● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧です(月別に並べてあります)
植物療法に関係のある記事のもくじ(2005.06.04 〜 現在まで)

今日の朝に、やや青空が出ていたものの、一日中曇り空の寒い日でした。札幌では、積雪数センチとのことで、確実に冬の足音が聞こえています。

下の写真は、昨夜の晩ご飯のおかず。菊のおひたし、モッテノホカという菊だそうです。それにセンメンという中華風の細麺。イモノコをベースにしたスープ。

20061122菊のおひたし 20061122センメン 20061122イモノコ汁

下の写真は、どこにでもある素材を使ったお料理。トマトジュースを利用した寒天、それに、柿のクルミ和え。今日はアンズのかわりにクコを使った、ダイコンとクコの酢の物。

20061123トマト寒天 20061123柿のクルミ和え 20061123ダイコンクコの酢の物

下の写真、左は、イブリガッコ(煙でいぶしたダイコン)の松前漬けだそうです。粘りがあり、イブリガッコの味、病みつきになってしまいます。中央は、トマトジュースとリンゴジュース。ばっぱの郷里(増田町(現在は横手市))は、リンゴ生産が盛んです。リンゴジュース作りを利用したトマトジュース、これを利用して先ほどの寒天を作りました。右は、今日の晩ご飯のチンジャオロースです。

20061123イブリダイコンの松前漬け 20061123リンゴトマトジュース 20061123チンジャオロース

以前、2006.10.27 精油データベースを作ろうで、精油のデータベースをご紹介しました。その後、なかなか時間がとれず、結構時間がかかってしまいました。というのも、既存のシステムを利用した精油のデータベースを作ったからです。

最初は、自分でシステム自体を作ろうと考えましたが、センスのよいものが作れず、データベースに利用できるものを探していました。見つけたのが「File Maker Pro」のアプリケーションです。とりあえず、既存のデータベース設計をよくよく検討しながら、実際の精油データベースに利用可能かどうかの検証です。

アプリケーションの実行部分は、全部英語版のため、解析がまったく進まず。難しい呪文の計算式が英語で記述してあるのもネックに。それでも、実際の精油データを入力して、精油、芳香成分類、芳香分子、それぞれの関係で正しく作動するかどうかかなり時間がかかってしまいました。

結局、ちょっとした工夫を加え、関連を理解しながら、自分で改良して何とか下記のような「精油別組成成分のデータベース」を完成させました。精油のデータは、アカマツ ヨーロッパ Pinus Sylvestris たった一つだけしか入力していませんが、結構データベースに入力しないといけないんです(クリックすると大きくなりますよ)。

20061123アカマツ ヨーロッパ Pinus Sylvestris

芳香成分類や芳香分子のデータは全て入力が完了したのですが、一個一個の実データの入力が大変。

・ケモタイプ精油事典 Ver.5(2006.07.01)のデータを利用
・ここからは、主な芳香成分類、芳香分子と平均含有量(%)のデータを利用
・成分分析表の最新データを利用(
アカマツ・ヨーロッパの分析表(外部リンク)
・ここからは、芳香成分類の構成比(%)のデータを利用

画面の大きさの制限で、芳香成分類の主な作用や芳香分子の固有作用が、後ろの方で尻切れトンボになってしまう場合があります。上記の図(画像)に示したものは、アカマツ ヨーロッパ Pinus Sylvestris の成分に関するデータをほとんど網羅しています。

2009.02.27 主な樹木系の精油と芳香成分類

ただ、これは何度も繰り返しお話していますが、精油のデータベースなんです。実際は、パソコンの画面に表示されている画像で、

・例えば、上記画面から、モノテルペン炭化水素類の情報を得たいと思えば、「芳香成分類情報」「10 モノテルペン炭化水素類」の前の矢印をクリックすると、モノテルペン炭化水素類の情報が一覧できます
・その一覧には、
モノテルペン炭化水素類に属する芳香分子、あるいは、モノテルペン炭化水素類を含んでいる精油一覧などが表示されます
α-ピネンに関する情報を得たいと思えば、「組成成分データ」「H0010ぴ α-ピネン(モノ炭)強壮」の前の矢印をクリックすると、α-ピネンの情報が一覧できます
・その一覧には、
α-ピネンに関する情報が表示されます
・そこから、精油や、芳香成分類や、芳香分子の情報へと、縦横無尽に進んでいく事ができます

イメージがなかなかわきませんよね。今度またご紹介したいと思います。

なお、このシステムは、サーバーへも転送できますから、結局、電子辞書ではありませんが、サーバーへアクセスすると、ひまわりが自分のパソコンで行っていると同じようなことが、アクセスされている方も、体験することができるようになります。これが精油データベースの本当の意味なんですけど。

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2009.02.27 主な樹木系の精油と芳香成分類