精油の芳香成分類の分類は、覚えるのがとても難しいですね。

一般の化学ででている分類と精油の化学の分類の方法にはアプローチの仕方が違うようです。

アロマテラピーでは、精油の化学の分類法を理解すると、芳香成分類のことがわかります。暗記して覚えるのではなく、理解することで、他の芳香成分類との関連が見えてきます。

・基本の三つの炭化水素のグループ、これがベースになって

・官能基のつかないテルペン系炭化水素のグループである、モノテルペン炭化水素類、セスキテルペン炭化水素類

・そして、基本三つの炭化水素に官能基がくっついたグループ

これでいいかと思います(もっと分類があるようですが)。

注意しないといけない点は、官能基を中心に考えるのではなく、あくまでも基本の三つの炭化水素のグループをメインに持ってきます。

よく芳香分子のみを取り上げて説明しているところが多いようです。

一番いい例ですが、「アルデヒド類」と分類しているところが多いようですが、これを官能基中心とすると「アルデヒド類」でその通りとなるのですが、ナード・アロマテラピー協会による分類には、テルペン系アルデヒド類、芳香族アルデヒド類という区分がありますね。これが頭の中を混乱させる元になるのではないかと思います。

今読まれてその意味がわかった方は、すでに理解されていると思います。基本の炭化水素のグループをメインにして考えるとすぐわかりますね。

テルペン系アルデヒド類と芳香族アルデヒド類では、主な特性から、エネルギー作用、そして嗅覚に訴える香りまでもが違ってきます。

レモングラス Cymbopogon citratus、ユーカリ レモン Eucalyptus citriodora、リトセア Litsea citrata、シトロネラ Cymbopogon nardus などの精油の主要な芳香成分類は、テルペン系アルデヒド類ですが、シナモン カッシア Cinnamomum cassiaは、芳香族アルデヒド類ですね。

じゃあ、エステル類は?ボドゥー氏がよく、テルペン系エステル類なんて話をしますが。

これも、詳しく分類する場合は、やはり「テルペン系エステル類」、「脂肪族エステル類」、「芳香族エステル類」と区分した方がいいような気がします。芳香分子である、「酢酸リナリル」、「酢酸ベンジル」の各固有作用を考えると・・・。

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