今日の最低気温が マイナス 0.8度、最高気温は 2.6度と、昨日ほど寒くはありませんでした。時々太陽が顔を出しますが、湿ったぼた雪が降る場面もありました。

下の写真、左は、昨日のセロリとピーマンのジャコ炒め。中央は、干しエビと小松菜の炒め煮。右は、ほうれん草ののり和え。

20070113セロリとピーマンのじゃこ炒め 20070113干しエビと小松菜の炒め煮 20070113ホウレンソウののり和え

下の写真、左は、昨夜のアイスバーン状態の道路です。解け出した雪が再び氷だすとツルツルになってしまいます。中央、右の写真は、前にもご紹介したひっぱりうどん。京都で行われた都道府県女子駅伝大会を観ながら食べました。

2007011アイスバーン 20070114ひっぱりうどんの具 20070114ひっぱりうどん

今日の新聞に、「特産 復活への模索」ということで、西木のアケビ(あけび)油の話題が載っていました。この情報は、以前2006.06.29 アケビの油は油の王様でもご紹介したように、旧西木村(仙北市)が、地域活性化を目指して取り組んでいる「アケビ油」を紹介したものでした。

そのときは、アケビ油の中に「
新規成分が発見される」というところに興味を持ちましたが、今回は、より具体的な内容が記載されていました。

・アケビ油は一般の食用油に比べ、体内で吸収されにくという特性を持つ
・製法や成分に関する特許を、西木村総合公社や秋田大学などが申請
・アケビ油は、乾燥重量で 75キロほどの種から、約8リットルしか採取されない
・分解されにくく、他の油に比べ粘性が低いため、化粧品などの用途にも考えられる

ということで、具体的な地域活性化のためのアケビ栽培を目指しているということでした。

アケビ油の特性が具体的に記載されてはいたものの、実際の
新規成分は明らかにされていませんでした。そこで、いろいろ調べてみると、どうも「ジアシルグリセロール」が、その成分のようでした。

これは、あるメーカーが売り出している油ではないのでしょうか。この油を 80%以上含んだ食用油は、「食後の血中中性脂肪が上昇しにくい、体に脂肪がつきにくい食品」といことで、トクホ(特定保険用食品)に指定されています(
2006.05.09 医薬品とサプリメント、食品)。

そうなってくると、先日から取り上げている
2007.01.07 人間が飲んではいけないやせ薬ともつながる記事。脂肪の代謝や肥満など、いろいろな関連性が見えてきます。

明日は(?)、「この
ジアシルグリセロール」のお話の続きを投稿したいと考えています。

● 関連記事
植物油の化学関連の目次
2007.01.15 アケビ油とジアシルグリセロール
・「2007.01.14 アケビ油復活」

2006.06.29 アケビの油は油の王様
2005.09.13 植物油の消化吸収
2005.08.06 キャリアオイルの化学