● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧です(月別に並べてあります)
・植物療法に関係のある記事のもくじ(2005.06.04 〜 現在まで)
今日は、昨日に比べるとまだましですが、それでも最高気温は 3.7度。朝は、ご覧のように、道路もほとんど真っ白でしたが、日中は、2 〜 3度台と推移したようで、山にある緩やかな傾斜の屋根の雪がわずかずつ解け出し、不思議な造形を作っていました。
下の写真、中央は、杉山の様子。右が雪の造形。屋根の軒先から一本の棒が出ており、その棒をつたって雪が少しずつ解け出し、先端に溜まり、両脇が下に垂れ下がっていったことで作られたオブジェ。ジェットエンジンみたい。
下の写真、左と中央は昨夜の晩ご飯。カキのオイスターソース炒めと鳥肉のコーンシチュー。右は、今日のお昼に食べたラーメン。
今日の新聞に、「外来設け緩和ケア」というタイトルの記事が載っていました。秋田市内にある総合病院が、緩和ケア外来と、関連施設にリンパ浮腫ケア外来を開設して、がんによる痛みや、抗がん剤の副作用、そして、外科的な手術によりリンパ節を取り除くことで起こりやすいリンパ浮腫を和らげる治療を行っている、という内容でした。
この病院では、平成16年から、医師や看護師、薬剤師からなる「緩和ケアチーム」を結成して、がんによる痛みの軽減などに取り組んでこられたようです。痛みや抗がん剤の副作用が辛くて、治療効果が十分に得られないことで、痛みや副作用を和らげることができれば、その効果が期待できる、という観点からのようでした。
今回は、外科外来だけの対応では十分な時間が取れないため、患者さんに対する緩和ケアが非常に大切であるという観点から、今年5月に専門の「緩和ケア外来」を開設するに至ったようです。
ひまわりが、驚いたのは、
・がんによる痛みに対しては、医療用麻薬を用いる
・抗がん剤の副作用に対しては、薬物療法や「アロマテラピー」を用いる
ということです。ようやくアロマテラピーが、このような専門外来でも用いられるようになってきました。秋田県内では初めてだそうです。これらの点に関しては、
・「2005.07.14 アロマに対しての行政の考え方」
・「2005.07.13 総合病院で導入しているのは珍しい」
・「2000.11.02 痛みへの第三の医療(外部リンク:みなみの香草屋)」
に、関連した記事を投稿していますので、ご覧いただければ幸いです。
また、緩和ケア外来だけではなく、「リンパ浮腫ケア外来」が 9月から、関連施設に開設されたという事です。これは、先ほども書いたように、がんの手術によって、がんに侵された組織だけではなく、転移によるがんの再発を防ぐ目的で近くのリンパ節の切除をすることで起こる「リンパ浮腫」を改善、軽減を図るのが目的だそうです。
リンパの働きは、「2005.10.21 デトックスとリンパマッサージ」でも投稿していますが、
・血液循環はリンパ系と協力しあって、心臓からスタートして心臓に戻る仕組みになっている
・動脈から運ばれてきた血液は、毛細血管やのその手前の細動脈部にて、液体成分がにじみ出す
・にじみ出した液体成分は、組織間液といわれ、栄養と酸素を細胞へ受け渡し、老廃物と二酸化炭素を引き取る
・一部は静脈へ、そして一部は毛細リンパ管へ集められる
・毛細リンパ管へ吸収された組織間液は、リンパ液として、静脈とほぼ平行に走っているリンパ管を通って回収
・最終的には、鎖骨下の静脈に直接流入する仕組みになっている
というように、循環器系とリンパ系は連動しています。そのため、リンパ節の切除は、リンパ液の流れそのものがまったく進まなくなるだけではなく、免疫系との関係も見逃す事ができません。組織間液やリンパ液の流れが悪くなると、当然浮腫が発生します。そのような状態が「リンパ浮腫」といわれるもので、浮腫によりすごい太ささ、重さになって、身動きが取れなくなる場合が少なくありません。
そのような医師の診断を受けた患者さんへ
・専門の知識、技術を身に付けた看護師が
・マッサージなどを施し、悪化したリンパの流れを改善する
というものです。この外来もまた、北海道や東北でもないのだそうです。
以前(それは 3年くらい前の事だったと思いますが)、テレビでリンパ浮腫に悩む患者さんの話をテレビで放送していました。がんの手術から生還し、ようやくその病気から逃れられるようになったと思ったとき、とんでもないくらいにふくれあがった足の状態。当然職場にも復帰できず、日常の生活にも支障をきたしている様子をレポートしたものでした。
ところが、医師は、がんの手術をして治ったのに、それだけでは不満なのですか、とでもいいたいかのように、医療機関からはつれない返事で、患者さんが悩み苦しんでいる姿が目に焼き付いています。
そんな中「リンパドレナージュ」というの手法を会得した施術者が、患者さんの「心とリンパ浮腫」を癒し、和らげている、そんなお話だったと思います。
今から、多分 3年くらい前の事でしたから、秋田市内にある総合病院での「緩和ケア外来」と「リンパ浮腫ケア外来」という緩和ケアシステムは素晴らしい事だと思います。新聞でも、最後に医師の言葉として伝えていましたが、「県内にも緩和ケアを希望する人は多く、十分に対応し切れていないのが現状。より多くの医療機関に緩和ケアが浸透していってほしい」というお話は、本当に大切なことだと思います。
ただ、リンパ節の切除は、がんの転移を防ぐのが目的で、「2006.06.05 ガン細胞免疫細胞の死滅誘導」でも投稿しましたが、がん細胞の「転移」が、がん細胞自らが放出する「TGFβ-1」という物質によって達成されることを考えると、やむを得ない事。
しかしながら、一方(福田安保理論)では「ガンの転移」は、「うれしいサイン」又は「移転のときは免疫力向上のとき」として、リンパ球の増える環境が整備されれば、免疫力が向上してガン細胞を攻撃し、結果別の場所へ移る、それが「転移」というサインとしてとらえられています。
また、リンパマッサージだけではなく、リンパドレナージュや、リンパポンパージというテクニックも大切で、こういった中にも精油を用いるアロマテラピーの有用性が浮かび上がってきます。
ですから、医師や看護師、薬剤師、そしてアロマセラピストからなる「緩和チーム」が結成されるのが、次なる願いなのですけどね。
・植物療法に関係のある記事のもくじ(2005.06.04 〜 現在まで)
今日は、昨日に比べるとまだましですが、それでも最高気温は 3.7度。朝は、ご覧のように、道路もほとんど真っ白でしたが、日中は、2 〜 3度台と推移したようで、山にある緩やかな傾斜の屋根の雪がわずかずつ解け出し、不思議な造形を作っていました。
下の写真、中央は、杉山の様子。右が雪の造形。屋根の軒先から一本の棒が出ており、その棒をつたって雪が少しずつ解け出し、先端に溜まり、両脇が下に垂れ下がっていったことで作られたオブジェ。ジェットエンジンみたい。
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下の写真、左と中央は昨夜の晩ご飯。カキのオイスターソース炒めと鳥肉のコーンシチュー。右は、今日のお昼に食べたラーメン。
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今日の新聞に、「外来設け緩和ケア」というタイトルの記事が載っていました。秋田市内にある総合病院が、緩和ケア外来と、関連施設にリンパ浮腫ケア外来を開設して、がんによる痛みや、抗がん剤の副作用、そして、外科的な手術によりリンパ節を取り除くことで起こりやすいリンパ浮腫を和らげる治療を行っている、という内容でした。
この病院では、平成16年から、医師や看護師、薬剤師からなる「緩和ケアチーム」を結成して、がんによる痛みの軽減などに取り組んでこられたようです。痛みや抗がん剤の副作用が辛くて、治療効果が十分に得られないことで、痛みや副作用を和らげることができれば、その効果が期待できる、という観点からのようでした。
今回は、外科外来だけの対応では十分な時間が取れないため、患者さんに対する緩和ケアが非常に大切であるという観点から、今年5月に専門の「緩和ケア外来」を開設するに至ったようです。
ひまわりが、驚いたのは、
・がんによる痛みに対しては、医療用麻薬を用いる
・抗がん剤の副作用に対しては、薬物療法や「アロマテラピー」を用いる
ということです。ようやくアロマテラピーが、このような専門外来でも用いられるようになってきました。秋田県内では初めてだそうです。これらの点に関しては、
・「2005.07.14 アロマに対しての行政の考え方」
・「2005.07.13 総合病院で導入しているのは珍しい」
・「2000.11.02 痛みへの第三の医療(外部リンク:みなみの香草屋)」
に、関連した記事を投稿していますので、ご覧いただければ幸いです。
また、緩和ケア外来だけではなく、「リンパ浮腫ケア外来」が 9月から、関連施設に開設されたという事です。これは、先ほども書いたように、がんの手術によって、がんに侵された組織だけではなく、転移によるがんの再発を防ぐ目的で近くのリンパ節の切除をすることで起こる「リンパ浮腫」を改善、軽減を図るのが目的だそうです。
リンパの働きは、「2005.10.21 デトックスとリンパマッサージ」でも投稿していますが、
・血液循環はリンパ系と協力しあって、心臓からスタートして心臓に戻る仕組みになっている
・動脈から運ばれてきた血液は、毛細血管やのその手前の細動脈部にて、液体成分がにじみ出す
・にじみ出した液体成分は、組織間液といわれ、栄養と酸素を細胞へ受け渡し、老廃物と二酸化炭素を引き取る
・一部は静脈へ、そして一部は毛細リンパ管へ集められる
・毛細リンパ管へ吸収された組織間液は、リンパ液として、静脈とほぼ平行に走っているリンパ管を通って回収
・最終的には、鎖骨下の静脈に直接流入する仕組みになっている
というように、循環器系とリンパ系は連動しています。そのため、リンパ節の切除は、リンパ液の流れそのものがまったく進まなくなるだけではなく、免疫系との関係も見逃す事ができません。組織間液やリンパ液の流れが悪くなると、当然浮腫が発生します。そのような状態が「リンパ浮腫」といわれるもので、浮腫によりすごい太ささ、重さになって、身動きが取れなくなる場合が少なくありません。
そのような医師の診断を受けた患者さんへ
・専門の知識、技術を身に付けた看護師が
・マッサージなどを施し、悪化したリンパの流れを改善する
というものです。この外来もまた、北海道や東北でもないのだそうです。
以前(それは 3年くらい前の事だったと思いますが)、テレビでリンパ浮腫に悩む患者さんの話をテレビで放送していました。がんの手術から生還し、ようやくその病気から逃れられるようになったと思ったとき、とんでもないくらいにふくれあがった足の状態。当然職場にも復帰できず、日常の生活にも支障をきたしている様子をレポートしたものでした。
ところが、医師は、がんの手術をして治ったのに、それだけでは不満なのですか、とでもいいたいかのように、医療機関からはつれない返事で、患者さんが悩み苦しんでいる姿が目に焼き付いています。
そんな中「リンパドレナージュ」というの手法を会得した施術者が、患者さんの「心とリンパ浮腫」を癒し、和らげている、そんなお話だったと思います。
今から、多分 3年くらい前の事でしたから、秋田市内にある総合病院での「緩和ケア外来」と「リンパ浮腫ケア外来」という緩和ケアシステムは素晴らしい事だと思います。新聞でも、最後に医師の言葉として伝えていましたが、「県内にも緩和ケアを希望する人は多く、十分に対応し切れていないのが現状。より多くの医療機関に緩和ケアが浸透していってほしい」というお話は、本当に大切なことだと思います。
ただ、リンパ節の切除は、がんの転移を防ぐのが目的で、「2006.06.05 ガン細胞免疫細胞の死滅誘導」でも投稿しましたが、がん細胞の「転移」が、がん細胞自らが放出する「TGFβ-1」という物質によって達成されることを考えると、やむを得ない事。
しかしながら、一方(福田安保理論)では「ガンの転移」は、「うれしいサイン」又は「移転のときは免疫力向上のとき」として、リンパ球の増える環境が整備されれば、免疫力が向上してガン細胞を攻撃し、結果別の場所へ移る、それが「転移」というサインとしてとらえられています。
また、リンパマッサージだけではなく、リンパドレナージュや、リンパポンパージというテクニックも大切で、こういった中にも精油を用いるアロマテラピーの有用性が浮かび上がってきます。
ですから、医師や看護師、薬剤師、そしてアロマセラピストからなる「緩和チーム」が結成されるのが、次なる願いなのですけどね。