● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧です(月別に並べてあります)
・植物療法に関係のある記事のもくじ(2005.06.04 〜 現在まで)
今日は、朝から小雨模様の天気が一日中続いていました。それでも、夜の 10時頃ではないでしょうか、雨が上がっていました。歩道には、イチョウの黄葉が、雨に濡れてペタペタワッペンのようにちりばめられていました。ときおり通り過ぎる車のライトにキラキラ輝いてきれい。
上の写真は、昨夜の晩ご飯のおかず。左から、ロールキャベツ、牛肉のすき焼き風煮込み、黒豆ご飯とヤマゴボウです。
昨日届いた会津の柿は、昨日が開封予定の日でした。ただ、実家の妹が、明日の方がいいかもしれないよ、というので、今日朝開けてみました。木箱に入っていましたから、木の香りとさわした柿のにおいが、会津の風景を思い出させてくれました。
今は、ほとんど、段ボールで送られてきます。「不知身柿(みしらずがき)」は、まだ開封日が来ていませんが、今日開けたのが「大初作(おおはっさく)」。渋柿ですが、ゴマのような模様が入って、甘く柔らかでみずみずしい味になっていました。歩道には、イチョウの枯れ葉が。
今日何気なく、開いていた本の中に、とても興味を引くお話がのっていました。タイトルは「ゲラニルピロリン酸とリモネン合成」ですが、その先のお話が今日の話題の中心、というか、明日も続きますけど。
ゲラニルピロリン酸(炭素数が 10)って、とっても難しい名前ですが、これから、いろいろな香りの成分が作り出されるとても大切な化合物です。それもテルペン系の炭化水素です。
通常、書物には、テルペノイドの生合成経路として、メバロン酸経路や、デオキシキシルロースリン酸経路という複雑な過程の中で「テルペン系」の炭化水素が作り出されることが、書かれています(「2005.12.17 植物の二次代謝産物」)。
今回とても興味を持ったのは、ゲラニルピロリン酸からは、テルペン系の炭化水素である「モノテルペン炭化水素類」が生成されますが、このゲラニルピロリン酸に「リモネンシンターゼ」という酵素が働く事で、四つのモノテルペン炭化水素、「リモネン」、「α-ピネン」、「β-ピネン」、そして「ミルセン」が作り出りだされる、ということでした。
一つの化合物から、一つの酵素によって、四つの化合物が生成されるということに、話の内容は全く違いますが、以前投稿した「2006.11.02 メラニンとストレス」の「(プレ)プロオピオメラノコルチン」と、とてもよく似ています。
植物は、何かの目的をもって、一つの化合物から、一つの酵素によって、四つもの化合物を生成する必要があるからなのでしょうか。とても興味がわいてきました。この続きは、明日もう一度投稿したいと考えています。
● 関連記事
○「精油の化学関連の目次」
・「2006.11.12 ゲラニルピロリン酸とリモネン合成2」
・植物療法に関係のある記事のもくじ(2005.06.04 〜 現在まで)
今日は、朝から小雨模様の天気が一日中続いていました。それでも、夜の 10時頃ではないでしょうか、雨が上がっていました。歩道には、イチョウの黄葉が、雨に濡れてペタペタワッペンのようにちりばめられていました。ときおり通り過ぎる車のライトにキラキラ輝いてきれい。
上の写真は、昨夜の晩ご飯のおかず。左から、ロールキャベツ、牛肉のすき焼き風煮込み、黒豆ご飯とヤマゴボウです。
昨日届いた会津の柿は、昨日が開封予定の日でした。ただ、実家の妹が、明日の方がいいかもしれないよ、というので、今日朝開けてみました。木箱に入っていましたから、木の香りとさわした柿のにおいが、会津の風景を思い出させてくれました。
今は、ほとんど、段ボールで送られてきます。「不知身柿(みしらずがき)」は、まだ開封日が来ていませんが、今日開けたのが「大初作(おおはっさく)」。渋柿ですが、ゴマのような模様が入って、甘く柔らかでみずみずしい味になっていました。歩道には、イチョウの枯れ葉が。
今日何気なく、開いていた本の中に、とても興味を引くお話がのっていました。タイトルは「ゲラニルピロリン酸とリモネン合成」ですが、その先のお話が今日の話題の中心、というか、明日も続きますけど。
ゲラニルピロリン酸(炭素数が 10)って、とっても難しい名前ですが、これから、いろいろな香りの成分が作り出されるとても大切な化合物です。それもテルペン系の炭化水素です。
通常、書物には、テルペノイドの生合成経路として、メバロン酸経路や、デオキシキシルロースリン酸経路という複雑な過程の中で「テルペン系」の炭化水素が作り出されることが、書かれています(「2005.12.17 植物の二次代謝産物」)。
今回とても興味を持ったのは、ゲラニルピロリン酸からは、テルペン系の炭化水素である「モノテルペン炭化水素類」が生成されますが、このゲラニルピロリン酸に「リモネンシンターゼ」という酵素が働く事で、四つのモノテルペン炭化水素、「リモネン」、「α-ピネン」、「β-ピネン」、そして「ミルセン」が作り出りだされる、ということでした。
一つの化合物から、一つの酵素によって、四つの化合物が生成されるということに、話の内容は全く違いますが、以前投稿した「2006.11.02 メラニンとストレス」の「(プレ)プロオピオメラノコルチン」と、とてもよく似ています。
植物は、何かの目的をもって、一つの化合物から、一つの酵素によって、四つもの化合物を生成する必要があるからなのでしょうか。とても興味がわいてきました。この続きは、明日もう一度投稿したいと考えています。
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・「2006.11.12 ゲラニルピロリン酸とリモネン合成2」