今日の秋田は、朝から小雪の舞う天気。最低気温がマイナス 1.6度とまずまずでしたが、日中の最高気温はプラス 1.7度で、寒い一日でした。ようやく本来の冬に戻ったようです。
下の写真は、昨夜の晩ご飯のおかず。左は、煮漬けですが、タケノコ、ガンモ、シイタケ、エレンギ、コンニャク、ニンジンと盛りだくさん。中央は、鶏のササミの蒸したものと野菜のゴマドレッシング和え。右は、イカの燻製とセロリ、ニンジンのドレッシング和え。
下の写真、左は、寒い中、元気に横断歩道を渡った園児達です。にぎやかな声が響いてきました。中央と右の写真は、コクワです。中央は、昨日もご紹介しましたが、砂糖漬けにしたお菓子。右は、そのコクワの木の枝というかツルになっているコクワの実です。この写真は、昨年 2006年07月28日に、山で撮影したもの。
このコクワは、キウイとも関係があるようですが、どうなんでしょうか。もちろん、コハゼ酒、マタタビ酒などと同じように、コクワ酒にも利用される秋田ではわりと一般的な植物です。
今日の夕刊に「がん細胞からワクチン開発 ぼうこうがん治療に期待」という記事が載っていました。昨夜のニュースでも放送されていた内容ですから、とても興味を引きました。
このブログでは、細胞のがん化、がん細胞をやっつける免疫細胞、その免疫細胞ととても関係の深い自律神経など、いろいろ取り上げています。その中で、以前、「2006.06.05 ガン細胞免疫細胞の死滅誘導」という記事を載せた事があります。
ここでは、がん細胞が、自ら放出する「TGFβ-1」という物質を使って、免疫細胞を死滅においやる事で、転移を可能とするお話でした。
今日の夕刊に載っていた記事は、「がん細胞の遺伝子から」免疫細胞を活性化する「ペプチド」を突き止め、それを利用したワクチンの開発によって、がん細胞をやっつけるというお話です。
・一方では、がん細胞が(この場合は肺がん細胞でした)、免疫細胞を死滅させ「移転」を可能とする
・他方、がん細胞が(今回はぼうごうがん細胞でした)、免疫細胞を活性化させる「遺伝子」を持っている
という、一見して矛盾するかのような働きをがん細胞は持っているような印象を受けました。
ただ、今回の記事では、がん細胞が、免疫細胞を活性化させる「ペプチド」に関係する遺伝子を持ってはいるけど、そのペプチドの産生があまり強くないため、結果的にがん細胞の増殖を許してしまうので、このペプチドを利用したワクチンを使って、免疫力の増強をはかる、という事のようです。
「ぼうこうがんの細胞」から作られたペプチドのワクチンにより、免疫細胞の活性化が高まり、リンパ球は「ぼうこうがんの細胞」を攻撃するようになるのだそうです。
両方の記事での共通項目は、「特定のがん細胞」が作り出す物質により、免疫細胞が「攻撃」されるか「活性化」される、と思われますので、活性化よりも、攻撃の力の方が強ければ、がん化がいっそう進み、逆であれば、がん化を防御することが可能であるということもいえるのかなぁと思いました。
今回のワクチン開発は、がん細胞増殖にかかわる遺伝子を調べていて見つけたとのことでしたから、他の臓器に発生するがん細胞にも、同じような遺伝子があって、同じように免疫細胞を活性化する作用があるとすれば、とてもすごい事だと思います。
今回のケースの場合、ぼうこうがんの細胞に特異的に攻撃を仕掛けるリンパ球と、福田安保理論を応用することで活性化が期待できる胸腺外T細胞の働きにより、さらなる免疫細胞の活性化が期待できるのではないでしょうか。
● 関連記事
・「2006.09.16 がん攻撃のための発熱」
・「2006.06.05 ガン細胞免疫細胞の死滅誘導」
・「2006.03.26 即席病院寄席」
・「2005.12.12 免疫システムと感染症対策」
・「2005.12.10 抗感染症と福田安保理論」
・「2005.12.08 細胞の特殊化と遺伝子」
・「2005.09.18 アレルギー・ガンとNKT細胞」
下の写真は、昨夜の晩ご飯のおかず。左は、煮漬けですが、タケノコ、ガンモ、シイタケ、エレンギ、コンニャク、ニンジンと盛りだくさん。中央は、鶏のササミの蒸したものと野菜のゴマドレッシング和え。右は、イカの燻製とセロリ、ニンジンのドレッシング和え。
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下の写真、左は、寒い中、元気に横断歩道を渡った園児達です。にぎやかな声が響いてきました。中央と右の写真は、コクワです。中央は、昨日もご紹介しましたが、砂糖漬けにしたお菓子。右は、そのコクワの木の枝というかツルになっているコクワの実です。この写真は、昨年 2006年07月28日に、山で撮影したもの。
このコクワは、キウイとも関係があるようですが、どうなんでしょうか。もちろん、コハゼ酒、マタタビ酒などと同じように、コクワ酒にも利用される秋田ではわりと一般的な植物です。
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今日の夕刊に「がん細胞からワクチン開発 ぼうこうがん治療に期待」という記事が載っていました。昨夜のニュースでも放送されていた内容ですから、とても興味を引きました。
このブログでは、細胞のがん化、がん細胞をやっつける免疫細胞、その免疫細胞ととても関係の深い自律神経など、いろいろ取り上げています。その中で、以前、「2006.06.05 ガン細胞免疫細胞の死滅誘導」という記事を載せた事があります。
ここでは、がん細胞が、自ら放出する「TGFβ-1」という物質を使って、免疫細胞を死滅においやる事で、転移を可能とするお話でした。
今日の夕刊に載っていた記事は、「がん細胞の遺伝子から」免疫細胞を活性化する「ペプチド」を突き止め、それを利用したワクチンの開発によって、がん細胞をやっつけるというお話です。
・一方では、がん細胞が(この場合は肺がん細胞でした)、免疫細胞を死滅させ「移転」を可能とする
・他方、がん細胞が(今回はぼうごうがん細胞でした)、免疫細胞を活性化させる「遺伝子」を持っている
という、一見して矛盾するかのような働きをがん細胞は持っているような印象を受けました。
ただ、今回の記事では、がん細胞が、免疫細胞を活性化させる「ペプチド」に関係する遺伝子を持ってはいるけど、そのペプチドの産生があまり強くないため、結果的にがん細胞の増殖を許してしまうので、このペプチドを利用したワクチンを使って、免疫力の増強をはかる、という事のようです。
「ぼうこうがんの細胞」から作られたペプチドのワクチンにより、免疫細胞の活性化が高まり、リンパ球は「ぼうこうがんの細胞」を攻撃するようになるのだそうです。
両方の記事での共通項目は、「特定のがん細胞」が作り出す物質により、免疫細胞が「攻撃」されるか「活性化」される、と思われますので、活性化よりも、攻撃の力の方が強ければ、がん化がいっそう進み、逆であれば、がん化を防御することが可能であるということもいえるのかなぁと思いました。
今回のワクチン開発は、がん細胞増殖にかかわる遺伝子を調べていて見つけたとのことでしたから、他の臓器に発生するがん細胞にも、同じような遺伝子があって、同じように免疫細胞を活性化する作用があるとすれば、とてもすごい事だと思います。
今回のケースの場合、ぼうこうがんの細胞に特異的に攻撃を仕掛けるリンパ球と、福田安保理論を応用することで活性化が期待できる胸腺外T細胞の働きにより、さらなる免疫細胞の活性化が期待できるのではないでしょうか。
● 関連記事
・「2006.09.16 がん攻撃のための発熱」
・「2006.06.05 ガン細胞免疫細胞の死滅誘導」
・「2006.03.26 即席病院寄席」
・「2005.12.12 免疫システムと感染症対策」
・「2005.12.10 抗感染症と福田安保理論」
・「2005.12.08 細胞の特殊化と遺伝子」
・「2005.09.18 アレルギー・ガンとNKT細胞」
あれっ、ぱんだのすみちゃんから「すみちゃんアロマ」へニックネーム
変更されたのですか?
コクワの生は、
・熟す前に食べると、確か渋かったようです(リンゴのような食感)
・熟すと、キウイのように、柔らかく甘い味がします
一説によると、このコクワからキウイが誕生したというお話もあるようで、
その真偽については、ひまわりはわかりませんけどね。
今日また、がんについての記事を書く予定です。
いろんな側面から見て見ると、いろいろな考え方が浮かんでくるようですよ。