が可能となっています。
ただ、本来のケモタイプは、先ほどから述べているように「同じ学名の植物から採油した植物」、すなわち、植物の種が同じ場合でのケモタイプの概念でした。
・・・・下記↓の最新情報を参照していただければ幸いです(2014.09.12)・・・・
現在の考え方は、「同じ学名の植物から採油した植物」という条件が外され、「再現性」を重要視した概念が採用されているようです。
・「2014.09.12 一足先に手動での稲刈りが始まった秋田市 2014」
・・・・上記↑の最新情報を参照していただければ幸いです(2014.09.12)・・・・
たとえば、先ほどのローズマリー Rosmarinus officinalis という学名の植物でも、その植物が育つ土壌、標高、気候、風土などにより、少なくとも、精油に含まれる成分の構成比が異なる三タイプの精油が存在しました。
これらの精油を「化学的に検証を行い、分類・同定した」ケモタイプ(化学種)の精油として、
・ローズマリー シネオール Rosmarinus officinalis CT(cineole)
・ローズマリー カンファー Rosmarinus officinalis CT(camphora)
・ローズマリー ベルベノン Rosmarinus officinalis CT(verbenone)
という三つのケモタイプに分類する事ができました。
ところが、ケモタイプ精油事典には、これらの精油を含め、最新の Ver.7(2011.04.01 改訂版)では、123種類のケモタイプ精油が網羅されていました。
あれ〜、おかしいですよね。ここに網羅されている精油には、上記例のような「同じ学名の植物から採油した植物」だけではなく、一つの学名を持つ一種類の精油も登場してきます。いや、むしろ、これらの精油の方が多いです。
それでも、ケモタイプ精油として取り扱われています。そうなんです。現在では、「化学的に検証を行い、分類・同定した精油」が「ケモタイプ精油」として定義されているのです。
そのように考えてくると、前者は、本来の(狭義の)ケモタイプの概念で、後者は、広義のケモタイプの概念という分類も出来そうです。
これは、「化学的分析によって、ケモタイプ精油として分類できることが重要である」という考え方により、現在では、ケモタイプ精油といえば、広義の意味で捉えられているようです。
その推移は、今回の最新の Ver.7 でも伺えます。それまでの精油事典では、ケモタイプナンバーが表示されていましたが、最新の改訂版(Ver.7)では、ケモタイプナンバーがなくなっているのがわかります。
○ 例
・タイム ツヤノール Thymus vulgaris CT4 (Thujanol)→ タイム ツヤノール Thymus vulgaris CT(Thujanol)
以上は、タイム Thymus vulgaris のケモタイプ精油を示すケモタイプナンバー CT4 (Thujanol)が CT(Thujanol)へと変更されている事がわかります。
○ [月刊 ハーブ] HERB 4 1996(月刊第1号) p101
・学名表示 + CTナンバー表示
・通称表示だけでは多くの種類を持つ植物の場合、植物特定ができない
・また、同一学名植物でも、成分バランスに特徴のあるものは、ケモタイプナンバーを表示
という内容が載っていました。そのケモタイプナンバーが表示されず、ケモタイプである CT という表示に留まっています。
・「2013.12.25 今年最後のセミナーとクリスマスディナー 2013(ケモタイプの精油)」
随分記事が長くなってしまいました。上の写真、右は、今日のお昼ご飯でした。
今日は、午後から雨の中、山へ行ってきました。下の写真は、今日のラベンダー畑の様子です。ラベンダーの色が、この暖かな雨で濃くなっていくのがわかります。
今年は例年になく、寒くて雪の多いシーズンでした。ラベンダーは、例年とは違う成分を作り出すかもしれませんね。
下の写真は、左から、ラベンダーナナ成沢、中央は、ラベンダー早咲き3号、そして、右は、ラベンダーおかむらさきの株です。
この雨は、ラベンダーだけではなく、全ての植物に命を育むエネルギーを与えているようでした。下の写真、中央は、スモモ、右は、花梅の花芽の様子です。
春を迎えつつも、色彩の少ない畑でしたが、ラベンダーとひろっこが、緑色によって命を表現しているように見えました。
上の写真、中央と右、そして、下の写真は、今日の晩ご飯です。エビフライ、ゴボウとニンジンのアボガドサラダ、おでんのたねの煮もの、コーンスープ、高菜の古漬けの炒めものでした。
夕方から夜にかけ、雨足が強くなっていましたが、24:00 を過ぎて、雨がやんできたようです。
● 関連記事
○「精油の化学関連の目次」
・「2014.09.12 一足先に手動での稲刈りが始まった秋田市 2014」
・「2014.07.16 蒸留方法の一貫性とケモタイプ精油」
・「2011.02.24 レッドラント地区のユーカリとコアラの関係とケモタイプ精油」
・「2010.05.13 ローズマリーベルベノンと酸化物類つながり」
・「2008.09.16 温暖化とケモタイプの概念」
・「2007.06.24 現在でも貴重なタイムCT4」
・「2006.12.01 ケモタイプとフェノタイプの使い分け」
・「2006.08.24 精油のフェノタイプとケモタイプ」
・「2005.09.02 精油のケモタイプとハーブ」
○ 履歴 : 2011「2011.04.11 大震災から一ヶ月そして大きな余震」+ 5.2 / + 8.9
○ 気温 : 今日の最低 + 6.6(04:11)最高 + 12.8(11:07)24時|昨日 + 2.9 / + 13.4 22時
暖かな日差しとお天気に恵まれた二日間でしたが、今日の朝は、ドンヨリとした曇り空の天気でした。その天気も、午前中には、パラパラと小雨が降り出し、午後からは、本格的な雨模様となりました。
夕方から夜にかけ、雨足が強くなりましたが、気温は、高めで推移していました。24:00 の気温は、+ 9.5度を示していました。
今日は、午前中からアロマのセミナーでした。今日は、アロマテラピーの歴史や有用性のお話をさせていただきました。下の写真、左と中央は、ケモタイプ精油のお話しと、主要三タイプのローズマリー Rosmarinus officinalis のケモタイプ精油を比較した表です。
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ケモタイプという概念は、とても難しい概念のように思えますが、とても単純明快な考え方です。
受講生の方が、あるアロマの説明会の中で、「ケモタイプの精油はとても少ないようです」というお話を聞かれたということで、改めてケモタイプの精油ってどのような精油を示すのかが明確に理解できなかったというのです。
ケモタイプの概念を提唱したプラナロム社のカタログには(p8)、
○ ケモタイプとは
・植物に含まれている成分を化学的に分析して、
・特徴的な成分の含有率で植物を分類・同定するという考え方で、
・化学種とも訳されている
という事が示されていました。そして、
○ ケモタイプ精油の誕生
・精油も自然の植物から採られる
・同じ学名の植物から採油した植物でも
・植物が育つ土壌、標高、気候、風土などにより、
・精油に含まれる成分の構成比が大きく異なる事がある
として、芳香成分の含有率によって分類・同定(ケモタイプ)する事で、フランスやベルギーのように「療法」としてのアロマテラピーが実践できるための安全性や確実性、効果などを裏付けるものとして、ケモタイプ精油の必要性が述べられています。
そこで、かなり昔の雑誌なのですが、誠文堂新光社から発行されていた「月刊ハーブ(HERB)」をいろいろ探してみました。プラナロム社の広告が載っていることを想い出したからです。
○ [月刊 ハーブ] HERB 3 1998 No.48 p101
・伝承的アロマテラピーの世界に、
・「同定性」と「再現性」を高める「ケモタイプ概念」
の事が載っていました。
「同定性」とは、まさにケモタイプ(化学種)の事であり、そのケモタイプの精油を、アロマテラピーで実践されたときに「再現性」を得る事ができる、そのようなケモタイプの概念が大切である事が書かれていました。
これら「同定性」と「再現性」の事について
○ [月刊 ハーブ] HERB 5 1996 No.26 p101
・ケモタイプとは、精油の有効成分と使用結果の因果関係を、
・経験帰納的に証明して行く考え方
・経験を積むほど、そのデータの積み重ねと共有によって、
・アロマテラピーを安全で再現性の高い方法にして行くことが出来る
という事が載っており、さらに、ケモタイプ概念の誕生という事で、
○ HERB [ハーブ] 10 1998 No.55 p102
・原料植物の生育地や採取時期などを十分に配慮する伝統技術は、結局は、
・その「植物や精油の特性を決定する成分内容が同じタイプであることを求めている」ことに気づき、
・それまでの特定地域の伝承と経験と勘による「魔女の技術」を
・近代分析機器などによる「科学的同定技術」に置き換えることによって
・次々と伝承の内容を検証し、その再現性を飛躍的に高めることに成功した
とありました。これらの概念が、今日のケモタイプアロマテラピーで利用されるケモタイプ精油の有用性を担保することにつながっていきました。
ケモタイプ精油事典には、植物名、学名、科名、蒸留(又は圧搾・抽出)部位、主な産地、比重、旋光度、屈折率などが記載されていると同時に、
○ 主要有効成分(国内分析資料)
・芳香成分類、芳香分子の平均的含有量(同定性(ケモタイプ))
○ 薬局、病院での臨床データ
・精油の持つ主な治療特性と適用例(再現性)
とが示されており、この事で、先ほど示した「同定性」と「再現性」を客観的に検証する事が可能となっています。
ただ、本来のケモタイプは、先ほどから述べているように「同じ学名の植物から採油した植物」、すなわち、植物の種が同じ場合でのケモタイプの概念でした。
・・・・下記↓の最新情報を参照していただければ幸いです(2014.09.12)・・・・
現在の考え方は、「同じ学名の植物から採油した植物」という条件が外され、「再現性」を重要視した概念が採用されているようです。
・「2014.09.12 一足先に手動での稲刈りが始まった秋田市 2014」
・・・・上記↑の最新情報を参照していただければ幸いです(2014.09.12)・・・・
たとえば、先ほどのローズマリー Rosmarinus officinalis という学名の植物でも、その植物が育つ土壌、標高、気候、風土などにより、少なくとも、精油に含まれる成分の構成比が異なる三タイプの精油が存在しました。
これらの精油を「化学的に検証を行い、分類・同定した」ケモタイプ(化学種)の精油として、
・ローズマリー シネオール Rosmarinus officinalis CT(cineole)
・ローズマリー カンファー Rosmarinus officinalis CT(camphora)
・ローズマリー ベルベノン Rosmarinus officinalis CT(verbenone)
という三つのケモタイプに分類する事ができました。
ところが、ケモタイプ精油事典には、これらの精油を含め、最新の Ver.7(2011.04.01 改訂版)では、123種類のケモタイプ精油が網羅されていました。
あれ〜、おかしいですよね。ここに網羅されている精油には、上記例のような「同じ学名の植物から採油した植物」だけではなく、一つの学名を持つ一種類の精油も登場してきます。いや、むしろ、これらの精油の方が多いです。
それでも、ケモタイプ精油として取り扱われています。そうなんです。現在では、「化学的に検証を行い、分類・同定した精油」が「ケモタイプ精油」として定義されているのです。
そのように考えてくると、前者は、本来の(狭義の)ケモタイプの概念で、後者は、広義のケモタイプの概念という分類も出来そうです。
これは、「化学的分析によって、ケモタイプ精油として分類できることが重要である」という考え方により、現在では、ケモタイプ精油といえば、広義の意味で捉えられているようです。
その推移は、今回の最新の Ver.7 でも伺えます。それまでの精油事典では、ケモタイプナンバーが表示されていましたが、最新の改訂版(Ver.7)では、ケモタイプナンバーがなくなっているのがわかります。
○ 例
・タイム ツヤノール Thymus vulgaris CT4 (Thujanol)→ タイム ツヤノール Thymus vulgaris CT(Thujanol)
以上は、タイム Thymus vulgaris のケモタイプ精油を示すケモタイプナンバー CT4 (Thujanol)が CT(Thujanol)へと変更されている事がわかります。
○ [月刊 ハーブ] HERB 4 1996(月刊第1号) p101
・学名表示 + CTナンバー表示
・通称表示だけでは多くの種類を持つ植物の場合、植物特定ができない
・また、同一学名植物でも、成分バランスに特徴のあるものは、ケモタイプナンバーを表示
という内容が載っていました。そのケモタイプナンバーが表示されず、ケモタイプである CT という表示に留まっています。
・「2013.12.25 今年最後のセミナーとクリスマスディナー 2013(ケモタイプの精油)」
随分記事が長くなってしまいました。上の写真、右は、今日のお昼ご飯でした。
今日は、午後から雨の中、山へ行ってきました。下の写真は、今日のラベンダー畑の様子です。ラベンダーの色が、この暖かな雨で濃くなっていくのがわかります。
今年は例年になく、寒くて雪の多いシーズンでした。ラベンダーは、例年とは違う成分を作り出すかもしれませんね。
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下の写真は、左から、ラベンダーナナ成沢、中央は、ラベンダー早咲き3号、そして、右は、ラベンダーおかむらさきの株です。
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この雨は、ラベンダーだけではなく、全ての植物に命を育むエネルギーを与えているようでした。下の写真、中央は、スモモ、右は、花梅の花芽の様子です。
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春を迎えつつも、色彩の少ない畑でしたが、ラベンダーとひろっこが、緑色によって命を表現しているように見えました。
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上の写真、中央と右、そして、下の写真は、今日の晩ご飯です。エビフライ、ゴボウとニンジンのアボガドサラダ、おでんのたねの煮もの、コーンスープ、高菜の古漬けの炒めものでした。
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夕方から夜にかけ、雨足が強くなっていましたが、24:00 を過ぎて、雨がやんできたようです。
● 関連記事
○「精油の化学関連の目次」
・「2014.09.12 一足先に手動での稲刈りが始まった秋田市 2014」
・「2014.07.16 蒸留方法の一貫性とケモタイプ精油」
・「2011.02.24 レッドラント地区のユーカリとコアラの関係とケモタイプ精油」
・「2010.05.13 ローズマリーベルベノンと酸化物類つながり」
・「2008.09.16 温暖化とケモタイプの概念」
・「2007.06.24 現在でも貴重なタイムCT4」
・「2006.12.01 ケモタイプとフェノタイプの使い分け」
・「2006.08.24 精油のフェノタイプとケモタイプ」
・「2005.09.02 精油のケモタイプとハーブ」

















