今日の秋田は、朝から雨降り。外へでても「寒い」と感じるストレスがほとんどありませんでした。それもそのはず、昨日ほどではありませんが、今日の最低気温は、プラス 4.6度。最高気温は、7.8度でしたが、これは、真夜中の気温のようで、午前中から風が吹き出し、気温がどんどん下がっており、午後 6時現在の気温は 0.1度と、外の雨がいつしか雪へと変わっていました。
下の写真、左と中央は、昨日の晩ご飯です。今年初もののひろこ。山で収穫したものを、酢の物にして食べました。中には生のイカが入っていました。中央は、カツ丼です。右の写真は、今日のお昼に食べたチャーハン。
昨日、資料をまとめながらラジオ深夜便を聞いていると、聞き覚えのある声が聞こえてきました。そう、「2007.02.06 農作物はスパコンより神頼み」でも投稿した、宮城県角田市の面川義明さんでした。
なんでも、今夜が最終のくらしのたよりとなるのだそうです。二年間の約束だったようで、月一回のたより、何とかなるかな、と引き受けたのだそうです。農作業が忙しいときには本当に大変だったという本音も、東北なまりの暖かさに包まれて柔らかな表現となっていました。
いろいろな方からの電話やら手紙などをいただかれたようで、やっぱり多くのファンの方々が、月一回のくらしのたよりを楽しみにされていたこと、改めて感じました。
お名前が分かったので、ネットで検索し、ウエブサイトを見つけました。ご興味のある方はこちらへどうぞ → 「角田発 田んぼ通信(外部リンク)」
昨夜のお話は、今冬の暖冬と農作業のお話し、米作りの現場に今新しい波が来ている事、そして、百姓という心意気を持って常に農業している、というものでした。
二年間のお話の締めくくりに、最初に切り出した事、それは何度となくお話されている「米は、年に一回しか収穫できない」ということでした。
面川(おもかわ)さんは、現在、54歳との事で、20歳から米を作られているそうで、まだ、34回ほどしか作っていないことになり、米作りを、常におてんとうさまを気にしながら、毎日農業をしている、というお話でした。謙虚に、常に初心にかえって農業をされている姿に心があらわれるようでした。
その事と、今冬の暖冬との関係から、一番こういう季節に心配なのが「晩霜」の被害とのこと。とても興味を引いたのは「台風や大風などの自然災害に対して、晩霜は、静かにやってきて、時として台風以上の被害をもたらす可能性がある」というお話。
角田市内では、米だけでなく、りんごやナシ、梅などの栽培が盛んなようで、今一番心配しているのが、この晩霜。そして、過去の経験や、友人が勉強している気象の話を関連づけて、「満月の夜、非常に危ない」という、何かドラキュラみたいなお話ですが、ご自身が気がついたそうです。
どうも、満月の夜の前後に風が吹いていても、やんでしまうときが多いのだそうです。風がやみ、快晴の天気という条件は放射冷却という現象により、霜の降りる確率が非常に高くなります。
今年は、暖冬の影響で、すでに農作物は一ヶ月くらい早いのではないのでしょうか。もう成育が始まっている時期の満月の日、今年は、五月二日なのだそうです。晩霜の被害が出ない事を祈りたいですね。
このように、自然の中で、一年一回の米作りをするためには、月との関係も大事ですから、現在のカレンダーではなく、農業は旧暦で判断する事の重要性を、垣間見た気がします。今日は、二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」。
最後に、「米作りで生きてはいるが、現場では、今新しい波が来ており、不安な人がいる」中で、「私は、仕事は百姓という心意気で取り組んでおり、全国にもそういう方々が一杯いる」と話された後で、そういう米作りを支える簡単な事があるんです、と続けられました。
簡単でそんなに難しい事ではない事、それは、「ごはんを食べて下さい」という事でした。面川さんのお話は、多くのアロマセラピストの方々や植物療法を勉強しているひまわりにとっても、とてもすばらしいお話であったと思います。
● 関連記事
・「2007.03.06 農作物はおてんとうさましだい」
・「2007.02.06 農作物はスパコンより神頼み」
下の写真、左と中央は、昨日の晩ご飯です。今年初もののひろこ。山で収穫したものを、酢の物にして食べました。中には生のイカが入っていました。中央は、カツ丼です。右の写真は、今日のお昼に食べたチャーハン。
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昨日、資料をまとめながらラジオ深夜便を聞いていると、聞き覚えのある声が聞こえてきました。そう、「2007.02.06 農作物はスパコンより神頼み」でも投稿した、宮城県角田市の面川義明さんでした。
なんでも、今夜が最終のくらしのたよりとなるのだそうです。二年間の約束だったようで、月一回のたより、何とかなるかな、と引き受けたのだそうです。農作業が忙しいときには本当に大変だったという本音も、東北なまりの暖かさに包まれて柔らかな表現となっていました。
いろいろな方からの電話やら手紙などをいただかれたようで、やっぱり多くのファンの方々が、月一回のくらしのたよりを楽しみにされていたこと、改めて感じました。
お名前が分かったので、ネットで検索し、ウエブサイトを見つけました。ご興味のある方はこちらへどうぞ → 「角田発 田んぼ通信(外部リンク)」
昨夜のお話は、今冬の暖冬と農作業のお話し、米作りの現場に今新しい波が来ている事、そして、百姓という心意気を持って常に農業している、というものでした。
二年間のお話の締めくくりに、最初に切り出した事、それは何度となくお話されている「米は、年に一回しか収穫できない」ということでした。
面川(おもかわ)さんは、現在、54歳との事で、20歳から米を作られているそうで、まだ、34回ほどしか作っていないことになり、米作りを、常におてんとうさまを気にしながら、毎日農業をしている、というお話でした。謙虚に、常に初心にかえって農業をされている姿に心があらわれるようでした。
その事と、今冬の暖冬との関係から、一番こういう季節に心配なのが「晩霜」の被害とのこと。とても興味を引いたのは「台風や大風などの自然災害に対して、晩霜は、静かにやってきて、時として台風以上の被害をもたらす可能性がある」というお話。
角田市内では、米だけでなく、りんごやナシ、梅などの栽培が盛んなようで、今一番心配しているのが、この晩霜。そして、過去の経験や、友人が勉強している気象の話を関連づけて、「満月の夜、非常に危ない」という、何かドラキュラみたいなお話ですが、ご自身が気がついたそうです。
どうも、満月の夜の前後に風が吹いていても、やんでしまうときが多いのだそうです。風がやみ、快晴の天気という条件は放射冷却という現象により、霜の降りる確率が非常に高くなります。
今年は、暖冬の影響で、すでに農作物は一ヶ月くらい早いのではないのでしょうか。もう成育が始まっている時期の満月の日、今年は、五月二日なのだそうです。晩霜の被害が出ない事を祈りたいですね。
このように、自然の中で、一年一回の米作りをするためには、月との関係も大事ですから、現在のカレンダーではなく、農業は旧暦で判断する事の重要性を、垣間見た気がします。今日は、二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」。
最後に、「米作りで生きてはいるが、現場では、今新しい波が来ており、不安な人がいる」中で、「私は、仕事は百姓という心意気で取り組んでおり、全国にもそういう方々が一杯いる」と話された後で、そういう米作りを支える簡単な事があるんです、と続けられました。
簡単でそんなに難しい事ではない事、それは、「ごはんを食べて下さい」という事でした。面川さんのお話は、多くのアロマセラピストの方々や植物療法を勉強しているひまわりにとっても、とてもすばらしいお話であったと思います。
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