今日の秋田市は、昨日に引き続きはっきりしない天気でした。午後からは、ちょっと、日もさしましたが、相変わらずの梅雨空です。ただ、気温が低めなようで、半袖でいると吹く風によっては少々寒い感じを受けてしまいます。

先日、妹から、地元会津美里町の龍興寺の蓮の写真が届きました。ここは、古代蓮と国宝の一字蓮台法華経が保管されている事で有名だそうです。子供の頃よくこの辺りを遊び回っていましたが、まったく気がつきませんでした。それはそうですよね、子供の時と今とでは、関心の矛先が違いますから。この辺りの記憶といえば、げだを作るために、ブロックの形に切り出された桐が、高い塔の形に積み上げられていた事ぐらいでしょうか。

20060719龍興寺の蓮 20060719龍興寺一字蓮台法華経 20060722グラハムパン

そういえば、昨年、2005.08.15 会津さこらんしょでもお伝えしました。あいにくの雨降りで、その時はもう蓮の花、遅すぎて終わっていた記憶があります。七月中旬が見頃ということなので、今が旬。きれいに咲いているんですね。上の写真中央は、国宝の一字蓮台法華経の説明。平安時代の作ということで、古代蓮ともあいまって、いにしえのロマンが漂ってきます。

七月中旬、考えてみればもう 7月22日ですから、北海道のラベンダーおかむらさきは今が旬なのではないでしょうか。ラベンダーといえば、そのハーブの故郷、プロバンス、折しも夜のテレビでは「プロバンス地方」の事が放送されていました。香りとアロマの博物館の話もあったようです。プロバンス地方には、非常に古くて長い歴史があるようで、それがいまだに伝統の中で息づいているようです。プロバンスの女性がどうしてそんなにきれいなのかをたずねると、時間がゆっくり流れていているプロバンスのおかげ、という答えでした。

古代蓮といい、ラベンダーといい、気の遠くなる長い長い時間を経て、現代によみがえり、あるいはみゃくみゃくと咲き続けている姿は、人々の心を癒してくれるみなもとになっているようです。