● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧です(月別に並べてあります)
植物療法に関係のある記事のもくじ(2005.06.04 〜 現在まで)

どうしたのでしょうか。今日は曇ってはいるものの、寒さをあまり感じない天候でした。昨夜秋田駅に降りたったときにも、それほど寒さを感じませんでした。今日の最高気温も、8.1度だったようですから、それもそのはず。

下の写真、左は、昨日東京で手帳探しの途中に、屋上で見つけた園芸店売り場。何故かサボテンだらけ。でもいろいろなサボテンを見て、とても不思議。大きな球形のものには 7,000円の値札もありました。中央は、花が咲いていたもの。右は、お友達が名古屋の新空港で買い求めたもの。

20061213サボテン1 20061213サボテン2 20061214Sugakiya

お土産でいただきましたが、中身はラーメンのどんぶり、特殊な形をしたスプーン、そしてラーメン。下の写真、右は、そのラーメンを専用の容器とスプーンで食べているところ。何でもお箸がもったいないということで、考案した特性のスプーンだそうです。中央は、ハタハタ。右は、ブリッコ。

20061214Sugakiyaラーメン 20061214ハタハタ 20061214ブリッコ

下の写真、左は、ふっくら鳥肉のピリ辛ソース添え。中央と右側、カキのオリーブオイルオ漬け。下ごしらえをしたカキとバージンオリーブオイル、それにローリエとローズマリーのハーブで漬け込んだもの。

20061214鳥肉ピリ辛ソース添え 20061214カキのオリーブオイル漬け1 20061214カキのオリーブオイル漬け2

今日の新聞に、「電磁波で分子の傷検出」というタイトルに目がとまりました。「テラヘルツ波」、「秋田の企業」、「分子の傷を見分ける」、「がん細胞を生む遺伝子の欠陥発見」などの項目にも、とても興味がありました。

ただ、電磁波、テラヘルツ波からはじまって、単位の複雑さなど、非常に難しい項目です。エステティックでも、皮膚科学では、紫外線、可視光線、赤外線の話はでてきますが、単位が複雑で、一つの単位を決めると、他の項目の単位に、ゼロの数がどんどん増えてきますから大変です。

一番分かりやすい単位の表現として、1/1,000 の単位が利用されているようです。1mm(ミリメートル)の 1/1,000 は、1μm(マイクロメートル)、そして、その 1/1,000 は、1nm(ナノメートル)となります(
2006.07.06 ナノテクノロジー)。

今回の例では、その単位は「波長」の単位となります。とても専門的になるようですが、どんな「波」でも振動しているのだそうです。

・1秒間に、その波が何回振動しているのかをあらわす量は「振動数」あるいは「周波数」と呼ばれています
・その波には、山と谷が交互に出現して波の形をつくり、それぞれの山と山、または、谷と谷の間隔は「波長」と呼ばれています
・両者の関係は、当然、波が振動する周波数が多いと、1秒は変わらないわけですから、山と山の間隔である「波長」はその間隔が狭まります(短くなる)
・ということは、周波数が増えれば波長は短くなる関係にあります

下記の図は、波長(山と山、あるいは谷と谷)の間隔が短い順(右へ向かうほど長くなる)に、宇宙線から、紫外線、可視光線という具合に書き表したものです。波長の単位が、前述したようにとてもややこしいので、なかなかピントこないですね。(図は国際植物療法協会資料を参照)

20061214テラヘルツ波

問題となる「テラヘルツ波」というのは、どうもおおよそ「30μmから1,000μm」の波長にある特殊な電磁波としてとらえられているようです。ちょうど 1,000μmは、0.1cm、すなわち、1mm(ミリメートル)となりますから、大ざっぱにその波長の領域をピンク色で塗りつぶしてみました。

あらまぁ、とても不思議ですよね。赤外線の波長のうち「遠赤外線」の領域と重なってしまうようです。今ご紹介したこの領域の波長を利用して、ここ数年、新しい発生法や高感度の検出法が開発されたことにより、その応用研究が進んでいるというのが、今日のブログの内容です。

何故、それほどまでに応用研究が進んでいるのかというと、電波と光の中間的な領域に波長が位置し、電波のように物質を透過し、光のように直進する性質を持っているという性質が、いろいろな物質の持つ固有の波長を検出するのに応用できるのだそうです。

新聞によると、

・覚せい剤や麻薬の製造過程で生じる分子の傷を見分けることで、その生産地を識別
・ガン細胞を生む遺伝子の欠陥発見
・エックス線などのような有害光線とは違い、安全性や透過性にすぐれ、非破壊検査用光源として利用できる

ということでした。今までは、ある程度領域の広い波長のテラヘルツ波しか発生できる装置がなかったそうですが、従来の装置の約 60倍のきめ細かな領域の波長を発生できる装置の開発ができたそうです。

その開発に携わった会社(半導体研究所、東北大などと共同開発)が、秋田県の会社で、ばっぱの生まれた場所にとても近い所のようです。

2006.11.25 ベロ毒素に対する精油の抗菌活性とハーブでもご紹介したように、ウィルスのDNA の特定だけではなく、テラヘルツ波を利用して、分子の傷まで識別できるなんて、本当にびっくりです。今後はタンパク質にも焦点があてられるとの事、どのような応用に利用されるのでしょうか。とても興味のある分野です。