● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧の目次です
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今日は、朝起きると久しぶりのお日さま。以外と青空が広がっていました。が、すぐに曇り出し、小雨模様へ。日中の気温も低く、寒暖の差が激しい秋田市です。

下の写真、昨夜の晩ご飯のおかず。野菜炒めとおでんです。おでんの中央にあるサトイモは、二日前に実家の会津から届いたもの。そのサトイモを運んできた段ボール箱の横を見ると、かわいらしいイラストがありました。「会津が育てた」の文字に多分磐梯山と猪苗代湖なのでしょうね。「めげべ
(かわいでしょう、という意味)」。

20061114野菜炒め 20061114おでん 2006114会津が育てた

下の写真、左は、段ボール箱に入っていたサトイモです。下の方には、見慣れたサトイモですが、上の方にちょっと大きく不格好な形をしたものがあります。これは、サトイモの親だそうです。先ほどのおでんに使われたサトイモは「子」の方ではなく、「親」の方です。あ〜またまたラーメン。昨夜もまたラーメンを食べてしまいました。

20061114サトイモ 20061114ラーメン1 20061114ラーメン2

11月06日の朝刊に、「がん攻撃の NK細胞 コーヒーで働き活発に」のタイトルと見出しが載っていたのに、目がとまりました。即座に思ったのは、

・コーヒーは中枢神経系を興奮させ、心臓の心拍出量を増大させ、脈拍を増大させるものなので、「交感神経緊張」
・NK細胞は、顆粒球とともに「交感神経」の支配を受けている
・ところが、NK細胞は、副交感神経支配下でその活性をしめす

ということでした。

朝刊に載っていた実験の内容は、

・NK細胞ががんを攻撃すると放出される
・がん細胞をすべて死滅させた場合を 100%として、NK細胞の活性を測定
・13人の人で調べる
・コーヒーを飲む前は、平均 38.5%
・飲んで 30分後には、44.5%に上昇
・90分後には、38.5%へ戻る
・コーヒーはがんを攻撃する NK細胞の働きを活発にする

という内容でした。

最初にもお話したように、NK細胞の活性、すなわち、がんを攻撃する際にその働きを発揮できるかどうかのカギを握るのが「副交感神経」です。この内容の詳細については、ただ、「コーヒー」という言葉でしか伝えられていませんでしたが、その内容成分のうち、カフェインだとすると、なんとなくしっくりいかない感じもします。

コーヒーには、その他にいろいろな成分を含んでいるようです。その中には、「クロロゲン酸類」などのポリフェノールも含まれているのだそうですが、それが働いても、抗酸化、活性酸素の除去に働く成分ですから、NK細胞との関係ではどうなのかなぁという事も感じてしまいます。

コーヒーとがんの関係、いろいろな問題を含んでいるようなので、後日また、投稿したいと思っています。なお、朝刊の結びに、「NK細胞で悪化する病気もあるので、注意が必要」というコメントも載っていました。そして、この研究結果を報告された方が、新潟大の医師という事でした
(安保氏ではございません)

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2006.11.21 コーヒーとNK細胞の活性
2006.11.20 カフェインはアデノシンのアンタゴニスト
2006.11.19 プリン骨格とカフェインとアデノシン
・「2006.11.15 コーヒーとがんの関係」