今日の秋田は、朝から雨降りの天気。ただ、降ったりやんだりでした。朝の最低気温が 11.4度と、今までからすると考えられない高い気温。それでも、日中の最高気温は 13.8度と、ほとんど同じような気温の推移でした。雨がだらだら降っているわけでもなく、モヤがかかる程度。

下の写真、左と中央は、昨日撮ったもの。枝のあちこちから植物の命を感じる薄緑色の芽が、とてもきれいでした。白い花のボケがありました。右は、昨夜の晩ご飯。肉に片栗粉をまぶし、キャベツやミョウガと一緒に煮たもの。そこにかつお節をかけた料理です。

20070420命を感じる緑の芽 20070420白いボケの花 20070420キャベツ

下の写真、左は、昨夜のお吸い物。今日は、雨降りの中朝から山へ行ってきました。途中「桜」という地区を通ります。昨日、信号のため橋の上で停止していると、川沿いに続いているサクラのツボミがピンク色に霞んで見えました。

それで、今日は、途中下車をして、カメラにおさめたものが下の写真、中央と右です。昨日よりも開花がすすんできました。

20070420お吸い物 20070421桜のサクラ1 20070421桜のサクラ2

山では、昨日購入した「相模枝垂れ」という桃の木をラベンダーの畑の上に植えました。赤紫のきれいな花が咲きかけています。大きくなるのが楽しみ。中央は、昨日耕したラベンダーの畑。右は、小川の堰の傾斜に咲き乱れているスイセンの花。

20070421相模枝垂れという桃の木 20070421ラベンダーの畑 20070421スイセン

ちょうど雨が上がったような感じの天気になったので、帰りは、遠回りして楢山という地区にある太平川の百石橋へサクラの花見に行く事にしました。川沿い、北側はまだツボミの状態が多いようですが、対岸の南側は、下の写真中央、右のように、サクラの花は結構咲いていました。

20070421百石橋のサクラ1 20070421百石橋のサクラ2 20070421百石橋のサクラ3

日当たりのよい場所なのか、開花がかなりすすんでいるところもありました。中央は、上流から下流を見たところです。右の写真は、今日のお昼ご飯、チャーハンです。

20070421百石橋のサクラ4 20070421百石橋のサクラ5 20070421チャーハン

下の写真は、アケビの花芽です。先端には、秋に大きな実をつける元になる花がついています。濃い紫色の部分です。ちょうど、アケビのツルが巻きつき、雨の水滴がついていました。

20070421アケビ12

下の写真は、桜地区にあるサクラの木。ツボミがまだ多いですね。ちょっと小雨が降っていました。このツボミのピンク色が、遠くから見ると、開花したサクラの花とは違う魅力があります。

20070421桜のサクラ06

下の写真も同じサクラ並木。橋の上から撮ったものです。車の通れない狭い木の橋です。

20070421桜のサクラ09

下の写真は、楢山地区にある太平川沿いの桜並木です。百石橋という橋から下流へ向かった所。確か、愛宕下橋だったと思いますが、そこの上から撮ったもの。

20070421百石橋16

この太平川というのは、先ほどの桜地区の川と同じ川です。ここは、下流にあたるんですね。もう四分咲きぐらいでしょうか。

20070421百石橋19

ちょっと、ガードレールを越え、河川敷へ出て身を乗り出して撮ったところです。風が強く、枝がじっとしていてくれません。サクラの枝や花は、写真を撮られるためにあるわけではないですからね。じっと風がやむのを待っていました。

20070421百石橋24

あまり風が吹くので、別の場所を探したら、目の前にサクラの花、花、花、花。。ちょうど、フォックスグローブ(ジキタリス)のように鈴なりに花がついていました。とってもきれい。

20070421百石橋サクラ29

ようやく風が収まり・・・。実は、枝を片手で少々押さえて撮ったんです。ずるしちゃった。

20070421百石橋サクラ31

不思議なんですよ、撮ろうとすると風が吹くんですから。奥に写っているサクラの枝の下には菜の花も咲いています。実は、この「菜の花」、今日のブログの主役なんですよ。サクラが主役ではありません。

20070421百石橋サクラ35

ツボミの部分と花の開いた部分の両方が混在して咲いています。本当に見事でした。

20070421百石橋サクラ38

下の写真、これは、対岸(北側)へ回って撮ったもの。まだ、ツボミが多いようです。ところが、このツボミ、ピンク色がとてもきれいでしょう。道路を挟み、このサクラの背面には、いろいろな食べ物を売っている出店があり、イカ焼きの匂いがしていました。

サクラの香りを楽しんでいるのですが、お昼近かったひまわりは、その香りにも気をとられてしまいました。

20070421百石橋サクラ42

同じ対岸(北側)に咲くサクラです。咲いているというより、ツボミの状態ですよね。チョウチンが、とても風情がありますね。夜桜もきれいだろうなぁ。

20070421百石橋サクラ44

天候に恵まれませんでしたが、このような天気にはなれているひまわりですから。でも、明日も低気圧が停滞するとのこと、日曜日なのにもったいないですね。

昨夜、NHKのテレビで、バイオ燃料の話をしていました。「
農業が変わる・米からバイオ燃料」というタイトルで、東北地方だけの放送(クローズアップ東北)だったようです。

話題の地域は、宮城県と福島県でした。宮城県は、ブランド米で有名です。ところが、その米を「
食べる米」ではなく、車の燃料として「バイオエタノール」を作り出す方向へ転換するというもの。

この試みは、農業が「
新たな産業」として活路を見いだす、ということで、とても注目されているようです。米の価格の低迷、生産調整など、農家を取り巻く環境は大変です。転作の「大豆」にしても交付金に頼らねばならないのが現状なのだそうです。

バイオエタノールは、世界でも 20カ国が導入している燃料だそうです。ブラジルなどが有名で、4億トンものサトウキビから 50% が燃料として生産されるとの事でした。

日本でも、サトウキビを利用しているのが沖縄県。北海道では、小麦から作るそうです。そして、宮城県では「米」から、独自の方法で作り出す技術を確立しました。

通常、液体発酵によるエタノール作りが一般的なのだそうですが、排液が非常に多く発生し、大型の施設や費用がかかるのだそうです。

これに対して、固体発酵という手法で、米を粉にすりつぶしてエタノールを作る事で、排液の少ない、小型で簡略化のできる手間がかからない低コストの技術が確立されました。

ここで問題となるのが、収穫量。玄米 10キロで、3キロのエタノールがとれるそうで、通常 10アールで、530キロの収穫のため、それを 1トンにまで高めないと採算が取れないのだそうです。

ここで登場したのが秋田県。すでに 300品種もの開発が行われ、新たに 20品種が開発中なのだそうです。その中で目を引いたのが「ベコアオバ」という品種。また、福島県の「ふくひびき」は、10アール当たり 1トンとれた実績があるのだそうです。

このように農家が、用途は違いますが、「
稲作農家は田んぼに米をいっぱい作りたい」というあこがれもあり、化石エネルギーの代替エネルギーという新たな産業に注目が注がれていました。

エタノールといえども、二酸化炭素の排出は、ガソリンと同じですが、エタノールの原料となる植物を育てているわけですから、排出された二酸化炭素は、それら植物が吸収してくれるため、結果的に削減の方向へ導いてくれるそうです。

これらの動向は、農家だけでなく、建設業や、肥料会社、民間の企業にまで及んでいるようです。

次に、福島県のお話を下の図に表してみました。スタートは「
菜の花」。農家は、現在、遊休農地を抱えており、福島県は日本一なのだそうです。そのため、転作田、休耕地の有効利用として、稲作のかたわら、菜の花とソバの二毛作を始めました。

この
菜の花が最初のスタートラインです。次が菜の花の油。そして、その油で天ぷらを揚げ、その廃油をリサイクル会社へ持って行き、バイオディーゼル燃料へと作り替えます。

20070421循環型の経済

そこで排泄される「排液」を、肥料会社が学校給食などで発生した「生ゴミ」と一緒にして、堆肥を作ります。排液は、生ゴミの発酵促進に一役かうのだそうです。

その
肥料を使って、農家の方が、菜の花やソバを生産します。あれっ、もとに戻りました。そう、これが、バイオ燃料を介した循環型の経済モデルです。

このモデルによって、地域の活性化と、農業が地球環境と関連する産業として、その役割を果たすことが可能となります。地域社会で、農産物を作り、消費し、リサイクルして、地球環境にも役立つという、循環型の経済が成り立っており、本当に素晴らしいモデルだなぁと思いました。

このようなモデルを、植物素材を利用した植物療法へと応用してみたいですね。でも、すでに、循環型のモデルとなっているともいえそうです。

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