先々日は、皮膚や身体がいかに季節と密接に関係があるのかを見てみました。
・そのことを理解すると、前もって、次の季節に起こる皮膚や身体のダメージを最小限に抑えることへの対処ができます。

昨日は、美白や、アンチエイジングということばの響きが女性の心をくすぐる話をしました。
・見た目の肌の状態を気にしやすいけど、実際には、その肌の状態にしている原因が外側だけではなく、内側にも存在し、むしろ内面の健康状態の反映が、色素沈着や老化の状態となって、見た目の肌になっている割合が60 〜 70% もある、ということを理解すると、いかに内面の健康が大切かがわかってきます。

今日は、それらの関係を図を使って示してみたいと思います。

基本は、「体質」にあります。この体質を理解することで、
1. どの胚葉がどのくらい発達しているのかがわかります。
2. そこから、身体のどの組織や器官系がどのくらい発達しているかがわかります。
3. それが理解できれば、「体調傾向」も、「肌傾向」もある程度把握することが可能となります。
4. そして、「気質特性」も把握できることになります。

体質を知るということは、「体のこと」や、「肌のこと」、そして「基本的な物事の考え方」など、いろいろな情報が得られることになり、その後の「身体の状態」や「肌の状態」、「感情が引き起こしていると考えられる心身や肌の状態」をどのようによい方向へ導いてあげることができるのか、に結びついてきます。

20050819体質と肌と環境 体質を中心とした、現在の肌のとらえ方

体質が中心になっています。この体質から「肌傾向」が読み取られますが、実際の肌は、「外面の管理」と「内面の管理」によって決まってくるということを示しています。

また、それらのことを理解しておくことで、未然にそのような状態になることを防ぐ手だてとして、利用することも可能です。

続きです

これらを活用することが、美容と健康の維持のために「植物療法」を活用するということだと思います。

図では、「体質」が中心となっています。体質から、「肌傾向」がある程度わかります。しかし、本来持ち合わせている肌が、実際の今の肌の状態であるとは限りません。それを理解するためには、体の内面の状態が、肌にどのように影響しているのかを知らないといけません。また、同じように、内面の状態だけではなく、外側からの影響によっても肌の状態は変わるものです。

これら、「体質」、「肌傾向」、「内面管理」、「外面管理」がキーワードとなります。ですから、
1. 身体や肌の仕組みや機能、それらが体質とどのように関係しているのか、また、
2. 季節が身体や肌とどのような関係にあるのか、
3. 加齢にともない、身体や肌はどのような変化を遂げるのか
4. 精神状態がいかに、身体や肌に影響を及ぼすのか

などを総合的に勘案したトータルビューティーとして、植物療法の考え方が大切になってきます。