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雪の量が減り寒さも緩みホットしていると、こうですもんね。寒い一日となりました。緩んだ雪が寒さで氷り、氷りの歩道、氷りの固まりがあちこちに。山へ行く道路でのこと。路面に舞う雪がまるで小川のように風に流され波打って流れていく様がなんともいえなくきれいでした。運転中なので写真に収めることが出来ずに残念でした。

20060217山雪景色1 20060217山雪景色2 20060217晩ご飯

こんなふうに、「三寒四温」春が訪れるんでしょうね。上の写真右は、おさしみとみそ汁、それにコロッケです。おさしみは、ヤリイカとホタテの貝柱。みそ汁は、ホタテ貝です。

昨日来のセミナーでは、ハーブや食べ物、そして薬の関係の事が話題になっています。きっかけは、高齢者へのアロマテラピー。摂取した薬が体内の解毒を司る肝臓や腎臓の機能ととても関係しているという点。

かなり以前に、肝臓での薬物代謝に関与している酵素「シトクロームP-450」のことを投稿しました(
2005.08.28 シトクロームP-450

・西洋オトギリ草との関係
西洋オトギリ草に含まれている成分が、シトクロームP-450を誘導することで、薬物代謝を促進させ、ある種の薬物の量を体の中で減少させるため、その結果として?「薬物の効果を下げる」おそれがある。

・グレープフルーツジュースとの関係
ところが、グレープフルーツジュースに含まれる成分が「シトクロームP-450」の薬物代謝を阻害する事で、逆に、「薬物の効果を期待以上に発現させる」こととなり、副作用の現れる場合が起こる。

という内容でした。

病院の中には、お医者さんからの薬の指示が、コンピューターへ入力されると、それに従い、患者さんの過去の病気の履歴やお薬の関係から、食事のメニューに出される品目のうち、指示された薬と相性の悪い食事が、例えば「グレープフルーツ禁」とか「納豆禁」とか出てくるというのを聞いたことがあります。「納豆禁」は「納豆菌」ではなく、禁止の「禁」なんだと思います。

セミナーの中で、「ワーファリン」と「納豆」の話がでてきました。お医者さんが「ワーファリン」と薬を指示したとき、コンピューターは、過去の病歴に「心臓の弁の置換手術」という情報をもとに「納豆禁」と判断し、組み合わせは注意して下さい、あるいは禁止ですよ、とサポートしてくれる、そんなイメージを浮かべました。

それでは、心臓の弁の置換手術を受けた患者さんが、日常的にワーファリンを服用し、「納豆禁」だったのに、別の手術のために、ワーファリンの服用を一時停止して手術を受けた場合、まだワーファリンの服用を再開する前なら、「納豆禁」ではなく、「納豆解禁」なのでしょうか。

納豆には、「ナットウキナーゼ」という成分があり、血液をさらさらにする作用があるといわれています。ワーファリンもまた、心臓の弁の置換手術などを受けた患者さんに、血栓が出来ては大変ということで、血栓を防ぐ目的で処方されるということ。

このことって、不思議ですよね。どちらも血栓を防ぐ作用を持っているのに、なぜ、ワーファリンが処方されると「納豆禁」となるのでしょうか。

ということで、またこの事についてはブログで投稿しようと考えています。

・今日のブログの続きは、こちらです。
・「2006.02.25 普段は納豆菌、薬は納豆禁

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