昨日の秋田は「暴風雪波浪警報」が出され、台風と吹雪きが一緒にやってきたような一日でした。午後 4時台にも、朝の最大瞬間風速を上回る突風が吹き荒れていました。その風は、夜になっても衰えず、ようやく収まったのが今日の午前中。

その影響で、羽越線は終日運休で、新聞では、いろいろな人々の心を描いた記事が載っていました。出産のため秋田へ向かっていた方のお話もありました。

今日の最低気温は、マイナス 2.0度ということですが、強風のためもっと厳しい冷え込みと感じたようです。日中の最高気温も 1.7度と低く、午後 3時の気温でもマイナス 0.4度とのことですから、まだまだ寒さが続いているようです。

20070312こまちの切手 20070312シュウマイ 20070312ナス

上の写真、左は昨日の夕刊(3月12日の秋田魁新報夕刊、切手サロンのコラムに載っていた画像)に載っていた秋田新幹線「こまち」が描かれた切手。今月22日に開業十周年を迎えるのだそうです。そのためというわけではないのでしょうけど、アフリカのコンゴ民主共和国発行の切手だそうで、他の列車などが組み合わされていました。

何でも、日本国内では「こまち」の切手は発行されていないとの事でした。上の写真中央は、昨夜食べたシュウマイ。右は、塩漬けナスとシーチキンの煮つけです。夏のナスを塩漬けにして保存しておくと、食べたいときに塩抜きしていろいろな料理に使えるのだそうですよ。

20070312野菜スープ 20070313カキ雑炊 20070313野菜スープ

上の写真、左は、昨夜の野菜スープ。大きなジャガイモがメインです。右は、今日のお昼に食べた野菜スープですが、これは、キャベツやニンジンがメインでした。中央は、カキの雑炊です。中には、細ネギ、タマゴ、ショウガなどがたっぷり入っていました。

昨日の夕刊(
3月12日の秋田魁新報夕刊) に載っていた「アロマの効用 1」のタイトルに目がとまりました。サブタイトルは「精油 皮膚温度上昇に効果」となっていました。

記事の主な内容は、

・ペインクリニックを開いている医師
・未病の状態の人に対応できる「代替医療」として、約 10年前(1997年頃でしょうか?)アロマに関心を持つ
・アロマは、エステティックサロンなどの美容分野で使われているイメージが先行
・医療でも少しずつ効果実証され広まりつつある
・精油をある体調の方々に適応した場合、皮膚温が平均 2度上昇
・血中からリモネン(d-リモネン)を検出(
リモネンに関しては2006.12.22 リモネンとカテコールアミンの連想ゲームをご覧下さい
・精油成分が肺や皮膚から吸収されて血管に入り、多様な薬理作用を示すことがわかった
・精油を雑貨扱いするのではなく、きちんと使い方を学ぶ必要がある

とする「最新の香りの効用研究」ということで、上記内容を取り上げていたようです。

約 10年前というと、1997年頃でしょうか。この当時、日本では、ようやくケモタイプアロマテラピーという概念が浸透しつつあった時代です。ケモタイプアロマテラピーは、
2006.08.24 精油のフェノタイプとケモタイプや、2005.09.02 精油のケモタイプとハーブでも投稿していますが、化学的に分析、同定された精油を利用するアロマテラピーといわれています。

ヨーロッパでは、すでに、ケモタイプといわれる精油を利用した「
メディカルアロマテラピー」が実践されていました。もちろん、医療現場で利用されているわけですから、精油の中に含まれている成分の「成分分析」をして、その有効成分と臨床データで示される治療特性との関連性が長年研究されてきました。

したがって、ケモタイプの精油は、ヨーロッパなどでは、医薬品として利用されています。ですから、精油を雑貨扱いする日本とは、基本的に考え方が違っているわけです。

また、精油に含まれている内容成分に注目して、精油をとらえる考え方が、
2006.12.01 ケモタイプとフェノタイプの使い分けでもご紹介したフェノタイプです。

セラピストはそういった意味で、内容成分だけに着目する事なく、ケモタイプやフェノタイプの精油を使い分け、トータルで判断して、どういった条件に対して、そのような組成成分が有効なのかを経験的にも理論的にも知っておかないといけません。

その意味では、
2005.07.14 アロマに対しての行政の考え方でご紹介した記事が、今日の精油やアロマテラピーを取り巻く環境に、いかに即していないのかがおわかりいただけるかと思います。しかしながら、現在でも日本では、精油は雑貨(一部化粧品)扱いとなっています。

ただ、雑貨扱いではなく医薬品として扱われた場合、われわれが日常使って恩恵を受けている「
精油」は、いったいどうなってしまうのでしょうか。

2005.07.13 総合病院で導入しているのは珍しいでも、ご紹介しましたが、このような「最新の香りの効用研究」という記事が、地方紙に取り上げられると、県内の医療機関にはどのような反応が起こるのでしょうか。

確定申告、在庫を残すのみとなりました。もっと時間をとって、記事を投稿したいのですが、今日はこの辺にしておきます。なお、この新聞の記事には、「
1」という番号がつけられていましたから、連載となるようですね。

関連記事
医療関連の目次
2007.04.02 アロマの効用 4 集中力
2007.04.01 変形性膝関節症に見る精油
2007.03.30 緩和ケア外来
2007.03.28 酸素マスクとベルガモット
2007.03.26 アロマの効用 3 変形性膝関節症
2007.03.24 電気ショックとラベンダー
2007.03.20 アロマの効用 2 アロマ外来
・「2007.03.13 アロマの効用と題した新聞記事」

2006.12.22 リモネンとカテコールアミンの連想ゲーム
2006.12.01 ケモタイプとフェノタイプの使い分け
2006.08.24 精油のフェノタイプとケモタイプ
2005.09.02 精油のケモタイプとハーブ
2005.07.14 アロマに対しての行政の考え方
2005.07.13 総合病院で導入しているのは珍しい