今日は子どもの日。快晴が続いた会津地方ですが、ちょっと雲が多めで風の強い日でした。桜の花びらも完全に吹き飛ばされ、緑濃い汗ばむ季節に移り変わり、隣りでは、元気なこめら(子どもたち)の声が先日に引き続き聞こえてきました。今日はどこへもでかけず、家の中でした。

20060505ナスの油炒め 20060505いろいろな野菜の炒め物 20060505野菜サラダ

夕食は、上の写真の通り、ナスの油炒め、イカといろいろな野菜の炒めもの、そして、野菜サラダ。ひまわりは、もうお腹がぷっくらどころの話ではありません。

昨日「がんに効く食品検証」というタイトルで、記事が載っていました。
2006.03.30 病気それぞれの立場そして植物療法など、いろいろなところで、記事として取り上げていますが、厚生労働省の研究班が、

・がんの患者さんが、通常の医療から、健康補助食品の効果を期待して
・本来まだ有効な治療の方法があるにもかかわらず、この補完代替医療だけに切り替えたり
・抗ガン剤治療を受ける一方、主治医に黙って試みている

などの、観点から、これらの健康補助食品について「ヒトで科学的な検証がなされているのかを重視」した一般向けの手引き書をまとめたとのこと。

どのように、科学的な検証がなされているのかを調査したかというと、

・民間療法などを含む補完代替医療の分野で、過去の調査で特に使用頻度が高かった健康補助食品を選択
・国内外の医学や科学の学会誌などに公表された論文を検索
・臨床試験の有無などを調べる

ということでした。

結果は、がんの縮小、延命効果など、多くのがんの患者さんが期待する直接的な治療効果を証明する報告はほとんどなかったということでした。

過去の調査で特に使用頻度が高かった健康補助食品として、
・アガリクス(キノコ類)
・プロポリス
・AHCC(キノコ類から得たもの)
・サメ軟骨
・メシマコブ(キノコ類)
の五種類が調査の対象となったようですが、「キノコ類」が多いですね。

ガンという生死と戦う病気。現代医学での治療法が非常に進んではいるものの、一方では、このような補完代替医療にも期待を
求める患者さんは多いと思います。がんの縮小、延命効果など直接生死に関わりのある健康補助食品であるがゆえに、ヒトで科学的な検証がなされているかどうかが問われるという「薬的」な作用の検証、とても難しい問題だと思います。

どのように補完代替医療をとらえ、それらに関する情報をどのように選択し、どのように利用するのかなど、今後ガンの患者さんにとっても、ガンの患者さんではない方々にとっても、非常に大切なことだと思います。

そうなると、やはり、生死と戦う病気の前に、そうならない未病対策をすることが一番の近道ということになりますが、これもなかなか難しい問題です。

20060504高田小前シダレザクラ1

上の写真は、高田小学校の校舎横に咲いている八重ザクラ。

20060504高田小前シダレザクラ2

昨日の朝カメラに収めたものですが、満開でした。