● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧です(月別に並べてあります)
植物療法に関係のある記事のもくじ(2005.06.04 〜 現在まで)

今日は朝から雨降りの天気。本来であれば、雪のシーズンなんでしょうが、本格的な雪はまだ。と思っていたら、午後三時過ぎから雨が雪に変わっていました。今日の夜から明日にかけて、大雪の恐れがある予報が出されていました。

下の写真、左と中央は、大根なます。大根を薄めに切っておき、そこへアンズやキンカンなどを入れたもの。レーズンもいいそうですよ。右は、焼きそばです。

20061216大根 20061216大根なます 20061216焼きそば

下の写真、左は、同じ素材の大根を使った大根のナタ漬けです。中央は、ニンジン、セロリ、タマネギなどいろいろな野菜とカニカマのドレッシング和えです。右は、今日のお昼に食べた讃岐うどん。

20061217大根のナタ漬け 20061217野菜のドレッシング和え 20061217讃岐うどん

今日の新聞には、めずらしく同じような関連記事が二ヶ所に掲載されていました。キーワードはペット。一つは「犬関連ビジネス拡大」、もう一つは「高級ペット食 ニーズ拡大」の記事でした。

ひまわりもびっくりの、カラーリング、専用のサプリメントなど犬専用の美容室や、愛犬と一緒にくつろげるカフェなども出現し、秋田県内でも人気のようです。

また、人間の食事と同じような、あるいはそれに負けない食材を使った「高級ペットフード」にも人気があるという事で、どんどんその人気や需要が高まっているそうです。

ペット関連市場というコラムでは、ペットフードやケア製品などのペット関連市場は年々拡大して、来年度には 3,800億円規模になるとのことです。このような状況が続く中、肥満やアレルギーを引き起こすペットが増加し、その事がまた新たなプレミアムフードやサプリメントの需要拡大を引き起こしているようです。

すっかり、記事の事は忘れていましたが、午前中に「ペットのケアのために」利用する精油を買い求められるお客様が見えました。何というカレントな事なんでしょうか。事前に精油を調べてきた様子で、最初に候補に上がった精油が「ネロリ Citrus aurantium (Fl)」。次に「バジル Ocimum basilicum」、そして、カモミールの三種類でした。

あれまぁ、人間でも使うのをためらうくらい高価な精油ばかり。特に、ネロリとカモミールは、ケタ違いの値段です。カモミールには、カモマイル ローマン Chamaemelum nobile と、カモマイル ジャーマン Matricaria recutita がありますが、結局、バジルをお勧めしました。

ペットに対してのアロマテラピーでは、よく、ティートゥリー Melaleuca alternifolia が使われているようですが、「愛しのペット アロマテラピー(クリステン レイ ベル著、田邊 和子訳、斎藤寛充朗監訳、さんが出版)では(
2004.04.22 愛しのペット・アロマテラピーが出版されました(外部リンク:みなみの香草屋))、特にネコや犬などの小動物に対する精油の使い方に対してとても貴重な情報が書かれています。

特にティートゥリー Melaleuca alternifolia については、

・皮膚に塗布した場合に起こる中毒症
・粘膜や皮膚への刺激や炎症
・筋肉の震えや、強調運動障害、衰弱、行動障害

などの臨床的な症例を、「化学的性質」と「毒性」という区分の中で説明されています。ほとんどの場合は、ティートゥリーの多量摂取や、不適切な高投与量によるものだそうですが、

・テルピネン-4-ol や、1,8シネオールなどの生化学的特性
・ティートゥリーの人気による粗悪な精油の増加

など、専門的な知識や、あるいはティートゥリーが使われている背景などにも注意が必要なようです。

お渡しした「バジル Ocimum basilicum」は、犬などのある程度大型の動物に推奨する精油のリストに掲げられていましたが、

○ 精油事典 Ver.4 では、
・フェノールメチルエーテル類のチャビコールメチルエーテル 70〜95%
・モノテルペンアルコール類のリナロール tr.〜20%

だったのが、

○ 精油事典 Ver.5 では、
・フェノールメチルエーテル類のチャビコールメチルエーテル 85〜95%

ということで、フェノールメチルエーテル類の含有量が多くなってきているようです。「犬の分離不安症」のための精油ブレンドの「鍵」として前述の書籍では紹介されていましたが、塗布する場合は、ほんの少し用いることが「内容成分」から見て、危険を回避する処方となるようです。

なお、この書籍では、犬に精油を使用する場合は、常に必ず「希釈」し、その濃度は、人間の成人使用量の 25%、あるいは、用事の使用量としています。もちろん、同じ犬でも、大型犬と小さい犬とでは、その使用量も当然違ってきます。