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でも、香りは違う。でも柑橘系の香りのグループ。そうです。柑橘系といわれる精油の主要成分は、モノテルペン炭化水素類の「リモネン」、正確には「d-リモネン」といわれる芳香分子です。

ところが、柑橘系で、組成成分のほとんどが「リモネン」であるにもかかわらず、香りの個性がそれぞれ違います。香りに個性を与えている芳香分子を下記に示しました(リモネンを除く芳香分子がそうです)。

その中の一つに「
脂肪族」と「アルデヒド基」の組合せで、「脂肪族アルデヒド類」という芳香成分類を考える事ができましたが、その芳香成分類は、オクタナールやデカナールなど「柑橘類の香りを決める芳香成分類として重要」な芳香分子でした。

先ほどの投稿の追加ということで、参考になれば幸いです。

柑橘系微量香成分

関連情報
オレンジ スィート Citrus sinensis (Ze) この精油一つで上記精油の成分が確認できます。
マジョラム Origanum majorana
ティートゥリー Melaleuca alternifolia
脂肪族アルデヒド類
脂肪族アルコール類
ケトン類
テルペン系アルデヒド類

明日(2005.08.11)から、16 日まで、実家に帰ってきます。

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・「2005.08.10 主要芳香分子がほとんど同じ」
2005.08.10 香りの近い精油