今日の朝は、とっても寒く、道路はアイスバーンというか、スケートリンク状態。歩道では、自転車ごとすってんころりんの方が。車道でも同じ光景。危ないですから皆さん気をつけて。

今日男鹿から、発泡スチロールいっぱいのハタハタが届きました。私はあまり魚類は好んで食べませんが、このハタハタ、バッパはどのように料理するのでしょうか。下写真の右側、どうですか、お腹にブリッコ(ハタハタの卵)がいっぱい入っているんですよ。

20051208氷った塘路 20051208ハタハタ 20051208ハタハタ2

午前中植物療法(フィトテラピー)のセミナーが終わって、山へみそを取りに行きました。最近の寒さで、まめ柿(何という名前の柿なのかわかりませんが)の渋が抜けて、ほどよい甘さに。まさに普通の渋柿の甘さや食感と同じもの。あ〜おいしい。

20051208まめ柿枝 20051208まめ柿 20051208まめ柿の木

先日から気になる情報がありました。それは「遺伝子」に関するものです。今日のセミナーもちょうど、この「遺伝子」のお話が。これらの情報は、いつものように新聞(2005.12.06、夕刊)に載っていたものですが、

・DNA が RNA に転写され、タンパク質に翻訳される。そのときに働いている遺伝子部分はたった5%。
・残り95%はあまり重要視されていなかった。
・残りに、5%という限られた遺伝子を調節する役割を果たす DNA配列あることがわかった。

タンパク質の設計情報、ということは、生物の設計図でもありますね、その情報が書き込まれているDNA(デオキシリボ核酸)の配列のうち、RNA(リボ核酸)に写し取られて、生体の基本となるタンパク質に翻訳される遺伝子情報は、たった 5%なんだそうです(DNA と RNA は核酸といわれています)。

ところが、この 5 %という限られた遺伝子を組み合わせて、いろいろなタンパク質を作り出すのに残りの遺伝子が調節役になっているという内容だと思います。

ここで、福田安保理論で出てくる「細胞の特定の遺伝子をオン、オフする」という説明が頭をよぎりました。
以下続きです

この「オン、オフ」というのが、どうも専門的には、遺伝子発現するかしないか、ということのようです。遺伝子発現というのは、DAN 配列から、RNAに写し取られ、それがタンパク質に翻訳されることだそうです。

ということは、それを反対側から考えてみると、細胞の特殊な機能や形状は、その細胞の中で遺伝子発現されたタンパク質よって決まるということが出来ます。ようは、DNA の中から、必要な情報(特殊化するのに必要な情報)を読み取って、特殊化したタンパク質を作り出す、その調節役が今まで重要視されなかった 95%の DNA ということになるのでしょうか。

よく安保教授は、マクロファージを引き合いに出されます(それだけ重要ということ)。すべての細胞には、マクロファージのように細胞本来の働きをこなすような遺伝子が組み込まれているのですが、特定の遺伝子をオン、オフすることで、特殊化して一部の機能だけに専念する細胞として、ある特定の機能を有する集合体として働くようになったことを述べています。

さらに、マクロファージを元に、顆粒球とリンパ球が生まれ、これら白血球は進化の過程で、唯一他の細胞とは違って、いまだに細胞本来の形を残している細胞とも述べています(免疫革命、安保徹、講談社インターナショナル)。

以上のように、遺伝子をオン、オフしているのが、どうも遺伝子調節タンパクとよばれるもので、95%の遺伝子に、調節DNA配列として存在しているようです。

また、これらのことから、「千島学説」の、赤血球分化説(第1原理)、細胞新生説(第4原理)が思い出されました。この学説にしたがうと、無核(DNAを含んでいない)の赤血球から、有機物の AFD(集合、融合、分化発展(各英語の頭文字を取っています))過程によって、細胞が新生し、分子生物学では、先ほど述べたタンパク質を合成するのは、DNA としていますが、それはまったくの逆で、タンパク質から DNA を合成する、ということになります。

とても難解な学説ですが、現代の分子生物学などを含めいろいろな考え方でいろいろな角度で遺伝子の事を見つめてみると、とても興味が湧いてきますね。今後、さらなる理解を深めたいと思っています。