九月に入り、花芽をどんどん伸ばした早咲き3号は、次から次へと先端に花を咲かせています。下記関連情報にもあるように、一回目は一度に一斉に開花します。ところが、今回は、ちんたらちんたらと咲いています。まだ、ツボミを持っているのが写真から伺えるかと思います。

20050914ラベンダー3号1 20050914ラベンダー3号2 次から次へと開花するラベンダー早咲き3号

今年二度目の開花ですが、ご覧のように茎が長く、花穂全体が長いです。今日は夕方まで雨が降り続いていました。時折激しく降りましたが、雨がやんだときをみはからい、写真を撮りました。結構風が強かったので、すこしぼけてる感じ。

でも、6月の第一回目の花や茎の形状と、どことなく違っているのをご覧いただけるでしょうか。茎がとても長く伸び、花穂の先端が「通常の早咲き3号」のように、詰まった状態ではありません。少し花と花の間が離れており「オカムラサキ」の形状に似ています。

20050617ラベンダー3号1 20050617ラベンダー3号2 比較のために、第一回目のラベンダー早咲き3号(2005.06.17)

全体がコンパクトで、勢いがありますね。花穂も全体がそろっており、株全体が紫色になっています。上の写真と見比べてみて下さい。


本来あるべき「生育して花芽をつける時間」や「環境」が、秋の場合は違うのでしょう。特に、今年は、寒暖の差が激しいようです。東京では、今日も真夏日となり暑い日が続いていますが、この朝と夜の温度差が「種の保存」の法則にしたがって、早めに茎を伸ばし、花芽を付けているかのようです。

確かラベンダーが好む温度が18度(間違っていたらごめんなさい)だったと記憶していますが、最低気温がだいたいその位の温度になってきました。肌もちょうど亢進季から減退季へ移行する節目にあたります。

ただし、こういう状態で育った場合は、来年のために、ラベンダーの苗全体をドーム状に刈り込み、株を充実させた方がよいかと思います。特に早咲きは、木質化した部分の枝の柔軟性が不足しているようで、冬に積もった雪の影響で、枝がおれる場合が多いようです。

でもせっかく二度も咲いているラベンダーの花を切り取るのも寂しいですよね。次から次への咲き誇るラベンダーの花を優先させるか、来年の第一回目の花を優先させるかは、とても悩むところでもあるし、楽しいところでもあります(ひまわりはこういうふうに優柔不断なのです)。

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