朝から小雪が舞う天気です。午後になると、ときおり激しく雪が降り出しています。天気予報を見てみると、毎日雪のマークが並んでいます。

寒い中、ばっぱは台所で料理に夢中でした。何を作っているのかを聞いたところ、「クルミ入りおこあ」。これは、もち米、黒砂糖としょう油、そしてクルミを使って作ったもの。いなかではおやつとして食べたものだ、ということでした。中央は、厚焼きタマゴ。右は、お昼ご飯。

20070110クルミ入りおこあ 20070110厚焼きタマゴ 20070110お昼ご飯

下の写真、左は、大根もち。大根と米の粉でつくったもの。中央は、先ほどのクルミ入りおこあ。右は、先日登場した野菜スープ。

20070110大根もち 20070110クルミ入りおこあ 20070110野菜スープ

今日未明から、MacWorld San Francisco 2007 が開幕されたようです。どんな製品の発表があるのか、興味がありました。朝起きて、情報が伝えられているサイトをのぞいてみると、いわいる新型のパソコンの発表はなかったようです。かわりに、

● Apple TV
・PC(マックでもウインドウズマシーンでも) とテレビを結びつけるためのもの
・自分だけの、音楽、画像、映像などさまざまなコンテンツを、自分のテレビで楽しむためのもの

● iPhone
・革新的なモバイル電話
・iPod、携帯電話、Webブラウザ、メールという機能を一つにまとめたもの
・それだけではなく、メモ、アドレスブック、カレンダーなども動作するモバイル電話

などが、メインの製品のようです。これだけの説明では、新製品のどこがすごいの?と思われる方々も多いかと思います。アップルコンピュータ社が、2001年10月23日(米国時間)、記者発表会を開催して、携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」を発表しました。当時の言葉で、「画期的なデジタルデバイス」で「Mac ではない新製品」という位置づけでした(2005.08.09 iPod と iTunes の組み合わせ)。

コンピュータ用語はあまり詳しくはありませんが、パソコンと他の何か(これを周辺装置というようです)をつなぐことで、パソコンと他の何かが、一体として機能する仕組みを考えたとき、他の何か(周辺装置)を「デバイス」といっているようです。

ですから、Mac と携帯音楽プレーヤーを連動させることで、これらがあたかも一体となって機能する仕組みができあがり、その仕組みの中の携帯音楽プレーヤーが「
画期的なデジタルデバイス」である「iPod」となるわけです。

そのため、「
iPod」は「Mac ではない新商品」となるわけです。パソコンの中の「iTunes」との組み合わせで、いつでもどこでも世界中のデジタルメディアをダウンロードし、自分の iPod と同調させることができます。

再び今回の新商品です。「
Apple TV」、「iPhone」は、まさに、デジタルデバイスで、「iPod」が携帯音楽プレーヤー(初期のiPod)でしたが、「Apple TV」は、テレビとパソコンを一体化できる仕組みを持つもの、そして、「iPhone」は、「iPod」の携帯音楽、画像、動画プレーヤープラス様々な機能のついたモバイル電話器、ということになりますから、とんでもない時代に突入することになります。

アップル社は、映画を含むデジタルコンテンツを、自社のパソコン(あるいは他社のパソコン)を介して、様々な「デジタルデバイス」との組み合わせをすることで、自由自在に楽しむ事のできる世界を目指しているのでしょうね。

ひまわりは、あまり利用したことはありませんが、一般には、レンタルショップ(あるいは販売店)で、映画のビデオや音楽のCDを借りて来て、自分の趣味の範囲でテープや CD、MDにコピーして楽しんでいました(一部著作権法に抵触する場合もあります)が、どんどん、ネットを介したダウンロードでの販売へ移行しています。

iPod」の出現で、音楽業界や、同じ音楽再生プレーヤーメーカーも、アップル社と同じような「音楽配信サービス」や「デジタルデバイス」を市場に投入してきました。

ここで、下記のリンクをご覧になってみて下さい。

Apple - iPhone - Phone(外部リンク:Apple)

Photos の画像をクリックしてみて下さい。丸い円は指先をしめしているようです。「iPhone」の操作体系や、画像を選びだしたり、移動させたり、引き伸ばしたりするのはボタンではありません。

すべて、指先です。二本の指を使った引き伸ばしは、感動さえ覚えてしまいます。もっとすごいイメージ動画がありました。下記のアドレスですが、「
マルチタッチUI・・・」という動画をご覧になってみて下さい。

2007.01.10 Appleの社名が変わった日(外部リンク:Alternative 笑門来福)

自由自在に画面にタッチして、とてつもない操作を繰り返している動画をご覧いただけたかと思います。

現在使っているパソコンは、たぶん皆さん「マウス」を使っているかと思います。あるいは、指先でなぞって、パソコンなどに命令を指示しています。昔、東芝の「J3100」という MS-DOS 時代のパソコンでは、キーボードだけですべての操作をしていました。いかにパソコンの操作が楽になったかがわかるかと思います。

このように、文字を直接キーボードからタイプしたり、マウスを使ってアイコンを操作することで、パソコンを利用できる仕組みは、ユーザーインターフェースといわれています。そして、これは「UI(User Interface)」と略されることがあります。

これらユーザーインターフェイスが、ボタン、マウス、クリックホイールなどから、「
iPhone」のマルチタッチユーザーインターフェイスへと変貌しました。

そして、このユーザーインターフェースを可能にするのがソフトウェアと呼ばれるもので、「
iPhone」では「Mac OS X」がその正体。そして、「Apple TV」にもこの「Mac OS X」が搭載されているとの事です。

アップル社は、特に「
iPhone」について「ここではどの携帯電話と比較しても、5年は先をゆくソフトウェアをご紹介しよう」と紹介していたそうです。

日本では、携帯電話の「番号何とか・・・制度」とかで、携帯電話各社が熾烈な競争を展開しています。ある会社は、音楽のコンテンツ、ある会社は、料金を格安に・・・・と、いろいろな戦略で、利用者を呼び込もうとしています。

いかにこの「
iPhone」のマルチタッチユーザーインターフェイスの概念が卓越しているのか、思い知らされた日でした。ひまわりは、ひそかに、このインターフェイス搭載のタッチパネル型パソコン(もちろんマック)が登場するのを狙っているのですけど。

アップルコンピュータ社は、社名からコンピュータ(Computer)を取り去り、アップル社(Apple Inc.)と名称を変更しました。このような斬新的なアイデアや考え方は、脳をますます楽しくさせてくれます。ひまわりのたずさわっているアロマテラピーや植物療法も、このようなアイディアで、ますます盛んになっていけばいいですね。頑張ろうっと。

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