● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧です(月別に並べてあります)
植物療法に関係のある記事のもくじ(2005.06.04 〜 現在まで)

今日もまた、とても穏やかな秋の一日でした。長く伸びて、室内まで届くようになった光、そして、冬至まで、どんどん日中の時間を短くしていきます。季節的には、寒い季節に入っていき、自律神経の体系も副交感神経から交感神経へと切り替わっていく移行の時期。

20060924ポテトサラダとサンマの蒲焼き 2006092ピーマン肉炒め 20060924豚汁

上の写真は、ポテトサラダとさんまの蒲焼き、それにピーマンの肉炒め。ともに昨夜のご飯のおかずでした。今日のお昼に食べたじゃがいもたっぷりの豚汁。ひまわりは大のじゃがいも好き。肉は好んで食べませんけど、この季節の豚汁はいもにかいを思い出してしまいます。

体調も、一番悪い状態のピークから脱したようですが、まだまだ油断できません。これも、日ごろ交感神経を働かせ過ぎて、夜更かしの睡眠不足をしてきたつけが回ってきたものです。

昨日のラジオで、モナリザダイエットという言葉を耳にしました。モナリザとかダイエットで反応をしたのではなく、次の言葉に強く引きつけられたからです。それが「交感神経」。

ラジオから流れてくる内容を、聞いていると、肥満は、交感神経がうまく活性していない状態というお話。そして、プチ断食をすることで、健全な空腹感を得る事で、自律神経のリセットを促し、ダイエットをはかるというものでした。その基本になっているのが、身体の中のメカニズムとして働く「自律神経」。脂肪燃焼は、自律神経の支配を受けているということでした。

エステティックでも、気になる部分的な肥満に対して、ノルアドレナリン優位の状態を作って、脂肪燃焼、老廃物の排泄など、植物素材や栄養素、そして、何よりも大切なテクニックを駆使してトリートメントを行う事があります。そのような状態と同じことなのかなぁと思いました。

ただ、このモナリザという言葉は、ダヴィンチで有名なモナリザではなく、「肥満の大部分は、交感神経の働きが低下している」という英語の頭文字をとっている造語のようです。ただ、そのような意味で、モナリザダイエットを考えたとき、思わぬ落とし穴が存在するということもいえそうです。

それが、自律神経と免疫の法則を基本に考えた場合の、過度な交感神経緊張と副交感神経緊張が続いた場合に起こる疾患の種類です。もともと、副交感神経優位で過ごしてこられた方は、結果的に食欲が亢進して肥満になりやすい傾向があります。ただ、その状態が続くと、生体はエネルギーの消費量を上げようとして交感神経を緊張させます。この状態が続くと、いろいろな疾患の原因となります。

過度に交感神経を緊張しない形で行う場合は、ダイエットが期待できるのでしょうが、それ以外は、肥満以外にもいろいろな疾患を引き起こす原因ともなりかねません。この点、プチ断食を利用することで、生体にも負担とならない程度でクリアできるということが、非常に興味のあるところです。ただ、プチ断食自体をストレスとして受け止めてしまうと、過度な交感神経の緊張を伴ってしまう事になりかねませんね。

こういうときに有効なハーブは、ウイキョウ(フェンネル) Foeniculum vulgare がとてもよいようです。