昨夜から雨模様で、朝起きると県南、県北地域は大雨洪水警報でした。雨に打たれたラベンダーも道路に倒れ込んでいます。開花しているので、とても多くの水滴がラベンダーには絶えきれないくらいに重くなっているのでしょうね。今日は、朝からばっぱは、こざくねりを作っていました。手間暇かかるこの料理、昔はおやつだったという事ですから、どこの家庭でも作っていたのでしょうね。
下の写真左は、できたてのこざくねりです。中央は、果物やキュウリをのせたもの。イチゴでもいいですよ。「こざく」は、「こざき(ってばっぱは発音していました)」クズ米で作ったおやつという意味なんだそうです。二番目の米ということなので、ご飯にできないクズ米を粉にしておやつを作ったんですね。
上の写真右は、お昼に食べたトルティアときな粉にまぶした笹巻き。トルティアは、ファーストフードショップで購入したものですが、笹巻きはばっぱの自家製。下の写真は、梅雨時に栄えるハーブ。ラベンダーは雨に濡れ、頭が垂れています。いろいな色の花が多いのに気がつきました。いっとき雨が上がり、その合間に撮ったボリジの花。早くボリジのようなスカイブルーの夏が来ないかなぁ。
秋田では、数年前からビジネス商談会という大イベントが毎年開催されています。異業種間の交流や、ビジネスの出会いをサポートするのに企画されているようです。そのビジネスフォーラムから資料が届き、目にとまったのが「γ-PGA」のコスメティック。
「γ-PGA」とは、γ-ポリグルタミン酸という意味で、その正体は、納豆菌が菌体内で産生するもので、アミノ酸の一種であるグルタミン酸が鎖状に結合してできた「高分子体(ポリマーというんだそうです)」。正確には、グルタミン酸が「γの位置」で、10万個くらいつながった構造になっているのだそうです。ちょっとややこしくなりますが、この構造がとても大切なんです。下の図をご覧下さい。左側に「グルタミン酸」というアミノ酸が示されています。
この「グルタミン酸」の上に位置する「カルボキシル基(-COOH)」と、アミノ酸の基本構造である「アミノ基(-NH2)」が、脱水縮合という結合によって 10万個くらいつながった構造になったものが、「ポリグルタミン酸」と呼ばれているそうです。脱水縮合というのは、一つのグルタミン酸のアミノ基と別のグルタミン酸のカルボキシル基から、水を作り出すことで(水1分子がとれて)結合する化学変化をいいます。
そこで、下記の図をご覧下さい。「グルタミン酸」の上に位置する「カルボキシル基(-COOH)」から、下の方へ炭素が並んでいますが、ギリシャ文字で「α、β、γ」と赤い文字が書かれています。化学の世界では、カルボキシル基の隣りから(この場合は下へ)数えて、順番に文字を付けるそうです。下の図では、一つのグルタミン酸の「γの位置」にある「カルボキシル基」が、別のグルタミン酸のアミノ基と脱水縮合しているのがわかるかと思います。
アミノ酸の基本構造は、炭素骨格を基本に「アミノ基(-NH2)」と「カルボキシル基)-COOH)」、水素(-H)で、そこに側鎖がついた構造をしています。その側鎖はアミノ酸の種類によって違います。グルタミン酸の側鎖には、間に炭素が二個(水素が各炭素に二個ずつついています)入り、γの位置の炭素に「カルボキシル基(-COOH)」がついています。このカルボキシル基が、別のグルタミン酸のアミノ基と脱水縮合したものが「γ-ポリグルタミン酸」と呼ばれる高分子体です。
このように、グルタミン酸が「γの位置」で、10万個くらいつながった構造をしているのが「γ-ポリグルタミン酸」ということです。「納豆菌」が作り出すネバネバした粘着性は、この「γ-ポリグルタミン酸」によるものだそうです。この構造が、コスメティックとどう関係するのでしょうか。
以前、女性の、「2006.04.16 女性のお肌気になるベスト3」でもご紹介したように、第一位が「乾燥」でした。この乾燥にローションパックが紹介されていました。実は、「γ-ポリグルタミン酸」は、乾燥を引き起こす第一番の「天然保湿因子(NMF)」と密接な関係にあるようです。ご存じのように、天然保湿因子は、水分を抱きかかえることのできるアミノ酸(セリン、グリシン、アラニン、スレオニン、アスパラギン酸など)が主成分です。また、このアミノ酸から作られるピロリドンカルボン酸(PCA)も含まれています。これらの成分により、水を抱きかかえることが可能となりますが、この力を、エステティックでは「抱水能」とか「水和」と呼んでいます。
さて、お話を「コスメティック」へ戻しますが、この天然保湿因子への働きをお手伝いしてくれる「γ-ポリグルタミン酸」をコスメティックへ利用することで、乾燥をふせぎ、皮膚の正常なバリア機能を回復させ、老化を未然に防止できるということのようです。また、これは、水和だけではく、「美白」にも効果があるということで、上の「女性のお肌気になるベスト3」の第二位の「シミ」にも期待できますね。
ただ、その他、ひまわりが興味を持ったのは「分子量 約10万」、「皮膚内浸透深度が皮下組織(通常、表皮の真皮にまで成分が導かれることは「経皮吸収」といっています。皮下組織は真皮の下にある組織です。)」、「帯電状態がマイナス帯電」ということです。分子量の問題と浸透深度が皮下組織という点については、ひまわりの乏しい知識ではなかなか理解できません。といのも、皮膚のバリア機能を通過できる分子量はせいぜい 300ぐらい、場合によっては 500まで。500と10万という分子量の違いはいったいどう説明すればよいのでしょうか。この事は、抱水能を高めるという「γ-ポリグルタミン酸」そのものが皮膚に作用するのかどうかに直接関係してくる部分だと思います。
また、「γ-ポリグルタミン酸」はそれぞれの分子(グルタミン酸)にマイナスの電位を有しているらしく、化粧品のプラスの電位成分を肌の奥深くまで浸透させるのだそうです。この点については、「2005.09.30 手作りイオン導入器」でもご紹介したように、目的によって肌へ導入する物質は違ってきます。
いずれにしても、この「γ-ポリグルタミン酸」、とても興味のある成分です。
・「2006.07.06 ナノテクノロジー」
・「2006.02.25 普段は納豆菌、薬は納豆禁」
・「2006.02.17 グレープフルーツ禁、納豆禁」
下の写真左は、できたてのこざくねりです。中央は、果物やキュウリをのせたもの。イチゴでもいいですよ。「こざく」は、「こざき(ってばっぱは発音していました)」クズ米で作ったおやつという意味なんだそうです。二番目の米ということなので、ご飯にできないクズ米を粉にしておやつを作ったんですね。
![]() |
![]() |
![]() |
上の写真右は、お昼に食べたトルティアときな粉にまぶした笹巻き。トルティアは、ファーストフードショップで購入したものですが、笹巻きはばっぱの自家製。下の写真は、梅雨時に栄えるハーブ。ラベンダーは雨に濡れ、頭が垂れています。いろいな色の花が多いのに気がつきました。いっとき雨が上がり、その合間に撮ったボリジの花。早くボリジのようなスカイブルーの夏が来ないかなぁ。
![]() |
![]() |
![]() |
秋田では、数年前からビジネス商談会という大イベントが毎年開催されています。異業種間の交流や、ビジネスの出会いをサポートするのに企画されているようです。そのビジネスフォーラムから資料が届き、目にとまったのが「γ-PGA」のコスメティック。
「γ-PGA」とは、γ-ポリグルタミン酸という意味で、その正体は、納豆菌が菌体内で産生するもので、アミノ酸の一種であるグルタミン酸が鎖状に結合してできた「高分子体(ポリマーというんだそうです)」。正確には、グルタミン酸が「γの位置」で、10万個くらいつながった構造になっているのだそうです。ちょっとややこしくなりますが、この構造がとても大切なんです。下の図をご覧下さい。左側に「グルタミン酸」というアミノ酸が示されています。
![]() |
この「グルタミン酸」の上に位置する「カルボキシル基(-COOH)」と、アミノ酸の基本構造である「アミノ基(-NH2)」が、脱水縮合という結合によって 10万個くらいつながった構造になったものが、「ポリグルタミン酸」と呼ばれているそうです。脱水縮合というのは、一つのグルタミン酸のアミノ基と別のグルタミン酸のカルボキシル基から、水を作り出すことで(水1分子がとれて)結合する化学変化をいいます。
そこで、下記の図をご覧下さい。「グルタミン酸」の上に位置する「カルボキシル基(-COOH)」から、下の方へ炭素が並んでいますが、ギリシャ文字で「α、β、γ」と赤い文字が書かれています。化学の世界では、カルボキシル基の隣りから(この場合は下へ)数えて、順番に文字を付けるそうです。下の図では、一つのグルタミン酸の「γの位置」にある「カルボキシル基」が、別のグルタミン酸のアミノ基と脱水縮合しているのがわかるかと思います。
アミノ酸の基本構造は、炭素骨格を基本に「アミノ基(-NH2)」と「カルボキシル基)-COOH)」、水素(-H)で、そこに側鎖がついた構造をしています。その側鎖はアミノ酸の種類によって違います。グルタミン酸の側鎖には、間に炭素が二個(水素が各炭素に二個ずつついています)入り、γの位置の炭素に「カルボキシル基(-COOH)」がついています。このカルボキシル基が、別のグルタミン酸のアミノ基と脱水縮合したものが「γ-ポリグルタミン酸」と呼ばれる高分子体です。
![]() |
このように、グルタミン酸が「γの位置」で、10万個くらいつながった構造をしているのが「γ-ポリグルタミン酸」ということです。「納豆菌」が作り出すネバネバした粘着性は、この「γ-ポリグルタミン酸」によるものだそうです。この構造が、コスメティックとどう関係するのでしょうか。
以前、女性の、「2006.04.16 女性のお肌気になるベスト3」でもご紹介したように、第一位が「乾燥」でした。この乾燥にローションパックが紹介されていました。実は、「γ-ポリグルタミン酸」は、乾燥を引き起こす第一番の「天然保湿因子(NMF)」と密接な関係にあるようです。ご存じのように、天然保湿因子は、水分を抱きかかえることのできるアミノ酸(セリン、グリシン、アラニン、スレオニン、アスパラギン酸など)が主成分です。また、このアミノ酸から作られるピロリドンカルボン酸(PCA)も含まれています。これらの成分により、水を抱きかかえることが可能となりますが、この力を、エステティックでは「抱水能」とか「水和」と呼んでいます。
さて、お話を「コスメティック」へ戻しますが、この天然保湿因子への働きをお手伝いしてくれる「γ-ポリグルタミン酸」をコスメティックへ利用することで、乾燥をふせぎ、皮膚の正常なバリア機能を回復させ、老化を未然に防止できるということのようです。また、これは、水和だけではく、「美白」にも効果があるということで、上の「女性のお肌気になるベスト3」の第二位の「シミ」にも期待できますね。
ただ、その他、ひまわりが興味を持ったのは「分子量 約10万」、「皮膚内浸透深度が皮下組織(通常、表皮の真皮にまで成分が導かれることは「経皮吸収」といっています。皮下組織は真皮の下にある組織です。)」、「帯電状態がマイナス帯電」ということです。分子量の問題と浸透深度が皮下組織という点については、ひまわりの乏しい知識ではなかなか理解できません。といのも、皮膚のバリア機能を通過できる分子量はせいぜい 300ぐらい、場合によっては 500まで。500と10万という分子量の違いはいったいどう説明すればよいのでしょうか。この事は、抱水能を高めるという「γ-ポリグルタミン酸」そのものが皮膚に作用するのかどうかに直接関係してくる部分だと思います。
また、「γ-ポリグルタミン酸」はそれぞれの分子(グルタミン酸)にマイナスの電位を有しているらしく、化粧品のプラスの電位成分を肌の奥深くまで浸透させるのだそうです。この点については、「2005.09.30 手作りイオン導入器」でもご紹介したように、目的によって肌へ導入する物質は違ってきます。
いずれにしても、この「γ-ポリグルタミン酸」、とても興味のある成分です。
・「2006.07.06 ナノテクノロジー」
・「2006.02.25 普段は納豆菌、薬は納豆禁」
・「2006.02.17 グレープフルーツ禁、納豆禁」
はじめまして。すみちゃんのブログから来られたのですか。
わざわざどうもありがとうございます。
ばっぱのこざくねり、本当においしいですよ。実は、写真にネバネバの状態も
撮ってあります。明日さっそく詳しく聞いてみますが、レシピはあまり
期待しないほうがいいかも。
というのも、いつも「適当とか適量」っていう答えが返ってくるんです。
でも、分量は?何をどうするのか?を、もう一度ちゃんと聞いてまたお知らせ
しますね。